神戸新聞杯2026|過去10年のデータと傾向

神戸新聞杯2026|過去10年のデータと傾向

神戸新聞杯は、阪神芝2400mで行われる3歳馬によるGⅡレースです。1953年に創設された重賞で、現在は菊花賞のトライアルとして、3着以内の馬に本番の優先出走権が与えられます。過去10年では、2016年のサトノダイヤモンドと2020年のコントレイルがこのレースを勝って菊花賞も制し、コントレイルはこの年、無敗のまま三冠を達成しました。

過去10年の勝ち馬10頭のうち9頭は、前走が東京優駿(日本ダービー)でした。ダービー組は48頭が出走して20頭が3着以内に入り、特にダービーで5着以内だった18頭からは7頭が勝っています。春のクラシックを戦ってきた馬が、秋の初戦でもそのまま中心になるレースです。

三連複の万馬券は過去10年で3回でした。

神戸新聞杯は過去10年のうち2020〜2022年と2024年の4回が中京・芝2200m、残る6回が阪神・芝2400mで行われました。枠順と平均ラップは阪神の6回だけで集計し、人気や前走などはすべての年を対象にしています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
神戸新聞杯
主な施行条件
阪神芝2400
1番人気の複勝率
50%(5/10回)
集計
過去10年(2016〜2025年)・出走129頭

過去10年の要点

1勝ち馬10頭のうち9頭がダービー組
残る1頭の2024年メイショウタバルも、前走は皐月賞(17着)でした。
2ダービー5着以内の18頭から7勝
前走が重賞以外だった65頭からは、勝ち馬が出ていません。
31番人気は4勝、5回は4着以下
2021年はダービー馬のシャフリヤール(1.8倍)が4着に敗れています。

前走

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025エリキング2人気東京優駿(GⅠ) 5着
2024メイショウタバル2人気皐月賞(GⅠ) 17着
2023サトノグランツ3人気東京優駿(GⅠ) 11着
2022ジャスティンパレス5人気東京優駿(GⅠ) 9着
2021ステラヴェローチェ2人気東京優駿(GⅠ) 3着
2020コントレイル1人気東京優駿(GⅠ) 1着
2019サートゥルナーリア1人気東京優駿(GⅠ) 4着
2018ワグネリアン2人気東京優駿(GⅠ) 1着
2017レイデオロ1人気東京優駿(GⅠ) 1着
2016サトノダイヤモンド1人気東京優駿(GⅠ) 2着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
東京優駿9-6-5-2842%
1勝クラス0-0-1-910%

前走では東京優駿組が9勝と、ほかの前走を大きく引き離しています。ダービー組以外の勝ち馬は、皐月賞17着から巻き返した2024年のメイショウタバルだけでした。前走が1勝クラスだった馬も、3着以内は10頭中1頭です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着3-3-3-3122%
前走2〜3着2-3-2-2125%
前走4〜5着2-1-0-1319%
前走6〜9着1-1-3-1525%
前走10着以下2-2-2-1924%

前走の着順以上に重視したいのが、どのレースを使っていたかです。ダービーで5着以内だった馬が7勝していますが、2023年のサトノグランツ(東京優駿11着)や2024年のメイショウタバル(皐月賞17着)のように、GⅠで大敗した馬の巻き返しもあります。一方、前走が重賞以外だった馬からは勝ち馬が出ていません。

コース全体(参考)

比較用に、阪神芝2400mの全レース(2016〜2026年、新馬〜GⅠ、1,875頭)の成績を各節に載せています。頭数やクラスの構成が神戸新聞杯とは違うため、あくまで参考程度にしてください。

前走の着差
区分複勝率
前走を勝利260頭43%
前走0.3秒差以内で敗戦229頭48%
前走0.4〜0.8秒差452頭30%
前走0.9秒差以上の敗戦901頭17%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速251頭44%
前走 上がり2〜3位404頭36%
前走 上がり4位以下1169頭22%
前走の4コーナーの位置
区分複勝率
前走 逃げ・先行396頭31%
前走 好位508頭33%
前走 中団467頭28%
前走 後方471頭18%

1番人気

過去10年の1番人気は4勝、3着以内は5回です。2016年のサトノダイヤモンド(1.2倍)や2020年のコントレイル(1.1倍)は人気に応えましたが、2021年はダービー馬のシャフリヤール(1.8倍)が4着。2022〜2024年の1番人気は3年続けて5着以下でした。

年1番人気単勝オッズ着順
2016サトノダイヤモンド1.2倍1着
2017レイデオロ2.2倍1着
2018エポカドーロ2.7倍4着
2019サートゥルナーリア1.4倍1着
2020コントレイル1.1倍1着
2021シャフリヤール1.8倍4着
2022パラレルヴィジョン2.9倍7着
2023ハーツコンチェルト3.4倍5着
2024メリオーレム3.7倍5着
2025ショウヘイ2.5倍2着
コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の人気別
区分複勝率
1番人気173頭72%
2〜3番人気343頭52%
4〜6番人気517頭30%
7番人気以下842頭7%

阪神芝2400m全体の1番人気は、複勝率72%です。

単勝オッズ別の成績

単勝オッズ着別度数複勝率
1倍台3-0-0-175%
2倍台3-2-0-271%
3〜4倍台1-2-2-362%
5〜9倍台2-1-3-940%
10〜19倍台1-0-3-1917%
20〜49倍台0-4-1-2219%
50倍以上0-1-1-434%

単勝10倍以上で勝ったのは2022年のジャスティンパレス(11.0倍)だけですが、2着・3着には人気薄も食い込んでおり、2022年は12番人気のヤマニンゼストが2着に入っています。

コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の単勝オッズ別
区分複勝率
1倍台57頭82%
2倍台109頭76%
3〜4倍台219頭56%
5〜9倍台305頭38%
10〜19倍台272頭28%
20〜49倍台369頭14%
50倍以上544頭4%

脚質とラップ

逃げ・先行
8頭
好位
8頭
中団
10頭
後方
4頭
3着以内30頭の4コーナーの位置。
コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の脚質別
区分複勝率
逃げ・先行477頭36%
好位547頭36%
中団415頭25%
後方436頭11%

阪神芝2400m全体では前に行く馬が有利ですが、神戸新聞杯の3着以内は4コーナー中団からが最多です。2016年のサトノダイヤモンドや2025年のエリキングは、中団から差し切りました。

12.9
1F
11.4
2F
12.6
3F
12.7
4F
12.5
5F
12.8
6F
12.8
7F
12.4
8F
11.8
9F
11.1
10F
11.0
11F
11.7
12F
神戸新聞杯阪神芝2400で行われた6回の平均ラップ。棒が高いほど速い区間です。
コース全体(参考)
12.9
1F
11.6
2F
12.8
3F
12.8
4F
12.5
5F
12.6
6F
12.6
7F
12.4
8F
12.1
9F
11.5
10F
11.4
11F
12.2
12F
阪神芝2400m全体(173レース)の平均ラップ。

阪神で行われた6回の平均ラップは、前半6Fが74.9秒、後半6Fが70.8秒と、後半の方が4秒以上速くなっています。阪神芝2400m全体と比べても後半の速さが目立ち、道中はゆったり流れて、最後の3Fで脚を使えるかどうかが問われるレースです。

枠順

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)3-2-2-2323%
外枠(5-8)3-4-4-2928%
コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)818頭32%
外枠(5〜8枠)1057頭25%

阪神芝2400m全体では内枠の方が好走していますが、神戸新聞杯では内外に大きな差はありません。

馬体重

当日の馬体重

馬体重着別度数複勝率
439kg以下0-0-0-40%
440〜449kg0-0-0-60%
450〜459kg1-0-0-109%
460〜469kg2-3-0-1131%
470〜479kg1-0-4-1328%
480〜489kg0-2-1-1914%
490〜499kg3-4-2-1636%
500〜509kg2-0-2-833%
510〜519kg1-0-0-910%
520kg以上0-1-1-340%

勝ち馬で最も軽かったのは2022年のジャスティンパレスの452kgで、450kg未満の馬は3着以内に入っていません。

コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の馬体重別
区分複勝率
439kg以下195頭22%
440〜449kg144頭33%
450〜459kg207頭24%
460〜469kg222頭22%
470〜479kg261頭27%
480〜489kg244頭29%
490〜499kg189頭31%
500〜509kg159頭33%
510〜519kg122頭34%
520kg以上132頭29%

前走からの増減

前走からの増減着別度数複勝率
4kg以上減2-3-4-3023%
増減3kg以内3-2-2-2919%
4〜9kg増2-2-1-2318%
10kg以上増3-3-3-1735%

前走から10kg以上増えていた26頭は3勝、3着以内9頭です。夏を越した3歳馬は成長期でもあり、大幅な馬体増でも一律に割り引く必要はなさそうです。

コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の増減別
区分複勝率
4kg以上減582頭25%
増減3kg以内811頭28%
4〜9kg増333頭31%
10kg以上増128頭28%

血統

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系4-2-4-2529%
ディープインパクト系2-2-1-1921%
キングカメハメハ系1-1-1-1616%

父系ではサンデーサイレンス系が4勝で最多です。阪神芝2400m全体で好走率の高いディープインパクト系は、このレースでは数字が伸びていません。

コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の父系
区分着別度数複勝率
シンボリクリスエス系9-6-7-3936%
ディープインパクト系25-14-25-13432%
Kingmambo系9-9-7-5332%
King’s Best系6-4-6-3830%
サンデーサイレンス系46-59-55-38529%
キングカメハメハ系21-18-17-14428%

クロス

クロスは阪神芝2400m全体の集計です。

苦戦しているクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
レイズアネイティヴ 5×53-6-3-9012%
ミスタープロスペクター 4×515-14-12-19417%
ヌレイエフ 5×44-5-4-4722%
ニアークティック 5×53-6-3-4322%

阪神芝2400mでは、レイズアネイティヴ5×5を持つ馬が苦戦しています。

騎手

騎手着別度数複勝率
川田将雅2-1-1-450%
ルメール3-0-0-260%
武豊0-1-2-443%
池添謙一0-2-1-443%
吉田隼人1-0-1-167%
鮫島克駿1-0-1-167%

騎手ではルメール騎手が3勝。2016年のサトノダイヤモンド、2017年のレイデオロ、2019年のサートゥルナーリアと、いずれも1番人気での勝利です。川田将雅騎手も、2023年のサトノグランツと2025年のエリキングで2勝しています。

コース全体(参考)
阪神芝2400m全体の騎手
区分着別度数複勝率
川田将雅17-12-12-2859%
浜中俊5-9-8-2943%
和田竜二6-14-13-5936%
岩田望来5-8-5-3633%
松山弘平11-9-4-5431%
松若風馬6-3-8-4926%

まとめ

  • 勝ち馬10頭のうち9頭が前走東京優駿。ダービー組は48頭中20頭が3着以内。
  • ダービーで5着以内だった18頭は7勝。前走が重賞以外の65頭は勝ち馬なし。
  • 単勝10倍以上で3着以内に入った11頭のうち、勝ったのは1頭だけ。
  • 阪神の6回は、後半6Fが前半より4.1秒速い。

数字は過去10年の結果を集計したもので、今年の予想とは別物です。AI予想とも別に作っています。