中京記念2026|過去10年のデータと傾向

中京記念2026|過去10年のデータと傾向

中京記念は、中京芝1600mで行われる3歳以上のGⅢレースです。1953年に行われた「中京開設記念」を翌年に改称して始まった重賞で、現在はサマーマイルシリーズの1戦です。創設から長くハンデ戦で行われてきましたが、2025年から別定戦に変わりました。

過去10年の3着以内30頭のうち16頭は、4コーナーで中団より後ろにいた馬です。後方の35頭から7頭が3着以内に入っており、中京芝1600m全体の後方の複勝率7%を大きく上回っています。勝ち馬の平均人気も5.9番人気で、2020年には18番人気のメイケイダイハードが勝ちました。

過去10年の開催場は、中京が6回、小倉が3回、阪神が1回です。小倉の3回は芝1800mで行われたため、本記事の枠順と平均ラップは、現行条件の中京芝1600mで行われた6回に絞って集計しています。

脚質や人気、前走などは10回すべてのデータを使用しています。なお、施行時期は2025年から8月に変更されています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
中京記念
主な施行条件
中京芝1600
1番人気の複勝率
70%(7/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

14コーナー後方から3着以内7頭
後方の35頭の複勝率は20%で、中京芝1600m全体の後方(7%)を大きく上回っています。
25歳が6勝
53頭が出走し、18頭が3着以内に入っています。
32020年は18番人気が勝利
勝ち馬の平均人気は5.9番人気で、5番人気以下の勝ち馬が7頭います。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025マピュース5人気NHKマイルカップ(GⅠ) 7着
2024アルナシーム5人気エプソムカップ(GⅢ) 5着
2023セルバーグ8人気米子ステークス 12着
2022ベレヌス6人気谷川岳ステークス 2着
2021アンドラステ1人気マーメイドステークス(GⅢ) 4着
2020メイケイダイハード18人気欅ステークス 11着
2019グルーヴィット3人気NHKマイルカップ(GⅠ) 10着
2018グレーターロンドン1人気京王杯スプリングカップ(GⅡ) 4着
2017ウインガニオン5人気パラダイスステークス 1着
2016ガリバルディ7人気米子ステークス 5着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
米子ステークス2-1-2-2119%
NHKマイルカップ2-1-0-538%
安田記念0-2-1-1023%
ヴィクトリアマイル0-1-2-730%
パラダイスステークス1-1-0-625%
マーメイドステークス1-0-1-433%
谷川岳ステークス1-1-0-340%
京王杯スプリングカップ1-0-1-250%

前走別では米子ステークス組の出走が最も多く、勝ち馬も2頭出ました。NHKマイルカップ組からも2019年のグルーヴィット(10着)と2025年のマピュース(7着)が勝っており、3歳でGⅠを負けた馬が古馬相手に巻き返しています。安田記念組は13頭が出走して勝ち馬が出ていません。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着1-1-3-1328%
前走2〜3着1-2-3-1825%
前走4〜5着4-1-0-1822%
前走6〜9着1-1-3-2815%
前走10着以下3-5-1-4517%

前走の着順にかかわらず勝ち馬が出ており、前走10着以下からも3勝しています。2020年のメイケイダイハード(欅ステークス11着)や2023年のセルバーグ(米子ステークス12着)のように、大敗からの巻き返しもあります。

コース全体(参考)

中京芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,528頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利501頭38%
前走0.3秒差以内で敗戦593頭39%
前走0.4〜0.8秒差1222頭27%
前走0.9秒差以上の敗戦2243頭13%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速438頭37%
前走 上がり2〜3位777頭30%
前走 上がり4位以下3213頭20%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行1250頭29%
前走 好位1246頭27%
前走 中団1067頭19%
前走 後方952頭13%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、中京記念固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は2勝、2着0回、3着5回です。勝ったのは2018年のグレーターロンドンと2021年のアンドラステです。1番人気の単勝オッズは10年すべて2倍台後半から5倍で、抜けた人気馬がいない年が続いています。

勝ち馬の平均人気は5.9番人気。2020年のメイケイダイハードは18番人気、2023年のセルバーグは8番人気での勝利でした。

コース全体(参考)

