アイビスサマーダッシュ2026|過去10年のデータと傾向

アイビスサマーダッシュ2026|過去10年のデータと傾向

アイビスサマーダッシュは、新潟芝1000mの直線コースで行われる3歳以上のGⅢレースです。2001年に創設され、コーナーのない直線で行われる重賞はこのレースだけです。夏のスプリント重賞で争うサマースプリントシリーズの1戦でもあります。過去10年ではオールアットワンスが2021年と2023年に勝っており、2025年の勝ち馬ピューロマジックは翌2026年も勝って連覇を果たし、同じ年のスプリンターズステークスも制しました。

過去10年の3着以内30頭のうち22頭が外枠(5〜8枠)で、勝ち馬も10頭中7頭が外枠から出ています。前走の着順もはっきり成績に出ており、前走10着以下だった59頭は3着が3回あるだけです。

三連複の万馬券は過去10年で3回で、比較的落ち着いた配当の年が多くなっています。

過去10年(2016〜2025年)はすべて新潟・芝1000mの直線コースで施行されており、開催場・距離の変更はありません。2024年から発走順が11レースから7レースへ、2025年は施行日が7月下旬から8月上旬へ移りましたが、レース条件そのものは変わっていません。なお直線競走のためコーナー通過順のデータが無く、脚質(4コーナーの位置取り)の集計は行いません。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

レース
アイビスサマーダッシュ
主な施行条件
新潟芝1000
1番人気の複勝率
70%(7/10回)
集計
過去10回(2016〜2025年)

まず押さえる特徴

13着以内30頭のうち22頭が外枠
勝ち馬も10頭のうち7頭が外枠で、2着に入った10頭のうち8頭も外枠の馬です。
2前走10着以下は59頭で3着3回だけ
前走が重賞以外で10着以下だった42頭に限ると、3着以内は1頭です。
3前走2〜3着から4勝
27頭が出走して3着以内10頭。前走1着の22頭(1勝)より勝ち馬を多く出しています。

過去の勝ち馬とステップレース

勝ち馬10頭と、その前走です。

年勝ち馬人気前走(ステップ)
2025ピューロマジック2人気アルクオーツスプリント(GⅠ) 5着
2024モズメイメイ3人気北九州記念(GⅢ) 3着
2023オールアットワンス9人気アイビスサマーダッシュ(GⅢ) 6着
2022ビリーバー7人気韋駄天ステークス 4着
2021オールアットワンス1人気葵ステークス 3着
2020ジョーカナチャン2人気韋駄天ステークス 2着
2019ライオンボス1人気韋駄天ステークス 1着
2018ダイメイプリンセス1人気CBC賞(GⅢ) 9着
2017ラインミーティア8人気韋駄天ステークス 4着
2016ベルカント1人気CBC賞(GⅢ) 3着

前走のレース別の成績です。数字は左から1着・2着・3着・着外の頭数です。

前走レース着別度数複勝率
韋駄天ステークス4-8-1-3229%
CBC賞2-0-1-1220%
北九州記念1-0-1-529%
葵ステークス1-1-0-167%
函館スプリントステークス0-1-1-625%
さくらんぼ特別0-0-2-250%

前走別では、同じ新潟芝1000mで行われる韋駄天ステークス組が4勝と中心です。

前走の着順から見る傾向

前走の着順ごとの成績です。

前走の着順着別度数複勝率
前走1着1-3-4-1436%
前走2〜3着4-6-0-1737%
前走4〜5着3-0-0-1220%
前走6〜9着2-1-3-3913%
前走10着以下0-0-3-565%

前走2〜3着から4勝しており、前走1着(1勝)より勝ち馬を多く出しています。一方、前走10着以下の59頭は3着が3回あるだけです。直線1000mのスピード勝負では、前走で大きく負けていた馬の巻き返しは難しくなっています。

コース全体(参考)

新潟芝1000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・4,113頭)での「前走(ステップ)の質」別の複勝率です。

前走の着差(勝ちタイムとの差)
区分複勝率
前走を勝利343頭24%
前走0.3秒差以内で敗戦369頭36%
前走0.4〜0.8秒差877頭23%
前走0.9秒差以上の敗戦2483頭13%
前走の上がり3ハロン順位
区分複勝率
前走で上がり最速182頭25%
前走 上がり2〜3位399頭24%
前走 上がり4位以下3366頭18%
前走の脚質(4コーナーの位置取り)
区分複勝率
前走 逃げ・先行1171頭24%
前走 好位744頭16%
前走 中団515頭14%
前走 後方552頭10%

※コース全体・全クラス混在の集計です。能力上位の馬ほど前走も好内容になりやすい点を含むため、アイビスサマーダッシュ固有の傾向ではなく馬を絞り込む際の参考としてご覧ください。

人気の信頼度と2〜3着の荒れ方

過去10年の1番人気は4勝、2着3回で、3着以内は7回です。2019年のライオンボス(1.9倍)は人気に応えて勝ち、翌2020年も1番人気で2着に入りました。

勝ち馬の平均人気は3.5番人気。2017年のラインミーティア(8番人気)、2022年のビリーバー(7番人気)、2023年のオールアットワンス(9番人気)と、人気薄の勝利も3回あります。

