菊花賞2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の5つの条件

菊花賞2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の5つの条件

菊花賞は、京都芝3000mで行われる3歳馬によるGⅠレースです。皐月賞、日本ダービーに続くクラシック三冠の最終戦で、3歳世代の長距離王者を決めるレースです。

過去10年の勝ち馬10頭のうち7頭は、前哨戦の神戸新聞杯(4勝)とセントライト記念(3勝)を使っていました。3000mの長丁場ですが、3着以内30頭のうち23頭は4コーナーを好位より前で回っており、後方から届いたのは1頭だけです。

三連複の万馬券は過去10年で5回でした。

菊花賞は過去10年のうち、京都競馬場で開催のなかった2021・2022年の2回が阪神・芝3000mで行われ、残る8回が京都・芝3000mです。枠順と平均ラップは京都の8回だけで集計し、人気や前走などはすべての年を対象にしています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
菊花賞
主な施行条件
京都芝3000
1番人気の複勝率
60%(6/10回)
集計
過去10年(2016〜2025年)・出走179頭

過去10年の要点

1前哨戦の2レースから7勝
神戸新聞杯組が4勝、朝日杯セントライト記念組が3勝。ほかの3頭は新潟記念、日本海ステークス、ラジオNIKKEI賞からの勝利です。
23着以内の23頭が4コーナーで好位より前
中団からは6頭、後方からは1頭だけで、長距離でも後ろからの一気は決まりにくいレースです。
3ルメール騎手が9回騎乗で5勝
騎乗馬の平均は2.9番人気で、上位人気馬をきっちり勝たせています。

前走

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025エネルジコ1人気新潟記念(GⅢ) 2着
2024アーバンシック2人気朝日杯セントライト記念(GⅡ) 1着
2023ドゥレッツァ4人気日本海ステークス 1着
2022アスクビクターモア2人気朝日杯セントライト記念(GⅡ) 2着
2021タイトルホルダー4人気朝日杯セントライト記念(GⅡ) 13着
2020コントレイル1人気神戸新聞杯(GⅡ) 1着
2019ワールドプレミア3人気神戸新聞杯(GⅡ) 3着
2018フィエールマン7人気ラジオNIKKEI賞(GⅢ) 2着
2017キセキ1人気神戸新聞杯(GⅡ) 2着
2016サトノダイヤモンド1人気神戸新聞杯(GⅡ) 1着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
神戸新聞杯4-3-3-5116%
朝日杯セントライト記念3-3-2-3220%
ラジオNIKKEI賞1-0-1-250%
日本海ステークス1-1-0-250%
阿賀野川特別0-0-2-529%

神戸新聞杯組は61頭、朝日杯セントライト記念組は40頭と出走頭数が多く、好走率では16%と20%にとどまります。ただ、勝ち馬はこの2レースに集中しており、本番で勝ち切る馬は前哨戦から出てくると考えてよさそうです。

別路線では、2023年のドゥレッツァが日本海ステークス1着から、2018年のフィエールマンがラジオNIKKEI賞2着から勝っています。夏の条件戦や3歳限定の重賞を使ってきた馬にも、勝ち切るチャンスはあります。

今年の出走予定馬

※10月13日時点の特別登録馬(21頭)

前走が神戸新聞杯・朝日杯セントライト記念の出走予定馬(13頭)
前走該当馬
神戸新聞杯ロブチェン1着、アルトラムス2着、
シートゥサミット3着、エムズビギン5着、
コンジェスタス6着、ショウナンハヤナミ10着
朝日杯セントライト記念ジャスティンシカゴ1着、アウダーシア3着、
アスクエジンバラ4着、ゴーイントゥスカイ6着、
ラージアンサンブル7着、サノノグレーター11着、
バステール13着
前走の着順着別度数複勝率
前走1着4-4-6-5520%
前走2〜3着5-5-3-3229%
前走4〜5着0-0-1-224%
前走6〜9着0-1-0-234%
前走10着以下1-0-0-176%

前走の着順では、前走2〜3着だった45頭から5勝。一方、前走4着以下の65頭は3着以内が3頭だけで、勝ったのは2021年のタイトルホルダー(セントライト記念13着)しかいません。前哨戦で上位に来ていることが、本番でも重要です。

