札幌記念2026|過去10年のデータと傾向

札幌記念2026|過去10年のデータと傾向

札幌記念は、札幌芝2000mで行われる3歳以上のGⅡレースです。1965年に創設された重賞で、1990年に芝2000mの舞台となり、1997年にGⅡへ格上げされて8月の開催に移りました。過去10年では、有馬記念馬のブラストワンピースが2019年に、桜花賞馬のソダシが2021年に勝っており、2022年の勝ち馬ジャックドールは翌2023年の大阪杯を制しています。

過去10年で、1番人気は一度も勝っていません。単勝1.3倍だった2024年のプログノーシスも4着に敗れました。勝ち馬10頭のうち6頭は前走がGⅠで、前走GⅠで5着以内だった25頭からは5勝・3着以内11頭と、春のGⅠで上位に来ていた馬が中心です。

三連複の万馬券は過去10年で3回で、比較的落ち着いた配当の年が多くなっています。

札幌記念は過去10年(2016〜2025年)すべて札幌・芝2000mで施行されており、開催場・距離・グレードの変更はありません。夏の中距離重賞にはハンデ戦が多いなか、このレースは負担重量が定量で、GⅠ勝ち馬も斤量を増やされずに出走できます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
札幌記念
主な施行条件
札幌芝2000
1番人気の複勝率
60%(6/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

11番人気は過去10年で0勝
2着3回・3着3回で3着以内は6回。2024年のプログノーシス(1.3倍)も4着でした。
2前走GⅠで5着以内から5勝
25頭が出走し、11頭が3着以内に入っています。
3安田記念組は11頭中6頭が3着以内
2018年のサングレーザーと2020年のノームコアが、安田記念から勝っています。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025トップナイフ10人気函館記念(GⅢ) 10着
2024ノースブリッジ5人気クイーンエリザベス2世カップ(GⅠ) 3着
2023プログノーシス2人気クイーンエリザベス2世カップ(GⅠ) 2着
2022ジャックドール3人気大阪杯(GⅠ) 5着
2021ソダシ2人気優駿牝馬(GⅠ) 8着
2020ノームコア2人気安田記念(GⅠ) 4着
2019ブラストワンピース3人気目黒記念(GⅡ) 8着
2018サングレーザー2人気安田記念(GⅠ) 5着
2017サクラアンプルール6人気函館記念(GⅢ) 9着
2016ネオリアリズム5人気函館記念(GⅢ) 6着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
安田記念2-3-1-555%
函館記念3-1-0-3211%
宝塚記念0-2-2-544%
クイーンエリザベス2世カップ2-1-0-260%
大阪杯1-0-1-820%
天皇賞(春)0-0-2-340%
東京優駿0-1-1-340%
鳴尾記念0-0-2-250%

前走別では安田記念組が11頭中6頭の3着以内と、好走率の高さが目立ちます。函館記念組は3勝していますが、勝ち切るか着外かに分かれています。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着0-1-1-1412%
前走2〜3着2-2-1-2219%
前走4〜5着3-2-1-1825%
前走6〜9着4-3-5-2929%
前走10着以下1-2-2-2616%

前走1着の馬からは勝ち馬が出ていません。一方、前走6〜9着からは4勝しており、2019年のブラストワンピース(目黒記念8着)や2021年のソダシ(優駿牝馬8着)のように、前走で負けていた馬の巻き返しが目立ちます。

コース全体(参考)

札幌芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,842頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利238頭36%
前走0.3秒差以内で敗戦347頭37%
前走0.4〜0.8秒差717頭25%
前走0.9秒差以上の敗戦1456頭15%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速258頭35%
前走 上がり2〜3位527頭33%
前走 上がり4位以下1918頭18%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行715頭28%
前走 好位773頭26%
前走 中団700頭19%
前走 後方546頭14%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、札幌記念固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は0勝、2着3回、3着3回です。単勝1倍台に支持された4頭も勝てておらず、2016年のモーリス(1.6倍)は2着、2024年のプログノーシス(1.3倍)は4着でした。

