天皇賞(秋)2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の4つの条件

天皇賞(秋)2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の4つの条件

天皇賞(秋)は、東京芝2000mで行われる3歳以上のGⅠレースです。1984年に距離が3200mから2000mに短縮され、1987年からは3歳馬も出走できるようになりました。過去10年でも、アーモンドアイ(2019・2020年)とイクイノックス(2022・2023年)が連覇を果たしています。

過去10年の勝ち馬10頭はすべて3番人気以内で、そのうち8頭は前走でGⅠを走っていました。前走GⅠで5着以内だった32頭からは6勝、3着以内は15頭です。一方、前走GⅡで6着以下だった30頭は、いずれも4着以下に終わっています。

三連複の万馬券は過去10年で2回でした。

天皇賞(秋)は過去10年(2016〜2025年)すべて東京・芝2000mで行われており、開催場・距離・グレードの変更はありません。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
天皇賞(秋)
主な施行条件
東京芝2000
1番人気の複勝率
80%(8/10回)
集計
過去10年(2016〜2025年)・出走144頭

過去10年の要点

11番人気が7勝
1番人気が3着以内を外したのは、2018年と2024年の2回だけです。
2前走GⅡで6着以下だった30頭はすべて4着以下
前走GⅠ組は47頭から8勝、3着以内20頭。前走のレースの格と着順で、成績がはっきり分かれています。
3毎日王冠組は32頭で勝ち馬なし
前走レースで最も多く出走していますが、3着以内は4頭で、いずれも3着でした。

前走

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025マスカレードボール1人気東京優駿(GⅠ) 2着
2024ドウデュース2人気宝塚記念(GⅠ) 6着
2023イクイノックス1人気宝塚記念(GⅠ) 1着
2022イクイノックス1人気東京優駿(GⅠ) 2着
2021エフフォーリア3人気東京優駿(GⅠ) 2着
2020アーモンドアイ1人気安田記念(GⅠ) 2着
2019アーモンドアイ1人気安田記念(GⅠ) 3着
2018レイデオロ2人気オールカマー(GⅡ) 1着
2017キタサンブラック1人気宝塚記念(GⅠ) 9着
2016モーリス1人気札幌記念(GⅡ) 2着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
宝塚記念3-2-3-1535%
安田記念2-2-1-362%
東京優駿3-0-1-180%
札幌記念1-2-1-1521%
毎日王冠0-0-4-2812%
天皇賞(春)0-2-0-167%

前走別では、宝塚記念組と日本ダービー(東京優駿)組がそれぞれ3勝しています。ダービー組の勝ち馬は2021年のエフフォーリア、2022年のイクイノックス、2025年のマスカレードボールで、3頭ともダービー2着から臨んだ3歳馬でした。安田記念組も8頭で2勝を挙げており、春のGⅠを使ってきた馬が勝ち馬の中心です。

前走の格着別度数複勝率
前走GⅠ8-7-5-2743%
前走GⅡ2-3-5-7212%
前走GⅢ0-0-0-140%
それ以下0-0-0-10%

前走GⅠ組は47頭出走して8勝、複勝率は43%です。前走GⅡから勝ったのは、2016年のモーリス(札幌記念2着)と2018年のレイデオロ(オールカマー1着)の2頭だけです。

今年の出走予定馬

※10月19日時点の特別登録馬(17頭)

前走がGⅠの出走予定馬(3頭)
前走該当馬
宝塚記念クロワデュノール2着、ダノンデサイル3着
キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスマスカレードボール7着
前走の着順着別度数複勝率
前走1着2-4-2-2128%
前走2〜3着6-3-5-2833%
前走4〜5着0-0-3-2112%
前走6〜9着2-1-0-309%
前走10着以下0-2-0-1412%

前走の着順で見ると、前走2〜3着からの6勝が最も多く、前走1着からの2勝と合わせて、前走3着以内の馬が8勝しています。ただ、前走がGⅠなら着順が悪くても侮れず、2017年のキタサンブラックは宝塚記念9着、2024年のドウデュースは同6着から巻き返して勝っています。

