秋華賞2026|過去10年のデータと傾向

秋華賞2026|過去10年のデータと傾向

秋華賞は、京都芝2000mで行われる3歳牝馬限定のGⅠレースです。1996年に創設された牝馬三冠の最終戦で、過去10年ではアーモンドアイ、デアリングタクト、リバティアイランドの3頭が、桜花賞、オークス(優駿牝馬)に続いてここを勝ち、三冠を達成しています。

過去10年の勝ち馬10頭のうち7頭は、前走がオークスでした。残る3頭はいずれも紫苑ステークスからで、ローズステークス組からは勝ち馬が出ていません。オークスで5着以内だった14頭に限ると、6頭が勝ち、10頭が3着以内に入っています。

秋華賞は過去10年のうち、京都競馬場で開催のなかった2021・2022年の2回が阪神・芝2000mで行われ、残る8回が京都・芝2000m(内回り)です。枠順と平均ラップは京都の8回だけで集計し、人気や前走などはすべての年を対象にしています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
秋華賞
主な施行条件
京都芝2000
1番人気の複勝率
50%(5/10回)
集計
過去10年(2016〜2025年)・出走171頭

過去10年の要点

1勝ち馬は10頭とも4番人気以内
1番人気は4勝。勝ち馬の単勝オッズは5〜9倍台が6頭で最も多くなっています。
2ローズステークス組は56頭で勝ち馬なし
3着以内は8頭で、2着2回・3着6回です。
3逃げ・先行は42頭中7頭
京都芝2000m全体では逃げ・先行の複勝率が39%ありますが、秋華賞では17%です。

前走

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025エンブロイダリー2人気優駿牝馬(GⅠ) 9着
2024チェルヴィニア1人気優駿牝馬(GⅠ) 1着
2023リバティアイランド1人気優駿牝馬(GⅠ) 1着
2022スタニングローズ3人気紫苑ステークス(GⅢ) 1着
2021アカイトリノムスメ4人気優駿牝馬(GⅠ) 2着
2020デアリングタクト1人気優駿牝馬(GⅠ) 1着
2019クロノジェネシス4人気優駿牝馬(GⅠ) 3着
2018アーモンドアイ1人気優駿牝馬(GⅠ) 1着
2017ディアドラ3人気紫苑ステークス(GⅢ) 1着
2016ヴィブロス3人気紫苑ステークス(GⅢ) 2着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
優駿牝馬7-1-3-1444%
紫苑ステークス3-5-0-3817%
ローズステークス0-2-6-4814%

前走別ではオークス(優駿牝馬)組が好成績で、過去10年の3着以内は11頭。紫苑ステークス組やローズステークス組も出走馬は多いものの、好走率ではオークス組に大きく差をつけられています。春のクラシックを経験した馬の活躍が目立ち、前走のレース格も重視したいところです。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着6-3-4-4025%
前走2〜3着3-4-3-3522%
前走4〜5着0-2-1-1814%
前走6〜9着1-0-2-2411%
前走10着以下0-1-0-244%

前走GⅡ組は過去10年で勝ち馬がなく、好走率も低めです。5着以内だった馬に限っても苦戦しており、前哨戦で結果を残していても過信はできません。

紫苑ステークスは2022年までGⅢで、2023年からGⅡです。紫苑ステークス組の勝ち馬3頭(2016・2017・2022年)は、いずれもGⅢ時代の出走です。

オークスで6着以下だった11頭からは、2025年のエンブロイダリー(9着)が勝っています。

コース全体(参考)

比較用に、京都芝2000mの全レース(2016〜2026年、新馬〜GⅠ、4,459頭)の成績を各節に載せています。頭数やクラスの構成が秋華賞とは違うため、あくまで参考程度にしてください。

前走の着差
区分複勝率
前走を勝利513頭43%
前走0.3秒差以内で敗戦461頭45%
前走0.4〜0.8秒差1003頭30%
前走0.9秒差以上の敗戦1695頭13%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速424頭45%
前走 上がり2〜3位711頭35%
前走 上がり4位以下2496頭21%
前走の4コーナーの位置
区分複勝率
前走 逃げ・先行942頭33%
前走 好位1039頭31%
前走 中団875頭23%
前走 後方816頭15%

