ファンタジーステークス2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の3つの条件

ファンタジーステークス2026|過去10年のデータと傾向・勝ち馬の3つの条件

ファンタジーステークスは、京都芝1400mで行われる2歳牝馬限定のGⅢレースです。1996年に2歳牝馬の重賞として新設され、暮れの阪神ジュベナイルフィリーズへ向かう牝馬の前哨戦になっています。過去10年では、2018年のダノンファンタジーと2019年のレシステンシアが、ここを勝って阪神ジュベナイルフィリーズも制しました。

過去10年の勝ち馬10頭は、すべて前走で3着以内に入っています。そのうち8頭は前走1着でした。一方で人気どおりに決まるとは限りません。2022年のリバーラ(10番人気)と2023年のカルチャーデイ(15番人気)は、どちらも単勝70倍台で勝利しています。

ファンタジーステークスは過去10年のうち、京都競馬場で開催のなかった2020〜2022年の3回が阪神・芝1400mで行われ、残る7回が京都・芝1400mです。枠順と平均ラップは京都の7回だけで集計し、人気や前走などはすべての年を対象にしています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
ファンタジーステークス
主な施行条件
京都芝1400
1番人気の複勝率
70%(7/10回)
集計
過去10年(2016〜2025年)・出走128頭

過去10年の要点

1単勝50倍以上から2勝
2022年と2023年は二桁人気の馬が勝ち、2024年も15番人気の馬が3着に入りました。
24コーナー後方からも2勝
京都芝1400m全体では後方の複勝率は7%ですが、このレースでは後方から5頭が3着以内に入っています。
31番人気は4勝、3着以内7回
2022年からの3年は10着・4着・5着と崩れましたが、2025年は1番人気のフェスティバルヒルが勝ちました。

前走

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025フェスティバルヒル1人気新潟2歳ステークス(GⅢ) 3着
2024ダンツエラン4人気りんどう賞 3着
2023カルチャーデイ15人気新馬 1着
2022リバーラ10人気未勝利 1着
2021ウォーターナビレラ2人気サフラン賞 1着
2020メイケイエール1人気小倉2歳ステークス(GⅢ) 1着
2019レシステンシア6人気新馬 1着
2018ダノンファンタジー1人気未勝利 1着
2017ベルーガ5人気新馬 1着
2016ミスエルテ1人気新馬 1着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
新馬4-2-1-2224%
未勝利2-0-2-2116%
小倉2歳ステークス1-1-1-1121%
新潟2歳ステークス1-1-1-260%
りんどう賞1-0-1-918%
サフラン賞1-1-0-340%
ききょうステークス0-1-1-918%
すずらん賞0-2-0-250%

前走別では新馬組が4勝で最も多く、未勝利組の2勝と合わせると、勝ち馬の6頭はデビュー戦か未勝利戦を勝ったばかりの馬でした。ただ、好走率で見ると、新馬組と前走2歳重賞組は、どちらも29頭中3着以内7頭と同じです。

前走で2歳重賞を使っていた勝ち馬は、2020年のメイケイエール(小倉2歳ステークス1着)と2025年のフェスティバルヒル(新潟2歳ステークス3着)の2頭です。

前走の格着別度数複勝率
前走GⅢ2-3-2-2224%
オープン特別0-4-4-2128%
1勝クラス2-1-1-1225%
未勝利2-0-2-2116%
新馬4-2-1-2224%

前走GⅢ組は29頭で2勝、複勝率は24%です。オープン特別組は29頭で2着と3着が4回ずつありますが、勝ち馬は出ていません。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着8-5-5-5624%
前走2〜3着2-4-3-1833%
前走4〜5着0-0-1-712%
前走6〜9着0-1-0-128%
前走10着以下0-0-1-517%

前走1着からこのレースに出走した馬が一番勝ち星が多いですが、出走頭数も多く、確率で見ると平均並みです。なお、勝ち馬には前走3着から勝った馬も2頭いて、2024年のダンツエランはりんどう賞3着からの勝利でした。一方、前走で4着以下だった27頭は、1頭も勝てていません。

