セントウルステークスの傾向|過去10年データとステップレース分析

セントウルステークスの傾向|過去10年データとステップレース分析

セントウルステークス(阪神・芝1200m/GⅡ)の過去10年の傾向を、実測データで振り返ります。
9月の芝1200mで行われるスプリント重賞で、過去10回のうち7回は1番人気が勝っています。
ステップレース(前走)や人気の信頼度、脚質・血統まで順に見ていきます。

セントウルステークスは過去10年のうち2020〜2022年と2024年の4回が中京・芝1200m、残る6回が阪神・芝1200mで施行されました。本記事の枠順・平均ラップは現行条件(阪神・芝1200m)の6回のみで集計し、人気やステップレースなど条件に依存しない項目は10回すべてを対象にしています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
セントウルステークス
主な施行条件
阪神芝1200
1番人気の複勝率
80%(8/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

11番人気の複勝は堅い
複勝圏を外す年が少なく、軸としては信頼できる。
2比較的順当
上位人気で決着する年が多く、狙いは絞りやすい。

過去の勝ち馬とステップレース

各年の勝ち馬と、その前走(ステップレース)です。どこを使ってきた馬が勝っているかが分かります。

勝ち馬人気前走(ステップ)
2025カンチェンジュンガ8人気京王杯スプリングカップ(GⅡ) 7着
2024トウシンマカオ2人気京王杯スプリングカップ(GⅡ) 6着
2023テイエムスパーダ14人気北九州記念(GⅢ) 13着
2022メイケイエール1人気京王杯スプリングカップ(GⅡ) 1着
2021レシステンシア1人気ヴィクトリアマイル(GⅠ) 6着
2020ダノンスマッシュ1人気安田記念(GⅠ) 8着
2019タワーオブロンドン1人気キーンランドカップ(GⅢ) 2着
2018ファインニードル1人気チェアマンズスプリントプライズ(GⅠ) 4着
2017ファインニードル1人気北九州記念(GⅢ) 5着
2016ビッグアーサー1人気高松宮記念(GⅠ) 1着

過去10年で3着以内が多かった前走レースです。数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

前走レース着別度数複勝率
北九州記念2-3-2-3616%
京王杯スプリングカップ3-1-1-271%
アイビスサマーダッシュ0-2-1-1023%
安田記念1-0-1-529%
高松宮記念1-1-0-167%
チェアマンズスプリントプライズ1-1-0-0100%
CBC賞0-1-1-1611%

前走の着順から見る傾向

出走馬を前走の着順で分け、本レースでの成績を見たものです。前走好走組が中心か、大敗からの巻き返しがあるかが分かります。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着2-1-4-1335%
前走2〜3着1-4-1-1529%
前走4〜5着2-1-2-2119%
前走6〜9着4-2-0-3216%
前走10着以下1-2-3-4013%

複勝率で見ると前走好走組が優勢ですが、前走6着以下から勝ち切った馬が5頭出ています。崩れた直後の馬を頭から消せないレースです。

コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利411頭34%
前走0.3秒差以内で敗戦398頭36%
前走0.4〜0.8秒差792頭21%
前走0.9秒差以上の敗戦1203頭14%

僅差で負けていた馬ほど、次にこのコースで巻き返しやすい傾向です。

前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速235頭34%
前走 上がり2〜3位395頭27%
前走 上がり4位以下2087頭20%

前走でメンバー上位の脚を使えていた馬が、このコースでも好走しやすい傾向です。

前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行922頭28%
前走 好位741頭25%
前走 中団547頭16%
前走 後方479頭14%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、セントウルステークス固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

1番人気は過去10回で7勝
複勝圏を外した年は2回だけで、複勝軸としては信頼できます

勝ち馬の平均人気は3.1番人気。
2〜3着馬の平均人気は4.5番人気で、
三連複の平均配当は14,517円、万馬券率は20%です。

コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気241頭61%
2〜3番人気484頭45%
4〜6番人気725頭29%
7番人気以下1750頭9%

照合1番人気の複勝率は、コース全体よりセントウルステークスのほうが明確に上。1番人気は素直に信頼してよいレースです。

脚質の傾向

3着以内馬の4コーナー通過位置の内訳です。前と後ろ、どちらが有利かの目安になります。

逃げ・先行
14頭
好位
7頭
中団
7頭
後方
2頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行868頭42%
好位844頭24%
中団748頭14%
後方740頭8%

照合セントウルステークス(この10回)もコース全体も前・好位が優勢で一致。やはり前に行ける馬が残りやすく、先行力を素直に重視できます。

枠順の傾向

阪神芝1200で行われた6回の、内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

着別度数複勝率
内枠(1-4)2-3-1-3216%
外枠(5-8)4-3-5-3625%

外枠が有利な傾向です。

コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)1438頭25%
外枠(5〜8枠)1762頭21%

照合セントウルステークスは外枠寄り、コース全体は内枠寄りと差があります。枠は決め打ちせず、当日の馬場状態も見て判断したいところです。

ペース・ラップ

阪神芝1200の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.1秒、終い3ハロンは11.4秒。
序盤と終いの速度差が小さく、流れは大きく偏りにくいコースです。

