東海ステークス2026|過去10年のデータと傾向

東海ステークス2026|過去10年のデータと傾向

東海ステークスは、中京ダート1400mで行われる3歳以上のGⅢレースです。2025年の番組改編で今の条件となり、2024年までプロキオンステークスが担っていた夏のダート短距離重賞の役割を引き継ぎました。前身のプロキオンステークスを2024年に勝ったヤマニンウルスが、2025年の東海ステークスも制しています。

過去10年の勝ち馬の平均人気は3.8番人気で、5番人気以下からも4頭が勝っています。2021年のメイショウカズサは9番人気、前走のアンタレスステークス15着からの勝利でした。1番人気は2勝にとどまり、上位人気だけでは決まりにくいレースです。

この東海ステークスは2025年の番組改編で新設されたレースです。1月・GⅡ・中京ダート1800mだった旧「東海ステークス」とは別物で、実質的な前身は2024年まで7月に施行されていた「プロキオンステークス」(夏のダート短距離GⅢ)です。本記事はプロキオンステークス時代(2016〜2024年)と2025年の東海ステークスを合わせて、このレースの傾向として分析します。なお前身時代は一部の年が小倉ダート1700m・阪神ダート1400mで施行されました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
東海ステークス
主な施行条件
中京ダ1400
1番人気の複勝率
60%(6/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

15番人気以下から4勝
2021年のメイショウカズサは9番人気で、前走はアンタレスステークス15着でした。
21番人気は2勝
2着3回・3着1回で3着以内は6回。着外に敗れた年も4回あります。
3前走6〜9着の3着以内は31頭中2頭
一方、前走10着以下の33頭からは1勝・2着4回が出ています。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025ヤマニンウルス4人気アンタレスステークス(GⅢ) 7着
2024ヤマニンウルス1人気雅ステークス 1着
2023ドンフランキー2人気京都競馬場グランドオープン記念 1着
2022ゲンパチルシファー4人気スレイプニルステークス 3着
2021メイショウカズサ9人気アンタレスステークス(GⅢ) 15着
2020サンライズノヴァ5人気かしわ記念(JpnⅠ) 3着
2019アルクトス2人気欅ステークス 1着
2018マテラスカイ5人気花のみちステークス 1着
2017キングズガード5人気天保山ステークス 2着
2016ノボバカラ1人気北海道スプリントC(JpnⅢ) 2着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
天保山ステークス1-1-2-1620%
アンタレスステークス2-0-0-433%
欅ステークス1-0-1-1017%
スレイプニルステークス1-0-1-625%
かしわ記念1-1-0-250%
アハルテケステークス0-0-2-722%
平安ステークス0-2-0-250%

前走別ではアンタレスステークス組が6頭から2勝しており、2021年のメイショウカズサは同レース15着からの勝利でした。出走の多い天保山ステークス組からは1勝です。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着4-2-5-2332%
前走2〜3着4-1-1-2619%
前走4〜5着0-3-2-1624%
前走6〜9着1-0-1-296%
前走10着以下1-4-1-2718%

前走1着馬が4勝と中心ですが、前走10着以下からも1勝・2着4回があり、2021年のメイショウカズサのように重賞で大敗していた馬も巻き返しています。一方、前走が重賞以外で6〜9着だった21頭は3着以内がありません。

コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利874頭27%
前走0.3秒差以内で敗戦604頭41%
前走0.4〜0.8秒差1462頭28%
前走0.9秒差以上の敗戦4862頭14%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速620頭34%
前走 上がり2〜3位1142頭28%
前走 上がり4位以下5551頭18%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行2298頭27%
前走 好位2133頭22%
前走 中団1730頭17%
前走 後方1539頭12%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、東海ステークス固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は2勝。2024年のヤマニンウルス(1.7倍)は人気に応えましたが、着外に敗れた年も4回あります。

コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気574頭62%
2〜3番人気1147頭46%
4〜6番人気1720頭26%
7番人気以下5208頭7%