コース全体(参考)

新潟芝1000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・4,113頭)での人気別の複勝率です。

人気別
区分複勝率
1番人気249頭58%
2〜3番人気498頭42%
4〜6番人気746頭25%
7番人気以下2620頭8%

枠順の傾向

過去10年の内枠(1〜4枠)と外枠(5〜8枠)の成績です。

枠着別度数複勝率
内枠(1-4)3-2-3-6910%
外枠(5-8)7-8-7-7124%

外枠の複勝率は内枠の2倍を超え、2着に入った10頭のうち8頭も外枠の馬でした。新潟芝1000m全体でも外枠が有利なコースで、その特徴が重賞でもそのまま表れています。

コース全体(参考)

新潟芝1000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・4,113頭)での枠順別の複勝率です。

枠順別
区分複勝率
内枠(1〜4枠)1892頭11%
外枠(5〜8枠)2221頭25%

ペース・ラップ

11.8
1F
10.1
2F
10.5
3F
10.6
4F
11.5
5F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(新潟芝1000・10レース)。棒が高いほど速い。
コース全体(参考)

新潟芝1000m全体(249レース)の平均ラップです。序盤3ハロンは1ハロンあたり11.0秒、終い3ハロンは11.1秒。重賞だけの上のラップと見比べると、このコースの標準的な流れが分かります。

12.0
1F
10.3
2F
10.7
3F
10.8
4F
11.8
5F
1ハロン(200m)ごとの平均ラップ(新潟芝1000m全体・249レース)。棒が高いほど速い。

2F目に10.1秒まで上がり、最後の1Fは11.5秒まで落ちる形はコース全体と同じで、各区間が0.2〜0.3秒ずつ速い流れです。

年齢別の傾向

出走馬を馬齢で分けた成績です。

馬齢着別度数複勝率
3歳1-1-1-443%
4歳3-1-0-2414%
5歳4-4-5-3825%
6歳0-3-2-4310%
7歳2-1-1-2315%
8歳以上0-0-1-811%

5歳馬が4勝で最多です。6歳馬からは勝ち馬が出ていませんが、7歳馬は2勝しています。

好走している父系(父の父=祖父)

父の父(祖父)で分けた成績です。

父系(父の父)着別度数複勝率
Dubawi系3-0-1-267%
Empire Maker系1-2-0-443%
タイキシャトル系1-1-1-443%
ディープインパクト系1-0-2-1220%
エンドスウィープ系0-1-2-827%

父系ではDubawi系が6頭の出走から3勝と好走しています。

コース全体(参考)

新潟芝1000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・4,113頭)での複勝率の高い父系(父の父)です。

父系(父の父)別
区分着別度数複勝率
エンドスウィープ系6-10-8-6627%
サクラバクシンオー系14-11-7-9126%
Dubawi系5-3-6-4524%
キングカメハメハ系24-19-23-21424%
War Front系7-2-5-4723%
グラスワンダー系3-5-5-4423%

クロス(インブリード)でみる血統の傾向

クロス(インブリード)とは、同じ祖先が父方・母方の両方に入る配合のこと。たとえば「ニジンスキー 5×5」なら、父方の5代前と母方の5代前の両方にニジンスキーがいます。コース全体の過去データで、クロス別の着別度数を見ます(世代は最も多い配合を表示)。

好走が目立つクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ニアークティック 5×513-10-5-8724%
ノーザンテースト 3×47-7-9-7324%

苦戦しているクロス

クロス(祖先)着別度数複勝率
ターントゥ 5×53-1-1-489%
ダマスカス 4×42-1-1-3710%
ストームバード 4×50-4-1-4310%
リファール 5×41-6-3-7112%
インリアリティ 5×51-1-3-3512%

新潟芝1000mではニアークティック5×5のクロスを持つ馬が好走しています。一方、ターントゥ5×5は苦戦しています。

好走が多い騎手

過去10年の騎手別の成績です。

騎手着別度数複勝率
杉原誠人1-0-2-538%
松岡正海0-2-1-0100%
石川裕紀2-0-0-340%
M.デム1-1-0-250%
鮫島克駿0-2-0-0100%
西村淳也0-0-2-167%
コース全体(参考)

新潟芝1000m全体(重賞〜条件戦をすべて含む、2016〜2026年・4,113頭)での複勝率の高い騎手です。

騎手別
区分着別度数複勝率
鮫島克駿6-9-5-3139%
丹内祐次9-9-10-6231%
石橋脩7-6-2-3928%
津村明秀12-12-8-8428%
菅原明良6-6-4-4327%
菊沢一樹15-10-9-10425%

騎手では杉原誠人騎手が、平均8.1番人気の騎乗馬で1勝・3着2回と、人気薄を上位に持ってきています。

まとめ

  • 3着以内30頭のうち22頭が外枠。新潟芝1000m全体でも外枠25%、内枠11%。
  • 前走2〜3着の27頭から4勝。前走10着以下の59頭は3着3回だけ。
  • 韋駄天ステークス組から4勝。
  • 1番人気は4勝、3着以内7回。

本記事の数字は過去の実測値です(アイビスサマーダッシュの過去10回)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。