アイルランドトロフィー2026|過去10年のデータと傾向

アイルランドトロフィーは、東京芝1800mで行われる3歳以上の牝馬限定のGⅡレースです。1953年に創設された牝馬の重賞で、長く「府中牝馬ステークス」の名で行われ、2025年から今の名前になりました。エリザベス女王杯の前哨戦で、勝ち馬には本番の優先出走権が与えられます。過去10年では、2016年のクイーンズリングがここを勝ち、同じ年のエリザベス女王杯も制しています。
過去10年の勝ち馬のうち5頭は、前走が重賞以外のレースでした。2022年のイズジョーノキセキは垂水ステークス1着からの参戦で、12番人気での勝利です。1番人気は2勝にとどまり、勝ち馬の平均は4.3番人気です。
三連複の万馬券は過去10年で3回でした。
アイルランドトロフィーは2016年まで「府中牝馬ステークス」、2017〜2024年は「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」の名で行われ、過去10年すべて東京・芝1800mで行われています。
2025年から6月に行われている「府中牝馬ステークス」(GⅢ)は別のレースのため、集計には含めていません。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- レース
- アイルランドトロフィー
- 主な施行条件
- 東京芝1800
- 1番人気の複勝率
- 60%(6/10回)
- 集計
- 過去10年(2016〜2025年)・出走137頭
過去10年の要点
前走
勝ち馬10頭と、その前走です。
| 年 | 勝ち馬 | 人気 | 前走(ステップ) |
|---|---|---|---|
| 2025 | ラヴァンダ | 4人気 | 仲秋ステークス 1着 |
| 2024 | ブレイディヴェーグ | 2人気 | エリザベス女王杯(GⅠ) 1着 |
| 2023 | ディヴィーナ | 1人気 | 関屋記念(GⅢ) 2着 |
| 2022 | イズジョーノキセキ | 12人気 | 垂水ステークス 1着 |
| 2021 | シャドウディーヴァ | 4人気 | 関屋記念(GⅢ) 7着 |
| 2020 | サラキア | 7人気 | 小倉日経オープン 1着 |
| 2019 | スカーレットカラー | 4人気 | クイーンステークス(GⅢ) 2着 |
| 2018 | ディアドラ | 1人気 | クイーンステークス(GⅢ) 1着 |
| 2017 | クロコスミア | 5人気 | 2017ワールドオールスタージョッキーズ第2戦 1着 |
| 2016 | クイーンズリング | 3人気 | 米子ステークス 2着 |
前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。
| 前走レース | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| クイーンステークス | 2-2-3-21 | 25% |
| 関屋記念 | 2-2-1-5 | 50% |
| ヴィクトリアマイル | 0-0-4-16 | 20% |
| 京成杯オータムハンデキャップ | 0-0-1-9 | 10% |
前走別では関屋記念組が10頭から2勝と、好走が目立ちます。一方、ヴィクトリアマイル組は3着が4回あるだけで、GⅠ帰りでも勝ち切れていません。京成杯オータムハンデキャップ組も、3着以内は1頭だけです。
| 前走の着順 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 前走1着 | 6-3-1-16 | 38% |
| 前走2〜3着 | 3-2-2-20 | 26% |
| 前走4〜5着 | 0-2-2-17 | 19% |
| 前走6〜9着 | 1-3-3-29 | 19% |
| 前走10着以下 | 0-0-2-25 | 7% |
勝ち馬10頭のうち6頭は前走を勝っていました。前走が重賞以外だった馬からも5頭が勝っており、2016年のクイーンズリング(米子ステークス2着)、2020年のサラキア(小倉日経オープン1着)、2022年のイズジョーノキセキ(垂水ステークス1着)など、オープン特別や条件戦から重賞を勝ち切った馬が目立ちます。
一方、前走GⅢで10着以下だった15頭は、3着以内に1頭も入っていません。
比較用に、東京芝1800mの全レース(2016〜2026年、新馬〜GⅠ、8,058頭)の成績を各節に載せています。頭数やクラスの構成がアイルランドトロフィーとは違うため、あくまで参考程度にしてください。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走を勝利942頭 | 39% |
| 前走0.3秒差以内で敗戦893頭 | 42% |
| 前走0.4〜0.8秒差1681頭 | 26% |
| 前走0.9秒差以上の敗戦2901頭 | 11% |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走で上がり最速809頭 | 40% |
| 前走 上がり2〜3位1283頭 | 33% |
