上がり指数とは|指数の読み方と予想での使い方

上がり指数とは|指数の読み方と予想での使い方

上がり指数は、過去のレースで最後の600m(上がり3ハロン)をどれだけ速く走れたかを、他の出走馬と比べて数字にしたものです。

うまめんつ.comの出馬表の指数タブには、過去走の上がりを並べた上がり指数と、今回の上がりの見込みを1〜100で表した末脚指数が並びます。2024年以降のレースで検証したところ、末脚指数がメンバー1位の馬は55.8%が上がり3位以内に入りました。指数の読み方と予想での使い方を整理してお伝えします。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

上がり指数とは

上がり指数は、そのレースの上がり3ハロンを、他の出走馬と比べた値です。100がそのレースの平均で、10上がるごとに1段速い上がりを出したことになります。

上がり3ハロンの時計は、スローペースなら全馬が速く、道悪なら全馬が遅くなりますが、こうしたレース全体の速い・遅いは差し引いて計算するため、スローペースのレースの上がりも道悪のレースの上がりも、「そのレースでどれだけ速い方だったか」という同じ物差しで並べて見ることができます。

末脚指数は、近走の上がりに、今回の距離・芝ダート・騎手などの条件の違いを加えて、今回の上がりの見込みを出した指数です。1〜100で、100が最も速い見込みです。

どちらも「最後にどれだけ脚を使えるか」の指数で、強さの指数ではありません。上がり最速でも、後ろにいれば届かないことがあります。

指数の読み方

指数タブの列は5つです。

  • 最高:過去走の上がり指数の最大
  • 近走平均:前走ほど重く見た平均
  • 直近3走:1走ごとの上がり指数とそのレースでの上がり順位
  • 末脚指数:今回の上がりの見込み
  • 型:過去5走の前半と上がりの配分の傾向

末脚指数の帯ごとの成績は以下の表のとおりです。例えば81〜90の馬は38.4%が上がり3位以内に入り、91以上なら47.0%です。

末脚指数上がり
3位以内
上がり
最速
3着以内率
1〜208.7%2.3%8.8%
21〜4015.5%4.5%17.2%
41〜6022.6%7.4%23.5%
61〜8030.9%10.5%28.2%
81〜9038.4%15.3%31.0%
91〜10047.0%20.7%34.0%

※上がり3位以内・上がり最速は、そのレースの完走馬の中での上がり3ハロンの順位。

今回のレースの上がりの見込みとして使うよう設計したのは末脚指数になります。同じレースの2頭を比べて、上がりが速かった方を高く見ていた割合は、末脚指数67.4%、近走平均65.8%、最高61.6%でした。最高は1回だけのいい上がりを拾うので、今回の見込みとしては弱くなります。

なお、末脚指数は上のクラスほど高く出ます。重賞では1レースに91以上の馬が平均6頭並び、同じ91〜100でも上がり3位以内に入る割合は、未勝利の57.3%に対して重賞は34.3%です。

予想での使い方

出馬表で見るときは、レース内での順位が重要です。末脚指数の順位ごとの成績は次の通りです。

末脚指数の順位上がり
3位以内
上がり
最速
勝率3着以内率
1位55.8%27.1%18.2%42.9%
2位46.6%18.8%13.6%37.0%
3位39.8%14.1%10.9%32.8%
4位33.7%10.7%9.7%29.6%
5位29.0%9.6%8.6%26.5%
6位以下14.0%4.0%4.5%15.1%

1位であれば、55.8%が上がり3位以内に入り、27.1%が上がり最速です。末脚指数1位と近走平均1位が同じ馬になるのはレースの半分ほどで、両方1位の馬は59.9%が上がり3位以内に入ります。2つが割れたときは、末脚指数の1位のほうが当たります。

予想で最も大事なのは、位置取りと重ねることです。末脚指数1位の馬の6割は先行指数40以下、つまり後ろから行く馬です。末脚指数1位が上がり3位以内に入る割合は先行指数の高さに関係なく55〜65%ですが、3着以内率は先行指数40以下で31.7%、41〜80で57.6%、81以上で73.9%と大きく変わります。上がりの速い馬が後ろから行くと、上がりは出しても届かないことが多いということになります。

強さの指数と重ねて使うこともできます。対戦レーティング1位の馬が末脚指数も1位なら3着以内率は65.9%、7位以下なら50.2%でした。力のある馬でも、上がりの見込みが低いと3着以内率は15%ほど下がります。

得意な場面・苦手な場面

末脚指数1位の馬の成績を、場面ごとに分けました。

場面1位の馬上がり
3位以内
3着以内率全馬の
3着以内率
全体8,47955.8%42.9%23.2%
芝4,09655.8%43.8%24.3%
ダート4,38355.8%42.1%22.3%
〜1400m3,03155.5%34.8%21.7%
1500〜1800m3,67355.3%46.9%23.7%
1900〜2200m1,36657.7%48.8%24.9%
2300m〜40955.6%47.9%25.6%
〜10頭1,32368.4%58.8%35.2%
11〜14頭2,69656.6%45.2%24.0%
15〜18頭4,46051.5%36.9%19.2%
2歳戦91559.8%56.0%27.6%
未勝利3,29753.3%48.0%22.4%
1勝クラス2,56455.7%41.4%24.1%
2勝クラス1,28761.8%40.8%24.5%
3勝クラス59059.9%33.6%22.0%
オープン・L38257.9%35.3%23.9%
重賞35949.0%38.4%20.9%
稍重〜不良2,20554.6%40.7%22.9%
芝・直線が長いコース1,74358.9%47.4%25.2%
芝・それ以外のコース2,35353.4%41.2%23.6%

※直線が長いコースは、東京・中京と、新潟・京都・阪神の芝外回り。

末脚指数1位全体の3着以内率は42.9%ですが、1500m以上の距離、少頭数、2歳戦・未勝利戦では1位の3着以内率が全体を上回ります。直線が長い芝のコースでも47.4%と高く、それ以外の芝の41.2%を上回ります。稍重〜不良の馬場でも成績はほとんど変わりません。

逆に苦手なのは短距離と上のクラスです。1400m以下では、末脚指数1位が上がり3位以内に入る割合は55.5%と変わらないのに、3着以内率は34.8%に下がります。上がりの速さが着順に結びつきにくい距離ということになります。また、重賞では上がり3位以内が49.0%と全場面で最も低くなります。1レースに末脚指数90台後半の馬が何頭も並び、1位と2位の差がほとんどないことが要因かと思います。

まとめ

  • 上がりの見込みは末脚指数で見る:1位の馬は55.8%が上がり3位以内に入り、近走平均や最高より当たります。
  • 位置取りと重ねる:末脚指数1位でも、先行指数40以下なら3着以内率は31.7%、81以上なら73.9%です。後ろから行く上がりの速い馬は、届かないことが多いです。
  • 順位と差を見る:上のクラスほど値が高く出るので、数字の大きさよりレース内の順位を見ます。
  • 得意と苦手:1500m以上、少頭数、直線が長い芝のコースで信頼できますが、1400m以下と重賞では信頼度が下がります。

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