2025年のトップナイフは10番人気での勝利でした。

コース全体(参考)

札幌芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,842頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気212頭65%
2〜3番人気425頭46%
4〜6番人気636頭25%
7番人気以下1569頭9%

脚質の傾向

過去10年の3着以内30頭が、4コーナーでどの位置にいたかの内訳です。

逃げ・先行
13頭
好位
8頭
中団
8頭
後方
1頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

札幌芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,842頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行819頭39%
好位716頭29%
中団686頭13%
後方621頭4%

札幌芝2000mは全体では位置が後ろになるほど好走率が下がるコースですが、札幌記念では中団からも8頭が3着以内に入っており、コース全体ほど前に偏ってはいません。ただし、4コーナーで後方にいた馬から3着以内に入ったのは1頭だけです。

枠順の傾向

過去10年の内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)5-6-3-4723%
外枠(5-8)5-4-7-6320%

枠順による差はほとんどありません。

コース全体(参考)

札幌芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,842頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)1307頭24%
外枠(5〜8枠)1535頭22%

ペース・ラップ

12.6
1F
11.0
2F
12.0
3F
12.4
4F
12.2
5F
12.2
6F
12.0
7F
12.1
8F
12.0
9F
12.2
10F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(札幌芝2000・10レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

札幌芝2000m全体(211レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり12.0秒、終い3ハロンは12.1秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.7
1F
11.2
2F
12.2
3F
12.6
4F
12.5
5F
12.4
6F
12.1
7F
12.1
8F
12.0
9F
12.3
10F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(札幌芝2000m全体・211レース)。棒が高いほど速い。

札幌芝2000m全体は後半の方が速くなりますが、札幌記念は前半5Fがコース全体より1.0秒速く、最後まで12秒前後のラップが続きます。前半から流れる分、最後まで脚を保てるかが問われるレースです。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳1-1-1-443%
4歳3-0-2-2915%
5歳4-7-4-2438%
6歳2-1-1-2812%
7歳0-0-1-176%
8歳以上0-1-1-820%

5歳が4勝と好成績の一方、4歳は3着以内が少なめです。3歳では2021年のソダシが勝っています。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系3-3-2-4515%
Dansili系2-1-2-550%
Kingmambo系1-1-2-1719%
コース全体(参考)

札幌芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,842頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
スクリーンヒーロー系6-5-5-3730%
King’s Best系4-11-5-4730%
ステイゴールド系25-20-22-17228%
Dansili系15-14-25-15126%
ハーツクライ系4-6-4-4026%
Kingmambo系9-9-9-8325%

父系ではDansili系が10頭から2勝と好走しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ターントゥ 5×50-2-2-409%

札幌芝2000mではターントゥ5×5のクロスを持つ馬が苦戦しています。

好走が多い騎手

過去10年の騎手別の成績です。

騎手着別度数複勝率
ルメール1-1-2-450%
川田将雅2-1-0-175%
横山典弘2-0-1-443%
岩田康誠1-1-0-529%
M.デム0-0-2-250%
横山武史0-1-1-433%
コース全体(参考)

札幌芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,842頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
ルメール30-19-15-5056%
鮫島克駿8-7-7-3340%
横山武史18-20-12-8138%
佐々木大5-5-7-3831%
藤岡佑介9-14-7-6930%
池添謙一7-9-14-7229%

川田将雅騎手が4回の騎乗で2勝しています。

まとめ

  • 1番人気は0勝。単勝1倍台の4頭も勝てていない。
  • 勝ち馬10頭のうち6頭が前走GⅠ。前走GⅠで5着以内の25頭から5勝。
  • 安田記念組は11頭中6頭が3着以内。
  • 前走1着の16頭は勝ち馬なし。前走6〜9着の41頭から4勝。

本記事の数字は過去の実測値です(札幌記念の過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。