京成杯オータムハンデキャップ2026|過去10年のデータと傾向

京成杯オータムハンデキャップ2026|過去10年のデータと傾向

京成杯オータムハンデキャップは、中山芝1600m(外回り)で行われる3歳以上のハンデ戦のGⅢレースです。1956年に始まった「オータムハンデキャップ」が前身で、「京王杯オータムハンデキャップ」を経て1998年から今の名前で行われています。サマーマイルシリーズ(全4戦)の最終戦にも組まれており、2023年の勝ち馬ソウルラッシュは翌年のマイルチャンピオンシップを制しています。

過去10年で前走2〜3着だった馬から5勝しており、勝ち馬の半分は前走で上位に来ていた馬です。一方、前走GⅢで10着以下だった27頭は2着が1回あるだけで、そのうち14頭は関屋記念からの参戦でした。

三連複は10年のうち7回が万馬券で、高配当になる年が多くなっています。3着以内30頭の半分にあたる15頭は単勝10倍以上でした。

京成杯オータムハンデキャップは過去10年(2016〜2025年)すべて中山・芝1600m(外回り)で行われています。施行時期も毎年9月上旬〜中旬で変わっておらず、10回とも中山の秋開催の初週に組まれています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
京成杯オータムハンデキャップ
主な施行条件
中山芝1600
1番人気の複勝率
60%(6/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

1前走2〜3着の24頭から5勝
3着以内も10頭で、前走1着の15頭(2勝)を上回ります。
2前走GⅢで10着以下は2着1回だけ
27頭のうち14頭は関屋記念からの参戦です。
3三連複の万馬券は7回
3着以内30頭のうち15頭が単勝10倍以上でした。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025ホウオウラスカーズ13人気関越ステークス 10着
2024アスコリピチェーノ1人気NHKマイルカップ(GⅠ) 2着
2023ソウルラッシュ2人気安田記念(GⅠ) 9着
2022ファルコニア1人気中京記念(GⅢ) 3着
2021カテドラル7人気中京記念(GⅢ) 2着
2020トロワゼトワル4人気関屋記念(GⅢ) 2着
2019トロワゼトワル4人気豊明ステークス 1着
2018ミッキーグローリー1人気阿武隈ステークス 1着
2017グランシルク1人気中京記念(GⅢ) 2着
2016ロードクエスト1人気東京優駿(GⅠ) 11着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
中京記念3-1-2-1430%
関屋記念1-3-2-3614%
NHKマイルカップ1-0-1-340%
ヴィクトリアマイル0-1-1-340%

前走別では関屋記念組の出走が最も多いものの、勝ち馬は1頭です。中京記念組からは3勝しています。2016年のロードクエストは、日本ダービー11着から巻き返して勝ちました。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着2-1-0-1220%
前走2〜3着5-1-4-1442%
前走4〜5着0-3-1-1818%
前走6〜9着1-2-3-3017%
前走10着以下2-3-2-4513%

前走で負けていた馬からも勝ち馬は出ており、2023年のソウルラッシュは安田記念9着、2025年のホウオウラスカーズは関越ステークス10着からの勝利でした。

コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利1027頭34%
前走0.3秒差以内で敗戦993頭38%
前走0.4〜0.8秒差1943頭24%
前走0.9秒差以上の敗戦3546頭13%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速743頭36%
前走 上がり2〜3位1279頭31%
前走 上がり4位以下5316頭18%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行2264頭29%
前走 好位2064頭24%
前走 中団1634頭19%
前走 後方1476頭12%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、京成杯オータムハンデキャップ固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は5勝。ただ、残る5回のうち4回は着外で、2019年のグルーヴィット(4.0倍)と2025年のエリカエクスプレス(2.8倍)はともに11着でした。

2025年のホウオウラスカーズは13番人気で勝っています。人気薄は2〜3着に入ることが多く、3着以内に入った単勝10倍以上の15頭のうち13頭は2〜3着でした。

コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気662頭63%
2〜3番人気1325頭46%
4〜6番人気1987頭28%
7番人気以下5505頭8%

脚質の傾向

過去10年の3着以内30頭を、4コーナーの位置で分けた内訳です。

逃げ・先行
12頭
好位
9頭
中団
7頭
後方
2頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行2709頭37%
好位2427頭24%
中団2283頭13%
後方2060頭4%

逃げ・先行や好位の馬が中心で、後方からの好走はほとんどありません。2019年と2020年は、1〜3着がすべて逃げ・先行の馬でした。

枠順の傾向

内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)4-3-8-5721%
外枠(5-8)6-7-2-6219%

