小倉芝2600mの傾向|コースの特徴と狙い方

小倉芝2600mの傾向|コースの特徴と狙い方

小倉芝2600mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝2600mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
小倉・芝2600m
1番人気の複勝率
59.6%
三連複 万馬券率
23.6%
集計レース数
89レース

まず押さえる3つの特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦より高い。
2堅く決まりやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3開催が進むと外枠有利に
後半になるほど内枠の成績が落ちていく。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
49.4%
好位
32.9%
中団
14.7%
後方
3.1%
4角の位置取り別の複勝率(小倉芝2600・2018-2026)。
位置取り出走数小倉芝2600全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行24549.4%36.3%
好位29532.9%32.4%
中団27314.7%20.9%
後方2883.1%8.2%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝2200〜2600m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

12.9
1F
11.7
2F
12.3
3F
12.5
4F
12.6
5F
12.8
6F
13.1
7F
12.6
8F
12.1
9F
12.0
10F
12.0
11F
12.0
12F
12.3
13F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(小倉芝2600・89レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:馬場で有利な枠が変わる

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうがやや上です。
ただし馬場状態によって有利な枠が入れ替わるので、下の表で確認してください。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体25.2%23.5%内が有利
良馬場27.6%21.2%内が有利
道悪19.9%28.4%外が有利

開催が進むと外枠有利に傾く

序盤に比べ、終盤ほど内枠の成績が下がり、外枠が利いてきます。
馬場が使われて内が荒れてくる影響と考えられます。

同じ小倉芝2600mでも、開催の後半は外枠を見直すのが有効です。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内枠が有利
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は16,895円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。

大穴が飛び込む決着は多くありません。ただし1番人気は取りこぼしがあるので、軸は上位人気の中で選び直したいコースです。

人気:1番人気の取りこぼしが多い

1番人気の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を下回ります。1番人気が消える前提で組み立てたいコースです。軸を2〜3番人気に移すか、頭固定を避けるのが無難です。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が高くなっています。相手はこの層まで広げる価値があります。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気8959.6%67.8%
2〜3番人気17648.9%49.7%
4〜6番人気26631.2%27.9%
7〜9番人気25213.1%12.6%
10番人気以下3183.8%4.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

距離ローテ:距離を延ばしてきた馬が走る

延長ローテの馬がよく走っています。スタミナ勝負になりやすく、短い距離から回ってきた組を上に取りたいコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m超の短縮80.0%20.4%
同じ距離34928.1%29.2%
200m以内の延長18432.1%27.7%
200m超の延長55819.7%19.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

出走間隔:休み明けは割引が必要

間隔が開いた馬は分が悪めです。ローテの詰まった馬を見直したいコースです。一方、中1〜2週で使われた馬は複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週34922.3%20.3%
3〜5週31026.1%24.9%
6〜12週27427.4%28.1%
13週以上16619.9%24.6%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬は割引

520kg以上の馬は、はっきり苦戦しています。大きな馬には忙しい舞台で、機動力のあるタイプを上に取りたいコースです。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下15618.6%18.1%
440〜479kg51324.8%24.9%
480〜519kg35427.4%25.7%
520kg以上7817.9%23.7%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで産駒がよく走っている種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ルーラーシップ 8-8-5-35 複勝率 37.5%
  • オルフェーヴル 6-9-8-40 複勝率 36.5%
  • キングカメハメハ 5-1-4-21 複勝率 32.3%
  • エピファネイア 5-1-5-26 複勝率 29.7%
  • ハーツクライ 8-3-4-39 複勝率 27.8%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばノーザンテースト 4×4なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じノーザンテーストがいます。

小倉芝2600mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ノーザンテースト 4×4495-1-9-3430.6%
サンデーサイレンス 3×415716-13-15-11328.0%
ミスタープロスペクター 4×514618-16-6-10627.4%

いちばん高いのはノーザンテーストのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
レイズアネイティヴ 5×5453-2-2-3815.6%
リファール 5×5492-4-2-4116.3%
ニアークティック 5×5241-3-0-2016.7%

レイズアネイティヴ・リファールのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。先頭とそれ以下で開きがあり、筆頭が乗ってきたときは一段高く見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 川田将雅 6-1-0-3 複勝率 70.0%/勝率 60.0%
  • 佐々木大 3-0-3-5 複勝率 54.5%/勝率 27.3%
  • 松山弘平 3-4-5-13 複勝率 48.0%/勝率 12.0%
  • 吉田隼人 4-5-3-16 複勝率 42.9%/勝率 14.3%
  • 藤岡佑介 6-2-2-15 複勝率 40.0%/勝率 24.0%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 小崎綾也 1-2-1-7 平均8.6番人気の馬で複勝率 36.4%(人気どおりなら14.2%)
  • 吉田隼人 4-5-3-16 平均5.9番人気の馬で複勝率 42.9%(人気どおりなら28.2%)
  • 小沢大仁 0-2-2-10 平均8.6番人気の馬で複勝率 28.6%(人気どおりなら14.5%)
  • 松山弘平 3-4-5-13 平均4.9番人気の馬で複勝率 48.0%(人気どおりなら34.1%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が31.6%。リピーターに注目です。

小倉芝2600mは同じ顔ぶれが何度も上位に来るコースです。コース実績のある馬は、迷ったときの後押しになります。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 開催の後半は外枠有利にシフトします。同じコースでも時期で狙いを変えたいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。ただし1番人気は取りこぼすので、軸は上位人気の中で選び直したいところです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA小倉芝2600m・正常完走レースの実測値です(出走延べ1,101頭/89レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。