小倉ダート1000mの傾向|コースの特徴と狙い方

小倉ダート1000mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
ダート1000mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 小倉・ダート1000m
- 1番人気の複勝率
- 60.3%
- 三連複 万馬券率
- 32.0%
- 集計レース数
- 259レース
まず押さえる特徴
脚質:位置取り別の傾向
逃げ・先行の複勝率が、全国のダート1300m以下戦の平均を上回ります。
前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。
| 位置取り | 出走数 | 小倉ダ1000 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 867 | 57.9% | 47.3% |
| 好位 | 772 | 22.5% | 23.8% |
| 中団 | 920 | 9.6% | 10.6% |
| 後方 | 890 | 1.8% | 4.2% |
ペース:1ハロンごとの平均ラップ
入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。
枠順:内が有利
外枠(5〜8枠)より内枠(1〜4枠)のほうがやや上です。
馬場状態による違いは下の表のとおりです。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 23.8% | 21.8% | 内が有利 |
| 良馬場 | 23.1% | 22.6% | ほぼ互角 |
| 道悪 | 24.5% | 20.9% | 内が有利 |
開催が進んでも傾向は大きく変わらない
序盤から終盤まで内枠有利が続きます。
時期による狙いの変更は不要で、素直に内枠を評価できます。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 内枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 内枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 内枠が有利 |
荒れ度:配当は平均どおり
三連複の平均配当は18,242円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。
人気:1番人気の取りこぼしが多い
1番人気の複勝率が、全国のダート1300m以下戦の平均を下回ります。1番人気を軽視する必要はありませんが、飛ぶ日があることは織り込んでおきたいコースです。
中位人気(4〜6番人気)は、平均より複勝率が高くなっています。相手はこの層まで広げる価値があります。
| 人気 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 257 | 60.3% | 64.6% |
| 2〜3番人気 | 518 | 44.4% | 46.2% |
| 4〜6番人気 | 775 | 29.9% | 26.6% |
| 7〜9番人気 | 765 | 13.9% | 13.2% |
| 10番人気以下 | 1,134 | 5.0% | 4.4% |
出走間隔:間隔による差は小さい
前走からの間隔による成績差は、大きくは出ていません。ただし、中1〜2週で使われた馬は複勝率が高く、詰めて使われている馬は嫌わなくて良さそうです。
| 前走からの間隔 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 中1〜2週 | 1,052 | 29.9% | 25.4% |
| 3〜5週 | 645 | 22.0% | 22.1% |
| 6〜12週 | 1,078 | 19.9% | 18.3% |
| 13週以上 | 572 | 16.1% | 14.8% |
好走しやすい血統
このコースで産駒がよく走っている種牡馬です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- ミッキーアイル 7-14-8-43 複勝率 40.3%
- キンシャサノキセキ 9-20-8-72 複勝率 33.9%
- アイルハヴアナザー 4-6-2-25 複勝率 32.4%
- シニスターミニスター 12-9-12-73 複勝率 31.1%
- ストロングリターン 3-2-5-23 複勝率 30.3%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばターントゥ 5×5なら、父方をさかのぼって5代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じターントゥがいます。
小倉ダート1000mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ターントゥ 5×5 | 22 | 2-4-2-14 | 36.4% |
| ネイティブダンサー 5×5 | 26 | 1-3-5-17 | 34.6% |
| ダンジグ 5×5 | 119 | 11-15-13-80 | 32.8% |
| ヌレイエフ 5×4 | 118 | 13-11-14-80 | 32.2% |
| ファピアノ 4×5 | 22 | 3-1-3-15 | 31.8% |
いちばん高いのはターントゥのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| リファール 5×5 | 64 | 3-4-3-54 | 15.6% |
| ロベルト 5×5 | 36 | 3-0-3-30 | 16.7% |
| ニジンスキー 5×5 | 63 | 5-3-3-52 | 17.5% |
リファール・ロベルトのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースでの複勝率が高い騎手です。ただし抜けた存在はおらず、乗り役より馬の力を見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 川田将雅 3-0-2-5 複勝率 50.0%/勝率 30.0%
- 坂井瑠星 5-2-4-13 複勝率 45.8%/勝率 20.8%
- 松山弘平 14-9-9-54 複勝率 37.2%/勝率 16.3%
- 藤岡佑介 0-1-3-7 複勝率 36.4%/勝率 0.0%
- 鮫島良太 1-6-6-23 複勝率 36.1%/勝率 2.8%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 小崎綾也 2-2-8-26 平均8.4番人気の馬で複勝率 31.6%(人気どおりなら17.3%)
- 菊沢一樹 5-5-4-29 平均7.9番人気の馬で複勝率 32.6%(人気どおりなら20.1%)
- 古川吉洋 2-3-1-13 平均7.6番人気の馬で複勝率 31.6%(人気どおりなら19.3%)
- 鮫島良太 1-6-6-23 平均7.3番人気の馬で複勝率 36.1%(人気どおりなら24.2%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が34.9%。リピーターに注目です。
小倉ダート1000mでは、同じ舞台での好走実績がそのまま次走の裏づけになります。前走の着順より、このコースでの実績を優先したいところです。
まとめ:買い方の指針
- 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
- 枠は内が有利です。内枠の馬を一段高く見たいところです。
- 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA小倉ダート1000m・正常完走レースの実測値です(出走延べ3,449頭/259レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







