東海ステークスの傾向|過去10年データとステップレース分析

東海ステークスの傾向|過去10年データとステップレース分析

東海ステークス(中京・ダート1400m/GⅢ)の過去10年の傾向を、実測データで振り返ります。
2025年に新設された夏のダート短距離重賞です。
ステップレース(前走)や人気の信頼度、脚質・血統まで順に見ていきます。

この東海ステークスは2025年の番組改編で新設されたレースです。1月・GⅡ・中京ダート1800mだった旧「東海ステークス」とは別物で、実質的な前身は2024年まで7月に施行されていた「プロキオンステークス」(夏のダート短距離GⅢ)です。本記事はプロキオンステークス時代(2016〜2024年)と2025年の東海ステークスを合わせて、このレースの傾向として分析します。なお前身時代は一部の年が小倉ダート1700m・阪神ダート1400mで施行されました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
東海ステークス
主な施行条件
中京ダ1400
1番人気の複勝率
60%(6/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

11番人気は複勝どまり
複勝圏までは来ますが勝ち切りは五分で、過信しすぎないほうがよいレースです。
22〜3着に人気薄が入りやすい
軸は堅くても2〜3着に人気薄が飛び込み、三連複が高配当になりやすいレースです。

過去の勝ち馬とステップレース

各年の勝ち馬と、その前走(ステップレース)です。どこを使ってきた馬が勝っているかが分かります。

勝ち馬人気前走(ステップ)
2025ヤマニンウルス4人気アンタレスステークス(GⅢ) 7着
2024ヤマニンウルス1人気雅ステークス 1着
2023ドンフランキー2人気京都競馬場グランドオープン記念 1着
2022ゲンパチルシファー4人気スレイプニルステークス 3着
2021メイショウカズサ9人気アンタレスステークス(GⅢ) 15着
2020サンライズノヴァ5人気かしわ記念(GⅠ) 3着
2019アルクトス2人気欅ステークス 1着
2018マテラスカイ5人気花のみちステークス 1着
2017キングズガード5人気天保山ステークス 2着
2016ノボバカラ1人気北海道スプリントC(GⅢ) 2着

過去10年で3着以内が多かった前走レースです。数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

前走レース着別度数複勝率
天保山ステークス1-1-2-1620%
アンタレスステークス2-0-0-433%
欅ステークス1-0-1-1017%
スレイプニルステークス1-0-1-625%
かしわ記念1-1-0-250%
アハルテケステークス0-0-2-722%
平安ステークス0-2-0-250%

前走の着順から見る傾向

出走馬を前走の着順で分け、本レースでの成績を見たものです。前走好走組が中心か、大敗からの巻き返しがあるかが分かります。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着4-2-5-2332%
前走2〜3着4-1-1-2619%
前走4〜5着0-3-2-1624%
前走6〜9着1-0-1-296%
前走10着以下1-4-1-2718%

前走で大きく崩れた馬の巻き返しは、ほとんど利いていません。前走の着順が素直に効くレースです。

コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利874頭27%
前走0.3秒差以内で敗戦604頭41%
前走0.4〜0.8秒差1462頭28%
前走0.9秒差以上の敗戦4862頭14%

僅差で負けていた馬ほど、次にこのコースで巻き返しやすい傾向です。

前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速620頭34%
前走 上がり2〜3位1142頭28%
前走 上がり4位以下5551頭18%

前走でメンバー上位の脚を使えていた馬が、このコースでも好走しやすい傾向です。

前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行2298頭27%
前走 好位2133頭22%
前走 中団1730頭17%
前走 後方1539頭12%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、東海ステークス固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

1番人気は過去10回で2勝
複勝率は平均的ですが、勝率はかなり低いので、相手は広めに取りたいレースです。

勝ち馬の平均人気は3.8番人気。
2〜3着馬の平均人気は5.8番人気で、
三連複の平均配当は65,420円、万馬券率は40%です。

コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気574頭62%
2〜3番人気1147頭46%
4〜6番人気1720頭26%
7番人気以下5208頭7%

照合1番人気の信頼度はコース全体と同水準です。ただし勝率はかなり低いので、過信しないほうがよいでしょう。

脚質の傾向

3着以内馬の4コーナー通過位置の内訳です。前と後ろ、どちらが有利かの目安になります。

逃げ・先行
13頭
好位
10頭
中団
5頭
後方
2頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行2400頭37%
好位2224頭21%
中団2117頭12%
後方1908頭6%