今年の出走予定馬
前走3着以内の出走予定馬(10頭)
前走着順該当馬
前走1着イブキ(1勝クラス)、キンググローリー(九十九里特別)、
ジャスティンシカゴ(朝日杯セントライト記念)、ダノンヒストリー(阿寒湖特別)、
マジョレルブルー(能勢特別)、ミッキーファルコン(積丹特別)、
ロブチェン(神戸新聞杯)
前走2着アルトラムス(神戸新聞杯)
前走3着アウダーシア(朝日杯セントライト記念)、シートゥサミット(神戸新聞杯)

1番人気

過去10年の1番人気は4勝、3着以内は6回です。2020年のコントレイルは単勝1.1倍の支持に応えて勝ちましたが、2021年のレッドジェネシス(13着)や2022年のガイアフォース(8着)のように、大きく崩れた年もあります。

年1番人気単勝オッズ着順
2016サトノダイヤモンド2.3倍1着
2017キセキ4.5倍1着
2018ブラストワンピース3.4倍4着
2019ヴェロックス2.2倍3着
2020コントレイル1.1倍1着
2021レッドジェネシス3.9倍13着
2022ガイアフォース3.5倍8着
2023ソールオリエンス2.7倍3着
2024ダノンデサイル2.9倍6着
2025エネルジコ3.8倍1着

単勝オッズ別の成績

単勝オッズ着別度数複勝率
1倍台1-0-0-0100%
2倍台1-0-2-175%
3〜4倍台4-3-0-654%
5〜9倍台3-2-1-1332%
10〜19倍台1-1-1-2710%
20〜49倍台0-4-5-2626%
50倍以上0-0-1-761%

単勝3〜4倍台の馬が4勝を挙げ、勝ち馬は単勝10倍未満が中心です。一方、2〜3着には人気薄もよく入っており、20〜49倍台の35頭からは9頭が3着以内に食い込んでいます。長距離戦らしく、相手には伏兵も考えておきたいところです。

ただ、50倍以上になると77頭で3着以内は1頭だけで、極端な人気薄までは手が届いていません。

脚質とラップ

逃げ・先行
6頭
好位
17頭
中団
6頭
後方
1頭
3着以内30頭の4コーナーの位置。

3着以内30頭のうち、4コーナーで逃げ・先行の位置にいたのは6頭、好位が17頭でした。中団と後方を合わせた97頭からは7頭しか3着以内に入っておらず、3000mでも勝負どころで前にいることが重要です。

12.9
1F
11.9
2F
11.9
3F
12.8
4F
12.3
5F
12.5
6F
13.2
7F
13.0
8F
12.7
9F
12.6
10F
12.5
11F
12.1
12F
12.1
13F
11.6
14F
12.2
15F
菊花賞京都芝3000で行われた8回の平均ラップ。棒が高いほど速い区間です。

京都で行われた8回の平均ラップは、最初の1000mが61.8秒。7〜8F目に13秒台まで緩み、残り4Fから12秒前後にペースが上がっています。平均には、時計のかかった2017年(3分18秒9)も含まれています。

道中でいったん流れが落ち着き、最後の4Fで速くなる形なので、ペースが上がるところで好位につけていられる馬が有利になりやすいと考えられます。

今年の出走予定馬
前走で4コーナーを好位で回った出走予定馬(8頭)
馬名前走レース名4角通過順位
コンジェスタス神戸新聞杯4番手(11頭立て)
ショウナンハヤナミ神戸新聞杯3番手(11頭立て)
ジャスティンシカゴ朝日杯セントライト記念3番手(16頭立て)
ナリタエスペランサ2016メモリアル キタサンブラックカップ3番手(16頭立て)
マジョレルブルー能勢特別3番手(11頭立て)
ミッキーファルコン積丹特別5番手(14頭立て)
ラージアンサンブル朝日杯セントライト記念3番手(16頭立て)
ロブチェン神戸新聞杯4番手(11頭立て)

枠順

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)3-2-1-589%
外枠(5-8)5-6-7-6123%

京都で行われた8回では、外枠の79頭から18頭が3着以内に入ったのに対し、内枠は64頭で6頭でした。勝ち馬も外枠から5頭、内枠から3頭で、外枠の方が好成績です。

馬体重

当日の馬体重

馬体重着別度数複勝率
439kg以下0-0-0-50%
440〜449kg0-1-0-420%
450〜459kg2-0-1-1319%
460〜469kg2-0-1-1517%
470〜479kg1-5-2-2524%
480〜489kg3-2-4-2725%
490〜499kg1-1-2-2912%
500〜509kg0-1-0-109%
510〜519kg1-0-0-910%
520kg以上0-0-0-120%

