カリフォルニアクローム産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

カリフォルニアクローム産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

カリフォルニアクロームの産駒が中央で走り始めたのは2023年です。産駒数も増え、短いところと、砂が湿ったときの強さがはっきり出てきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2023〜2026年
産駒の出走
延べ1,244走(178頭)
初出走の年
2023年

カリフォルニアクローム産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2023年。2025年には延べ502走を数え、2026年も8月までに274走に達しました。出走の中心はダートですが、芝の短いところでも数字を残しています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2023年106
2024年362
2025年502
2026年274

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m15022.7%+5.4
芝 1401〜1800m16813.7%-1.7
芝 1801〜2200m8711.5%-5.0
ダート 〜1400m34622.3%+2.4
ダート 1401〜1800m45520.7%-1.0
ダート 1801〜2200m2725.9%+2.9

得意は1400m以下です。芝が22.7%、ダートが22.3%で、どちらも人気との比較で上積みが残りました。芝は距離が延びるほど数字が落ち、1801〜2200mでは11.5%まで下がります。ダートは1401〜1800mでも20.7%を保つので、距離への注文は芝のほうが厳しい形です。ダートの1801〜2200mは25.9%と数字が高いものの、出走は27回にとどまります。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・芝1400m1258.3%+39.8
小倉・ダート1000m1643.8%+16.6
中京・芝1400m1127.3%+15.6
函館・ダート1700m1540.0%+11.3
福島・芝1200m1926.3%+10.6
札幌・芝1500m119.1%-15.6
函館・芝1200m2313.0%-8.4
中京・ダート1800m336.1%-7.8
京都・ダート1800m6820.6%-5.8
中山・ダート1800m8518.8%-0.8

京都の芝1400mが58.3%、小倉のダート1000mが43.8%と、短いところで目立つ数字が並びます。ただし、いずれも出走はまだ十数回にとどまります。数がそろっているところでは京都のダート1800mが20.6%どまりで、人気ほど走れていません。中京のダート1800mは6.1%とさらに苦しく、砂の中距離は割り引きたい条件です。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良31916.3%+0.5
芝 稍重6720.9%+4.0
芝 道悪254.0%-16.0
ダート 良57120.8%-0.1
ダート 稍重15818.4%-1.7
ダート 道悪10430.8%+7.5

はっきりしているのはダートの道悪です。複勝率30.8%まで上がり、人気との比較でも大きな上積みが残りました。良の20.8%、稍重の18.4%と比べても別格で、水が入ってからが本番の血です。ところが芝の道悪は4.0%。同じ雨でも、芝とダートで正反対の反応になります。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ3023.3%-6.6
芝 先行9629.2%-0.8
芝 差し13318.8%+3.1
芝 追込1524.6%-0.6
ダート 逃げ9359.1%+15.5
ダート 先行22938.4%-1.8
ダート 差し22312.1%-3.7
ダート 追込2883.5%-1.1

ダートの逃げが59.1%と際立ちます。人気との比較でも大きな上積みが残り、この血のいちばんの武器です。ところが先行に下がると38.4%、差しでは12.1%まで落ちます。ハナを切れるかどうかで評価が大きく変わる、極端なタイプです。芝は先行が29.2%でいちばん高い数字です。ただし人気との比較ではほぼ人気どおりで、上積みが出ているのはむしろ差しに回ったときでした。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬628.1%-3.3
芝 未勝利18715.0%+0.7
芝 1勝クラス9324.7%+2.9
芝 2勝クラス3613.9%-4.4
芝 重賞2114.3%+3.0
ダート 新馬7715.6%-3.2
ダート 未勝利40118.2%+0.7
ダート 1勝クラス22128.1%+1.6
ダート 2勝クラス9824.5%+0.6
ダート 3勝クラス3122.6%+2.0

新馬戦は芝が8.1%、ダートが15.6%と低調です。人気との比較でも足りていません。数字が高いのは1勝クラスで、ダートは28.1%、芝も24.7%です。ダートはその上のクラスでも2割台を保ちました。

カリフォルニアクロームと相性の良い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がカリフォルニアクロームかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒がまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父は限られます。

ダイワメジャー

(父:カリフォルニアクローム × 母父:ダイワメジャー)

母父がダイワメジャーの馬で比較すると、父がカリフォルニアクロームの馬は複勝率33.3%。父がカリフォルニアクロームでない馬の21.5%を大きく上回っています。
ダートの1401〜1800m、特にダートの良馬場では好成績です。また、芝の1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を18.6%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m1154.5%+18.6
芝 1801〜2200m1421.4%-2.9
ダート 1401〜1800m3043.3%+14.2
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良2030.0%+1.8
ダート 良2425.0%+3.2

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2023年。出走の中心はダートで、芝の短いところにも回っています。
  • 得意は1400m以下。芝もダートも2割台前半を保ち、人気との比較でも上積みが残ります。
  • ダートの道悪が30.8%と別格。一方で芝の道悪は4.0%と、同じ雨でも反応が逆になります。
  • ダートの逃げが59.1%。ハナを切れるかどうかで評価が大きく変わります。
  • 新馬戦は苦戦。1勝クラスではダートが28.1%、芝も24.7%まで上がります。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の1頭。
    • ダイワメジャー:ダートの1401〜1800m、特にダートの良馬場では好成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023〜2026年、カリフォルニアクローム産駒の出走延べ1,244走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。