| 前走 上がり4位以下4255頭 | 17% |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走 逃げ・先行1511頭 | 28% |
| 前走 好位1808頭 | 28% |
| 前走 中団1601頭 | 21% |
| 前走 後方1489頭 | 15% |
1番人気
過去10年の1番人気は2勝、3着以内は6回です。2019年のプリモシーン(3.6倍)と2021年のマジックキャッスル(3.7倍)は、ともに15着に大敗しました。単勝1倍台の1番人気は2022年のソダシ(1.9倍、2着)だけで、3倍以上の年が6回あります。
| 年 | 1番人気 | 単勝オッズ | 着順 |
|---|---|---|---|
| 2016 | スマートレイアー | 3.3倍 | 3着 |
| 2017 | ヴィブロス | 3.2倍 | 2着 |
| 2018 | ディアドラ | 2.3倍 | 1着 |
| 2019 | プリモシーン | 3.6倍 | 15着 |
| 2020 | ラヴズオンリーユー | 2.3倍 | 5着 |
| 2021 | マジックキャッスル | 3.7倍 | 15着 |
| 2022 | ソダシ | 1.9倍 | 2着 |
| 2023 | ディヴィーナ | 4.7倍 | 1着 |
| 2024 | マスクトディーヴァ | 2.3倍 | 3着 |
| 2025 | ボンドガール | 3.9倍 | 9着 |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 1番人気614頭 | 71% |
| 2〜3番人気1226頭 | 52% |
| 4〜6番人気1838頭 | 27% |
| 7番人気以下4380頭 | 6% |
東京芝1800m全体の1番人気は、複勝率71%です。
単勝オッズ別の成績
| 単勝オッズ | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1倍台 | 0-1-0-0 | 100% |
| 2倍台 | 1-0-1-1 | 67% |
| 3〜4倍台 | 2-3-3-8 | 50% |
| 5〜9倍台 | 4-1-2-14 | 33% |
| 10〜19倍台 | 1-3-1-26 | 16% |
| 20〜49倍台 | 2-2-3-29 | 19% |
| 50倍以上 | 0-0-0-29 | 0% |
勝ち馬10頭のうち3頭は単勝10倍以上で、2020年のサラキア(20.2倍)と2022年のイズジョーノキセキ(34.8倍)は20倍以上での勝利です。一方、50倍以上の馬は3着以内に入っていません。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 1倍台212頭 | 80% |
| 2倍台340頭 | 71% |
| 3〜4倍台695頭 | 56% |
| 5〜9倍台1130頭 | 43% |
| 10〜19倍台1118頭 | 24% |
| 20〜49倍台1528頭 | 13% |
| 50倍以上3035頭 | 3% |
脚質とラップ
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 逃げ・先行2131頭 | 31% |
| 好位2167頭 | 29% |
| 中団1884頭 | 20% |
| 後方1876頭 | 9% |
東京芝1800m全体では後方の馬が苦戦していますが、アイルランドトロフィーでは後方から4勝しています。2019年のスカーレットカラー、2021年のシャドウディーヴァ、2022年のイズジョーノキセキは、いずれも4コーナー12番手以下から差し切りました。
東京芝1800m全体では道中でペースが緩みますが、アイルランドトロフィーでは中盤も12秒前後のラップが続きます。途中で息が入りにくく、最後まで脚を使えるかが問われるレースです。
枠順
| 枠 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 内枠(1-4) | 6-7-4-44 | 28% |
| 外枠(5-8) | 4-3-6-63 | 17% |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 内枠(1〜4枠)3544頭 | 23% |
| 外枠(5〜8枠)4514頭 | 23% |
過去10年では内枠の方が好走しています。ただ、東京芝1800m全体では内外の差がないため、これはアイルランドトロフィーで出ている傾向です。
年齢
| 馬齢 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 3歳 | 0-0-0-2 | 0% |
| 4歳 | 6-6-7-45 | 30% |
| 5歳 | 4-3-1-45 | 15% |
| 6歳 | 0-1-2-13 | 19% |
| 7歳 | 0-0-0-2 | 0% |
勝ち馬は4歳が6頭、5歳が4頭で、この2世代だけです。
馬体重
| 馬体重 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 439kg以下 | 2-1-1-9 | 31% |
