紫苑ステークス2026|過去10年のデータと傾向

紫苑ステークスは、中山芝2000mで行われる3歳牝馬限定のGⅡレースです。2000年に秋華賞のトライアルとして始まり、2016年に重賞(GⅢ)となって、2023年からはGⅡで行われています。3着までに入った馬には秋華賞への優先出走権が与えられ、2017年のディアドラと2022年のスタニングローズは、ここを勝って秋華賞も制しました。
過去10年の勝ち馬のうち4頭は、前走でオークス(優駿牝馬)を走っていた馬です。そのうち2020年のマルターズディオサと2021年のファインルージュは、オークスで2桁着順に敗れてからの巻き返しでした。一方、前走を勝っていた馬は意外と苦戦しており、3着以内に入ったのは7頭だけです。
紫苑ステークスは過去10年(2016〜2025年)すべて中山・芝2000mで行われていますが、2016〜2022年はGⅢ、2023年からGⅡになりました。秋華賞のトライアル競走で、上位3頭に優先出走権が与えられます。3歳牝馬限定戦のため出走馬は全頭が3歳馬です。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- レース
- 紫苑ステークス
- 主な施行条件
- 中山芝2000
- 1番人気の複勝率
- 60%(6/10回)
- 集計
- 過去10回(2016〜2025年)
まず押さえる特徴
過去の勝ち馬とステップレース
勝ち馬10頭と、その前走です。
| 年 | 勝ち馬 | 人気 | 前走(ステップ) |
|---|---|---|---|
| 2025 | ケリフレッドアスク | 7人気 | 1勝クラス 4着 |
| 2024 | クリスマスパレード | 5人気 | 関東オークス(JpnⅡ) 9着 |
| 2023 | モリアーナ | 4人気 | NHKマイルカップ(GⅠ) 6着 |
| 2022 | スタニングローズ | 1人気 | 優駿牝馬(GⅠ) 2着 |
| 2021 | ファインルージュ | 2人気 | 優駿牝馬(GⅠ) 11着 |
| 2020 | マルターズディオサ | 5人気 | 優駿牝馬(GⅠ) 10着 |
| 2019 | パッシングスルー | 2人気 | 1勝クラス 1着 |
| 2018 | ノームコア | 2人気 | フローラステークス(GⅡ) 3着 |
| 2017 | ディアドラ | 1人気 | HTB賞 1着 |
| 2016 | ビッシュ | 1人気 | 優駿牝馬(GⅠ) 3着 |
前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。
| 前走レース | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 優駿牝馬 | 4-6-4-24 | 37% |
| 1勝クラス | 2-1-3-34 | 15% |
| かもめ島特別 | 0-1-1-0 | 100% |
前走別ではオークス(優駿牝馬)組が中心で、1勝クラス組は40頭の出走で2勝です。
前走の着順から見る傾向
前走の着順ごとの成績です。
| 前走の着順 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 前走1着 | 2-2-3-51 | 12% |
| 前走2〜3着 | 3-1-4-16 | 33% |
| 前走4〜5着 | 1-2-0-14 | 18% |
| 前走6〜9着 | 2-2-1-20 | 20% |
| 前走10着以下 | 2-2-2-25 | 19% |
前走1着だった馬は2勝にとどまり、前走6着以下からは4頭が勝っています。春のGⅠで敗れていた実績馬が、秋の初戦で巻き返すケースが目立ちます。
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走を勝利964頭 | 33% |
| 前走0.3秒差以内で敗戦691頭 | 41% |
| 前走0.4〜0.8秒差1416頭 | 24% |
| 前走0.9秒差以上の敗戦2919頭 | 12% |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走で上がり最速777頭 | 36% |
| 前走 上がり2〜3位1159頭 | 30% |
| 前走 上がり4位以下3965頭 | 16% |
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 前走 逃げ・先行1633頭 | 27% |
| 前走 好位1662頭 | 26% |
| 前走 中団1380頭 | 18% |
| 前走 後方1280頭 | 12% |
※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、紫苑ステークス固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。
人気の信頼度と2〜3着の荒れ方
過去10年の1番人気は3勝。2021年のエクランドール(3.5倍)は17着、2023年のグランベルナデット(3.7倍)は10着に敗れています。
単勝50倍以上の50頭は、1頭も3着以内に入っていません。
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での人気別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 1番人気521頭 | 68% |
| 2〜3番人気1037頭 | 46% |
| 4〜6番人気1556頭 | 28% |
| 7番人気以下4233頭 | 7% |
脚質の傾向
過去10年の3着以内30頭を、4コーナーの位置で分けた内訳です。
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 逃げ・先行1996頭 | 38% |
| 好位1958頭 | 27% |
| 中団1691頭 | 14% |
| 後方1702頭 | 4% |
逃げ・先行の馬が中心で、勝ち馬も6頭が逃げ・先行からです。そのなかで、2023年のモリアーナは後方から差し切っています。
枠順の傾向
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。
| 枠 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 内枠(1-4) | 1-6-4-58 | 16% |
| 外枠(5-8) | 9-4-6-69 | 22% |
勝ち馬10頭のうち9頭は外枠から出ています。中山芝2000m全体では内外の差がほとんどなく、紫苑ステークスで目立つ傾向です。
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での枠順別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 内枠(1〜4枠)3271頭 | 22% |
| 外枠(5〜8枠)4076頭 | 21% |
ペース・ラップ
