中山ダート1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

中山ダート1800mの傾向|コースの特徴と狙い方

中山ダート1800mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
ダート1800mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
中山・ダート1800m
1番人気の複勝率
66.3%
三連複 万馬券率
32.2%
集計レース数
1,194レース

まず押さえる特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1800〜2100m戦より高い。
2枠は外が有利
外枠のほうが複勝率が高い傾向。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1800〜2100m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
50.7%
好位
24.2%
中団
8.9%
後方
2.3%
4角の位置取り別の複勝率(中山ダ1800・2018-2026)。
位置取り出走数中山ダ1800全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行4,00450.7%47.8%
好位4,38524.2%27.6%
中団4,3788.9%12.4%
後方4,5562.3%3.9%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場のダート1800〜2100m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。

12.8
1F
11.8
2F
12.9
3F
13.2
4F
12.6
5F
12.6
6F
12.8
7F
12.8
8F
13.2
9F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(中山ダ1800・1,194レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:外が有利(馬場を問わず)

内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうが有利です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体18.8%22.3%外が有利
良馬場18.7%22.2%外が有利
道悪19.1%22.4%外が有利

開催が進んでも傾向は大きく変わらない

序盤から終盤まで外枠有利が続きます。
時期を問わず、外枠の馬を見直す価値があります。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)外枠が有利
中盤(3〜6日目)外枠が有利
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:配当は平均どおり

三連複の平均配当は26,211円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。

出走間隔:休み明けは割引が必要

休み明けはやや割引が必要です。叩き2走目以降で、仕上がりの進んだ馬を中心に組みたいところです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週4,77821.2%22.5%
3〜5週4,71222.4%24.1%
6〜12週4,06621.2%22.7%
13週以上2,00716.1%18.8%
太字は、全国のダート1800〜2100m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:馬格による差は小さい

馬格の大小で有利不利は出ていません。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下1,17310.1%14.2%
440〜479kg6,85518.7%20.8%
480〜519kg7,42623.4%24.4%
520kg以上1,86924.0%24.1%
太字は、全国のダート1800〜2100m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースで複勝率が高い種牡馬です。特定の血に好走が偏っており、父を見るだけでも取捨の手掛かりになります。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • ナダル 15-6-11-37 複勝率 46.4%
  • ルヴァンスレーヴ 20-16-16-71 複勝率 42.3%
  • Tapit 4-7-5-24 複勝率 40.0%
  • ミッキーアイル 9-8-6-35 複勝率 39.7%
  • クリソベリル 7-10-4-32 複勝率 39.6%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばシーキングザゴールド 4×4なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じシーキングザゴールドがいます。

中山ダート1800mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
シーキングザゴールド 4×4386-6-2-2436.8%
エーピーインディ 3×4499-1-6-3332.7%
ボールドルーラー 5×5344-3-2-2526.5%
ストームキャット 3×419817-18-17-14626.3%
ストームバード 4×525424-20-21-18925.6%

いちばん高いのはシーキングザゴールドのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ネヴァーベンド 5×5231-0-0-224.3%
ミルリーフ 5×5231-1-0-218.7%
ブラッシンググルーム 5×5992-3-5-8910.1%

ネヴァーベンド・ミルリーフのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。ただし抜けた存在はおらず、乗り役より馬の力を見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • C.デム 2-2-1-3 複勝率 62.5%/勝率 25.0%
  • モレイラ 8-4-2-10 複勝率 58.3%/勝率 33.3%
  • ルメール 85-49-29-125 複勝率 56.6%/勝率 29.5%
  • 川田将雅 12-6-7-24 複勝率 51.0%/勝率 24.5%
  • 幸英明 3-1-1-5 複勝率 50.0%/勝率 30.0%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 幸英明 3-1-1-5 平均7.7番人気の馬で複勝率 50.0%(人気どおりなら18.9%)
  • 今村聖奈 1-1-3-7 平均8.1番人気の馬で複勝率 41.7%(人気どおりなら20.4%)
  • 藤岡佑介 6-2-5-18 平均6.5番人気の馬で複勝率 41.9%(人気どおりなら26.2%)
  • 西村太一 1-2-3-19 平均9.9番人気の馬で複勝率 24.0%(人気どおりなら11.4%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が30.0%。リピーターに注目です。

中山ダート1800mは同じ顔ぶれが何度も上位に来るコースです。コース実績のある馬は、迷ったときの後押しになります。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 枠は外が有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
  • 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA中山ダート1800m・正常完走レースの実測値です(出走延べ17,323頭/1,194レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。