| 440〜449kg | 0-0-2-8 | 20% |
| 450〜459kg | 2-0-1-11 | 21% |
| 460〜469kg | 1-1-3-21 | 19% |
| 470〜479kg | 2-6-1-22 | 29% |
| 480〜489kg | 2-2-0-13 | 24% |
| 490〜499kg | 1-0-0-12 | 8% |
| 500〜509kg | 0-0-0-6 | 0% |
| 510〜519kg | 0-0-1-3 | 25% |
| 520kg以上 | 0-0-1-2 | 33% |
当日の馬体重では、440kg未満の13頭から2勝。2017年のクロコスミア(424kg)、2023年のディヴィーナ(428kg)と、小柄な牝馬も勝ち切っています。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 439kg以下1481頭 | 16% |
| 440〜449kg825頭 | 19% |
| 450〜459kg929頭 | 24% |
| 460〜469kg1101頭 | 23% |
| 470〜479kg1056頭 | 24% |
| 480〜489kg955頭 | 27% |
| 490〜499kg693頭 | 25% |
| 500〜509kg454頭 | 30% |
| 510〜519kg298頭 | 29% |
| 520kg以上266頭 | 26% |
血統
父の父(祖父)で分けた成績です。
| 父系(父の父) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| サンデーサイレンス系 | 4-4-2-54 | 16% |
| キングカメハメハ系 | 1-1-2-4 | 50% |
| ディープインパクト系 | 1-1-1-10 | 23% |
| ステイゴールド系 | 0-1-2-5 | 38% |
父系ではサンデーサイレンス系が出走の半数近くを占めて4勝していますが、好走率は東京芝1800m全体のサンデーサイレンス系を下回っています。
| 区分 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| スクリーンヒーロー系 | 20-16-13-86 | 36% |
| ロードカナロア系 | 8-6-5-38 | 33% |
| ブラックタイド系 | 16-7-8-63 | 33% |
| オペラハウス系 | 3-8-5-38 | 30% |
| キングカメハメハ系 | 92-85-92-653 | 29% |
| Monsun系 | 8-9-5-56 | 28% |
クロス
クロスは東京芝1800m全体の集計です。
| クロス(祖先) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| トニービン 4×3 | 6-3-5-33 | 30% |
| ヌレイエフ 5×4 | 20-14-22-145 | 28% |
| クロス(祖先) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ダンジグ 5×5 | 13-5-8-136 | 16% |
| ターントゥ 5×5 | 5-7-7-90 | 17% |
| ロベルト 4×4 | 7-6-9-98 | 18% |
クロスでは、ヌレイエフ5×4が出走数も多く、東京芝1800mで好走率の高い配合です。一方、ロベルト4×4は複勝率18%と見劣ります。
騎手
| 騎手 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ルメール | 2-2-0-4 | 50% |
| 戸崎圭太 | 0-2-2-3 | 57% |
| 岩田康誠 | 3-0-0-3 | 50% |
| M.デム | 2-1-0-4 | 43% |
| 岩田望来 | 1-1-0-1 | 67% |
騎手では岩田康誠騎手が3勝。2017年のクロコスミア(5番人気)、2019年のスカーレットカラー(4番人気)、2022年のイズジョーノキセキ(12番人気)と、いずれも1番人気ではない馬で勝っています。
| 区分 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ルメール | 96-72-52-121 | 65% |
| レーン | 28-13-10-32 | 61% |
| 川田将雅 | 14-20-13-42 | 53% |
| 戸崎圭太 | 72-57-46-190 | 48% |
| M.デム | 28-18-16-103 | 38% |
| 松山弘平 | 10-9-11-59 | 34% |
まとめ
- 勝ち馬10頭のうち5頭は前走が重賞以外、6頭は前走1着。
- 関屋記念組は10頭中5頭が3着以内。前走GⅢで10着以下の15頭は3着以内なし。
- 4コーナー後方の34頭から4勝と、差し・追い込みもよく決まる。
- 1番人気は2勝で、勝ち馬の平均は4.3番人気。
数字は過去10年の結果を集計したもので、今年の予想とは別物です。AI予想とも別に作っています。







