ローズステークス2026|過去10年のデータと傾向

ローズステークス2026|過去10年のデータと傾向

ローズステークスは、阪神芝1800m(外回り)で行われる3歳牝馬限定のGⅡレースです。1983年に創設され、当初はエリザベス女王杯のトライアルとして京都芝2000mで行われていましたが、1996年の秋華賞の創設に合わせて阪神に移り、2007年から1800mになりました。3着までに入った馬には秋華賞への優先出走権が与えられます。過去10年では、2016年のシンハライトと2025年のカムニャックが、オークス馬として秋の初戦となるここを勝っています。

過去10年の勝ち馬10頭のうち7頭が、前走でオークス(優駿牝馬)に出走していました。特に前走のGⅠで5着以内に入っていた16頭は、5勝・3着以内8頭と好成績です。一方、1勝クラスを勝ち上がってきた馬からも、2017年のラビットラン(8番人気)と2023年のマスクトディーヴァ(7番人気)が勝っています。

3着以内30頭のうち16頭が単勝10倍以上で、三連複の万馬券も過去10年で7回。高配当になる年が多くなっています。

ローズステークスは過去10年のうち2020〜2022年と2024年の4回が中京・芝2000m、残る6回が阪神・芝1800mで施行されました。本記事の枠順・平均ラップは現行条件(阪神・芝1800m)の6回のみで集計し、人気やステップレースなど条件に依存しない項目は10回すべてを対象にしています。秋華賞のトライアル競走で、上位3頭に優先出走権が与えられます。3歳牝馬限定戦のため出走馬は全頭が3歳馬です。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
ローズステークス
主な施行条件
阪神芝1800
1番人気の複勝率
60%(6/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

1オークス組から7勝
前走GⅠで5着以内だった16頭は、5勝・3着以内8頭です。
21勝クラス組からも2勝
2017年のラビットラン(8番人気)、2023年のマスクトディーヴァ(7番人気)と、人気薄での勝利です。
3人気薄の好走が多い
3着以内30頭のうち16頭が単勝10倍以上で、三連複の万馬券は7回です。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025カムニャック1人気優駿牝馬(GⅠ) 1着
2024クイーンズウォーク2人気優駿牝馬(GⅠ) 4着
2023マスクトディーヴァ7人気1勝クラス 1着
2022アートハウス1人気優駿牝馬(GⅠ) 7着
2021アンドヴァラナウト4人気出雲崎特別 1着
2020リアアメリア3人気優駿牝馬(GⅠ) 4着
2019ダノンファンタジー1人気優駿牝馬(GⅠ) 5着
2018カンタービレ5人気優駿牝馬(GⅠ) 13着
2017ラビットラン8人気1勝クラス 1着
2016シンハライト1人気優駿牝馬(GⅠ) 1着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
優駿牝馬7-1-3-3325%
1勝クラス2-4-3-2924%

前走別では、1勝クラス組が勝ち馬こそ2頭ですが、2〜3着に7頭が入り、相手としての好走が目立ちます。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着5-5-3-5320%
前走2〜3着0-2-1-1517%
前走4〜5着3-1-4-850%
前走6〜9着1-0-2-2312%
前走10着以下1-2-0-299%

前走4〜5着だった馬の好走が目立ち、3勝を挙げています。反対に、前走GⅠで10着以下だった馬の巻き返しは、2018年のカンタービレ(オークス13着)など少数です。

コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利546頭40%
前走0.3秒差以内で敗戦593頭43%
前走0.4〜0.8秒差1147頭27%
前走0.9秒差以上の敗戦2168頭14%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速570頭40%
前走 上がり2〜3位920頭35%
前走 上がり4位以下2866頭19%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行1055頭28%
前走 好位1201頭30%
前走 中団1131頭23%
前走 後方1020頭15%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、ローズステークス固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は4勝。2024年のレガレイラ(1.7倍)は5着、2020年のフアナ(4.2倍)は11着と、崩れる年も少なくありません。

単勝10倍以上で3着以内に入った16頭のうち、14頭は2着か3着で、人気薄は相手に入る形が中心です。

コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気431頭68%
2〜3番人気862頭53%
4〜6番人気1288頭28%
7番人気以下2722頭7%

脚質の傾向

過去10年の3着以内30頭を、4コーナーの位置で分けた内訳です。

逃げ・先行
10頭
好位
10頭
中団
7頭
後方
3頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行1392頭32%
好位1451頭31%
中団1233頭22%
後方1227頭11%

