小倉芝1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

小倉芝1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

小倉芝1800mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝1800mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
小倉・芝1800m
1番人気の複勝率
64.4%
三連複 万馬券率
32.4%
集計レース数
358レース

まず押さえる特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦より高い。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
41.1%
好位
30.0%
中団
15.7%
後方
4.7%
4角の位置取り別の複勝率(小倉芝1800・2018-2026)。
位置取り出走数小倉芝1800全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行1,12641.1%37.5%
好位1,22030.0%30.8%
中団1,20115.7%19.0%
後方1,2164.7%7.7%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝1800〜2000m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

12.5
1F
11.5
2F
12.4
3F
12.2
4F
12.0
5F
12.0
6F
11.9
7F
11.9
8F
12.1
9F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(小倉芝1800・358レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内外の差は小さい

内枠と外枠で複勝率に大きな差はなく、枠順による有利不利は小さいコースです。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体22.5%22.6%ほぼ互角
良馬場22.7%23.1%ほぼ互角
道悪21.9%21.7%ほぼ互角

開催が進むと内枠の有利が薄れる

序盤は内枠が有利ですが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠を過信しすぎないほうが良いでしょう。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内外ほぼ互角
終盤(7日目以降)内外ほぼ互角
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:配当は平均どおり

三連複の平均配当は17,494円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。

距離ローテ:距離を延ばしてきた馬が走る

延長ローテの馬がよく走っています。スタミナ勝負になりやすく、短い距離から回ってきた組を上に取りたいコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m超の短縮17616.5%22.5%
200m以内の短縮1,01322.0%25.0%
同じ距離1,60726.1%27.1%
200m以内の延長93125.9%22.5%
200m超の延長5489.5%11.8%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

出走間隔:休み明けは割引が必要

休み明けはやや割引が必要です。叩き2走目以降で、仕上がりの進んだ馬を中心に組みたいところです。一方、中1〜2週で使われた馬は複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週1,40323.8%21.4%
3〜5週1,02523.7%24.2%
6〜12週1,20921.3%26.0%
13週以上63820.4%22.8%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬は割引

520kg以上の馬は、はっきり苦戦しています。大きな馬には忙しい舞台で、機動力のあるタイプを上に取りたいコースです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下1,04518.0%17.9%
440〜479kg2,41022.4%23.8%
480〜519kg1,19127.6%26.5%
520kg以上11715.4%23.9%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで複勝率が高い種牡馬です。特定の血に好走が偏っており、父を見るだけでも取捨の手掛かりになります。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • リアルスティール 5-7-5-22 複勝率 43.6%
  • ブリックスアンドモルタル 6-6-3-26 複勝率 36.6%
  • ディープインパクト 35-28-23-155 複勝率 35.7%
  • ラブリーデイ 2-6-4-22 複勝率 35.3%
  • ドゥラメンテ 14-13-15-78 複勝率 35.0%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばダンジグ 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じダンジグがいます。

小倉芝1800mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ダンジグ 5×510311-6-13-7329.1%
サドラーズウェルズ 4×5774-11-5-5726.0%
ストームキャット 3×4434-3-4-3225.6%

いちばん高いのはダンジグのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ニアークティック 5×5610-3-1-576.6%
ブラッシンググルーム 5×5251-1-1-2212.0%
インリアリティ 5×5282-0-2-2414.3%

ニアークティック・ブラッシンググルームのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。上位のなかでも数字の開きが大きく、誰が乗るかで見え方が変わる舞台です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 川田将雅 26-15-7-23 複勝率 67.6%/勝率 36.6%
  • 坂井瑠星 7-12-6-24 複勝率 51.0%/勝率 14.3%
  • 北村友一 12-11-18-54 複勝率 43.2%/勝率 12.6%
  • 横山和生 4-5-5-20 複勝率 41.2%/勝率 11.8%
  • 松山弘平 23-16-14-87 複勝率 37.9%/勝率 16.4%

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 荻野琢真 2-0-2-7 平均9.5番人気の馬で複勝率 36.4%(人気どおりなら13.5%)
  • 加藤祥太 1-4-1-11 平均9.3番人気の馬で複勝率 35.3%(人気どおりなら18.4%)
  • 川田将雅 26-15-7-23 平均1.6番人気の馬で複勝率 67.6%(人気どおりなら57.4%)
  • 北村友一 12-11-18-54 平均4.8番人気の馬で複勝率 43.2%(人気どおりなら34.4%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が33.4%。リピーターに注目です。

小倉芝1800mは同じ顔ぶれが何度も上位に来るコースです。コース実績のある馬は、迷ったときの後押しになります。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA小倉芝1800m・正常完走レースの実測値です(出走延べ4,763頭/358レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。