阪神芝2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

阪神芝2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

阪神芝2400mは、極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
阪神・芝2400m
1番人気の複勝率
71.4%
三連複 万馬券率
15.7%
集計レース数
140レース

まず押さえる3つの特徴

1脚質の有利不利は小さめ
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦とほぼ同じ。
2堅く決まりやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3枠は内が有利
内枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率は、全国の芝2200〜2600m戦とほぼ同水準です。極端な脚質の有利不利は出にくいコースです。

逃げ・先行
35.3%
好位
40.7%
中団
24.4%
後方
13.2%
4角の位置取り別の複勝率(阪神芝2400・2018-2026)。
位置取り出走数阪神芝2400全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行33135.3%36.3%
好位39640.7%32.4%
中団38124.4%20.9%
後方37113.2%8.2%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝2200〜2600m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤が落ち着き、終いが速くなりやすい流れです。
末脚の持続力が問われます。

12.9
1F
11.6
2F
12.8
3F
12.8
4F
12.6
5F
12.6
6F
12.6
7F
12.4
8F
12.1
9F
11.5
10F
11.4
11F
12.1
12F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(阪神芝2400・140レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内が有利(馬場を問わず)

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも内が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体34.1%24.0%内が有利
良馬場34.3%24.7%内が有利
道悪33.5%22.3%内が有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで内枠有利が続きます。
時期による狙いの変更は不要で、素直に内枠を評価できます。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内枠が有利
終盤(7日目以降)内枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は8,049円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。

人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。

人気:1番人気は信頼できる

1番人気の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を上回ります。1番人気を軸に置いて問題ありません。連対と3着では話が違うので、相手はやや広めに取りたいところです。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気14071.4%67.8%
2〜3番人気27755.2%49.7%
4〜6番人気41929.1%27.9%
7〜9番人気36010.0%12.6%
10番人気以下2833.2%4.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

出走間隔:休み明けでも走れる

13週以上あけた馬が、はっきり好走しています。休養明けを嫌う必要はまったくないコースです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週51520.2%20.3%
3〜5週42534.1%24.9%
6〜12週31632.0%28.1%
13週以上20631.1%24.6%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬が走るコース

520kg以上でもこなせるコースです。力の要る舞台で、馬格は武器になります。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下16222.2%18.1%
440〜479kg68627.1%24.9%
480〜519kg53432.4%25.7%
520kg以上9725.8%23.7%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで複勝率が高い種牡馬です。特定の血に好走が偏っており、父を見るだけでも取捨の手掛かりになります。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • キズナ 14-5-6-26 複勝率 49.0%
  • エピファネイア 9-6-6-36 複勝率 36.8%
  • ディープインパクト 17-18-11-80 複勝率 36.5%
  • ブラックタイド 2-3-7-21 複勝率 36.4%
  • キングカメハメハ 5-6-4-28 複勝率 34.9%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばリファール 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じリファールがいます。

阪神芝2400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
リファール 5×512114-14-11-8232.2%

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
レイズアネイティヴ 5×5732-6-3-6215.1%
ミスタープロスペクター 4×519213-13-8-15817.7%
ヌレイエフ 5×4493-4-3-3920.4%

レイズアネイティヴ・ミスタープロスペクターのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。先頭とそれ以下で開きがあり、筆頭が乗ってきたときは一段高く見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 5-6-4-5 複勝率 75.0%/勝率 25.0%
  • 川田将雅 16-9-9-19 複勝率 64.2%/勝率 30.2%
  • M.デム 4-5-1-9 複勝率 52.6%/勝率 21.1%
  • 武豊 6-3-7-15 複勝率 51.6%/勝率 19.4%
  • 池添謙一 5-6-2-15 複勝率 46.4%/勝率 17.9%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルメール 5-6-4-5 平均1.7番人気の馬で複勝率 75.0%(人気どおりなら56.5%)
  • 池添謙一 5-6-2-15 平均5.5番人気の馬で複勝率 46.4%(人気どおりなら31.1%)
  • 川田将雅 16-9-9-19 平均2.3番人気の馬で複勝率 64.2%(人気どおりなら51.6%)
  • M.デム 4-5-1-9 平均3.8番人気の馬で複勝率 52.6%(人気どおりなら40.2%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が39.8%。リピーターに注目です。

阪神芝2400mでは、同じ舞台での好走実績がそのまま次走の裏づけになります。前走の着順より、このコースでの実績を優先したいところです。

まとめ:買い方の指針

  • 脚質の有利不利は小さめです。位置取りより馬の力を重視したいところです。
  • 枠は内が有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
  • 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA阪神芝2400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ1,479頭/140レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。