今年の出走予定馬
前走3着以内の出走予定馬(10頭)
前走着順該当馬
前走1着シェイクユアハート(札幌記念)、ジョバンニ(チャレンジカップ)、
セイウンハーデス(毎日王冠)、ネブラディスク(博多ステークス)
前走2着クロワデュノール(宝塚記念)、サクラファレル(札幌記念)、
ホウオウビスケッツ(毎日王冠)
前走3着ジュンブロッサム(オクトーバーステークス)、ダノンデサイル(宝塚記念)、
レディネス(毎日王冠)
コース全体(参考)

比較用に、東京芝2000mの全レース(2016〜2026年、新馬〜GⅠ、5,165頭)の成績を各節に載せています。頭数やクラスの構成が天皇賞(秋)とは違うため、あくまで参考程度にしてください。

前走の着差
区分複勝率
前走を勝利696頭38%
前走0.3秒差以内で敗戦593頭47%
前走0.4〜0.8秒差1171頭29%
前走0.9秒差以上の敗戦2065頭14%
前走の4コーナーの位置
区分複勝率
前走 逃げ・先行739頭31%
前走 好位1135頭31%
前走 中団1512頭27%
前走 後方1131頭16%

1番人気

過去10年の1番人気は7勝、3着以内8回です。単勝1倍台だった2019・2020・2023年は、3回とも1番人気がそのまま勝ちました。一方、2018年のスワーヴリチャード(2.5倍)は10着、2024年のリバティアイランド(2.3倍)は13着と、大きく崩れた年もあります。

年1番人気単勝オッズ着順
2016モーリス3.6倍1着
2017キタサンブラック3.1倍1着
2018スワーヴリチャード2.5倍10着
2019アーモンドアイ1.6倍1着
2020アーモンドアイ1.4倍1着
2021コントレイル2.5倍2着
2022イクイノックス2.6倍1着
2023イクイノックス1.3倍1着
2024リバティアイランド2.3倍13着
2025マスカレードボール2.7倍1着
コース全体(参考)
東京芝2000m全体の人気別
区分複勝率
1番人気439頭72%
2〜3番人気882頭55%
4〜6番人気1316頭28%
7番人気以下2528頭6%

単勝オッズ別の成績

単勝オッズ着別度数複勝率
1倍台3-0-0-0100%
2倍台2-1-1-267%
3〜4倍台5-1-1-558%
5〜9倍台0-3-1-1029%
10〜19倍台0-2-3-2020%
20〜49倍台0-2-3-2318%
50倍以上0-1-1-544%

勝ち馬はすべて単勝4倍台までの馬で、5〜9倍台の14頭からも勝ち馬は出ていません。ただ、2〜3着には人気薄も入っており、3着以内30頭のうち12頭は単勝10倍以上でした。

単勝50倍以上の大穴になると、56頭で3着以内は2頭です。

コース全体(参考)
東京芝2000m全体の単勝オッズ別
区分複勝率
1倍台153頭88%
2倍台270頭69%
3〜4倍台510頭58%
5〜9倍台786頭42%
10〜19倍台712頭26%
20〜49倍台935頭13%
50倍以上1799頭3%

脚質とラップ

逃げ・先行
7頭
好位
10頭
中団
8頭
後方
5頭
3着以内30頭の4コーナーの位置。
コース全体(参考)
東京芝2000m全体の脚質別
区分複勝率
逃げ・先行1016頭36%
好位1361頭32%
中団1608頭25%
後方1180頭11%

東京芝2000m全体では逃げ・先行の複勝率が36%と高く、後方は11%まで下がります。天皇賞(秋)の3着以内は好位の10頭が最も多いものの、後方からも5頭が入っており、2024年のドウデュースは4コーナー後方から差し切りました。

12.8
1F
11.6
2F
11.8
3F
11.9
4F
12.0
5F
12.0
6F
11.7
7F
11.3
8F
11.5
9F
12.0
10F
天皇賞(秋)過去10年の平均ラップ。棒が高いほど速い区間です。
コース全体(参考)
13.0
1F
11.9
2F
12.0
3F
12.2
4F
12.5
5F
12.4
6F
12.2
7F
11.5
8F
11.4
9F
11.7
10F
東京芝2000m全体(440レース)の平均ラップ。