道中で息が入りにくく、その流れを前で受けたまま止まらない持続力のある先行馬に向きます。

12.0
1F
10.5
2F
10.8
3F
11.0
4F
11.3
5F
12.0
6F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(阪神芝1200・6レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(242レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.5秒、終い3ハロンは11.6秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.3
1F
10.9
2F
11.3
3F
11.3
4F
11.4
5F
12.0
6F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(阪神芝1200m全体・242レース)。棒が高いほど速い。

照合セントウルステークスの過去10年とコース全体はラップの形がよく似ています(重賞のほうが全体に速い流れですが、緩急のつき方は同じ)。今年もこの流れになりやすく、上の脚質傾向がそのまま生きるはずです。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳0-3-1-1225%
4歳5-1-1-2224%
5歳5-2-3-2926%
6歳0-3-4-3218%
7歳0-1-1-1910%
8歳以上0-0-0-70%

馬体重と前走からの増減

当日の馬体重

出走馬を当日の馬体重で分けた成績です。

馬体重着別度数複勝率
439kg以下0-1-1-433%
440〜449kg0-0-0-80%
450〜459kg0-0-0-70%
460〜469kg1-2-3-1430%
470〜479kg3-1-1-1822%
480〜489kg1-1-2-2017%
490〜499kg2-3-2-2224%
500〜509kg1-0-0-137%
510〜519kg1-0-1-722%
520kg以上1-2-0-827%

480kg以上の大型馬は87走中17回が3着以内。それより軽い馬と同程度で、体重による傾向は出ていません。

コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での馬体重別の複勝率です。

馬体重別
区分複勝率
439kg以下639頭20%
440〜449kg319頭24%
450〜459kg367頭23%
460〜469kg445頭23%
470〜479kg417頭22%
480〜489kg352頭23%
490〜499kg285頭25%
500〜509kg164頭22%
510〜519kg109頭30%
520kg以上103頭24%

照合阪神芝1200m全体で見ても、480kg以上の馬の複勝率はそれより軽い馬とほとんど変わりません。

前走からの増減

出走馬を前走からの馬体重の増減で分けた成績です。初出走の馬と、前走の馬体重が記録に無い馬は除いています。

前走からの増減着別度数複勝率
4kg以上減3-0-4-3318%
増減3kg以内1-4-2-4713%
4kg以上増6-6-4-4128%
コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での前走からの増減別の複勝率です。

前走からの増減別
区分複勝率
4kg以上減764頭21%
増減3kg以内1174頭23%
4kg以上増860頭22%

照合阪神芝1200m全体でも区分による複勝率の差はほとんどありません。

好走している父系(父の父=祖父)

過去10年の3着以内を、父の父(祖父にあたるグランドサイアー)でまとめた着別度数です。父単位より母数が確保でき、父系としての得意・不得意が見えます。

父系(父の父)着別度数複勝率
サクラバクシンオー系2-1-1-450%
キングカメハメハ系1-2-1-1521%
サンデーサイレンス系1-0-2-2511%
コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
エンドスウィープ系13-7-6-5432%
キングカメハメハ系36-35-31-24929%
サクラバクシンオー系11-11-8-7828%
サンデーサイレンス系35-46-48-40924%
ディープインパクト系20-20-26-21523%
Fuji Kiseki系6-10-10-10420%

照合セントウルステークスで好走が目立つサクラバクシンオー系は、コース全体でも複勝率上位。血統的な裏付けがあり、信頼度は高めです。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ニアークティック 5×59-11-8-6430%
ターントゥ 5×55-3-5-3328%
サドラーズウェルズ 4×44-1-7-3128%
ニジンスキー 5×58-5-3-4327%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
リファール 4×43-0-7-7811%
ヌレイエフ 5×43-5-6-6418%

とくにリファール(4×4)・ヌレイエフ(5×4)のクロスは複勝率が伸びていません。この血が濃い馬は、人気でも過信しすぎないほうが無難です。

好走が多い騎手

過去10年の成績が良い騎手です。

騎手着別度数複勝率
浜中俊0-1-2-350%
ルメール2-0-0-167%
川田将雅2-0-0-340%
M.デム1-1-0-250%
横山典弘0-1-1-0100%
岩田望来0-1-1-340%
コース全体(参考)

阪神芝1200m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・3,200頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
武豊16-12-13-5045%
川田将雅7-14-8-4141%
岩田康誠8-8-8-4038%
岩田望来11-7-13-5237%
坂井瑠星11-5-7-4434%
浜中俊4-6-8-4031%

照合セントウルステークスで好走の浜中俊は、コース全体でも複勝率上位。このコースを得意にしている点は心強い材料です。

まとめ:狙い方の指針

  • 1番人気は複勝軸として信頼できる。軸はここから入って堅い。
  • 比較的順当に決まりやすい。上位人気を中心に絞ってよい。
  • 前・好位が有利。先行力のある馬を上に取る。
  • 父系はサクラバクシンオー系が好成績。コース全体でも上位で、同じ父系を持つ馬に注目。

本記事の数字は過去の実測値です(セントウルステークスの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。