キーンランドカップ2026|過去10年のデータと傾向

キーンランドカップは、札幌芝1200mで行われる3歳以上のGⅢレースです。1996年にオープン特別として始まり、2006年にGⅢとなりました。勝ち馬にはその年のスプリンターズステークスの優先出走権が与えられます。過去10年の勝ち馬では、2019年のダノンスマッシュがのちに香港スプリントと高松宮記念を勝ち、2024年のサトノレーヴも翌2025年から高松宮記念を連覇しています。
過去10年の1番人気は3勝していますが、3着以内は4回だけで、6回は4着以下に敗れています。前走6〜9着だった34頭から5勝しており、前走で負けていた馬の巻き返しが目立つレースです。
キーンランドカップは過去10年(2016〜2025年)すべて札幌・芝1200mで施行されており、開催場・距離・グレードの変更はありません。施行時期も毎年8月下旬で変わっていません。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- レース
- キーンランドカップ
- 主な施行条件
- 札幌芝1200
- 1番人気の複勝率
- 40%(4/10回)
- 集計
- 過去10回(2016〜2025年)
まず押さえる特徴
過去の勝ち馬とステップレース
勝ち馬10頭と、その前走です。
| 年 | 勝ち馬 | 人気 | 前走(ステップ) |
|---|---|---|---|
| 2025 | パンジャタワー | 2人気 | NHKマイルカップ(GⅠ) 1着 |
| 2024 | サトノレーヴ | 2人気 | 函館スプリントステークス(GⅢ) 1着 |
| 2023 | ナムラクレア | 1人気 | ヴィクトリアマイル(GⅠ) 8着 |
| 2022 | ヴェントヴォーチェ | 6人気 | アイビスサマーダッシュ(GⅢ) 9着 |
| 2021 | レイハリア | 3人気 | 葵ステークス 1着 |
| 2020 | エイティーンガール | 5人気 | UHB賞 7着 |
| 2019 | ダノンスマッシュ | 1人気 | 函館スプリントステークス(GⅢ) 競走除外 |
| 2018 | ナックビーナス | 1人気 | 函館スプリントステークス(GⅢ) 3着 |
| 2017 | エポワス | 12人気 | UHB賞 7着 |
| 2016 | ブランボヌール | 2人気 | NHKマイルカップ(GⅠ) 6着 |
前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。
| 前走レース | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 函館スプリントステークス | 3-2-2-27 | 21% |
| UHB賞 | 2-3-1-41 | 13% |
| NHKマイルカップ | 2-0-0-3 | 40% |
| アイビスサマーダッシュ | 1-0-1-9 | 18% |
| 葵ステークス | 1-1-0-3 | 40% |
| ヴィクトリアマイル | 1-1-0-1 | 67% |
| 青函ステークス | 0-1-1-6 | 25% |
前走別ではNHKマイルカップ組が5頭から2勝し、2016年のブランボヌールと2025年のパンジャタワーは、ともに3歳での勝利でした。UHB賞組からも2頭が勝っていますが、出走の多さに比べると3着以内は少なめです。
前走の着順から見る傾向
前走の着順ごとの成績です。
| 前走の着順 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 前走1着 | 3-4-3-26 | 28% |
| 前走2〜3着 | 1-3-2-23 | 21% |
| 前走4〜5着 | 0-1-0-17 | 6% |
| 前走6〜9着 | 5-1-3-25 | 26% |
| 前走10着以下 | 0-1-2-32 | 9% |
前走6〜9着から5勝しており、2016年のブランボヌール(NHKマイルカップ6着)、2022年のヴェントヴォーチェ(アイビスサマーダッシュ9着)、2023年のナムラクレア(ヴィクトリアマイル8着)などが巻き返しています。前走10着以下からは、勝ち馬が出ていません。
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走を勝利407頭 | 33% |
| 前走0.3秒差以内で敗戦595頭 | 31% |
| 前走0.4〜0.8秒差979頭 | 23% |
| 前走0.9秒差以上の敗戦1359頭 | 13% |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走で上がり最速279頭 | 28% |
| 前走 上がり2〜3位504頭 | 28% |
| 前走 上がり4位以下2451頭 | 20% |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走 逃げ・先行1107頭 | 26% |
| 前走 好位897頭 | 25% |
| 前走 中団710頭 | 18% |
| 前走 後方555頭 | 11% |
※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、キーンランドカップ固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。
人気の信頼度と2〜3着の荒れ方
過去10年の1番人気は3勝、2着1回です。2018年のナックビーナス、2019年のダノンスマッシュ、2023年のナムラクレアが1番人気で勝った一方、2着・3着に入ったのは1回だけで、勝つか4着以下かに分かれる年が多くなっています。
2017年のエポワスは12番人気での勝利でした。
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での人気別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 1番人気260頭 | 60% |
| 2〜3番人気519頭 | 45% |
| 4〜6番人気779頭 | 27% |
| 7番人気以下2005頭 | 9% |
脚質の傾向
過去10年の3着以内30頭が、4コーナーでどの位置にいたかの内訳です。
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 逃げ・先行1009頭 | 38% |
| 好位914頭 | 27% |
| 中団858頭 | 14% |
| 後方782頭 | 4% |
札幌芝1200mは後ろからでは届きにくいコースで、キーンランドカップでも4コーナーで後方にいた34頭から3着以内に入ったのは1頭だけでした。
枠順の傾向
過去10年の内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。
| 枠 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 内枠(1-4) | 2-7-4-61 | 18% |
| 外枠(5-8) | 8-3-6-63 | 21% |
勝ち馬は外枠から8頭出ていますが、3着以内の割合では内外に大きな差はありません。
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での枠順別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 内枠(1〜4枠)1669頭 | 21% |
| 外枠(5〜8枠)1894頭 | 23% |
ペース・ラップ
