小倉芝2000mの傾向|コースの特徴と狙い方

小倉芝2000mの傾向|コースの特徴と狙い方

小倉芝2000mは、前に行った馬がそのまま残りやすいコースです。
芝2000mの中でも前に行った馬が残りやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

コース
小倉・芝2000m
1番人気の複勝率
63.0%
三連複 万馬券率
33.6%
集計レース数
339レース

まず押さえる特徴

1逃げ・先行が止まりにくい
逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦より高い。
2開催が進むと外枠有利に
後半になるほど内枠の成績が落ちていく。

脚質:位置取り別の傾向

逃げ・先行の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を上回ります。

前に行った馬がそのまま残りやすく、後方から届きにくいコースです。

逃げ・先行
40.6%
好位
29.3%
中団
15.1%
後方
4.4%
4角の位置取り別の複勝率(小倉芝2000・2018-2026)。
位置取り出走数小倉芝2000全JRA競馬場
同距離帯
逃げ・先行1,15340.6%37.5%
好位1,09129.3%30.8%
中団1,19215.1%19.0%
後方1,1164.4%7.7%
「全JRA競馬場 同距離帯」は、JRA全競馬場の芝1800〜2000m戦を合算した平均値です。太字は全国平均より高い位置取り。

ペース:1ハロンごとの平均ラップ

序盤と終いの速度差が小さく、流れが大きく偏りにくいコースです。

12.5
1F
11.2
2F
12.0
3F
12.8
4F
12.4
5F
12.2
6F
12.1
7F
12.0
8F
12.0
9F
12.2
10F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ秒数(小倉芝2000・339レース)。横軸のFはハロンのことで、棒が高いほど速い(全コース共通のものさしで表示)。

枠順:馬場で有利な枠が変わる

内枠と外枠で複勝率に大きな差はなく、枠順による有利不利は小さいコースです。

馬場内枠(1-4)外枠(5-8)目立つ側
全体22.1%22.5%ほぼ互角
良馬場23.1%21.7%内がやや有利
道悪20.5%23.9%外が有利

開催が進むと外枠有利に傾く

序盤に比べ、終盤ほど内枠の成績が下がり、外枠が利いてきます。
馬場が使われて内が荒れてくる影響と考えられます。

同じ小倉芝2000mでも、開催の後半は外枠を見直すのが有効です。

開催時期内枠の有利・不利
序盤(1〜2日目)内枠が有利
中盤(3〜6日目)内外ほぼ互角
終盤(7日目以降)外枠が有利
内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の複勝率の差で見た、枠の有利不利です。脚質(前に行く/差す)の有利不利は上の「脚質」の項を見てください。

荒れ度:配当は平均どおり

三連複の平均配当は20,949円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。

人気:1番人気の取りこぼしが多い

1番人気の複勝率が、全国の芝1800〜2000m戦の平均を下回ります。人気馬を軸にするなら、消える場面もある前提で相手を広げたいコースです。

人気出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
1番人気33863.0%66.4%
2〜3番人気67845.6%49.7%
4〜6番人気1,01426.8%27.9%
7〜9番人気97814.6%12.4%
10番人気以下1,5445.2%4.2%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

出走間隔:休み明けは割引が必要

13週以上あけた馬は、好走率が低いです。一度使われた馬を上に取りたいコースです。

前走からの間隔出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
中1〜2週1,62021.0%21.4%
3〜5週1,09422.0%24.2%
6〜12週96625.7%26.0%
13週以上52320.7%22.8%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

馬体重:大型馬は割引

馬格のある馬が走りにくいコースです。立ち回りの巧さが問われる舞台と言えます。

馬体重出走数このコース全JRA競馬場
同距離帯
439kg以下95317.0%17.9%
440〜479kg2,18823.5%23.8%
480〜519kg1,25924.9%26.5%
520kg以上15217.1%23.9%
太字は、全国の芝1800〜2000m戦より複勝率が高い区分です。出走数が少ない区分は表から外しています。

好走しやすい血統

このコースと相性の良い種牡馬です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • モーリス 10-6-12-49 複勝率 36.4%
  • ドリームジャーニー 3-5-3-20 複勝率 35.5%
  • ディープインパクト 24-26-23-147 複勝率 33.2%
  • ラブリーデイ 3-1-6-22 複勝率 31.2%
  • ハーツクライ 27-25-26-173 複勝率 31.1%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばサドラーズウェルズ 4×4なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じサドラーズウェルズがいます。

小倉芝2000mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。

複勝率が高いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
サドラーズウェルズ 4×4649-6-7-4234.4%
ストームキャット 3×4504-8-3-3530.0%
ロベルト 4×48611-7-5-6326.7%
ダンジグ 5×59910-8-8-7326.3%

いちばん高いのはサドラーズウェルズのクロスです。この血を持つ馬は、人気が無くてもひもに入れておく価値があります。

複勝率が低いクロス

クロス(祖先)出走数着別度数複勝率
ターントゥ 5×5471-4-2-4014.9%
レイズアネイティヴ 5×52796-20-17-23615.4%
ニジンスキー 5×5566-1-3-4617.9%

ターントゥ・レイズアネイティヴのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。

複勝率が高い騎手

このコースでの複勝率が高い騎手です。ただし上位は横並びで、誰か一人に偏るコースではありません。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 横山和生 7-4-5-12 複勝率 57.1%/勝率 25.0%
  • 川田将雅 17-10-8-28 複勝率 55.6%/勝率 27.0%
  • 武豊 3-9-3-15 複勝率 50.0%/勝率 10.0%
  • 坂井瑠星 5-8-4-18 複勝率 48.6%/勝率 14.3%
  • 浜中俊 14-13-13-51 複勝率 44.0%/勝率 15.4%

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

人気以上に走らせる騎手

馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。

数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。

  • 横山和生 7-4-5-12 平均4.7番人気の馬で複勝率 57.1%(人気どおりなら33.8%)
  • 杉原誠人 3-1-2-11 平均7.3番人気の馬で複勝率 35.3%(人気どおりなら24.7%)
  • 古川吉洋 2-4-6-28 平均7.7番人気の馬で複勝率 30.0%(人気どおりなら20.3%)
  • 小崎綾也 4-1-4-37 平均10.5番人気の馬で複勝率 19.6%(人気どおりなら10.7%)

※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。

同コース好走歴のある馬に注目

このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が33.4%。リピーターに注目です。

小倉芝2000mでは、同じ舞台での好走実績がそのまま次走の裏づけになります。前走の着順より、このコースでの実績を優先したいところです。

まとめ:買い方の指針

  • 逃げ・先行が残りやすい。前に行ける馬を素直に評価したいコースです。
  • 開催の後半は外枠有利にシフトします。同じコースでも時期で狙いを変えたいところです。
  • 同コース好走歴だけで軸の根拠になります。コース実績のある馬を最優先で拾いたいところです。

本記事の数字は2018〜2026年のJRA小倉芝2000m・正常完走レースの実測値です(出走延べ4,552頭/339レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。