福島芝1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

福島芝1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

福島芝1800mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝1800mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
福島・芝1800m
1番人気の複勝率
60.5%
三連複 万馬券率
35.8%
集計レース数
265レース

まず押さえる特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦より高い。
2枠は内が有利
内枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
40.7%
好位
27.7%
中団
13.4%
後方
4.1%
4角の位置取り別の複勝率(福島芝1800・2018-2026)。
位置取り出走数福島芝1800全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行90940.7%37.5%
好位92427.7%30.8%
中団96313.4%19.0%
後方9794.1%7.7%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝1800〜2000m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

12.6
1F
11.3
2F
12.2
3F
12.7
4F
12.4
5F
12.0
6F
12.0
7F
11.9
8F
12.1
9F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(福島芝1800・265レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内が有利(馬場を問わず)

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうがやや上です。
良馬場でも道悪でも内が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体22.0%20.2%内が有利
良馬場22.1%20.1%内が有利
道悪21.9%20.6%内がやや有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで内枠有利が続きます。
時期による狙いの変更は不要で、素直に内枠を評価できます。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内外ほぼ互角
終盤(7日目以降)内枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:配当は平均どおり

三連複の平均配当は26,147円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。

人気:1番人気の取りこぼしが多い

1番人気の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を下回ります。1番人気を軽視する必要はありませんが、飛ぶ日があることは織り込んでおきたいコースです。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が低くなっています。ひもも上位人気で固めるほうが向いています。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気26360.5%66.4%
2〜3番人気52645.8%49.7%
4〜6番人気79525.2%27.9%
7〜9番人気77615.7%12.4%
10番人気以下1,4155.2%4.2%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

出走間隔:休み明けは割引が必要

13週以上あけた馬は、はっきり苦戦しています。休み明けは大きく割り引きたいコースです。一方、中1〜2週で使われた馬は複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週78824.2%21.4%
3〜5週67724.2%24.2%
6〜12週1,06220.5%26.0%
13週以上56214.1%22.8%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬は割引

大型馬はやや分が悪めです。馬体の大きさより、コーナーでの器用さを見たいコースです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下94217.8%17.9%
440〜479kg1,93422.4%23.8%
480〜519kg82721.5%26.5%
520kg以上7220.8%23.9%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースと相性の良い種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • スクリーンヒーロー 5-12-6-43 複勝率 34.8%
  • ドゥラメンテ 11-8-4-47 複勝率 32.9%
  • ダノンバラード 10-5-8-47 複勝率 32.9%
  • ステイゴールド 3-5-6-31 複勝率 31.1%
  • ディープインパクト 15-12-9-80 複勝率 31.0%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばストームキャット 3×4なら、父方をさかのぼって3代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じストームキャットがいます。

福島芝1800mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ストームキャット 3×4463-7-3-3328.3%
ノーザンテースト 4×41519-15-15-11225.8%
サドラーズウェルズ 4×4745-5-8-5624.3%

いちばん高いのはストームキャットのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ニジンスキー 5×5623-3-2-5412.9%
シアトルスルー 5×5291-0-3-2513.8%
レイズアネイティヴ 5×527311-17-14-23115.4%

ニジンスキー・シアトルスルーのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。ただし抜けた存在はおらず、乗り役より馬の力を見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • レーン 2-1-1-4 複勝率 50.0%/勝率 25.0%
  • 戸崎圭太 21-16-17-66 複勝率 45.0%/勝率 17.5%
  • 田辺裕信 8-13-6-36 複勝率 42.9%/勝率 12.7%
  • 三浦皇成 9-16-13-57 複勝率 40.0%/勝率 9.5%
  • 西村淳也 9-8-3-30 複勝率 40.0%/勝率 18.0%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 田辺裕信 8-13-6-36 平均4.7番人気の馬で複勝率 42.9%(人気どおりなら33.2%)
  • ドイル 3-1-0-6 平均5.7番人気の馬で複勝率 40.0%(人気どおりなら32.3%)
  • 三浦皇成 9-16-13-57 平均5.0番人気の馬で複勝率 40.0%(人気どおりなら32.7%)
  • 宮崎北斗 0-1-3-18 平均10.4番人気の馬で複勝率 18.2%(人気どおりなら11.1%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴はどこまで効くか

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が27.7%。

過信は禁物で、同じくらいの評価が並んだときに一押しする材料、という位置づけが合っています。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 枠は内が有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA福島芝1800m・正常完走レースの実測値です(出走延べ3,775頭/265レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。