エルムステークス2026|過去10年のデータと傾向

エルムステークス2026|過去10年のデータと傾向

エルムステークスは、札幌ダート1700mで行われる3歳以上のGⅢレースです。1996年に「シーサイドステークス」の名前で函館に創設され、翌1997年に札幌で行われるようになったのを機に、ニレの木を意味する今の名前に改められました。2020年には、芝のGⅠ・2017年のホープフルステークスを勝っていたタイムフライヤーがここを制しています。

過去10年の勝ち馬10頭のうち6頭は、前走がマリーンステークスでした。1番人気の勝利は2020年のタイムフライヤーの1回だけで、勝ち馬の平均人気は4.5番人気です。

三連複の万馬券は過去10年で5回でした。

過去10年のうち2021年のみ函館・ダート1700mで施行され、残る9年は札幌・ダート1700mです。距離とダートという条件自体は変わっていません。本記事の枠順・平均ラップは現行条件(札幌・ダート1700m)の9回のみで集計し、人気やステップレースなど条件に依存しない項目は10回すべてを対象にしています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
エルムステークス
主な施行条件
札幌ダ1700
1番人気の複勝率
60%(6/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

1勝ち馬10頭のうち6頭が前走マリーンステークス
マリーンステークス組は44頭が出走し、6勝・3着以内12頭です。
21番人気の勝利は1回だけ
2着3回・3着2回で3着以内は6回。勝ったのは2020年のタイムフライヤーだけです。
34コーナー後方の38頭は3着以内なし
3着以内30頭のうち26頭が、4コーナーで逃げ・先行か好位にいました。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025ペリエール5人気大沼ステークス 1着
2024ペイシャエス5人気マーチステークス(GⅢ) 3着
2023セキフウ6人気マリーンステークス 3着
2022フルデプスリーダー9人気マリーンステークス 1着
2021スワーヴアラミス4人気マリーンステークス 1着
2020タイムフライヤー1人気マリーンステークス 1着
2019モズアトラクション2人気マリーンステークス 2着
2018ハイランドピーク2人気マリーンステークス 2着
2017ロンドンタウン4人気平安ステークス(GⅢ) 12着
2016リッカルド7人気安達太良ステークス 1着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
マリーンステークス6-3-3-3227%
平安ステークス1-2-2-742%
大沼ステークス1-1-1-538%
アンタレスステークス0-1-2-827%
マーキュリーC0-0-2-529%

前走別ではマリーンステークス組が6勝と中心で、2018年から2023年までは6年続けて、マリーンステークスを使った馬が勝っています。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着5-3-2-1934%
前走2〜3着4-4-2-2132%
前走4〜5着0-1-3-1422%
前走6〜9着0-2-2-2414%
前走10着以下1-0-1-296%

勝ち馬のほとんどは前走で3着以内に入っていた馬です。前走10着以下からの勝ち馬は、平安ステークス12着から巻き返した2017年のロンドンタウンだけです。

コース全体(参考)

札幌ダート1700m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・6,038頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利469頭31%
前走0.3秒差以内で敗戦407頭42%
前走0.4〜0.8秒差1006頭32%
前走0.9秒差以上の敗戦3917頭18%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速485頭35%
前走 上がり2〜3位1060頭33%
前走 上がり4位以下4051頭20%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行1667頭31%
前走 好位1678頭26%
前走 中団1343頭19%
前走 後方1085頭11%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、エルムステークス固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は1勝、2着3回、3着2回です。単勝1.5倍だった2017年のテイエムジンソクも2着に敗れており、1番人気が勝ち切れない年が続いています。

2022年のフルデプスリーダーは9番人気での勝利でした。

コース全体(参考)

札幌ダート1700m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・6,038頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気463頭66%
2〜3番人気925頭44%
4〜6番人気1392頭28%
7番人気以下3258頭9%

脚質の傾向

過去10年の3着以内30頭の、4コーナーでの位置です。

逃げ・先行
17頭
好位
9頭
中団
4頭
後方
0頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。