今年の出走予定馬

※10月26日時点の特別登録馬(12頭)

前走3着以内の出走予定馬(9頭)
前走着順該当馬
前走1着セイウンマイラヴ(新馬)、ツキミ(新馬)、
ニクスルーナ(未勝利)、バタフライ(未勝利)、
フェリチタ(函館2歳ステークス)、ブライトスクリプト(新馬)、
レニュアージュ(新馬)
前走2着イモージェン(函館2歳ステークス)
前走3着ビスケットサンド(中京2歳ステークス)
コース全体(参考)

比較用に、京都芝1400mの全レース(2016〜2026年、新馬〜GⅠ、4,466頭)の成績を各節に載せています。頭数やクラスの構成がファンタジーステークスとは違うため、あくまで参考程度にしてください。

前走の着差
区分複勝率
前走を勝利549頭33%
前走0.3秒差以内で敗戦541頭38%
前走0.4〜0.8秒差1195頭22%
前走0.9秒差以上の敗戦1451頭11%
前走の4コーナーの位置
区分複勝率
前走 逃げ・先行736頭26%
前走 好位1116頭27%
前走 中団1132頭20%
前走 後方732頭14%

1番人気

1番人気は過去10年で4勝を挙げ、3着以内に入ったのは7回です。単勝1倍台だった2016年のミスエルテと2018年のダノンファンタジーはどちらも勝ちましたが、2022年のアロマデローサ(2.4倍)は10着、2024年のカワキタマナレア(3.5倍)も5着に敗れています。

年1番人気単勝オッズ着順
2016ミスエルテ1.4倍1着
2017アマルフィコースト4.4倍3着
2018ダノンファンタジー1.5倍1着
2019マジックキャッスル4.4倍2着
2020メイケイエール2.5倍1着
2021ナムラクレア2.5倍2着
2022アロマデローサ2.4倍10着
2023セントメモリーズ5.5倍4着
2024カワキタマナレア3.5倍5着
2025フェスティバルヒル2.8倍1着
コース全体(参考)
京都芝1400m全体の人気別
区分複勝率
1番人気314頭59%
2〜3番人気629頭43%
4〜6番人気942頭28%
7番人気以下2581頭9%

単勝オッズ別の成績

単勝オッズ着別度数複勝率
1倍台2-0-0-0100%
2倍台2-1-0-175%
3〜4倍台1-2-2-550%
5〜9倍台2-1-3-1924%
10〜19倍台1-3-2-1825%
20〜49倍台0-2-2-3012%
50倍以上2-1-1-2514%

3着以内30頭のうち14頭は単勝10倍以上でした。中でも目立つのが単勝50倍以上の大穴で、過去10年で2勝を挙げ、2着・3着も1頭ずつです。京都芝1400m全体では50倍以上の複勝率が4%しかなく、このレースの大穴の好走は際立っています。

2016年には12番人気のショーウェイが2着、2024年には15番人気のベルビースタローンが3着でした。

コース全体(参考)
京都芝1400m全体の単勝オッズ別
区分複勝率
1倍台52頭67%
2倍台146頭71%
3〜4倍台391頭48%
5〜9倍台721頭34%
10〜19倍台757頭26%
20〜49倍台927頭13%
50倍以上1472頭4%

脚質とラップ

逃げ・先行
9頭
好位
9頭
中団
7頭
後方
5頭
3着以内30頭の4コーナーの位置。
コース全体(参考)
京都芝1400m全体の脚質別
区分複勝率
逃げ・先行735頭34%
好位1285頭28%
中団1398頭19%
後方1048頭7%

京都芝1400m全体では4コーナーの位置が前の馬ほど好走率が高く、後方は7%まで下がります。一方、ファンタジーステークスでは後方からも5頭が3着以内に入り、2016年のミスエルテと2017年のベルーガは、4コーナー後方から差し切りました。