過去10年の平均ラップでは、前半5Fの60.1秒に対して後半5Fが58.5秒。2〜4F目は11秒台で、中盤の5〜6F目も12.0秒までしか緩みません。最も速いのは8F目の11.3秒です。

東京芝2000m全体では前半5Fが61.6秒、後半5Fが59.2秒で、5F目に12.5秒まで緩みます。後半の方が速くなる点は同じですが、天皇賞(秋)は前半がコース全体より1.5秒速く、道中も緩みの少ない流れです。時計は年によって差が大きく、2023年は1分55秒2、2017年は2分08秒3でした。

前走の上がり

前走の上がり3ハロンの順位で分けた成績です。

前走の上がり3ハロン順位着別度数複勝率
1位5-2-4-1641%
2位2-1-0-1517%
3位2-1-1-833%
4位以下1-6-5-6915%

前走で上がり最速だった27頭から5勝を挙げ、3着以内にも11頭が入りました。勝ち馬10頭のうち9頭は前走で上がり3位以内で、出走が最も多い上がり4位以下の81頭から勝ったのは1頭です。

コース全体(参考)
東京芝2000m全体の前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速661頭42%
前走 上がり2〜3位955頭36%
前走 上がり4位以下2861頭19%

東京芝2000m全体でも、前走で上がり最速だった馬の複勝率は42%で、天皇賞(秋)と大きな差はありません。

今年の出走予定馬
前走で上がり3位以内だった出走予定馬(5頭)
馬名前走レース名前走の上がり順位
シェイクユアハート札幌記念1位
ダノンデサイル宝塚記念1位
クロワデュノール宝塚記念2位
ジュンブロッサムオクトーバーステークス2位
サクラファレル札幌記念3位

枠順

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)6-4-4-5022%
外枠(5-8)4-6-6-6420%
コース全体(参考)
東京芝2000m全体の枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)2210頭26%
外枠(5〜8枠)2955頭25%

内枠と外枠の成績に大きな差はなく、東京芝2000m全体でも枠順による差はほとんどありません。

年齢

馬齢着別度数複勝率
3歳3-1-1-550%
4歳3-6-4-3527%
5歳4-3-4-3822%
6歳0-0-1-234%
7歳0-0-0-100%
8歳以上0-0-0-30%

勝ち馬は3〜5歳で、6歳以上の37頭は3着以内が1頭だけです。

今年の出走予定馬
5歳以下の出走予定馬(11頭)
年齢馬名
3歳リアライズシリウス
4歳クロワデュノール、サクラファレル、
ジョバンニ、ネブラディスク、
マスカレードボール、レディネス
5歳コスモキュランダ、タガノデュード、
ダノンデサイル、レガレイラ

馬体重

当日の馬体重

馬体重着別度数複勝率
439kg以下0-0-0-10%
440〜449kg0-0-0-20%
450〜459kg0-0-1-420%
460〜469kg0-2-1-1418%
470〜479kg1-3-2-1726%
480〜489kg3-0-1-1719%
490〜499kg2-1-1-2215%
500〜509kg1-4-3-2128%
510〜519kg2-0-1-827%
520kg以上1-0-0-811%
コース全体(参考)
東京芝2000m全体の馬体重別
区分複勝率
439kg以下726頭18%
440〜449kg446頭20%
450〜459kg571頭25%
460〜469kg664頭26%
470〜479kg733頭29%
480〜489kg605頭28%
490〜499kg574頭30%
500〜509kg392頭29%
510〜519kg211頭30%
520kg以上243頭23%

前走からの増減

前走からの増減着別度数複勝率
10kg以上減0-2-0-1611%
4〜9kg減2-1-1-2713%
増減3kg以内4-3-7-4026%
4kg以上増4-4-2-2727%

前走から馬体重を4kg以上減らしていた49頭は、3着以内が6頭にとどまっています。

コース全体(参考)
東京芝2000m全体の増減別
区分複勝率
10kg以上減268頭25%
4〜9kg減971頭24%
増減3kg以内1994頭25%
4kg以上増1324頭28%

