札幌芝1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

札幌芝1800mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝1800mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 札幌・芝1800m
- 1番人気の複勝率
- 76.2%
- 三連複 万馬券率
- 18.6%
- 集計レース数
- 172レース
まず押さえる3つの特徴
脚質:位置取り別の傾向
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。
前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。
| 位置取り | 出走数 | 札幌芝1800 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 424 | 50.2% | 37.5% |
| 好位 | 453 | 36.4% | 30.8% |
| 中団 | 427 | 22.0% | 19.0% |
| 後方 | 462 | 5.6% | 7.7% |
ペース:1ハロンごとの平均ラップ
序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。
枠順:内が有利(馬場を問わず)
外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうがやや上です。
良馬場でも道悪でも内が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 29.9% | 26.9% | 内が有利 |
| 良馬場 | 29.7% | 26.8% | 内が有利 |
| 道悪 | 30.3% | 27.4% | 内が有利 |
開催が進むと外枠有利に傾く
序盤に比べ、終盤ほど内枠の成績が下がり、外枠が利いてきます。
馬場が使われて内が荒れてくる影響と考えられます。
同じ札幌芝1800mでも、開催の後半は外枠を見直すのが有効です。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 内枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 内枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 外枠が有利 |
荒れ度:堅く決まりやすいコース
三連複の平均配当は8,220円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。
人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。
人気:1番人気は信頼できる
1番人気の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。1番人気が飛ぶ前提で組む必要はありません。軸は1番人気で固定してよいコースです。
| 人気 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 172 | 76.2% | 66.4% |
| 2〜3番人気 | 344 | 54.1% | 49.7% |
| 4〜6番人気 | 511 | 27.2% | 27.9% |
| 7〜9番人気 | 431 | 10.0% | 12.4% |
| 10番人気以下 | 371 | 4.6% | 4.2% |
出走間隔:休み明けでも走れる
間隔が開いた馬ほど走っています。仕上がり途上に見える馬でも、ここでは割り引かずに評価したいところです。また、中1〜2週で使われた馬も複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。
| 前走からの間隔 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 中1〜2週 | 719 | 25.2% | 21.4% |
| 3〜5週 | 364 | 28.6% | 24.2% |
| 6〜12週 | 279 | 29.0% | 26.0% |
| 13週以上 | 160 | 30.0% | 22.8% |
馬体重:大型馬が走るコース
520kg以上の馬は、複勝率が高くなっています。パワーで押せる馬格が武器になるコースです。
| 馬体重 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 308 | 26.9% | 17.9% |
| 440〜479kg | 979 | 28.8% | 23.8% |
| 480〜519kg | 497 | 28.0% | 26.5% |
| 520kg以上 | 45 | 26.7% | 23.9% |
好走しやすい血統
このコースで複勝率が高い種牡馬です。上位とそれ以外ではっきり差が出ており、血統は絞り込みの材料にできます。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- ドゥラメンテ 13-3-7-24 複勝率 48.9%
- ダノンバラード 4-7-5-20 複勝率 44.4%
- ゴールドシップ 6-6-11-34 複勝率 40.4%
- ディープインパクト 14-11-7-56 複勝率 36.4%
- キズナ 10-4-6-41 複勝率 32.8%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばサンデーサイレンス 3×4なら、父方をさかのぼって3代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じサンデーサイレンスがいます。
札幌芝1800mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| サンデーサイレンス 3×4 | 293 | 30-31-45-187 | 36.2% |
| ノーザンテースト 5×5 | 52 | 6-7-5-34 | 34.6% |
| サドラーズウェルズ 4×4 | 29 | 4-3-3-19 | 34.5% |
| リファール 5×5 | 102 | 12-13-9-68 | 33.3% |
| ヘイロー 4×5 | 470 | 47-47-57-319 | 32.1% |
いちばん高いのはサンデーサイレンスのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ストームバード 4×5 | 20 | 1-1-0-18 | 10.0% |
| ニジンスキー 5×4 | 29 | 1-2-1-25 | 13.8% |
| ターントゥ 5×5 | 20 | 2-0-1-17 | 15.0% |
ストームバード・ニジンスキーのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースで数字を残している騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 川田将雅 5-1-3-4 複勝率 69.2%/勝率 38.5%
- モレイラ 7-5-1-6 複勝率 68.4%/勝率 36.8%
- ルメール 16-22-8-27 複勝率 63.0%/勝率 21.9%
- キング 3-2-0-3 複勝率 62.5%/勝率 37.5%
- 北村友一 7-6-1-13 複勝率 51.9%/勝率 25.9%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 川田将雅 5-1-3-4 平均2.5番人気の馬で複勝率 69.2%(人気どおりなら49.7%)
- モレイラ 7-5-1-6 平均2.4番人気の馬で複勝率 68.4%(人気どおりなら49.5%)
- 北村友一 7-6-1-13 平均4.1番人気の馬で複勝率 51.9%(人気どおりなら36.6%)
- ルメール 16-22-8-27 平均2.2番人気の馬で複勝率 63.0%(人気どおりなら52.7%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が44.2%。リピーターに注目です。
札幌芝1800mは一度好走した馬が何度でも走るコースです。同コース好走歴だけで軸候補の根拠になります。
まとめ:買い方の指針
- 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
- 開催の後半は外枠有利にシフトします。同じコースでも時期で狙いを変えたいところです。
- 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
- 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA札幌芝1800m・正常完走レースの実測値です(出走延べ1,829頭/172レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