1番人気

過去10年の1番人気は4勝。単勝1倍台に支持された馬は4頭中3頭が勝っていますが、2021年のソダシは10着、2025年のカムニャック(2.1倍)も16着と、人気を集めながら大敗した馬もいます。

年1番人気単勝オッズ着順
2016ビッシュ2.5倍10着
2017アエロリット3.6倍7着
2018アーモンドアイ1.3倍1着
2019ダノンファンタジー3.5倍8着
2020デアリングタクト1.4倍1着
2021ソダシ1.9倍10着
2022スターズオンアース3.0倍3着
2023リバティアイランド1.1倍1着
2024チェルヴィニア2.3倍1着
2025カムニャック2.1倍16着
コース全体(参考)
京都芝2000m全体の人気別
区分複勝率
1番人気385頭67%
2〜3番人気767頭50%
4〜6番人気1148頭29%
7番人気以下2159頭8%

京都芝2000m全体では、1番人気の複勝率は67%です。

単勝オッズ別の成績

単勝オッズ着別度数複勝率
1倍台3-0-0-175%
2倍台1-0-0-233%
3〜4倍台0-1-2-350%
5〜9倍台6-3-2-858%
10〜19倍台0-5-3-2425%
20〜49倍台0-0-2-375%
50倍以上0-1-1-663%

勝ち馬は単勝5〜9倍台が中心で、10倍台の馬もたびたび馬券に絡んでいます。一方、20倍以上になると好走例は少なく、極端な人気薄には厳しいレースです。

三連複の万馬券は過去10年で4回出ています。

コース全体(参考)
京都芝2000m全体の単勝オッズ別
区分複勝率
1倍台133頭80%
2倍台230頭67%
3〜4倍台446頭55%
5〜9倍台720頭39%
10〜19倍台660頭26%
20〜49倍台843頭16%
50倍以上1427頭4%

脚質とラップ

逃げ・先行
7頭
好位
11頭
中団
10頭
後方
2頭
3着以内30頭の4コーナーの位置。
コース全体(参考)
京都芝2000m全体の脚質別
区分複勝率
逃げ・先行1180頭39%
好位1223頭31%
中団1016頭20%
後方1040頭10%

京都芝2000mは逃げ・先行馬が有利なコースですが、秋華賞では前に行った馬が意外と苦戦しています。逃げ・先行からも4頭が勝っていますが、3着以内は42頭中7頭にとどまります。過去10年の3着以内30頭のうち21頭は好位から中団にかけての馬で、後方からの追い込みはあまり決まっていません。ある程度の位置で流れに乗れる馬が好走しやすいレースです。

12.3
1F
10.8
2F
12.2
3F
12.1
4F
11.9
5F
12.3
6F
12.0
7F
11.9
8F
11.8
9F
11.9
10F
秋華賞京都芝2000で行われた8回の平均ラップ。棒が高いほど速い区間です。
コース全体(参考)
12.6
1F
11.4
2F
12.5
3F
12.6
4F
12.4
5F
12.5
6F
12.1
7F
11.8
8F
11.6
9F
11.9
10F
京都芝2000m全体(385レース)の平均ラップ。

京都で行われた8回の平均ラップは、前半5Fが59.3秒、後半5Fが59.9秒。2F目が10.8秒と速く、そのあとも11秒台後半から12秒台前半で流れています。

京都芝2000m全体では後半の方が速くなりますが、秋華賞は前半からペースが上がる傾向にあります。前半5Fはコース全体より2.2秒速く、後半はほぼ同じ時計です。

枠順

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)4-4-4-4920%
外枠(5-8)4-4-4-6615%

京都開催では内枠・外枠ともに12頭が馬券に絡んでいます。複勝率は内枠の方がやや高いものの、枠順を強く意識するほどの差ではなさそうです。

コース全体(参考)
京都芝2000m全体の枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)1943頭27%
外枠(5〜8枠)2516頭25%