過去10年の菊花賞では、500kg以上の大型馬は33頭中2頭しか3着以内に入っていません。

今年の出走予定馬

過去の成績は菊花賞当日の馬体重で集計しています。今年の登録馬については当日の馬体重が未確定のため、前走時の馬体重を参考にしています。

前走出走時の馬体重が500kg未満の出走予定馬(13頭)
前走馬体重馬名
439kg以下ミッキーファルコン
450〜459kgショウナンハヤナミ
460〜469kgイブキ、キンググローリー
470〜479kgアスクエジンバラ、アルトラムス、
サノノグレーター、ショウナンガルフ、
ダノンヒストリー、ナリタエスペランサ、
バステール、ラージアンサンブル
480〜489kgマジョレルブルー

前走からの増減

前走からの増減着別度数複勝率
4kg以上減1-2-1-409%
増減3kg以内6-5-5-6620%
4kg以上増3-3-4-4319%

前走から4kg以上馬体重を減らしていた44頭は、3着以内が4頭でした。増減3kg以内か、馬体を増やして臨んだ馬の方が好走しています。

血統

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系5-3-3-4520%
キングカメハメハ系4-1-2-1335%
シンボリクリスエス系0-2-1-633%

出走が最も多いサンデーサイレンス系は56頭から5勝。キングカメハメハ系は20頭で4勝、3着以内7頭と好走率が高く、長距離の菊花賞では注目したい父系です。

今年の出走予定馬
父系にサンデーサイレンスを持つ出走予定馬(13頭)
父馬名
キタサンブラックエムズビギン、チャリングクロス、
ナリタエスペランサ、バステール
コントレイルコンジェスタス、ゴーイントゥスカイ、
マジョレルブルー
イスラボニータアルトラムス
キズナアウダーシア
グレーターロンドンサノノグレーター
スワーヴリチャードジャスティンシカゴ
ダノンプレミアムキンググローリー
ワールドプレミアロブチェン
父系にキングカメハメハを持つ出走予定馬(3頭)
父馬名
レイデオロイブキ、ショウナンハヤナミ
リオンディーズアスクエジンバラ

騎手

騎手着別度数複勝率
ルメール5-2-0-278%
武豊1-0-3-544%
横山武史1-0-1-167%
M.デム1-1-0-625%
戸崎圭太0-1-1-340%
川田将雅0-1-1-625%

ルメール騎手は過去10年で9回騎乗して5勝・2着2回と、圧倒的な成績を残しています。武豊騎手も9回の騎乗で1勝・3着3回と、平均6.3番人気の騎乗馬を上位に導いています。

今年の出走予定馬
騎乗予定(10月20日時点)
  • ルメール騎手:ダノンヒストリー(阿寒湖特別1着)
  • 武豊騎手:ゴーイントゥスカイ(朝日杯セントライト記念6着)

まとめ

  • 勝ち馬10頭のうち7頭は神戸新聞杯組とセントライト記念組。
  • 3着以内30頭のうち23頭が4コーナーで好位より前。
  • 前走4着以下の65頭は3着以内3頭。
  • 京都開催では外枠18頭、内枠6頭が3着以内。
  • ルメール騎手は9回騎乗で5勝。

菊花賞2026の勝ち馬の条件

今年の出走予定馬

勝ち馬の条件は次の5つです。

  • 前哨戦(神戸新聞杯・朝日杯セントライト記念)組(勝ち馬7頭)
  • 前走3着以内(9頭)
  • 前走500kg未満(8頭)
  • 父系にサンデーサイレンスまたはキングカメハメハを持つ(10頭)
  • 前走で4コーナーを中団より前(9頭)
区分馬
すべて満たすアルトラムス
1つ外れる
(前哨戦以外)
イブキ、キンググローリー、
マジョレルブルー
1つ外れる
(前走4着以下)
アスクエジンバラ、サノノグレーター、
ショウナンハヤナミ
1つ外れる
(500kg以上)
アウダーシア、ジャスティンシカゴ、
ロブチェン
2つ外れる
(前哨戦以外・血統)
ダノンヒストリー、ミッキーファルコン

10月13日時点の登録馬に、過去10年の勝ち馬に多く見られた特徴を当てはめたものです。AIによる勝率予測とは異なる方法で整理しています。