札幌芝1200m全体(258レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.4秒、終い3ハロンは11.8秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。
2F目に10.7秒まで速くなり、その後は少しずつ時計がかかる流れです。札幌芝1200m全体とほぼ同じラップを刻んでおり、このレース特有のペースの違いはあまりありません。
年齢別の傾向
出走馬を馬齢で分けた成績です。
| 馬齢 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 3歳 | 3-3-1-16 | 30% |
| 4歳 | 3-4-5-25 | 32% |
| 5歳 | 3-3-2-39 | 17% |
| 6歳 | 0-0-1-23 | 4% |
| 7歳 | 0-0-0-11 | 0% |
| 8歳以上 | 1-0-1-10 | 17% |
3歳と4歳で6勝しており、若い馬が中心です。
馬体重と前走からの増減
当日の馬体重
当日の馬体重で区切った成績です。
| 馬体重 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 439kg以下 | 1-0-0-1 | 50% |
| 440〜449kg | 0-0-2-6 | 25% |
| 450〜459kg | 2-0-1-6 | 33% |
| 460〜469kg | 1-2-0-14 | 18% |
| 470〜479kg | 1-4-2-23 | 23% |
| 480〜489kg | 1-0-2-23 | 12% |
| 490〜499kg | 1-1-1-20 | 13% |
| 500〜509kg | 0-1-0-14 | 7% |
| 510〜519kg | 1-1-1-9 | 25% |
| 520kg以上 | 2-1-1-8 | 33% |
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での馬体重別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 439kg以下930頭 | 19% |
| 440〜449kg458頭 | 25% |
| 450〜459kg451頭 | 22% |
| 460〜469kg460頭 | 23% |
| 470〜479kg409頭 | 22% |
| 480〜489kg325頭 | 26% |
| 490〜499kg254頭 | 22% |
| 500〜509kg143頭 | 18% |
| 510〜519kg74頭 | 27% |
| 520kg以上59頭 | 17% |
前走からの増減
前走からの馬体重の増減で見た成績です。
| 前走からの増減 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 4kg以上減 | 0-2-1-29 | 9% |
| 増減3kg以内 | 4-4-4-48 | 20% |
| 4〜9kg増 | 3-3-2-32 | 20% |
| 10kg以上増 | 3-1-3-14 | 33% |
前走から10kg以上増えていた馬から3勝しており、馬体増はマイナスになっていません。
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での前走からの増減別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 4kg以上減898頭 | 21% |
| 増減3kg以内1321頭 | 22% |
| 4〜9kg増787頭 | 23% |
| 10kg以上増334頭 | 19% |
好走している父系(父の父=祖父)
父の父(祖父)で分けた成績です。
| 父系(父の父) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| サンデーサイレンス系 | 2-1-4-27 | 21% |
| キングカメハメハ系 | 3-1-0-16 | 20% |
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。
| 区分 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| Kingmambo系 | 8-3-7-49 | 27% |
| ハーツクライ系 | 9-2-4-42 | 26% |
| キングカメハメハ系 | 28-32-26-251 | 26% |
| スクリーンヒーロー系 | 5-3-8-49 | 25% |
| Hennessy系 | 7-6-3-50 | 24% |
| サンデーサイレンス系 | 35-40-53-420 | 23% |
父系による差は大きくなく、キングカメハメハ系が3勝しています。
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。
好走が目立つクロス
| クロス(祖先) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| インリアリティ 5×5 | 3-6-6-35 | 30% |
| ストームキャット 3×4 | 6-5-1-29 | 29% |
| ロベルト 4×4 | 3-5-5-35 | 27% |
| ダンジグ 5×5 | 10-11-12-91 | 27% |
苦戦しているクロス
| クロス(祖先) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ノーザンテースト 4×4 | 5-2-4-74 | 13% |
| ターントゥ 5×5 | 3-1-3-40 | 15% |
札幌芝1200mではインリアリティ5×5のクロスを持つ馬が好走しています。一方、ノーザンテースト4×4は苦戦しています。
好走が多い騎手
過去10年の騎手別の成績です。
| 騎手 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ルメール | 2-1-0-4 | 43% |
| 松山弘平 | 1-1-0-2 | 50% |
| 川田将雅 | 1-1-0-3 | 40% |
| 横山武史 | 0-0-2-4 | 33% |
| 武豊 | 0-0-2-7 | 22% |
札幌芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,563頭)での複勝率の高い騎手です。
| 区分 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ルメール | 20-12-6-56 | 40% |
| 武豊 | 16-14-5-58 | 38% |
| 藤岡佑介 | 9-12-17-64 | 37% |
| 横山武史 | 21-17-16-96 | 36% |
| 鮫島克駿 | 10-6-8-44 | 35% |
| 横山和生 | 10-11-8-66 | 31% |
ルメール騎手が7回の騎乗で2勝。札幌芝1200mでは全クラスを合わせても騎手の中で最も好走率が高く、このコースでの実績が際立っています。
まとめ
- 1番人気は3勝、3着以内4回。
- NHKマイルカップ組は5頭から2勝。UHB賞組は47頭で3着以内6頭。
- 前走6〜9着の34頭から5勝。前走10着以下の35頭は勝ち馬なし。
- 3〜4歳の60頭から6勝、3着以内19頭。
本記事の数字は過去の実測値です(キーンランドカップの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







