クイーンステークス2026|過去10年のデータと傾向

クイーンステークス2026|過去10年のデータと傾向

クイーンステークスは、札幌芝1800mで行われる3歳以上牝馬限定のGⅢレースです。1953年に創設された歴史の長い重賞で、当初は東京芝2000mの3歳牝馬限定戦でしたが、2000年に札幌へ移り、古馬の牝馬も出走できるレースになりました。過去10年では、2018年に前年の秋華賞馬ディアドラが勝ち、翌2019年には海外GⅠのナッソーステークスも制しています。

過去10年の勝ち馬10頭のうち8頭は、前走がGⅠでした。ヴィクトリアマイル組が4勝、優駿牝馬(オークス)組が2勝しており、春のGⅠを走ってきた馬が夏の札幌で結果を出しています。前走GⅠで5着以内だった11頭に限ると、4頭が勝っています。

三連複の万馬券は過去10年で5回でした。

過去10年のうち2021年のみ函館・芝1800mで施行され、残る9年は札幌・芝1800mです。距離と芝という条件自体は変わっていません。本記事の枠順・ラップは現行条件(札幌・芝1800m)の9回のみで集計し、人気やステップレースなど条件に依存しない項目は10回すべてを対象にしています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
クイーンステークス
主な施行条件
札幌芝1800
1番人気の複勝率
70%(7/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

1勝ち馬10頭のうち8頭が前走GⅠ
ヴィクトリアマイル組が4勝、優駿牝馬(オークス)組が2勝しています。
2逃げ・先行は32頭中8頭
札幌芝1800m全体では逃げ・先行の複勝率が49%ありますが、クイーンステークスは25%です。
3札幌開催の3着以内は内枠17頭・外枠10頭
内枠は50頭、外枠は71頭が出走しています。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025アルジーヌ1人気ヴィクトリアマイル(GⅠ) 4着
2024コガネノソラ5人気優駿牝馬(GⅠ) 12着
2023ドゥーラ1人気優駿牝馬(GⅠ) 3着
2022テルツェット2人気ヴィクトリアマイル(GⅠ) 13着
2021テルツェット3人気ヴィクトリアマイル(GⅠ) 14着
2020レッドアネモス11人気マーメイドステークス(GⅢ) 8着
2019ミッキーチャーム1人気ヴィクトリアマイル(GⅠ) 8着
2018ディアドラ1人気ドバイターフ(GⅠ) 3着
2017アエロリット2人気NHKマイルカップ(GⅠ) 1着
2016マコトブリジャール9人気福島牝馬ステークス(GⅢ) 1着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
ヴィクトリアマイル4-3-3-1836%
マーメイドステークス1-2-1-1422%
福島牝馬ステークス1-1-1-1023%
優駿牝馬2-0-0-722%
NHKマイルカップ1-1-0-167%

前走別ではヴィクトリアマイル組が4勝と中心です。優駿牝馬(オークス)組も2勝しており、2023年のドゥーラと2024年のコガネノソラが、3歳で古馬を破っています。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着2-1-2-2020%
前走2〜3着2-3-4-1341%
前走4〜5着1-1-1-1023%
前走6〜9着2-2-2-2023%
前走10着以下3-3-1-4015%

前走10着以下からも3勝しています。2021年と2022年のテルツェット(ヴィクトリアマイル14着、13着)と2024年のコガネノソラ(優駿牝馬12着)で、いずれもGⅠで大敗してからの勝利でした。GⅠでの着順が悪くても、見限るのは早いレースです。

コース全体(参考)

札幌芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,225頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利308頭37%
前走0.3秒差以内で敗戦226頭50%
前走0.4〜0.8秒差437頭29%
前走0.9秒差以上の敗戦883頭16%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速240頭39%
前走 上がり2〜3位365頭41%
前走 上がり4位以下1184頭20%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行549頭34%
前走 好位533頭29%
前走 中団423頭24%
前走 後方341頭16%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、クイーンステークス固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は4勝、2着2回、3着1回です。2018年のディアドラ、2019年のミッキーチャーム、2023年のドゥーラ、2025年のアルジーヌの4頭は、いずれも1番人気での勝利でした。

2016年のマコトブリジャール(9番人気)や2020年のレッドアネモス(11番人気)のように、人気薄の勝利もあります。

コース全体(参考)

札幌芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,225頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気207頭76%
2〜3番人気414頭52%
4〜6番人気616頭27%
7番人気以下988頭9%

脚質の傾向

過去10年の3着以内30頭が、4コーナーでどの位置にいたかの内訳です。

逃げ・先行
8頭
好位
10頭
中団
7頭
後方
5頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

札幌芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,225頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行586頭49%
好位645頭35%
中団461頭16%
後方533頭6%