照合東海ステークス(この10回)もコース全体も前・好位が優勢で一致。やはり前に行ける馬が残りやすく、先行力を素直に重視できます。

枠順の傾向

中京ダ1400で行われた6回の、内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

着別度数複勝率
内枠(1-4)2-2-3-3517%
外枠(5-8)4-4-3-3723%

やや外枠が有利な傾向です。

コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)4153頭19%
外枠(5〜8枠)4496頭20%

照合東海ステークスは外枠寄り、コース全体は枠の差なし寄りと差があります。枠は決め打ちせず、当日の馬場状態も見て判断したいところです。

ペース・ラップ

中京ダ1400の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.3秒、終い3ハロンは12.2秒。
入りが速く終いが掛かりやすい流れで、前に行った馬も最後は苦しくなります。

流れの緩急より、前めの位置を取れるかどうかが効くレースです。

12.1
1F
10.8
2F
11.1
3F
11.4
4F
11.9
5F
12.0
6F
12.7
7F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中京ダ1400・6レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(574レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.6秒、終い3ハロンは12.6秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.3
1F
11.0
2F
11.5
3F
12.2
4F
12.6
5F
12.3
6F
12.9
7F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中京ダート1400m全体・574レース)。棒が高いほど速い。

照合東海ステークスの過去10年とコース全体はラップの形がよく似ています(重賞のほうが全体に速い流れですが、緩急のつき方は同じ)。今年もこの流れになりやすく、上の脚質傾向がそのまま生きるはずです。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳0-0-0-20%
4歳6-3-1-2132%
5歳1-3-4-3320%
6歳3-1-2-2917%
7歳0-1-2-2212%
8歳以上0-2-1-1715%

好走している父系(父の父=祖父)

過去10年の3着以内を、父の父(祖父にあたるグランドサイアー)でまとめた着別度数です。父単位より母数が確保でき、父系としての得意・不得意が見えます。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系2-0-2-1719%
Old Trieste系1-1-2-640%
キングカメハメハ系1-1-1-1418%
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
Tapit系7-9-4-3040%
Harlan’s Holiday系8-6-6-4033%
Gio Ponti系15-8-12-9128%
Old Trieste系21-17-17-14328%
Forestry系7-7-6-5327%
Pulpit系24-16-15-14727%

照合東海ステークスで目立つサンデーサイレンス系は、コース全体の上位には入っていません。少ないサンプルでの傾向の可能性があり、血統だけで買うのは避けたいところです。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
シアトルスルー 4×511-9-12-8228%
ファピアノ 5×410-4-3-4627%
ストームバード 5×518-11-10-11326%
ストームキャット 4×413-15-8-10825%
インリアリティ 5×59-8-9-8025%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ロベルト 5×45-5-5-9214%
サドラーズウェルズ 4×34-4-1-5215%
ダンジグ 5×59-8-7-13415%
ブラッシンググルーム 5×54-3-2-4816%

とくにロベルト(5×4)・サドラーズウェルズ(4×3)・ダンジグ(5×5)のクロスは複勝率が伸びていません。この血が濃い馬は、人気でも過信しすぎないほうが無難です。

好走が多い騎手

過去10年の成績が良い騎手です。

騎手着別度数複勝率
川田将雅1-2-2-456%
武豊3-0-1-357%
藤岡佑介1-0-1-250%
松山弘平1-0-1-820%
和田竜二0-1-1-529%
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
川田将雅34-31-9-6752%
ルメール9-6-7-2943%
高杉吏麒8-7-4-3237%
武豊13-14-16-7736%
松山弘平41-22-30-16736%
M.デム14-7-9-5436%

照合東海ステークスで好走の川田将雅は、コース全体でも複勝率上位。このコースを得意にしている点は心強い材料です。

まとめ:狙い方の指針

  • 1番人気は複勝までなら信頼、過信しすぎない
  • 2〜3着が荒れる傾向。軸は固く、相手は人気薄まで手広く広げたい。
  • 買い方は複勝・ワイドで軸を固く、三連複は相手を広げて高配当を狙う形が向く。
  • 二桁人気の激走が過去5頭。伏兵を1頭、相手に足す価値があります。
  • 前・好位が有利。先行力のある馬を上に取る。

本記事の数字は過去の実測値です(東海ステークスおよび前身レースを含む10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。