12.3
1F
11.2
2F
11.7
3F
11.8
4F
11.7
5F
11.4
6F
11.6
7F
ファンタジーステークス京都芝1400で行われた7回の平均ラップ。棒が高いほど速い区間です。
コース全体(参考)
12.4
1F
11.1
2F
11.7
3F
11.7
4F
11.7
5F
11.5
6F
11.8
7F
京都芝1400m全体(315レース)の平均ラップ。

京都で行われた7回の平均ラップは、2F目に11.2秒まで上がり、その後も11秒台後半が続きます。道中で12秒台に緩む区間がなく、残り2Fで11.4秒ともう一段速くなる流れです。京都芝1400m全体の平均ラップと比べても、形はほとんど変わりません。

前走の上がり

前走の上がり3ハロンの順位で分けた成績です。

前走の上がり3ハロン順位着別度数複勝率
1位4-3-3-2826%
2位2-4-3-1932%
3位1-1-2-1225%
4位以下3-2-2-3816%

前走で上がり3位以内だった馬が7勝を挙げ、3着以内30頭のうち23頭を占めています。上がり4位以下から勝った3頭は、いずれも前走で4コーナーを4番手以内で回っていました。

コース全体(参考)
京都芝1400m全体の前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速393頭32%
前走 上がり2〜3位642頭29%
前走 上がり4位以下2641頭19%

京都芝1400m全体でも前走の上がりが速い馬ほど好走率が高く、上がり4位以下の馬の複勝率(19%)は、このレースと大きな差はありません。

今年の出走予定馬
前走で上がり3位以内か、4コーナー4番手以内だった出走予定馬(11頭)
馬名前走レース名上がり順位4コーナー
バタフライ未勝利1位2番手(14頭立て)
フェリチタ函館2歳ステークス1位4番手(13頭立て)
ブライトスクリプト新馬1位5番手(16頭立て)
ベニバナりんどう賞1位6番手(8頭立て)
ニクスルーナ未勝利1位9番手(15頭立て)
セイウンマイラヴ新馬2位1番手(7頭立て)
ツキミ新馬2位2番手(14頭立て)
ビスケットサンド中京2歳ステークス2位6番手(9頭立て)
レニュアージュ新馬3位1番手(9頭立て)
イモージェン函館2歳ステークス5位2番手(13頭立て)
シグレ函館2歳ステークス8位2番手(13頭立て)

枠順

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)5-3-1-3023%
外枠(5-8)2-4-6-4322%
コース全体(参考)
京都芝1400m全体の枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)1937頭22%
外枠(5〜8枠)2529頭20%

京都で行われた7回の枠順の成績は、内枠と外枠で大きな差がありません。

馬体重

当日の馬体重

馬体重着別度数複勝率
439kg以下2-4-2-3718%
440〜449kg1-2-0-1715%
450〜459kg2-1-2-1033%
460〜469kg1-1-3-1426%
470〜479kg2-1-2-742%
480〜489kg2-1-0-827%
490〜499kg0-0-1-233%
500〜509kg0-0-0-10%
510〜519kg0-0-0-10%
520kg以上0-0-0-10%
コース全体(参考)
京都芝1400m全体の馬体重別
区分複勝率
439kg以下989頭16%
440〜449kg494頭23%
450〜459kg555頭23%
460〜469kg604頭23%
470〜479kg525頭20%
480〜489kg416頭21%
490〜499kg353頭24%
500〜509kg249頭22%
510〜519kg139頭26%
520kg以上142頭26%

前走からの増減

前走からの増減着別度数複勝率
4kg以上減2-2-1-2119%
増減3kg以内7-2-6-3928%
4〜9kg増0-3-2-2417%
10kg以上増1-3-1-1426%

勝ち馬10頭のうち7頭は、前走からの馬体重の増減が3kg以内でした。大きく体重を変えずに臨んだ馬が勝ち馬の中心ですが、10kg以上増えていた19頭からも5頭が3着以内に入っています。

コース全体(参考)
京都芝1400m全体の増減別
区分複勝率
4kg以上減871頭19%
増減3kg以内1615頭24%
4〜9kg増939頭21%
10kg以上増397頭20%

