福島ダート1150mの傾向|コースの特徴と狙い方

福島ダート1150mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
ダート1150mの中でも前に行った馬が残りやすく、しかも荒れやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 福島・ダート1150m
- 1番人気の複勝率
- 59.6%
- 三連複 万馬券率
- 39.3%
- 集計レース数
- 300レース
まず押さえる特徴
脚質:位置取り別の傾向
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1300m以下戦の平均を上回ります。
前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。
| 位置取り | 出走数 | 福島ダ1150 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 1,013 | 51.3% | 47.3% |
| 好位 | 1,154 | 21.5% | 23.8% |
| 中団 | 1,124 | 8.5% | 10.6% |
| 後方 | 1,260 | 2.9% | 4.2% |
ペース:200mごとの平均ラップ
下のグラフはその200m区間だけを並べたもので、数字は区間の終わり(スタートからの距離)を表します。最初の150mの平均は9.5秒です。
入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。
枠順:馬場で有利な枠が変わる
内枠と外枠で複勝率に大きな差はなく、枠順による有利不利は小さいコースです。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 19.9% | 19.7% | ほぼ互角 |
| 良馬場 | 19.4% | 20.0% | 外がやや有利 |
| 道悪 | 20.8% | 18.9% | 内が有利 |
開催が進んでも傾向は大きく変わらない
序盤から終盤まで内枠有利が続きます。
時期による狙いの変更は不要で、素直に内枠を評価できます。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 内枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 外枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 内枠が有利 |
荒れ度:万馬券が出やすいコース
三連複の平均配当は22,555円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より高いです。
前が崩れて差しが届く場面も多く、人気薄をひもに一頭足すだけで三連複の配当が跳ねやすい舞台です。
人気:1番人気の取りこぼしが多い
1番人気の複勝率が、全国のダート1300m以下戦の平均を下回ります。人気馬を軸にするなら、消える場面もある前提で相手を広げたいコースです。
中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が高くなっています。相手はこの層まで広げる価値があります。
| 人気 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 297 | 59.6% | 64.6% |
| 2〜3番人気 | 598 | 43.6% | 46.2% |
| 4〜6番人気 | 897 | 29.0% | 26.6% |
| 7〜9番人気 | 896 | 13.2% | 13.2% |
| 10番人気以下 | 1,863 | 4.5% | 4.4% |
距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る
短縮ローテがやや優勢です。前走で長い距離を使っていた馬を軽視しないほうが良いコースです。
| 前走からの距離変更 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 200m超の短縮 | 1,091 | 16.5% | 14.1% |
| 200m以内の短縮 | 2,344 | 21.2% | 21.0% |
| 同じ距離 | 421 | 26.6% | 23.1% |
| 200m以内の延長 | 352 | 15.6% | 18.3% |
好走しやすい血統
このコースで複勝率が高い種牡馬です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- スクリーンヒーロー 6-5-3-27 複勝率 34.1%
- エスポワールシチー 7-7-8-46 複勝率 32.4%
- ルーラーシップ 5-3-3-25 複勝率 30.6%
- カレンブラックヒル 5-1-5-25 複勝率 30.6%
- シャンハイボビー 3-3-3-22 複勝率 29.0%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばストームキャット 3×4なら、父方をさかのぼって3代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じストームキャットがいます。
福島ダート1150mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ストームキャット 3×4 | 80 | 11-11-5-53 | 33.8% |
| ストームバード 4×5 | 83 | 14-9-5-55 | 33.7% |
| ニジンスキー 5×5 | 73 | 6-7-5-55 | 24.7% |
| シアトルスルー 4×5 | 55 | 6-4-3-42 | 23.6% |
いちばん高いのはストームキャットのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ターントゥ 5×5 | 26 | 0-0-1-25 | 3.8% |
| トニービン 4×3 | 23 | 1-0-1-21 | 8.7% |
| カロ 4×4 | 20 | 1-1-0-18 | 10.0% |
ターントゥ・トニービンのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースでの複勝率が高い騎手です。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 国分恭介 1-3-2-4 複勝率 60.0%/勝率 10.0%
- 戸崎圭太 17-12-14-45 複勝率 48.9%/勝率 19.3%
- 田辺裕信 14-7-6-31 複勝率 46.6%/勝率 24.1%
- 三浦皇成 14-8-7-37 複勝率 43.9%/勝率 21.2%
- 今村聖奈 2-2-1-8 複勝率 38.5%/勝率 15.4%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 国分恭介 1-3-2-4 平均5.6番人気の馬で複勝率 60.0%(人気どおりなら30.0%)
- 鮫島良太 2-1-3-11 平均9.5番人気の馬で複勝率 35.3%(人気どおりなら15.6%)
- 荻野琢真 1-2-0-7 平均9.2番人気の馬で複勝率 30.0%(人気どおりなら13.4%)
- 北村宏司 2-2-3-13 平均7.3番人気の馬で複勝率 35.0%(人気どおりなら19.9%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が28.1%。リピーターに注目です。
福島ダート1150mでは、同じコースを経験している馬が有利です。コース実績は、人気の裏づけとして素直に取れます。
まとめ:買い方の指針
- 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
- 荒れやすいコースです。三連複は手広く取りたいところです。
- 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA福島ダート1150m・正常完走レースの実測値です(出走延べ4,551頭/300レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







