東京芝2400mの傾向|コースの特徴と狙い方

東京芝2400mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
芝2400mの中でも差しが届きやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 東京・芝2400m
- 1番人気の複勝率
- 69.5%
- 三連複 万馬券率
- 22.8%
- 集計レース数
- 259レース
まず押さえる3つの特徴
脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない
芝のコースなので、基本は前が有利です。
ただし、全国の芝2200〜2600m戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。
逆に後方勢は、平均を上回ります。差し・追い込みが他場より通用するコースです。
| 位置取り | 出走数 | 東京芝2400 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 739 | 29.4% | 36.3% |
| 好位 | 833 | 31.1% | 32.4% |
| 中団 | 818 | 24.8% | 20.9% |
| 後方 | 794 | 12.5% | 8.2% |
ペース:1ハロンごとの平均ラップ
序盤が落ち着き、終いが速くなりやすい流れです。
末脚の持続力が問われます。
枠順:馬場で有利な枠が変わる
内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
ただし馬場状態によって有利な枠が入れ替わるので、下の表で確認してください。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 23.9% | 24.8% | 外がやや有利 |
| 良馬場 | 23.6% | 25.2% | 外が有利 |
| 道悪 | 25.4% | 22.7% | 内が有利 |
開催が進んでも傾向は大きく変わらない
序盤から終盤まで外枠有利が続きます。
時期を問わず、外枠の馬を見直す価値があります。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 外枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 内枠が有利 |
| 終盤(7日目以降) | 外枠が有利 |
荒れ度:堅く決まりやすいコース
三連複の平均配当は12,944円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均より低いです。
人気どころが順当に決まりやすく、手広く流すよりも上位人気を軸に絞るのが向いています。
距離ローテ:距離を延ばしてきた馬が走る
前走より距離を延ばしてきた馬が、はっきり良い成績を残しています。距離が延びること自体をプラスに取れるコースです。
| 前走からの距離変更 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 200m超の短縮 | 67 | 13.4% | 20.4% |
| 200m以内の短縮 | 324 | 20.7% | 27.5% |
| 同じ距離 | 718 | 30.9% | 29.2% |
| 200m以内の延長 | 533 | 28.9% | 27.7% |
| 200m超の延長 | 1,524 | 21.1% | 19.2% |
出走間隔:休み明けでも走れる
13週以上あけた馬は、好走率が高い傾向です。休養明けというだけで割り引く必要は小さいコースです。
| 前走からの間隔 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 中1〜2週 | 779 | 19.3% | 20.3% |
| 3〜5週 | 1,178 | 23.3% | 24.9% |
| 6〜12週 | 794 | 30.0% | 28.1% |
| 13週以上 | 415 | 27.0% | 24.6% |
馬体重:大型馬が走るコース
520kg以上の馬が、はっきり上位に来ています。パワーで押し切れる馬格が武器になるコースです。
| 馬体重 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 388 | 16.2% | 18.1% |
| 440〜479kg | 1,369 | 23.8% | 24.9% |
| 480〜519kg | 1,247 | 26.9% | 25.7% |
| 520kg以上 | 180 | 29.4% | 23.7% |
好走しやすい血統
このコースと相性の良い種牡馬です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- ドゥラメンテ 16-15-14-59 複勝率 43.3%
- シュヴァルグラン 3-6-3-18 複勝率 40.0%
- レイデオロ 8-5-2-30 複勝率 33.3%
- ディープインパクト 37-33-31-211 複勝率 32.4%
- ルーラーシップ 19-23-11-116 複勝率 31.4%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばストームバード 4×5なら、父方をさかのぼって4代前と、母方をさかのぼって5代前に、同じストームバードがいます。
東京芝2400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ストームバード 4×5 | 27 | 1-6-4-16 | 40.7% |
| シアトルスルー 5×5 | 25 | 2-2-5-16 | 36.0% |
| ターントゥ 5×5 | 51 | 4-4-6-37 | 27.5% |
いちばん高いのはストームバードのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ニジンスキー 5×4 | 26 | 0-1-0-25 | 3.8% |
| ダンジグ 4×5 | 57 | 3-5-2-47 | 17.5% |
| サドラーズウェルズ 4×4 | 27 | 2-1-2-22 | 18.5% |
ニジンスキー・ダンジグのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースでの複勝率が高い騎手です。先頭とそれ以下で開きがあり、筆頭が乗ってきたときは一段高く見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- モレイラ 3-4-3-4 複勝率 71.4%/勝率 21.4%
- ルメール 61-42-15-49 複勝率 70.7%/勝率 36.5%
- レーン 13-8-16-39 複勝率 48.7%/勝率 17.1%
- 川田将雅 10-11-6-29 複勝率 48.2%/勝率 17.9%
- キング 1-3-1-6 複勝率 45.5%/勝率 9.1%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- モレイラ 3-4-3-4 平均2.5番人気の馬で複勝率 71.4%(人気どおりなら48.9%)
- 団野大成 1-2-2-8 平均7.5番人気の馬で複勝率 38.5%(人気どおりなら21.7%)
- ルメール 61-42-15-49 平均1.9番人気の馬で複勝率 70.7%(人気どおりなら55.0%)
- 吉田隼人 1-1-4-10 平均6.7番人気の馬で複勝率 37.5%(人気どおりなら22.5%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が32.4%。リピーターに注目です。
東京芝2400mでは、同じコースを経験している馬が有利です。コース実績は、人気の裏づけとして素直に取れます。
まとめ:買い方の指針
- 基本は前有利です。ただし他場より差しが届くので、中位差しの人気薄も軽視できません。
- 枠は外がやや有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
- 堅く決まりやすいコースです。上位人気を軸に絞れます。
- 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA東京芝2400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ3,184頭/259レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







