リオンディーズ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

リオンディーズ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

リオンディーズの産駒がJRAで走り始めたのは2020年です。7年目に入り、どの条件に向いてどの条件で足りないのか、輪郭ははっきりしてきました。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2020〜2026年
産駒の出走
延べ4,295走(504頭)
初出走の年
2020年

リオンディーズ産駒の現在地

初出走は2020年。翌年から一気に増え、いまは毎年600〜800走の規模で走っています。産駒がそろってきたぶん距離やクラスの傾向は読み取れる段階ですが、初期の数年は出走が薄く、期間を割って裏を取れる区分はまだ限られます。

産駒の出走
2020年209
2021年637
2022年638
2023年808
2024年756
2025年776
2026年471

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m87224.2%+1.0
芝 1401〜1800m96426.1%+1.5
芝 1801〜2200m40118.5%-2.4
芝 2201m〜5927.1%+0.4
ダート 〜1400m92721.9%+0.1
ダート 1401〜1800m94421.6%-0.3
ダート 1801〜2200m12031.7%+4.8

芝で複勝率がいちばん高いのは1401〜1800mの26.1%です。1400m以下も24%台を確保しました。ところが芝の1801〜2200mは18.5%まで落ち、人気ほども走れていません。一方でダートは逆向きで、1801〜2200mが31.7%といちばん高い数字を残しました。芝なら短め、砂なら長めという使い分けが見える血です。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・ダート1900m2441.7%+16.5
中山・芝1200m4332.6%+11.8
札幌・ダート1000m2347.8%+10.8
京都・芝1800m3228.1%+9.0
京都・芝1600m8932.6%+8.3
新潟・芝2000m329.4%-12.2
中山・芝2200m1811.1%-11.0
新潟・芝1400m5211.5%-10.6
中京・芝2200m1816.7%-9.0
東京・芝2400m119.1%-9.0

京都の芝1600mは複勝率32.6%と高く、マイル前後での強さがコース別でもそのまま出ています。中山の芝1200mも同じ水準で、小回りの短距離までなら守備範囲です。ところが同じ短めでも新潟の芝1400mは11.5%まで落ちます。下側の残りは新潟の芝2000m中山の芝2200m東京の芝2400mと芝の長いところばかりで、距離が延びたときの取りこぼしはコースを変えても続きます。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良1,79823.8%+0.1
芝 稍重34825.0%+1.5
芝 道悪15025.3%+2.6
ダート 良1,27822.0%-0.3
ダート 稍重41824.6%+2.7
ダート 道悪30321.1%-1.2

雨が降ったときのほうが数字は上がります。芝は良で23.8%ですが、渋るにつれて上向き、道悪では25.3%まで届きました。ダートも稍重が24.6%と、乾いた砂より高い水準です。ただしダートは重・不良まで進むと21.1%へ戻るので、砂で上積みが見込めるのは稍重の範囲にとどまります。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ15829.7%-8.9
芝 先行66233.7%-1.4
芝 差し85625.1%+2.0
芝 追込58110.3%+1.9
ダート 逃げ13138.9%-3.6
ダート 先行65239.4%-0.8
ダート 差し64516.1%-0.2
ダート 追込5716.3%+0.9

前で運べたときほど複勝率が高いのは、この血に限った話ではありません。見るべきは同じ位置取りをした馬との差です。はっきり出たのは芝の差しで、同じように差した馬より上を行きました。追込に回っても人気を上回っています。逆に芝で逃げた産駒は、複勝率29.7%を残しながら、同じように逃げた馬からは大きく離されました。ダートの逃げも同じく人気を下回っています。人気を集めやすい前々の競馬ほど、額面どおりには走れていないということです。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬31728.4%+6.4
芝 未勝利90122.5%-0.6
芝 1勝クラス52621.7%-1.4
芝 2勝クラス19033.2%+3.5
芝 3勝クラス15121.9%-1.5
芝 オープン特別・リステッド7330.1%+3.3
芝 重賞13820.3%-1.9
ダート 新馬10421.2%-1.0
ダート 未勝利95520.7%-1.0
ダート 1勝クラス52624.7%+1.6
ダート 2勝クラス27124.7%+2.1
ダート 3勝クラス9516.8%-3.1
ダート オープン特別・リステッド2828.6%+5.8
ダート 重賞2035.0%+7.8

突出しているのは芝の新馬戦で、複勝率28.4%。同じ人気帯の馬をはっきり上回りました。ダートの新馬は21.2%です。ところが芝の未勝利と1勝クラスでは22%前後まで下がります。高い数字がもう一つ並ぶのは芝の2勝クラスで、33.2%でした。クラスによって数字の高低がはっきり分かれる並びです。

リオンディーズと相性の良い母父・悪い母父

同じ母の父を持つ馬を、父がリオンディーズかどうかで分けて突き合わせました。母父をそろえることで母父による差は抑えていますが、父そのものが入れ替わる比較でもあるため、配合だけの効果を示すものではありません。産駒はまだ増えている途中なので、取り上げられる母の父も限られます。

リオンディーズと相性が良い母父

ステイゴールド

(父:リオンディーズ × 母父:ステイゴールド)

母父がステイゴールドの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率27.1%。父がリオンディーズでない馬の16.1%を大きく上回っています。
芝の良馬場では人気以上に走れています。また、阪神・芝1600mは複勝率63.6%と好成績を残しています。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m4637.0%+13.0
芝 1801〜2200m3420.6%+0.5
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良7123.9%+4.9
芝 稍重1942.1%+13.1
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
阪神・芝1600m1163.6%+32.1

フジキセキ

(父:リオンディーズ × 母父:フジキセキ)