札幌芝1800m全体では逃げ・先行の複勝率が49%と高く、前に行った馬が圧倒的に有利なコースです。ところがクイーンステークスでは、逃げ・先行の32頭から3着以内は8頭で、複勝率は25%にとどまります。

3着以内30頭のうち12頭は中団より後ろにいた馬で、コース全体とは違って、差し・追い込みもよく決まっています。

枠順の傾向

札幌芝1800mで行われた9回の、内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)4-6-7-3334%
外枠(5-8)5-3-2-6114%

札幌開催の9回では内枠の複勝率34%に対して外枠は14%と、大きな差があります。勝ち馬の数はほぼ同じですが、2〜3着は内枠の馬が13頭を占めています。札幌芝1800m全体でも内枠の方が好走しており、クイーンステークスではその差がさらに広がっています。

コース全体(参考)

札幌芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,225頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)957頭31%
外枠(5〜8枠)1268頭26%

ペース・ラップ

12.3
1F
11.4
2F
12.0
3F
12.0
4F
12.0
5F
11.8
6F
11.7
7F
11.6
8F
11.8
9F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(札幌芝1800・9レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

札幌芝1800m全体(207レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり12.3秒、終い3ハロンは11.9秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.6
1F
11.9
2F
12.4
3F
12.4
4F
12.4
5F
12.2
6F
12.0
7F
11.8
8F
12.0
9F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(札幌芝1800m全体・207レース)。棒が高いほど速い。

札幌芝1800m全体と比べると、クイーンステークスは序盤から中盤まで1Fごとに0.4秒前後速く、道中で緩む区間がほとんどありません。前に行った馬にとっても楽な流れではありません。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳3-1-0-1225%
4歳4-5-3-3128%
5歳2-3-6-3822%
6歳1-1-1-2013%
7歳0-0-0-20%

4歳が4勝で最多です。3歳からも2017年のアエロリット(NHKマイルカップ1着)、2023年のドゥーラ、2024年のコガネノソラと3頭が勝っており、いずれも春のGⅠから臨んだ馬でした。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系3-3-4-3821%
キングカメハメハ系2-0-1-827%
ネオユニヴァース系1-1-1-260%
ステイゴールド系1-1-1-633%
Galileo系0-1-2-175%
コース全体(参考)

札幌芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,225頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
キングカメハメハ系33-21-20-14634%
ハーツクライ系5-10-3-3832%
Kingmambo系12-6-4-4732%
Dansili系17-14-11-9531%
スクリーンヒーロー系2-7-6-3629%
シンボリクリスエス系6-7-5-4429%

ディープインパクト系の12頭は、いずれも4着以下に終わっています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
サンデーサイレンス 3×431-30-46-19236%
ノーザンテースト 5×55-8-6-4032%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
レイズアネイティヴ 5×515-6-9-13718%
ターントゥ 5×54-2-2-3220%
ミスタープロスペクター 4×432-23-23-25324%
ヘイルトゥリーズン 5×534-25-36-30624%

札幌芝1800mでは、出走の多いサンデーサイレンス3×4のクロスでも複勝率が36%あり、頭数のわりに好走が目立ちます。一方、レイズアネイティヴ5×5は苦戦しています。

好走が多い騎手

過去10年の騎手別の成績です。

騎手着別度数複勝率
川田将雅2-0-0-250%
ルメール2-0-0-625%
横山典弘1-1-0-0100%
丹内祐次1-0-1-340%
岩田康誠0-1-1-167%
コース全体(参考)

札幌芝1800m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・2,225頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
ルメール24-27-12-3862%
横山武史29-15-7-6046%
武豊8-14-10-4641%
吉田隼人11-7-7-3740%
池添謙一13-3-12-5036%
藤岡佑介7-8-12-5135%

川田将雅騎手が4回の騎乗で2勝。ルメール騎手は札幌芝1800m全体では複勝率62%と高い数字を残していますが、クイーンステークスでは人気馬に乗りながら着外が6回あります。

まとめ

  • 勝ち馬10頭のうち8頭が前走GⅠ。前走GⅠで5着以内の11頭から4勝。
  • 前走10着以下の47頭からも3勝し、3頭とも前走はGⅠ。
  • 逃げ・先行は32頭中8頭が3着以内で、札幌芝1800m全体の49%を下回る。
  • 札幌開催の9回で、3着以内は内枠50頭中17頭、外枠71頭中10頭。

本記事の数字は過去の実測値です(クイーンステークスの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。