函館芝1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

函館芝1800mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝1800mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 函館・芝1800m
- 1番人気の複勝率
- 70.2%
- 三連複 万馬券率
- 28.0%
- 集計レース数
- 182レース
まず押さえる3つの特徴
脚質:位置取り別の傾向
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。
前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。
| 位置取り | 出走数 | 函館芝1800 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 534 | 44.4% | 37.5% |
| 好位 | 540 | 33.5% | 30.8% |
| 中団 | 577 | 17.2% | 19.0% |
| 後方 | 577 | 5.0% | 7.7% |
ペース:1ハロンごとの平均ラップ
序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。
枠順:内が有利(馬場を問わず)
外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも内が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 28.6% | 21.3% | 内が有利 |
| 良馬場 | 28.5% | 21.5% | 内が有利 |
| 道悪 | 28.7% | 20.8% | 内が有利 |
開催が進んでも傾向は大きく変わらない
序盤から終盤まで内枠有利が続きます。
時期による狙いの変更は不要で、素直に内枠を評価できます。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 内枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 内枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 内枠が有利 |
荒れ度:堅く決まりやすいコース
三連複の平均配当は12,484円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。
人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。
人気:1番人気は信頼できる
1番人気の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。1番人気は軸に置けるコースです。ただし頭で固定するほどの信頼までは要りません。
| 人気 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 181 | 70.2% | 66.4% |
| 2〜3番人気 | 364 | 48.4% | 49.7% |
| 4〜6番人気 | 544 | 26.1% | 27.9% |
| 7〜9番人気 | 503 | 13.3% | 12.4% |
| 10番人気以下 | 636 | 5.3% | 4.2% |
距離ローテ:距離を延ばしてきた馬が走る
距離を延ばしてきた馬がやや優勢です。延長を嫌う必要はないコースです。
| 前走からの距離変更 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 200m超の短縮 | 87 | 13.8% | 22.5% |
| 200m以内の短縮 | 481 | 24.7% | 25.0% |
| 同じ距離 | 856 | 26.3% | 27.1% |
| 200m以内の延長 | 329 | 23.4% | 22.5% |
| 200m超の延長 | 196 | 10.7% | 11.8% |
出走間隔:間隔による差は小さい
出走間隔で取捨を決められるコースではありません。ただし、中1〜2週で使われた馬は複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。
| 前走からの間隔 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 中1〜2週 | 739 | 23.7% | 21.4% |
| 3〜5週 | 365 | 25.8% | 24.2% |
| 6〜12週 | 539 | 21.5% | 26.0% |
| 13週以上 | 306 | 22.5% | 22.8% |
馬体重:大型馬は割引
520kg以上の馬はひと息です。パワーで押すより、立ち回りで運ぶタイプが向いています。
| 馬体重 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 428 | 22.9% | 17.9% |
| 440〜479kg | 1,147 | 25.6% | 23.8% |
| 480〜519kg | 599 | 23.9% | 26.5% |
| 520kg以上 | 54 | 20.4% | 23.9% |
好走しやすい血統
このコースと相性の良い種牡馬です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- スクリーンヒーロー 1-8-8-23 複勝率 42.5%
- キズナ 11-6-8-42 複勝率 37.3%
- ロードカナロア 9-9-5-41 複勝率 35.9%
- ルーラーシップ 6-10-9-55 複勝率 31.2%
- ダノンバラード 2-4-9-33 複勝率 31.2%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばロベルト 4×4なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じロベルトがいます。
函館芝1800mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ロベルト 4×4 | 36 | 6-2-4-24 | 33.3% |
| ノーザンテースト 4×4 | 71 | 6-12-5-48 | 32.4% |
| ダンジグ 5×5 | 72 | 6-7-9-50 | 30.6% |
いちばん高いのはロベルトのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ヌレイエフ 5×4 | 51 | 4-0-1-46 | 9.8% |
| ニジンスキー 5×5 | 23 | 1-0-2-20 | 13.0% |
| ストームキャット 3×5 | 20 | 2-0-2-16 | 20.0% |
ヌレイエフ・ニジンスキーのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースで数字を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- ルメール 11-15-9-22 複勝率 61.4%/勝率 19.3%
- 武豊 12-20-12-45 複勝率 49.4%/勝率 13.5%
- 池添謙一 14-7-11-50 複勝率 39.0%/勝率 17.1%
- 横山武史 15-19-11-74 複勝率 37.8%/勝率 12.6%
- 浜中俊 9-5-6-33 複勝率 37.7%/勝率 17.0%
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 国分恭介 1-1-5-15 平均7.7番人気の馬で複勝率 31.8%(人気どおりなら20.1%)
- 浜中俊 9-5-6-33 平均5.8番人気の馬で複勝率 37.7%(人気どおりなら26.7%)
- 荻野琢真 1-3-1-17 平均9.9番人気の馬で複勝率 22.7%(人気どおりなら13.4%)
- 武豊 12-20-12-45 平均3.6番人気の馬で複勝率 49.4%(人気どおりなら41.7%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が39.1%。リピーターに注目です。
函館芝1800mは一度好走した馬が何度でも走るコースです。同コース好走歴だけで軸候補の根拠になります。
まとめ:買い方の指針
- 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
- 枠は内が有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。
- 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
- 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA函館芝1800m・正常完走レースの実測値です(出走延べ2,228頭/182レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