中京芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,528頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気415頭67%
2〜3番人気830頭49%
4〜6番人気1240頭27%
7番人気以下3043頭8%

脚質の傾向

過去10年の3着以内30頭の、4コーナーでの位置です。

逃げ・先行
10頭
好位
4頭
中団
9頭
後方
7頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

中京芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,528頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行1496頭34%
好位1472頭29%
中団1348頭17%
後方1212頭7%

中京芝1600mは全クラスで見ると逃げ・先行の複勝率34%、後方7%と、本来は前に行った馬が残りやすいコースです。ところが中京記念では、好位の36頭から3着以内は4頭だけで、後方の35頭からは7頭が3着以内に入っています。

過去10年の中京記念では、コース全体と比べて後方からの好走が多くなっています。

枠順の傾向

中京芝1600mで行われた6回の、内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)4-3-2-3520%
外枠(5-8)2-3-4-3919%
コース全体(参考)

中京芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,528頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)2569頭23%
外枠(5〜8枠)2959頭22%

ペース・ラップ

12.4
1F
11.1
2F
11.4
3F
11.5
4F
11.6
5F
11.3
6F
11.5
7F
12.1
8F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中京芝1600・6レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

中京芝1600m全体(413レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり12.0秒、終い3ハロンは11.7秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.6
1F
11.4
2F
11.8
3F
11.9
4F
12.1
5F
11.7
6F
11.4
7F
11.9
8F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中京芝1600m全体・413レース)。棒が高いほど速い。

中京芝1600m全体は後半の方が速くなりますが、中京記念は前半4Fがコース全体より1.3秒速く、最後の1Fは12.1秒まで時計がかかります。前半から流れて最後に脚が鈍る形で、後方から運んだ馬の好走が多いこととも合っています。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳2-2-0-544%
4歳1-0-5-2420%
5歳6-7-5-3534%
6歳1-1-0-316%
7歳0-0-0-200%
8歳以上0-0-0-70%

5歳が6勝と好成績で、3歳も2勝と健闘しています。一方、7歳以上は3着以内がありません。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系3-4-6-3825%
シンボリクリスエス系1-1-1-350%
コース全体(参考)

中京芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,528頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
フジキセキ系7-14-8-6033%
ブラックタイド系5-7-6-4230%
スクリーンヒーロー系17-19-13-12129%
シンボリクリスエス系27-27-17-17629%
Giant’s Causeway系2-8-6-4327%
キングカメハメハ系66-71-60-55926%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ヌレイエフ 5×414-19-16-13427%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ストームバード 4×55-2-1-5513%
ニアークティック 5×57-3-1-7413%
ニジンスキー 5×45-5-3-7016%
ノーザンテースト 4×410-3-9-11516%

中京芝1600mではヌレイエフ5×4のクロスを持つ馬が多く出走し、好走しています。ストームバード4×5とニアークティック5×5は苦戦しています。

好走が多い騎手

過去10年の騎手別の成績です。

騎手着別度数複勝率
川田将雅1-0-2-443%
松山弘平2-0-0-722%
横山典弘1-0-1-340%
西村淳也1-0-1-340%
M.デム0-1-1-529%
コース全体(参考)

中京芝1600m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・5,528頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
川田将雅32-26-22-7153%
M.デム16-13-16-5545%
藤岡佑介9-10-9-3544%
岩田望来17-21-20-7444%
横山典弘5-8-7-3536%
西村淳也16-12-12-7734%

松山弘平騎手は2勝。川田将雅騎手は中京芝1600m全体では全騎手で最も複勝率が高いものの、中京記念では平均2.0番人気の馬に乗りながら1勝にとどまっています。

まとめ

  • 3着以内30頭のうち16頭が4コーナーで中団より後ろ。後方の35頭から7頭が3着以内。
  • 勝ち馬の平均人気は5.9番人気。2020年は18番人気が勝利。
  • 5歳が6勝、53頭中18頭が3着以内。7歳以上の27頭は3着以内なし。
  • 前走10着以下の54頭からも3勝。

本記事は、開催場や距離の異なる年も含めた中京記念の過去10回を集計しています。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。