血統

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系2-2-3-1335%
ディープインパクト系2-3-1-746%
フジキセキ系2-0-1-633%

表の3つの父系は、いずれもサンデーサイレンスの流れをくんでいます。中でもディープインパクト系は13頭で3着以内6頭と、京都芝1400m全体(複勝率24%)を上回る成績です。勝ち馬10頭のうち6頭も、父系をさかのぼるとサンデーサイレンスに行き着きます。

コース全体(参考)
京都芝1400m全体の父系
区分着別度数複勝率
スクリーンヒーロー系10-7-6-6327%
サンデーサイレンス系72-75-70-63226%
キングカメハメハ系40-32-46-35925%
ディープインパクト系50-49-36-42024%
Kingmambo系8-8-3-6922%
今年の出走予定馬
父系にサンデーサイレンスを持つ出走予定馬(2頭)
父馬名
コントレイルレニュアージュ
サリオスイモージェン

クロス

クロスは京都芝1400m全体の集計です。京都芝1400mでは、ニジンスキー5×5を持つ馬の複勝率が30%と、表の中で最も高くなっています。

好走が目立つクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
ニジンスキー 5×511-9-9-6730%
ストームバード 4×510-5-3-4827%
サドラーズウェルズ 4×42-6-7-4127%
ターントゥ 5×50-8-3-3226%
ダンジグ 5×416-8-12-10526%
今年の出走予定馬
好走が目立つクロスを持つ出走予定馬(0頭)

今年の出走予定馬に該当馬はいません。

苦戦しているクロス
クロス(祖先)着別度数複勝率
ニアークティック 5×55-7-2-7116%

騎手

騎手着別度数複勝率
武豊2-0-1-0100%
川田将雅2-0-1-350%
酒井学1-0-1-250%
鮫島克駿0-1-1-167%
浜中俊0-1-1-340%

武豊騎手は過去10年で3回の騎乗ながら、2020・2021年と連勝しています。川田将雅騎手も6回の騎乗で2勝を挙げ、勝った2回はどちらも1番人気の馬でした。

コース全体(参考)
京都芝1400m全体の騎手
区分着別度数複勝率
ルメール17-16-6-3255%
川田将雅19-18-13-7042%
武豊15-16-11-7636%
岩田望来14-4-15-6235%
松山弘平20-19-17-11932%
西村淳也6-8-11-5432%
今年の出走予定馬
騎乗予定(10月26日時点)
  • 武豊騎手:シグレ(函館2歳ステークス5着)

まとめ

  • 勝ち馬10頭はすべて前走3着以内。前走1着が8頭。
  • 前走別では新馬組が4勝で最多。
  • 前走で上がり3位以内だった馬が7勝。
  • 単勝50倍以上の29頭から2勝。
  • 1番人気は4勝で、3着以内は7回。
  • 4コーナー後方からも2勝。

ファンタジーステークス2026の勝ち馬の条件

条件1 前走が3着以内

  • 前走が3着以内:10-9-8-74(勝率10%、複勝率27%)
  • 前走が4着以下:0-1-2-24(勝率0%、複勝率11%)

条件2 前走が上がり3位以内か、4コーナー4番手以内

  • 前走が上がり3位以内か、4コーナー4番手以内:10-9-10-87(勝率9%、複勝率25%)
  • 前走が上がり4位以下で、4コーナー5番手以下:0-1-0-11(勝率0%、複勝率8%)

条件3 父系にサンデーサイレンスを持つ

  • 父系にサンデーサイレンスを持つ:6-7-6-38(勝率11%、複勝率33%)
  • 父系にサンデーサイレンスを持たない:4-3-4-60(勝率6%、複勝率15%)

今年の出走予定馬

区分馬
すべて満たすイモージェン、レニュアージュ
1つ外れる
(血統)
セイウンマイラヴ、ツキミ、
ニクスルーナ、バタフライ、
ビスケットサンド、フェリチタ、
ブライトスクリプト

10月26日時点の登録馬に、過去10年の勝ち馬に多く見られた特徴を当てはめたものです。AIによる勝率予測とは異なる方法で整理しています。