母父がフジキセキの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率33.1%。父がリオンディーズでない馬の21.2%を大きく上回っています。
特にダートの1400m以下と芝の良馬場では好成績です。また、芝の1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を16.7%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m2030.0%+1.8
芝 1401〜1800m2544.0%+16.7
ダート 〜1400m5335.8%+9.1
ダート 1401〜1800m3318.2%-1.6
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良4639.1%+11.4
ダート 良5722.8%+0.8
ダート 稍重1844.4%+14.2
ダート 道悪1136.4%+10.5
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
東京・ダート1600m1323.1%+3.7

ブライアンズタイム

(父:リオンディーズ × 母父:ブライアンズタイム)

母父がブライアンズタイムの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率30.5%。父がリオンディーズでない馬の20.4%を大きく上回っています。
ダートの良馬場、特にダートの1400m以下では好成績です。また、ダートの1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を10.0%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m2512.0%-1.4
芝 1401〜1800m1533.3%+8.9
ダート 〜1400m3333.3%+11.1
ダート 1401〜1800m2245.5%+10.0
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良3417.6%+0.4
ダート 良4032.5%+9.0
ダート 稍重1266.7%+19.2

マンハッタンカフェ

(父:リオンディーズ × 母父:マンハッタンカフェ)

母父がマンハッタンカフェの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率35.6%。父がリオンディーズでない馬の22.0%を大きく上回っています。
芝の良馬場、特に芝の1401〜1800mでは好成績です。また、芝の2201m以上は同じ人気帯の平均複勝率を23.0%上回っており、人気以上の好走が特に目立ちます。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m2317.4%-7.2
芝 1401〜1800m7145.1%+10.1
芝 1801〜2200m1637.5%+10.6
芝 2201m〜1464.3%+23.0
ダート 〜1400m3327.3%+6.5
ダート 1401〜1800m3622.2%-2.1
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良10339.8%+8.0
芝 稍重1844.4%+9.2
ダート 良4628.3%+3.6
ダート 稍重1421.4%+6.6
コース
コース出走複勝率人気以上に
走れているか
京都・芝1600m1163.6%+22.5
阪神・芝1600m1741.2%+9.0

ジャングルポケット

(父:リオンディーズ × 母父:ジャングルポケット)

母父がジャングルポケットの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率30.2%。父がリオンディーズでない馬の19.6%を大きく上回っています。
特に芝とダートの1401〜1800mでは好成績です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m2240.9%+7.3
芝 1801〜2200m1118.2%-12.2
ダート 1401〜1800m2020.0%+2.9
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良2937.9%+1.4
ダート 良1216.7%+6.2

リオンディーズと相性が悪い母父

ゼンノロブロイ

(父:リオンディーズ × 母父:ゼンノロブロイ)

母父がゼンノロブロイの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率8.8%。父がリオンディーズでない馬の20.3%を大きく下回っています。
特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を13.7%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m517.8%-6.6
芝 1401〜1800m195.3%-13.7
芝 1801〜2200m1711.8%-12.8
ダート 〜1400m339.1%-0.2
ダート 1401〜1800m3411.8%-4.3
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良676.0%-10.6
芝 稍重119.1%-10.5
ダート 良4610.9%-2.9
ダート 稍重175.9%-6.0

ダンスインザダーク

(父:リオンディーズ × 母父:ダンスインザダーク)

母父がダンスインザダークの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率9.8%。父がリオンディーズでない馬の19.8%を大きく下回っています。
芝の1401〜1800mでは好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、ダートの1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を2.0%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 1401〜1800m1421.4%+3.7
ダート 1401〜1800m1915.8%-2.0
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良234.3%-8.9
ダート 良147.1%-10.7

ダイワメジャー

(父:リオンディーズ × 母父:ダイワメジャー)

母父がダイワメジャーの馬で比較すると、父がリオンディーズの馬は複勝率19.8%。父がリオンディーズでない馬の21.6%とほぼ同じです。
芝の1400m以下や、ダートの稍重の馬場では好成績ですが、それ以外は特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。また、芝の1401〜1800mは同じ人気帯の平均複勝率を15.8%下回っており、過信は禁物です。

距離(芝ダ別)
距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m4134.1%+4.3
芝 1401〜1800m185.6%-15.8
ダート 〜1400m2119.0%-5.6
ダート 1401〜1800m2512.0%-2.4
馬場(芝ダ別)
馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良5527.3%+0.3
ダート 良296.9%-11.4
ダート 稍重1330.8%+10.9

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2020年。7年目に入り、条件ごとの輪郭が見え始めました。
  • 芝は1800mまで。1801〜2200mでは複勝率18.5%まで落ち、人気ほども走れていません。
  • ダートは長いほうが良く、1801〜2200mの31.7%が距離帯のなかでいちばん高い数字です。
  • 馬場は湿ったほうが上向き。芝は道悪で25.3%まで届きます。
  • 位置取りでは芝の差しが人気以上。逆に前で運んだ産駒は、額面どおりには走れていません。
  • クラスは芝の新馬戦が突出。複勝率28.4%で、未勝利と1勝クラスの22%前後を上回ります。
  • 相性の良さが目立った母の父は以下の3頭。
    • ステイゴールド:芝の良馬場では人気以上に走れています。
    • フジキセキ:特にダートの1400m以下と芝の良馬場では好成績です。
    • ブライアンズタイム:ダートの良馬場、特にダートの1400m以下では好成績です。
  • 逆に、相性が悪かった母の父は以下の3頭。
    • ゼンノロブロイ:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
    • ダンスインザダーク:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。
    • ダイワメジャー:特定の条件に偏らず、全体的にほかの父との組み合わせの方が成績が良いです。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2020〜2026年、リオンディーズ産駒の出走延べ4,295走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。