シュヴァルグラン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

シュヴァルグラン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

シュヴァルグランの産駒が中央で走り始めたのは2023年です。産駒数も増え、芝は距離が延びるほど良くなり、砂では苦戦が続く、という輪郭が出てきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2023〜2026年
産駒の出走
延べ705走(101頭)
初出走の年
2023年

シュヴァルグラン産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2023年。2024年の239走を頂点に、2025年は238走、2026年も8月までに135走を数えています。芝とダートの両方に出走が散っていますが、成績の中身は大きく分かれました。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2023年93
2024年239
2025年238
2026年135

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m11121.6%-0.4
芝 1401〜1800m11413.2%-0.5
芝 1801〜2200m8623.3%-1.9
芝 2201m〜4634.8%+3.8
ダート 〜1400m13315.8%-2.0
ダート 1401〜1800m18511.9%-4.1
ダート 1801〜2200m283.6%-11.1

芝は1401〜1800mの13.2%が底で、そこから距離が延びるほど数字が上がります。1801〜2200mで23.3%、2201m以上では34.8%まで伸びました。現時点では、長い距離ほど期待できる形です。対する砂は全域で苦しく、とくにダートの1401〜1800mは11.9%。出走はこの距離帯にいちばん多く集まっているのに、成績がついてきていません。ダートの1801〜2200mも3.6%と、長くしても解決しませんでした。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
札幌・芝1200m1154.5%+24.0
阪神・ダート1200m1533.3%+20.9
福島・芝2000m1338.5%+18.7
東京・芝2400m3040.0%+8.0
新潟・ダート1800m1921.1%+7.1
中京・ダート1200m1216.7%-11.3
中山・ダート1200m137.7%-11.1
東京・ダート1600m185.6%-11.0
京都・芝1800m1910.5%-8.0
福島・ダート1700m2512.0%-7.0

長い芝で数字が出ています。東京の芝2400mが40.0%。コース別ではいちばん出走が多く、それでいて高い水準を保ちました。福島の芝2000mも38.5%を残しています。苦しいのはダートで、東京の1600mが5.6%、中山の1200mが7.7%。芝でも京都の1800mは10.5%どまりでした。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良29220.5%-0.5
芝 稍重4723.4%-1.0
芝 道悪1822.2%+3.9
ダート 良23812.2%-3.9
ダート 稍重6913.0%-5.0
ダート 道悪4114.6%-1.9

芝は馬場を問いません。良で20.5%、稍重で23.4%、道悪でも22.2%と、いずれも2割台をそろえます。人気との比較でもほぼ横並びで、雨で評価を動かす必要はありません。一方のダートは、乾いていても湿っていても人気に届きません。良で12.2%、稍重で13.0%と、複勝率そのものが芝を大きく下回ります。砂に替わったときは、馬場を見るまでもなく評価を下げてよさそうです。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ2437.5%-2.3
芝 先行10236.3%+2.3
芝 差し12419.4%-1.5
芝 追込1074.7%-1.8
ダート 逃げ1526.7%-9.9
ダート 先行7630.3%-7.7
ダート 差し12711.8%-2.1
ダート 追込1301.5%-1.6

芝で前に付けられたときがいちばんです。芝の先行は36.3%で、人気との比較でも上積みが残りました。逃げの37.5%もほぼ同じ水準です。差しに回ると19.4%、追込では4.7%まで落ちるので、位置取りは軽視できません。同じ前に行く形でもダートの先行は30.3%で、人気を大きく下回りました。砂は追込が130走して1.5%と、後ろからはさらに苦しくなります。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬6420.3%+2.5
芝 未勝利16019.4%+1.2
芝 1勝クラス8821.6%-0.4
芝 2勝クラス1926.3%-6.7
芝 重賞119.1%-22.0
ダート 新馬254.0%-7.8
ダート 未勝利23313.7%-1.8
ダート 1勝クラス8011.2%-7.6

芝は新馬から水準を保ちます。デビュー戦で20.3%、未勝利でも19.4%、1勝クラスで21.6%と、どのクラスでも2割前後をそろえました。人気との比較でも新馬・未勝利はプラス側です。ダートはここでも対照的で、新馬が4.0%、1勝クラスも11.2%にとどまります。同じ産駒でも、芝と砂でこれだけ扱いが変わります。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2023年。芝とダートの両方に出走が散り、成績の中身は大きく分かれました。
  • 芝は長いほど良くなります。1401〜1800mの13.2%を底に、2201m以上では34.8%まで伸びます。
  • 砂は全域で苦しい。出走がいちばん多いダートの1401〜1800mでも11.9%どまりです。
  • 芝で前に付けられたときが本領。先行で36.3%、人気との比較でも上積みが残ります。
  • 芝は馬場を問いません。良・稍重・道悪のいずれも2割台で、雨で評価を動かす必要はありません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023〜2026年、シュヴァルグラン産駒の出走延べ705走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。