中京ダート1900mの傾向|コースの特徴と狙い方

中京ダート1900mの傾向|コースの特徴と狙い方

中京ダート1900mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
ダート1900mの中でも差しが届きやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
中京・ダート1900m
1番人気の複勝率
66.2%
三連複 万馬券率
30.1%
集計レース数
219レース

まず押さえる特徴

1差しが届きやすい
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1800〜2100m戦より低い。
2枠は外がやや有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない

ダートのコースなので、基本は前が有利です。

ただし、全国のダート1800〜2100m戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。

逆に後方勢は、平均を上回ります。差し・追い込みが他場より通用するコースです。

逃げ・先行
40.9%
好位
33.0%
中団
14.5%
後方
5.3%
4角の位置取り別の複勝率(中京ダ1900・2018-2026)。
位置取り出走数中京ダ1900全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行67040.9%47.8%
好位71633.0%27.6%
中団73314.5%12.4%
後方7565.3%3.9%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート1800〜2100m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:200mごとの平均ラップ

下のグラフはその200m区間だけを並べたもので、数字は区間の終わり(スタートからの距離)を表します。最初の100mの平均は7.3秒で、これは他場と比較してスローな入りです。

入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。

11.4
300m
11.7
500m
13.5
700m
13.0
900m
12.5
1100m
12.6
1300m
12.8
1500m
12.5
1700m
13.0
1900m
200mごとの平均ラップ秒数(中京ダ1900・218レース)。最初の100mは上に別記しており、横軸はその後の200m区間の終わり(スタートからの距離)です。棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:外がやや有利

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
馬場状態による違いは下の表のとおりです。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体22.4%23.1%外がやや有利
良馬場22.9%22.5%ほぼ互角
道悪21.3%24.4%外が有利

開催が進むと内枠の有利が薄れる

序盤は内枠が有利ですが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠を過信しすぎないほうが良いでしょう。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)外枠が有利
終盤(7日目以降)内外ほぼ互角
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:配当は平均どおり

三連複の平均配当は23,129円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。

人気:1番人気の信頼度は平均どおり

1番人気の複勝率は、全国のダート1800〜2100m戦とほぼ同水準です。人気の扱いで特別な補正はいりません。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気21966.2%67.0%
2〜3番人気43744.9%47.6%
4〜6番人気65528.2%26.8%
7〜9番人気64713.4%13.0%
10番人気以下9314.9%4.4%
太字は、全国のダート1800〜2100m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースと相性の良い種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ホッコータルマエ 6-12-6-42 複勝率 36.4%
  • キズナ 10-15-12-66 複勝率 35.9%
  • ヘニーヒューズ 7-3-6-31 複勝率 34.0%
  • ゴールドアリュール 5-6-2-26 複勝率 33.3%
  • キングカメハメハ 11-3-7-44 複勝率 32.3%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばファピアノ 5×4なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じファピアノがいます。

中京ダート1900mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ファピアノ 5×4314-3-4-2035.5%
ストームキャット 4×4436-5-4-2834.9%
シアトルスルー 4×5345-3-3-2332.4%
ストームバード 4×4578-4-5-4029.8%
ロベルト 5×5411-4-7-2929.3%

いちばん高いのはファピアノのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ノーザンテースト 4×4462-0-2-428.7%
ダンジグ 4×5340-3-1-3011.8%
トニービン 4×4222-1-0-1913.6%

ノーザンテースト・ダンジグのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。ただし上位は横並びで、誰か一人に偏るコースではありません。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 武豊 9-9-3-14 複勝率 60.0%/勝率 25.7%
  • 川田将雅 10-13-5-19 複勝率 59.6%/勝率 21.3%
  • 藤岡佑介 5-4-2-11 複勝率 50.0%/勝率 22.7%
  • 戸崎圭太 3-0-1-4 複勝率 50.0%/勝率 37.5%
  • 浜中俊 5-3-4-13 複勝率 48.0%/勝率 20.0%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 池添謙一 4-4-5-15 平均5.7番人気の馬で複勝率 46.4%(人気どおりなら28.2%)
  • 浜中俊 5-3-4-13 平均5.7番人気の馬で複勝率 48.0%(人気どおりなら30.0%)
  • 藤岡佑介 5-4-2-11 平均4.8番人気の馬で複勝率 50.0%(人気どおりなら32.8%)
  • 丸田恭介 2-1-1-9 平均9.5番人気の馬で複勝率 30.8%(人気どおりなら13.9%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が31.3%。リピーターに注目です。

中京ダート1900mは同じ顔ぶれが何度も上位に来るコースです。コース実績のある馬は、迷ったときの後押しになります。

まとめ:買い方の指針

  • 基本は前有利です。ただし他場より差しが届くので、中位差しの人気薄も軽視できません。
  • 枠は外がやや有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA中京ダート1900m・正常完走レースの実測値です(出走延べ2,889頭/219レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。