福島ダート2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

福島ダート2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

福島ダート2400mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
ダート2400mの中でも差しが届きやすく、しかも荒れやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※ このコースは施行されたレース自体が少ないため、この記事の数字はいずれも参考程度に見てください。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
福島・ダート2400m
1番人気の複勝率
38.5%
三連複 万馬券率
46.2%
集計レース数
13レース

まず押さえる3つの特徴

1差しが届きやすい
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート2400〜2500m戦より低い。
2荒れやすい
サンプルは少なめですが、三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より高い。
3枠は内が有利
内枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない

ダートのコースなので、基本は前が有利です。

ただし、全国のダート2400〜2500m戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。

とはいえ後方まで下げた馬も平均を下回っており、前すぎても後ろすぎても届きません。好位を取れる馬が中心です。

逃げ・先行
51.2%
好位
36.2%
中団
2.7%
後方
0.0%
4角の位置取り別の複勝率(福島ダ2400・2018-2026)。
位置取り出走数福島ダ2400全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行4151.2%55.1%
好位4736.2%31.7%
中団372.7%10.7%
後方510.0%3.0%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート2400〜2500m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

13.1
1F
11.8
2F
12.9
3F
13.1
4F
12.9
5F
13.2
6F
13.4
7F
13.1
8F
12.7
9F
12.8
10F
12.9
11F
13.0
12F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(福島ダ2400・13レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内が有利

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうが有利です。
馬場状態による違いは下の表のとおりです。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体26.0%19.2%内が有利
良馬場26.0%18.7%内が有利
道悪25.0%25.0%ほぼ互角

荒れ度:万馬券が出やすいコース

三連複の平均配当は31,777円。
サンプルが少なく参考値ですが、万馬券が出る割合は全JRA競馬場の平均より高いです。

前が崩れて差しが届く場面も多く、人気薄をひもに一頭足すだけで三連複の配当が跳ねやすい舞台です。

人気:1番人気の取りこぼしが多い

1番人気の複勝率が、全国のダート2400〜2500m戦の平均を下回ります。人気馬に寄りかかると取りこぼします。3連系はひもを広く取り、頭は複数用意したいコースです。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が低くなっています。ひもも上位人気で固めるほうが向いています。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気1338.5%57.9%
2〜3番人気2653.8%45.4%
4〜6番人気3923.1%26.5%
7〜9番人気3917.9%17.5%
10番人気以下596.8%6.2%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る

前走より距離を詰めてきた馬が、はっきり走っています。長い距離で我慢していた馬が、距離短縮で一変する場面の多いコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m以内の短縮3125.8%23.1%
同じ距離2920.7%26.8%
200m超の延長11020.0%22.7%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

出走間隔:休み明けは割引が必要

間隔が開いた馬は分が悪めです。ローテの詰まった馬を見直したいコースです。また、中1〜2週の連闘に近いローテも複勝率が低く、前走で残った疲れが影響しやすい舞台と言えます。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週7814.1%21.0%
3〜5週4831.2%26.6%
6〜12週3330.3%25.8%
13週以上1717.6%19.7%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬が走るコース

馬格がそのまま結果に出ています。520kgを超える馬は、人気が無くても押さえておきたいところです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下1010.0%15.4%
440〜479kg7220.8%23.7%
480〜519kg7622.4%25.3%
520kg以上1833.3%22.5%
太字は、全国のダート2400〜2500m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばミスタープロスペクター 4×4なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じミスタープロスペクターがいます。

福島ダート2400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ミスタープロスペクター 4×4342-2-5-2526.5%

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
レイズアネイティヴ 5×5221-1-2-1818.2%

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

まとめ:買い方の指針

  • 基本は前有利です。ただし前に行き切ると止まるので、好位を取れる馬を中心に組みたいコースです。
  • 枠は内が有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 荒れやすいコースです。三連複は手広く取りたいところです。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA福島ダート2400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ176頭/13レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。