前半5Fは平均60.1秒、後半5Fは58.9秒。中盤で一度緩んだあと、残り600mは11秒台半ばのラップのまま最後まで落ちません。
中山芝2000m全体(521レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり12.2秒、終い3ハロンは11.9秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。
中山芝2000m全体と比べると前半・後半とも1秒以上速く、速いペースを長く続ける力が問われる流れです。
馬体重と前走からの増減
当日の馬体重
当日の馬体重別の成績です。
| 馬体重 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 439kg以下 | 1-2-2-33 | 13% |
| 440〜449kg | 1-1-1-14 | 18% |
| 450〜459kg | 2-2-1-20 | 20% |
| 460〜469kg | 1-0-1-17 | 11% |
| 470〜479kg | 3-1-0-20 | 17% |
| 480〜489kg | 1-2-2-9 | 36% |
| 490〜499kg | 1-2-0-5 | 38% |
| 500〜509kg | 0-0-2-4 | 33% |
| 510〜519kg | 0-0-0-3 | 0% |
| 520kg以上 | 0-0-1-2 | 33% |
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での馬体重別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 439kg以下1195頭 | 13% |
| 440〜449kg660頭 | 15% |
| 450〜459kg838頭 | 22% |
| 460〜469kg938頭 | 23% |
| 470〜479kg944頭 | 22% |
| 480〜489kg905頭 | 27% |
| 490〜499kg705頭 | 27% |
| 500〜509kg499頭 | 22% |
| 510〜519kg302頭 | 21% |
| 520kg以上361頭 | 27% |
前走からの増減
前走からの馬体重の増減別に見た成績です。
| 前走からの増減 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 4kg以上減 | 0-0-2-29 | 6% |
| 増減3kg以内 | 3-5-2-41 | 20% |
| 4〜9kg増 | 4-3-5-34 | 26% |
| 10kg以上増 | 3-2-1-23 | 21% |
前走から4kg以上馬体重を減らしていた31頭は、3着が2回あるだけです。反対に、馬体を増やしていた馬からは7勝が出ており、3歳秋の馬体増はマイナスになっていません。
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での前走からの増減別の複勝率です。
| 区分 | 複勝率 |
|---|---|
| 4kg以上減1568頭 | 20% |
| 増減3kg以内2537頭 | 22% |
| 4〜9kg増1412頭 | 23% |
| 10kg以上増618頭 | 22% |
好走している父系(父の父=祖父)
父の父(祖父)で分けた成績です。
| 父系(父の父) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| サンデーサイレンス系 | 1-3-4-34 | 19% |
| キングカメハメハ系 | 2-4-0-16 | 27% |
| ディープインパクト系 | 2-0-1-17 | 15% |
| シンボリクリスエス系 | 1-1-1-6 | 33% |
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。
| 区分 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| Kingmambo系 | 20-18-21-120 | 33% |
| シンボリクリスエス系 | 23-19-29-164 | 30% |
| ブラックタイド系 | 16-9-3-69 | 29% |
| スクリーンヒーロー系 | 12-12-11-90 | 28% |
| フジキセキ系 | 5-5-5-41 | 27% |
| サンデーサイレンス系 | 136-126-123-1079 | 26% |
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。
好走が目立つクロス
| クロス(祖先) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ストームバード 4×5 | 5-6-4-32 | 32% |
苦戦しているクロス
| クロス(祖先) | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ニアークティック 5×5 | 0-7-5-89 | 12% |
| ニジンスキー 5×5 | 5-2-5-84 | 12% |
中山芝2000mではストームバード4×5のクロスを持つ馬が好成績。一方、ニアークティック5×5とニジンスキー5×5は苦戦しています。
好走が多い騎手
過去10年の主な騎手の成績です。
| 騎手 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 戸崎圭太 | 2-0-2-5 | 44% |
| ルメール | 1-1-1-5 | 38% |
| 武豊 | 0-2-1-0 | 100% |
| 津村明秀 | 0-1-2-3 | 50% |
| 横山武史 | 0-2-0-3 | 40% |
| 三浦皇成 | 0-1-1-6 | 25% |
中山芝2000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・7,347頭)での複勝率の高い騎手です。
| 区分 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|
| ルメール | 61-29-26-78 | 60% |
| 戸崎圭太 | 48-51-32-194 | 40% |
| 武豊 | 5-9-8-38 | 37% |
| M.デム | 15-16-17-83 | 37% |
| 横山武史 | 34-22-21-136 | 36% |
| 田辺裕信 | 32-34-25-169 | 35% |
まとめ
- 勝ち馬4頭が前走オークス(優駿牝馬)。うち2頭は2桁着順から。
- 前走1着の馬は3着以内7頭。前走6着以下からも4勝。
- 勝ち馬10頭のうち9頭が外枠。
- 前走から4kg以上減の31頭は3着2回だけ。
本記事の数字は過去の実測値です(紫苑ステークスの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