馬体重

当日の馬体重

馬体重着別度数複勝率
439kg以下1-2-2-2020%
440〜449kg1-3-0-1917%
450〜459kg1-1-0-248%
460〜469kg0-2-2-2215%
470〜479kg1-0-4-2020%
480〜489kg4-0-1-1229%
490〜499kg2-1-0-925%
500〜509kg0-1-1-722%
510〜519kg0-0-0-50%
520kg以上0-0-0-30%

当日の馬体重では450kg台の馬が苦戦していますが、全体としては馬格による大きな差はありません。

コース全体(参考)
京都芝2000m全体の馬体重別
区分複勝率
439kg以下617頭19%
440〜449kg391頭24%
450〜459kg502頭27%
460〜469kg586頭26%
470〜479kg600頭26%
480〜489kg572頭27%
490〜499kg454頭30%
500〜509kg335頭27%
510〜519kg211頭32%
520kg以上191頭26%

前走からの増減

前走からの増減着別度数複勝率
4kg以上減0-1-2-2610%
増減3kg以内3-7-3-6716%
4〜9kg増2-0-3-3512%
10kg以上増5-2-2-1341%

前走から10kg以上増えていた馬が5勝しています。3歳秋は成長期でもあり、大幅な馬体増を過度に気にする必要はなく、むしろ成長分としてプラスに捉えることもできそうです。

コース全体(参考)
京都芝2000m全体の増減別
区分複勝率
4kg以上減900頭23%
増減3kg以内1627頭27%
4〜9kg増863頭25%
10kg以上増374頭33%

血統

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系2-5-4-4221%
Dansili系2-1-1-357%
キングカメハメハ系2-1-1-1719%
シンボリクリスエス系1-1-1-538%

父系ではサンデーサイレンス系の出走が多いものの、好走率ではDansili系が上回っています。Dansili系は過去10年で2勝しており、京都芝2000m全体でも好成績。出走馬こそ少ないですが、血統面で注目しておきたい系統です。

コース全体(参考)
京都芝2000m全体の父系
区分着別度数複勝率
ブラックタイド系12-13-7-5039%
Dansili系27-34-30-16036%
ハーツクライ系13-11-11-6635%
シンボリクリスエス系18-17-15-11530%
サンデーサイレンス系100-105-92-71129%
ロードカナロア系3-7-6-3929%

クロス

クロスは京都芝2000m全体の集計です。

好走が目立つクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
ストームキャット 3×48-7-6-3637%
リファール 5×522-36-22-15035%
苦戦しているクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
サドラーズウェルズ 4×43-4-1-4715%
ニアークティック 5×55-7-7-9816%
ニジンスキー 5×55-4-5-5520%

京都芝2000mではリファール5×5のクロスを持つ馬が好成績で、複勝率は35%。一方、サドラーズウェルズ4×4は15%と苦戦しています。

騎手

騎手着別度数複勝率
ルメール4-1-2-370%
武豊0-3-1-544%
川田将雅1-2-0-730%
戸崎圭太1-0-1-433%

騎手ではルメール騎手が過去10年で4勝と好成績。騎乗した10頭のうち7頭が3着以内に入っています。一方、武豊騎手は勝ち星こそありませんが、2着が3回あります。2着の3頭はいずれも4〜5番人気で、人気を上回る着順に持ってきており、勝ち星だけで評価するのは難しそうです。

コース全体(参考)
京都芝2000m全体の騎手
区分着別度数複勝率
川田将雅40-33-25-6361%
ルメール23-16-10-3956%
武豊26-17-18-6847%
M.デム15-14-15-7138%
西村淳也9-18-7-5538%
北村友一17-12-15-7537%

まとめ

  • 勝ち馬10頭のうち7頭がオークス組、3頭が紫苑ステークス組。ローズステークス組の56頭は勝ち馬なし。
  • オークスで5着以内の14頭から6勝、3着以内10頭。
  • 逃げ・先行は42頭中7頭が3着以内で、京都芝2000m全体の39%を下回る。
  • 前走から10kg以上増えていた22頭から5勝。

数字は過去10年の結果を集計したもので、今年の予想とは別物です。AI予想とも別に作っています。