中山芝2200mの傾向|コースの特徴と狙い方

中山芝2200mの傾向|コースの特徴と狙い方

中山芝2200mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝2200mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
中山・芝2200m
1番人気の複勝率
65.1%
三連複 万馬券率
28.2%
集計レース数
149レース

まず押さえる3つの特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦より高い。
2堅く決まりやすい
三連複で万馬券が出る割合が、全JRA競馬場の平均より低い。
3枠は内が有利
内枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国の芝2200〜2600m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
39.6%
好位
28.6%
中団
13.1%
後方
4.4%
4角の位置取り別の複勝率(中山芝2200・2018-2026)。
位置取り出走数中山芝2200全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行50539.6%36.3%
好位55628.6%32.4%
中団50513.1%20.9%
後方5254.4%8.2%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝2200〜2600m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

12.6
1F
11.4
2F
12.6
3F
12.6
4F
12.7
5F
12.5
6F
12.2
7F
12.1
8F
11.9
9F
11.8
10F
12.1
11F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(中山芝2200・149レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:内が有利(馬場を問わず)

外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも内が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体23.3%20.0%内が有利
良馬場23.4%20.2%内が有利
道悪22.8%19.4%内が有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで内枠有利が続きます。
時期による狙いの変更は不要で、素直に内枠を評価できます。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内枠が有利
終盤(7日目以降)内枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:堅く決まりやすいコース

三連複の平均配当は13,112円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。

人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。

人気:1番人気の信頼度は平均どおり

1番人気の複勝率は、全国の芝2200〜2600m戦とほぼ同水準です。人気どおりに決まるかどうかは、その日のメンバー次第です。人気そのものを補正する必要はありません。

中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が高くなっています。相手はこの層まで広げる価値があります。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気14965.1%67.8%
2〜3番人気29851.0%49.7%
4〜6番人気44630.0%27.9%
7〜9番人気4339.9%12.6%
10番人気以下7652.9%4.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る

短縮ローテがやや優勢です。前走で長い距離を使っていた馬を軽視しないほうが良いコースです。

前走からの距離変更出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
200m超の短縮21621.3%20.4%
200m以内の短縮23126.0%27.5%
同じ距離32326.0%29.2%
200m以内の延長77824.0%27.7%
200m超の延長51313.1%19.2%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。
前走は同じ期間のJRAでの前の出走。地方・海外からの出走は集計に入りません。

馬体重:大型馬は割引

520kg以上の馬はひと息です。パワーで押すより、立ち回りで運ぶタイプが向いています。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下24014.2%18.1%
440〜479kg91523.8%24.9%
480〜519kg80921.1%25.7%
520kg以上12719.7%23.7%
太字は、全国の芝2200〜2600m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースと相性の良い種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ディープインパクト 14-18-13-75 複勝率 37.5%
  • ルーラーシップ 11-11-7-67 複勝率 30.2%
  • エピファネイア 8-3-6-41 複勝率 29.3%
  • ステイゴールド 5-5-5-38 複勝率 28.3%
  • ドゥラメンテ 2-5-6-33 複勝率 28.3%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばターントゥ 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じターントゥがいます。

中山芝2200mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ターントゥ 5×5222-3-4-1340.9%
ニジンスキー 5×4242-6-1-1537.5%
サドラーズウェルズ 4×3223-0-4-1531.8%
リファール 5×51036-10-11-7626.2%

いちばん高いのはターントゥのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ニアークティック 5×5250-1-1-238.0%
ダンジグ 4×5585-1-4-4817.2%
レイズアネイティヴ 5×51306-9-8-10717.7%

ニアークティックのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースで好成績を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 川田将雅 6-4-3-6 複勝率 68.4%/勝率 31.6%
  • ルメール 15-13-8-26 複勝率 58.1%/勝率 24.2%
  • モレイラ 5-0-0-4 複勝率 55.6%/勝率 55.6%
  • 荻野極 1-1-3-5 複勝率 50.0%/勝率 10.0%
  • M.デム 6-6-7-23 複勝率 45.2%/勝率 14.3%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 荻野極 1-1-3-5 平均7.9番人気の馬で複勝率 50.0%(人気どおりなら20.1%)
  • 津村明秀 6-14-8-50 平均7.4番人気の馬で複勝率 35.9%(人気どおりなら21.4%)
  • 川田将雅 6-4-3-6 平均2.1番人気の馬で複勝率 68.4%(人気どおりなら54.3%)
  • 丹内祐次 8-7-3-44 平均8.0番人気の馬で複勝率 29.0%(人気どおりなら18.8%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が32.3%。リピーターに注目です。

中山芝2200mは一度好走した馬が再び走る傾向が強く、過去の同コース好走歴は素直に評価してよいコースです。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 枠は内が有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA中山芝2200m・正常完走レースの実測値です(出走延べ2,091頭/149レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。