東京芝2000m全体では、馬体重の増減による好走率の差はほとんどありません。

血統

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系2-6-6-5221%
キングカメハメハ系3-2-1-1135%

キングカメハメハ系は過去10年で17頭が出走し、3勝を挙げて6頭が3着以内に入りました。出走が最も多いサンデーサイレンス系(66頭で2勝)を好走率で上回っています。

コース全体(参考)
東京芝2000m全体の父系
区分着別度数複勝率
ブラックタイド系19-11-9-4546%
シンボリクリスエス系23-17-20-10237%
スクリーンヒーロー系16-9-11-6635%
ハーツクライ系12-11-5-6032%
フジキセキ系4-4-8-3531%
ディープインパクト系59-64-49-42929%

クロス

クロスは東京芝2000m全体の集計です。東京芝2000mではサンデーサイレンス3×4を持つ馬が754頭と多く、複勝率も30%と高く、注目したいクロスです。

好走が目立つクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
ストームキャット 3×42-8-5-2835%
ロベルト 4×411-6-11-6331%
サンデーサイレンス 3×490-63-76-52530%
今年の出走予定馬
好走が目立つクロスを持つ出走予定馬(1頭)
クロス該当馬
サンデーサイレンスレガレイラ(3×4)
苦戦しているクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
サドラーズウェルズ 4×45-2-6-6018%
ニジンスキー 5×54-4-2-3721%

騎手

騎手着別度数複勝率
ルメール6-0-1-370%
川田将雅0-1-4-550%
武豊2-0-0-529%
横山武史1-1-0-250%
M.デム0-2-0-433%

ルメール騎手は過去10年で10回騎乗して6勝。騎乗馬の平均は2.1番人気で、人気馬に乗ってきっちり勝ち切っています。川田将雅騎手は勝ち星こそありませんが、同じく10回騎乗して3着以内が5回あります。

コース全体(参考)
東京芝2000m全体の騎手
区分着別度数複勝率
ルメール92-47-42-8269%
川田将雅13-17-9-3354%
戸崎圭太32-40-37-13245%
武豊7-11-7-3542%
M.デム16-17-24-8042%
横山典弘9-9-8-5532%
今年の出走予定馬
騎乗予定(10月26日時点)
  • ルメール騎手:マスカレードボール(キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス7着)
  • 川田騎手:ネブラディスク(博多ステークス1着)

まとめ

  • 勝ち馬10頭はすべて3番人気以内。1番人気は7勝。
  • 勝ち馬10頭のうち8頭は前走GⅠ組。前走GⅡで6着以下だった30頭はすべて4着以下。
  • 勝ち馬10頭のうち9頭は前走で上がり3位以内。
  • 毎日王冠組は32頭が出走して勝ち馬なし。
  • 勝ち馬は単勝4倍台まで。3着以内30頭のうち12頭は単勝10倍以上。
  • 前走から4kg以上減の49頭は3着以内6頭。

天皇賞(秋)2026の勝ち馬の条件

条件1 前走がGⅠ

  • 前走がGⅠ:8-7-5-27(勝率17%、複勝率43%)
  • 前走がGⅠ以外:2-3-5-87(勝率2%、複勝率10%)

条件2 前走が3着以内

  • 前走が3着以内:8-7-7-49(勝率11%、複勝率31%)
  • 前走が4着以下:2-3-3-65(勝率3%、複勝率11%)

条件3 前走が上がり3位以内

  • 前走が上がり3位以内:9-4-5-39(勝率16%、複勝率32%)
  • 前走が上がり4位以下:1-6-5-69(勝率1%、複勝率15%)

条件4 5歳以下

  • 5歳以下:10-10-9-78(勝率9%、複勝率27%)
  • 6歳以上:0-0-1-36(勝率0%、複勝率3%)

今年の出走予定馬

区分馬
すべて満たすクロワデュノール、ダノンデサイル
1つ外れる
(前走GⅠ以外)
サクラファレル
1つ外れる
(前走4着以下)
マスカレードボール

10月19日時点の登録馬に、過去10年の勝ち馬に多く見られた特徴を当てはめたものです。AIによる勝率予測とは異なる方法で整理しています。