アルテミスステークス2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の5つの条件

アルテミスステークス2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の5つの条件

アルテミスステークスは、東京芝1600mで行われる2歳牝馬限定のGⅢレースです。過去10年の勝ち馬からは、リスグラシューやラッキーライラック、ソダシ、チェルヴィニアなど5頭がその後GⅠを勝っており、将来の活躍馬が多く出ているレースです。

過去10年の勝ち馬10頭は、すべて前走で1着でした。新馬戦を勝ったばかりの馬が5頭、未勝利戦を勝ち上がった馬が4頭で、残る1頭は2020年に札幌2歳ステークスを勝ってきたソダシです。キャリアは浅くても、前走で勝ち切っていることが勝ち馬の共通点です。

三連複の万馬券は過去10年で3回でした。

アルテミスステークスは過去10年(2016〜2025年)すべて東京・芝1600mで行われており、開催場・距離・グレードの変更はありません。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
アルテミスステークス
主な施行条件
東京芝1600
1番人気の複勝率
50%(5/10回)
集計
過去10年(2016〜2025年)・出走125頭

過去10年の要点

1勝ち馬は10頭とも前走1着
新馬勝ちから5頭、未勝利勝ちから4頭。前走2着以下の31頭からは勝ち馬が出ていません。
2単勝3〜4倍台は11頭中9頭が3着以内
4勝を挙げており、単勝2倍台の5頭(3着以内1頭)より結果を残しています。
3勝ち馬6頭が前走から4kg以上の馬体増
2歳牝馬の秋で、体を増やして臨んだ馬が結果を出しています。

前走

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025フィロステファニ2人気新馬 1着
2024ブラウンラチェット3人気新馬 1着
2023チェルヴィニア1人気未勝利 1着
2022ラヴェル3人気新馬 1着
2021サークルオブライフ7人気未勝利 1着
2020ソダシ1人気札幌2歳ステークス(GⅢ) 1着
2019リアアメリア1人気新馬 1着
2018シェーングランツ6人気未勝利 1着
2017ラッキーライラック2人気新馬 1着
2016リスグラシュー1人気未勝利 1着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
新馬5-5-2-3924%
未勝利4-4-3-2134%
サフラン賞0-0-3-827%

前走別では新馬組が5勝、未勝利組が4勝と、勝ち馬のほとんどがこの2つから出ています。好走率では未勝利組の方が上で、すでに何戦か経験してから勝ち上がった馬も軽視できません。サフラン賞組は11頭から3頭が3着以内に入っていますが、いずれも3着でした。

今年の出走予定馬

※10月18日時点の特別登録馬(14頭)

前走が新馬戦・未勝利戦の出走予定馬(11頭)
前走該当馬
新馬カナデルペガサス1着、ピコベリー1着、
ファミーリエ1着、プルヴィナル1着、
ホウオウプレマ1着、リスグロワール1着、
ローズサルーテ1着
未勝利サトノスプレマシー1着、ジーティーキャリー1着、
タプティ1着、マリアンデール1着
前走の着順着別度数複勝率
前走1着10-9-5-7026%
前走2〜3着0-0-4-931%
前走4〜5着0-1-1-625%
前走6〜9着0-0-0-70%
前走10着以下0-0-0-30%

前走の着順では、前走2〜3着だった13頭からの好走は3着の4頭だけで、前走4着以下の18頭は3着以内が2頭です。勝ち切るには、前走で勝っていることが重要です。

今年の出走予定馬
前走1着の出走予定馬(11頭)
前走着順該当馬
前走1着カナデルペガサス(新馬)、サトノスプレマシー(未勝利)、
ジーティーキャリー(未勝利)、タプティ(未勝利)、
ピコベリー(新馬)、ファミーリエ(新馬)、
プルヴィナル(新馬)、ホウオウプレマ(新馬)、
マリアンデール(未勝利)、リスグロワール(新馬)、
ローズサルーテ(新馬)
コース全体(参考)

比較用に、東京芝1600mの全レース(2016〜2026年、新馬〜GⅠ、10,521頭)の成績を各節に載せています。頭数やクラスの構成がアルテミスステークスとは違うため、あくまで参考程度にしてください。

前走の着差
区分複勝率
前走を勝利1222頭34%
前走0.3秒差以内で敗戦1279頭37%
前走0.4〜0.8秒差2103頭24%
前走0.9秒差以上の敗戦3532頭10%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速1026頭35%
前走 上がり2〜3位1568頭31%
前走 上がり4位以下5397頭17%
前走の4コーナーの位置
区分複勝率
前走 逃げ・先行1228頭28%
前走 好位2295頭27%
前走 中団2665頭20%
前走 後方1894頭14%

1番人気

過去10年の1番人気は4勝ですが、3着以内は5回にとどまっています。単勝1倍台に支持された3頭は2勝・2着1回と崩れていない一方、2倍台の5頭は2016年のリスグラシューが勝っただけで、残る4頭は4着以下でした。圧倒的な支持を集めた馬以外は、1番人気でも過信はできません。