脚質の傾向

過去10年の3着以内30頭が、4コーナーでどの位置にいたかの内訳です。

逃げ・先行
13頭
好位
10頭
中団
5頭
後方
2頭
過去10回の3着以内・計30頭の脚質内訳。
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での脚質別(4コーナーの位置取り)の複勝率です。

脚質別(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
逃げ・先行2400頭37%
好位2224頭21%
中団2117頭12%
後方1908頭6%

中京ダート1400mは前が残りやすいコースで、東海ステークスでも3着以内30頭のうち23頭が逃げ・先行か好位の馬でした。逃げ・先行から7勝しており、前で運べる馬が中心です。

枠順の傾向

中京ダート1400mで行われた6回の、内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)2-2-3-3517%
外枠(5-8)4-4-3-3723%
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)4153頭19%
外枠(5〜8枠)4496頭20%

ペース・ラップ

12.1
1F
10.8
2F
11.1
3F
11.4
4F
11.9
5F
12.0
6F
12.7
7F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中京ダ1400・6レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(574レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.6秒、終い3ハロンは12.6秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.3
1F
11.0
2F
11.5
3F
12.2
4F
12.6
5F
12.3
6F
12.9
7F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(中京ダート1400m全体・574レース)。棒が高いほど速い。

2F目の10.8秒から少しずつ時計がかかる形はコース全体と同じですが、東海ステークスは4F目も11.4秒と中盤で緩みません。それでも前に行った馬が残っており、スピードを長く保てる先行馬が結果を出しています。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳0-0-0-20%
4歳6-3-1-2132%
5歳1-3-4-3320%
6歳3-1-2-2917%
7歳0-1-2-2212%
8歳以上0-2-1-1715%

4歳が6勝と最多です。7歳以上からは勝ち馬が出ていませんが、2着・3着には何度も入っています。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
サンデーサイレンス系2-0-2-1719%
Old Trieste系1-1-2-640%
キングカメハメハ系1-1-1-1418%
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
Tapit系7-9-4-3040%
Harlan’s Holiday系8-6-6-4033%
Gio Ponti系15-8-12-9128%
Old Trieste系21-17-17-14328%
Forestry系7-7-6-5327%
Pulpit系24-16-15-14727%

父系ではOld Trieste系が10頭で3着以内4頭と好走しています。

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
シアトルスルー 4×511-9-12-8228%
ファピアノ 5×410-4-3-4627%
ストームバード 5×518-11-10-11326%
ストームキャット 4×413-15-8-10825%
インリアリティ 5×59-8-9-8025%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ロベルト 5×45-5-5-9214%
サドラーズウェルズ 4×34-4-1-5215%
ダンジグ 5×59-8-7-13415%
ブラッシンググルーム 5×54-3-2-4816%

中京ダート1400mではシアトルスルー4×5のクロスを持つ馬が多く出走し、好走率も上位です。一方、ロベルト5×4やダンジグ5×5は苦戦しています。

好走が多い騎手

過去10年の騎手別の成績です。

騎手着別度数複勝率
川田将雅1-2-2-456%
武豊3-0-1-357%
藤岡佑介1-0-1-250%
松山弘平1-0-1-820%
和田竜二0-1-1-529%
コース全体(参考)

中京ダート1400m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・8,649頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
川田将雅34-31-9-6752%
ルメール9-6-7-2943%
高杉吏麒8-7-4-3237%
武豊13-14-16-7736%
松山弘平41-22-30-16736%
M.デム14-7-9-5436%

武豊騎手は7回の騎乗で3勝しています。川田将雅騎手も9回の騎乗で3着以内5回、中京ダート1400m全体の複勝率も52%あり、このコースでよく上位に来ています。

まとめ

  • 勝ち馬の平均人気は3.8番人気。5番人気以下から4勝。
  • 1番人気は2勝、3着以内6回。
  • 前走6〜9着の31頭は3着以内2頭。前走10着以下の33頭からは1勝・2着4回。
  • 3着以内30頭のうち23頭が4コーナーで逃げ・先行か好位。

本記事の数字は過去の実測値です(東海ステークスおよび前身レースを含む10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。