4コーナーで後方にいた38頭からは、1頭も3着以内に入っていません。

コース全体(参考)

札幌ダート1700m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・6,038頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行1583頭53%
好位1657頭26%
中団1304頭9%
後方1494頭2%

札幌ダート1700mは全体でも前に行った馬が圧倒的に有利なコースで、重賞でも4コーナーまでに前の位置を取れるかどうかが結果を大きく左右しています。

枠順の傾向

札幌ダート1700mで行われた9回の、内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)5-5-5-3729%
外枠(5-8)4-4-4-6017%
コース全体(参考)

札幌ダート1700m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・6,038頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)2499頭22%
外枠(5〜8枠)3539頭24%

ペース・ラップ

11.1
300m
12.1
500m
12.4
700m
12.2
900m
11.9
1100m
12.0
1300m
12.1
1500m
12.5
1700m
200mごとの平均ラップ(札幌ダ1700・9レース)。最初の100mは別掲。下の数字は区間の終わり=スタートからの距離。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

札幌ダート1700m全体(465レース)の平均ラップです。最初の100mは平均6.9秒、100〜700m地点までの600mは200mあたり12.0秒、ゴールまでの600mは12.7秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

11.2
300m
12.2
500m
12.6
700m
12.6
900m
12.5
1100m
12.6
1300m
12.5
1500m
13.0
1700m
200mごとの平均ラップ(札幌ダート1700m全体・465レース)。最初の100mは別掲。下の数字はスタートからの距離。棒が高いほど速い。

前半の方が速い流れはコース全体と同じですが、エルムステークスは後半もコース全体より2.1秒速く、最後まで時計が落ちにくいラップです。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
4歳3-3-0-1726%
5歳6-4-4-2338%
6歳1-2-5-3320%
7歳0-0-1-254%
8歳以上0-1-0-109%

5歳が6勝と好成績の一方、7歳以上からは勝ち馬が出ていません。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
Hennessy系3-1-0-180%
サンデーサイレンス系2-2-0-3111%
Flower Alley系0-1-2-175%
キングカメハメハ系0-2-1-827%
コース全体(参考)

札幌ダート1700m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・6,038頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
Posse系6-4-8-3633%
Hennessy系21-13-8-9331%
Pulpit系15-9-9-7531%
Gio Ponti系11-11-12-7830%
Old Trieste系15-19-6-9430%
A.P. Indy系11-11-11-8129%

父系ではHennessy系が5頭の出走から3勝しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ファピアノ 5×57-5-5-3433%
ニジンスキー 5×512-10-12-8229%
ヌレイエフ 5×421-12-17-12728%
レイズアネイティヴ 5×579-71-68-58327%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ターントゥ 5×55-2-6-7016%
サドラーズウェルズ 4×47-3-3-6616%
ニアークティック 5×53-8-12-11617%
サンデーサイレンス 3×338-26-34-44418%
ノーザンテースト 4×44-6-8-7919%

札幌ダート1700mではニジンスキー5×5のクロスを持つ馬が好成績です。出走の多いサンデーサイレンス3×3は、好走率で見劣ります。

好走が多い騎手

過去10年の騎手別の成績です。

騎手着別度数複勝率
横山和生2-2-1-550%
藤岡佑介0-3-1-180%
武豊1-2-0-350%
コース全体(参考)

札幌ダート1700m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・6,038頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
モレイラ24-9-7-1869%
ルメール44-23-19-7852%
武豊24-22-15-6748%
横山典弘6-12-8-3543%
横山武史41-30-26-17536%
横山和生24-19-27-13235%

横山和生騎手が10回騎乗して2勝しています。

まとめ

  • 勝ち馬10頭のうち6頭が前走マリーンステークス(2018〜2023年は6年連続)。
  • 1番人気は1勝、3着以内6回。
  • 前走10着以下の31頭は3着以内2頭。
  • 4コーナー後方の38頭は3着以内なし。

本記事の数字は過去の実測値です(エルムステークスの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。