枠順の傾向

阪神芝1800mで行われた6回の、内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)2-3-3-3419%
外枠(5-8)4-3-3-4219%
コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)2330頭27%
外枠(5〜8枠)2973頭22%

ペース・ラップ

阪神で行われた6回の平均ラップは、序盤から11秒台の速い流れになり、道中で一度緩んだあと、直線に向けて再びペースが上がります。阪神芝1800m全体よりも前半3Fが1秒速く、序盤から流れやすいレースです。

12.5
1F
11.0
2F
11.3
3F
11.7
4F
12.1
5F
11.9
6F
11.4
7F
11.0
8F
11.9
9F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(阪神芝1800・6レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(431レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり12.0秒、終い3ハロンは11.6秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.7
1F
11.3
2F
11.8
3F
12.3
4F
12.3
5F
12.1
6F
11.5
7F
11.3
8F
11.9
9F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(阪神芝1800m全体・431レース)。棒が高いほど速い。

馬体重と前走からの増減

当日の馬体重

当日の馬体重別の成績です。

馬体重着別度数複勝率
439kg以下3-3-4-2826%
440〜449kg2-1-2-1822%
450〜459kg1-2-1-2414%
460〜469kg0-2-2-1225%
470〜479kg1-1-1-1914%
480〜489kg2-1-0-925%
490〜499kg0-0-0-150%
500〜509kg0-0-0-20%
520kg以上1-0-0-233%
コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での馬体重別の複勝率です。

馬体重別
区分複勝率
439kg以下929頭18%
440〜449kg512頭27%
450〜459kg648頭22%
460〜469kg739頭26%
470〜479kg709頭23%
480〜489kg582頭24%
490〜499kg478頭31%
500〜509kg318頭31%
510〜519kg194頭30%
520kg以上194頭25%

前走からの増減

前走からの馬体重の増減別に見た成績です。

前走からの増減着別度数複勝率
4kg以上減1-2-3-2718%
増減3kg以内5-4-1-3423%
4〜9kg増2-3-4-3321%
10kg以上増2-1-2-3512%
コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での前走からの増減別の複勝率です。

前走からの増減別
区分複勝率
4kg以上減1338頭24%
増減3kg以内1837頭24%
4〜9kg増924頭25%
10kg以上増384頭28%

前走から10kg以上馬体重を増やしていた40頭は、3着以内が5頭にとどまっています。3歳秋は成長期ですが、ローズステークスでは大幅な馬体増の馬が苦戦しています。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系5-4-3-4222%
ディープインパクト系1-1-1-2212%
コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
シンボリクリスエス系15-23-15-11631%
スクリーンヒーロー系10-9-14-7531%
サンデーサイレンス系158-136-136-101930%
Kingmambo系16-11-20-12328%
キングカメハメハ系52-65-51-45027%
ブラックタイド系4-3-7-4125%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
サドラーズウェルズ 4×59-8-9-4437%
リファール 5×532-18-26-18229%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ノーザンテースト 4×45-7-10-10118%
レイズアネイティヴ 5×518-24-24-29618%
ダンジグ 5×48-6-8-8820%

阪神芝1800mでは、出走数の多いリファール5×5のクロスを持つ馬が好成績。一方、ノーザンテースト4×4とレイズアネイティヴ5×5は苦戦しています。

好走が多い騎手

過去10年の主な騎手の成績です。

騎手着別度数複勝率
川田将雅5-0-1-367%
ルメール1-2-0-730%
池添謙一1-1-1-730%
岩田康誠0-1-1-340%
松山弘平0-1-1-625%
コース全体(参考)

阪神芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,303頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
川田将雅48-48-32-8361%
ルメール30-24-17-5158%
M.デム26-10-11-5546%
岩田望来21-17-20-9937%
坂井瑠星18-17-15-9135%
池添謙一18-20-8-9134%

騎手では川田将雅騎手が9回の騎乗で5勝。過去10年の勝ち馬の半分は、川田騎手が騎乗した馬でした。

まとめ

  • オークス(優駿牝馬)組から7勝。前走GⅠで5着以内の16頭は5勝。
  • 1勝クラス組から人気薄で2勝。
  • 三連複の万馬券は7回。3着以内の16頭が単勝10倍以上。
  • 前走から10kg以上増の40頭は3着以内5頭。
  • 川田将雅騎手は9回の騎乗で5勝。

本記事の数字は過去の実測値です(ローズステークスの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。