内枠と外枠の3着以内はどちらも15頭で、枠順による差はありません。

コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)4446頭23%
外枠(5〜8枠)5033頭19%

ペース・ラップ

平均ラップは前半4Fと後半4Fがどちらも46.0秒。2F目以降は11秒台が並び、緩む区間がありません。

12.4
1F
11.0
2F
11.2
3F
11.4
4F
11.4
5F
11.4
6F
11.5
7F
11.7
8F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中山芝1600・10レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

中山芝1600m全体(663レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.9秒、終い3ハロンは11.8秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.5
1F
11.3
2F
11.7
3F
11.9
4F
12.0
5F
11.9
6F
11.6
7F
11.9
8F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中山芝1600m全体・663レース)。棒が高いほど速い。

中山芝1600m全体と比べると前後半とも1.4秒速く、コース全体で12秒前後になる中盤も11秒台前半で流れます。スピードを持続できる先行馬が残りやすい流れです。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳2-1-1-1719%
4歳1-0-2-2511%
5歳6-3-5-3529%
6歳0-6-2-2723%
7歳1-0-0-128%
8歳以上0-0-0-30%

5歳が6勝を挙げて最多です。6歳は勝ち馬こそ出ていませんが、2着が6回あります。

馬体重と前走からの増減

当日の馬体重

当日の馬体重別の成績です。

馬体重着別度数複勝率
439kg以下0-1-0-614%
440〜449kg0-2-0-433%
450〜459kg2-2-0-1029%
460〜469kg3-0-3-1529%
470〜479kg0-1-2-1715%
480〜489kg2-1-2-1131%
490〜499kg0-2-0-1611%
500〜509kg2-1-1-1324%
510〜519kg0-0-1-118%
520kg以上1-0-1-1611%
コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での馬体重別の複勝率です。

馬体重別
区分複勝率
439kg以下2116頭15%
440〜449kg981頭21%
450〜459kg1151頭22%
460〜469kg1255頭21%
470〜479kg1170頭23%
480〜489kg962頭23%
490〜499kg701頭25%
500〜509kg509頭26%
510〜519kg290頭25%
520kg以上344頭26%

前走からの増減

前走からの馬体重の増減別に見た成績です。

前走からの増減着別度数複勝率
4kg以上減1-3-5-2824%
増減3kg以内7-3-5-5023%
4〜9kg増2-2-0-2812%
10kg以上増0-2-0-1313%
コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での前走からの増減別の複勝率です。

前走からの増減別
区分複勝率
4kg以上減2029頭20%
増減3kg以内3162頭23%
4〜9kg増1725頭22%
10kg以上増788頭21%

前走から4kg以上馬体重を増やしていた馬は、好走率が低めです。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系7-5-3-3629%
キングカメハメハ系3-1-1-1328%
コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
ロードカナロア系8-4-10-3638%
オペラハウス系2-7-8-3632%
Dansili系20-23-25-15830%
ブラックタイド系11-3-3-4129%
フジキセキ系13-21-13-11729%
キングカメハメハ系103-106-64-72427%

父系ではサンデーサイレンス系が、勝ち馬10頭のうち7頭を出しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ターントゥ 5×515-12-17-8035%
シャーペンアップ 5×55-7-2-3727%
ヌレイエフ 5×420-26-18-17127%
ストームバード 4×59-7-10-7426%
リファール 5×536-22-36-27925%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
トニービン 3×41-4-2-3816%
サドラーズウェルズ 4×411-4-4-10216%
インリアリティ 5×56-1-0-3716%
シアトルスルー 5×45-2-5-6316%

中山芝1600mではターントゥ5×5のクロスを持つ馬が好成績。一方、サドラーズウェルズ4×4は好走率で見劣ります。

好走が多い騎手

過去10年の主な騎手の成績です。

騎手着別度数複勝率
横山典弘2-0-1-260%
戸崎圭太1-2-0-443%
ルメール2-0-0-250%
木幡巧也1-0-1-167%
松若風馬0-1-1-167%
北村宏司0-2-0-250%
コース全体(参考)

中山芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・9,479頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
ルメール62-26-28-11650%
M.デム29-20-17-8444%
戸崎圭太49-66-41-22141%
佐々木大14-10-8-6633%
横山典弘14-19-12-9333%
横山武史35-22-22-17431%

騎手では横山典弘騎手が5回の騎乗で2勝。木幡巧也騎手は騎乗馬の平均が12.3番人気ながら、1勝・3着1回と人気薄で結果を出しています。

まとめ

  • 前走2〜3着の24頭から5勝、3着以内10頭。
  • 前走GⅢで10着以下の27頭は2着1回だけ。
  • 1番人気は5勝。着外も4回。
  • 3着以内の21頭が4コーナーで好位より前。後方からは33頭中2頭。
  • 三連複の万馬券は7回。3着以内の半分が単勝10倍以上。

本記事の数字は過去の実測値です(京成杯オータムハンデキャップの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。