年1番人気単勝オッズ着順
2016リスグラシュー2.4倍1着
2017トーセンブレス2.2倍6着
2018グレイシア2.9倍11着
2019リアアメリア1.3倍1着
2020ソダシ3.5倍1着
2021フォラブリューテ2.1倍5着
2022リバティアイランド1.4倍2着
2023チェルヴィニア1.5倍1着
2024カムニャック3.1倍6着
2025マルガ2.2倍5着
コース全体(参考)
東京芝1600m全体の人気別
区分複勝率
1番人気751頭68%
2〜3番人気1501頭50%
4〜6番人気2250頭28%
7番人気以下6019頭6%

東京芝1600m全体の1番人気の複勝率は68%です。

単勝オッズ別の成績

単勝オッズ着別度数複勝率
1倍台2-1-0-0100%
2倍台1-0-0-420%
3〜4倍台4-3-2-282%
5〜9倍台1-2-2-1131%
10〜19倍台1-2-4-1927%
20〜49倍台1-0-2-1616%
50倍以上0-2-0-434%

単勝3〜4倍台の馬は11頭中9頭が3着以内に入り、4勝を挙げています。2倍台の5頭は3着以内が1頭だけなので、断然の人気でなくても上位の評価を受けた馬は信頼しやすいレースです。

一方、3着以内30頭のうち12頭は単勝10倍以上で、2021年のサークルオブライフ(7番人気)のように人気薄が勝った年もあります。50倍以上の大穴は45頭で3着以内が2頭と厳しくなります。

コース全体(参考)
東京芝1600m全体の単勝オッズ別
区分複勝率
1倍台228頭75%
2倍台407頭71%
3〜4倍台870頭57%
5〜9倍台1367頭39%
10〜19倍台1485頭26%
20〜49倍台1935頭12%
50倍以上4229頭3%

脚質とラップ

逃げ・先行
8頭
好位
10頭
中団
8頭
後方
4頭
3着以内30頭の4コーナーの位置。
コース全体(参考)
東京芝1600m全体の脚質別
区分複勝率
逃げ・先行1737頭34%
好位2939頭28%
中団3318頭20%
後方2527頭8%

東京芝1600mは前に行く馬が有利なコースで、アルテミスステークスでも好走率が最も高いのは4コーナーで逃げ・先行の位置にいた馬です。ただ、後方から運んだ馬も3勝しており、末脚の確かな馬なら、後ろからでも十分に届いています。

12.5
1F
11.2
2F
11.9
3F
12.2
4F
12.2
5F
11.5
6F
11.3
7F
11.5
8F
アルテミスステークス過去10年の平均ラップ。棒が高いほど速い区間です。
コース全体(参考)
12.6
1F
11.3
2F
11.8
3F
12.1
4F
12.2
5F
11.5
6F
11.4
7F
11.7
8F
東京芝1600m全体(751レース)の平均ラップ。

過去10年の平均ラップは、前半4Fが47.8秒、後半4Fが46.5秒。4〜5F目に12秒台まで緩み、残り3Fから11秒台に上がっています。

前半の流れは東京芝1600m全体の平均と同じで、後半はコース全体より0.3秒速くなっています。道中で一息入る分、2歳牝馬でも最後の3Fでしっかり脚を使える流れです。

今年の出走予定馬
前走で4コーナーを好位で回った出走予定馬(6頭)
馬名前走レース名4角通過順位
サトノスプレマシー未勝利3番手(13頭立て)
シティオブドリーム野路菊ステークス3番手(6頭立て)
ファミーリエ新馬3番手(9頭立て)
プルヴィナル新馬3番手(12頭立て)
ホウオウプレマ新馬4番手(10頭立て)
リスグロワール新馬4番手(10頭立て)

枠順

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)3-5-4-4222%
外枠(5-8)7-5-6-5325%
コース全体(参考)
東京芝1600m全体の枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)4630頭21%
外枠(5〜8枠)5891頭22%

過去10年では内枠から3勝、外枠から7勝ですが、3着以内の割合で見ると内外の差は小さく、東京芝1600m全体でも枠順による差はほとんどありません。枠順はそこまで気にしなくてもよさそうです。

馬体重

馬体重着別度数複勝率
439kg以下1-1-4-3315%
440〜449kg1-2-1-1324%
450〜459kg1-3-1-1328%
460〜469kg1-3-0-931%
470〜479kg3-0-2-1131%
480〜489kg3-0-1-833%
490〜499kg0-1-0-420%
500〜509kg0-0-1-233%
510〜519kg0-0-0-20%

当日の馬体重では、439kg以下の小柄な馬が39頭で3着以内6頭と、数字が伸びていません。コース全体でも439kg以下の複勝率は14%で、2歳牝馬のマイル重賞では、ある程度の馬格がある方が走りやすいと捉えられそうです。

コース全体(参考)
東京芝1600m全体の馬体重別
区分複勝率
439kg以下2320頭14%
440〜449kg1170頭19%
450〜459kg1321頭21%
460〜469kg1298頭23%
470〜479kg1327頭24%
480〜489kg1077頭26%
490〜499kg818頭27%
500〜509kg540頭26%
510〜519kg312頭27%
520kg以上338頭21%
今年の出走予定馬

過去の成績はアルテミスステークス当日の馬体重で集計しています。今年の登録馬については当日の馬体重が未確定のため、前走時の馬体重を参考にしています。

前走出走時の馬体重が440kg以上の出走予定馬(10頭)
前走馬体重馬名
440〜449kgサトノスプレマシー
450〜459kgファミーリエ、ローズサルーテ
460〜469kgジーティーキャリー、タプティ、
ピコベリー、プルヴィナル
470〜479kgホウオウプレマ
480〜489kgカナデルペガサス
490〜499kgシティオブドリーム

血統

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系3-3-1-2522%
シンボリクリスエス系2-0-2-640%
ディープインパクト系1-1-2-1324%
キングカメハメハ系0-2-1-1023%

出走が最も多いサンデーサイレンス系は32頭から3勝。シンボリクリスエス系は10頭と少ないものの2勝を挙げており、東京芝1600m全体でも好走率の高い父系です。

コース全体(参考)
東京芝1600m全体の父系
区分着別度数複勝率
フレンチデピュティ系10-13-4-5234%
ブラックタイド系15-10-8-6434%
シンボリクリスエス系42-27-39-23432%
スクリーンヒーロー系25-30-27-18031%
Gio Ponti系8-8-6-5329%
ロードカナロア系9-7-7-6028%
今年の出走予定馬
父系にサンデーサイレンスを持つ出走予定馬(7頭)
父馬名
シルバーステートサトノスプレマシー、マリアンデール
キズナファミーリエ
キタサンブラックホウオウプレマ
コントレイルシティオブドリーム
リアルスティールシュヴァルツペルレ
ロジャーバローズローズサルーテ
父系にシンボリクリスエスを持つ出走予定馬(0頭)

今年の出走予定馬に該当馬はいません。

クロス

クロスは東京芝1600m全体の集計です。ストームキャット3×4は東京芝1600mで103頭が出走して複勝率27%。表の中では頭数が最も多く、注目したいクロスです。

好走が目立つクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
ストームキャット 3×411-9-8-7527%
ファピアノ 5×53-7-1-3027%
シャーペンアップ 5×53-5-5-3825%
今年の出走予定馬
好走が目立つクロスを持つ出走予定馬(1頭)
クロス該当馬
ストームキャットジーティーキャリー(3×4)
苦戦しているクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
ニジンスキー 5×58-2-12-12815%
ノーザンテースト 4×417-19-12-25716%
シアトルスルー 5×56-1-7-7316%
ブラッシンググルーム 5×53-2-4-4616%
ターントゥ 5×58-8-6-10417%

騎手

騎手着別度数複勝率
ルメール2-3-0-271%
川田将雅2-1-0-175%
武豊2-0-0-250%
坂井瑠星1-1-0-0100%
M.デム1-0-1-167%
松山弘平0-2-0-167%

ルメール騎手は過去10年で7回騎乗して2勝・2着3回。川田将雅騎手と武豊騎手もそれぞれ2勝しており、上位人気馬に乗るトップジョッキーがきっちり結果を出しています。

コース全体(参考)
東京芝1600m全体の騎手
区分着別度数複勝率
ルメール141-83-59-17162%
レーン25-15-12-5051%
川田将雅28-17-17-6947%
戸崎圭太65-60-54-27639%
荻野極8-5-7-3934%
田辺裕信37-38-46-24034%
今年の出走予定馬
騎乗予定(10月20日時点)
  • ルメール騎手:プルヴィナル(新馬1着)

まとめ

  • 勝ち馬10頭はすべて前走1着。新馬勝ちから5頭、未勝利勝ちから4頭。
  • 1番人気は4勝・3着以内5回。単勝3〜4倍台は11頭中9頭が3着以内。
  • 勝ち馬のうち6頭は前走から4kg以上の馬体増。
  • 三連複の万馬券は過去10年で3回。

アルテミスステークス2026の勝ち馬の条件

今年の出走予定馬

勝ち馬の条件は次の5つです。

  • 前走が新馬戦か未勝利戦(勝ち馬9頭)
  • 前走1着(10頭)
  • 前走440kg以上(8頭)
  • 父系にサンデーサイレンスを持つ(6頭)
  • 前走で4コーナーを中団より前(10頭)
区分馬
すべて満たすサトノスプレマシー、ファミーリエ、
ホウオウプレマ、ローズサルーテ
1つ外れる
(439kg以下)
マリアンデール
1つ外れる
(血統)
カナデルペガサス、ジーティーキャリー、
タプティ、ピコベリー、
プルヴィナル

10月18日時点の登録馬に、過去10年の勝ち馬に多く見られた特徴を当てはめたものです。AIによる勝率予測とは異なる方法で整理しています。