ダノンスマッシュ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ダノンスマッシュ産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

ダノンスマッシュの産駒は、2025年に走り始めたばかりです。数字が固まるのはこれからですが、どこで持ち味が出てどこで足りないのかは、すでに輪郭が見えてきました。距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測で整理します。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2025〜2026年
産駒の出走
延べ352走(77頭)
初出走の年
2025年

ダノンスマッシュ産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2025年で、ここまでの出走は延べ352走。2026年に入って231走まで増えました。使われているのは芝の短いところが中心ですが、ダートでも一定数走っています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2025年121
2026年231

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m12520.8%-1.7
芝 1401〜1800m7412.2%-3.7
芝 1801〜2200m1625.0%+10.7
ダート 〜1400m719.9%-8.4
ダート 1401〜1800m6417.2%+1.6

芝で数字が出ているのは1400m以下で、複勝率20.8%。最も多く使われている距離帯でもあります。延びると苦しく、芝の1401〜1800mは12.2%で、同じ人気帯の馬と比べても足りていません。面白いのは砂で、ダートの1400m以下が9.9%と最も苦しい区分です。同じ砂でも1401〜1800mでは17.2%まで戻します。芝は短いほど良く、砂は少し距離があったほうが良い。逆向きの形が出ています。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
中山・ダート1800m1637.5%+10.8
中山・芝1200m1338.5%+10.5
東京・ダート1600m1421.4%+8.8
新潟・芝1400m1118.2%+4.8
小倉・芝1200m1526.7%+1.4
京都・芝1600m147.1%-11.4
中山・ダート1200m219.5%-8.6
東京・芝1600m147.1%-4.7
中京・芝1400m1118.2%-3.9
福島・芝1200m2321.7%-3.8

数字が出ているのは中山の芝1200mで38.5%。ところが同じ中山でもダート1200mは9.5%と正反対で、1200mというくくりだけでは説明がつきません。芝の1600mは東京でも京都でも7.1%と並び、場所を問わず取りこぼしました。距離でみたマイルの苦しさが、コース別にもそのまま出ています。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良18620.4%-0.4
芝 稍重254.0%-9.5
ダート 良838.4%-5.8
ダート 稍重2927.6%+2.8
ダート 道悪2412.5%-5.3

芝は良馬場なら20.4%で、人気どおりの成績です。ところが芝の稍重になると4.0%まで落ちます。少し湿っただけで数字が消えるのが現時点の形です。逆にダートの稍重は27.6%と、砂では湿ったほうが数字を残しました。乾いたダートの8.4%とは対照的で、水分が向く方向が芝と砂で逆になっています。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ1540.0%+8.5
芝 先行6225.8%-6.5
芝 差し5918.6%-1.3
芝 追込746.8%-0.3
ダート 逃げ1435.7%+3.2
ダート 先行3330.3%-6.5
ダート 差し417.3%-5.1
ダート 追込480.0%-4.2

数字が出るのは逃げたときで、芝は40.0%。ダートでも35.7%と、ハナを切れた産駒はしっかり走っています。ところが一列下がるだけで景色が変わり、芝の先行は25.8%で人気ほど走れていません。後ろに置かれるとさらに苦しく、ダートの追込は48走して3着以内が一度もありません。前を取れるかどうかが、そのまま結果の分かれ目です。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬4924.5%+3.2
芝 未勝利14615.8%-3.0
芝 1勝クラス1520.0%-7.0
ダート 新馬147.1%-7.5
ダート 未勝利11315.0%-1.8

芝の新馬が24.5%と最も高く、同じ人気帯の馬を上回りました。ところが芝の未勝利は15.8%に落ち、同じ人気帯の馬と比べても足りていません。新馬戦と未勝利戦で、数字が大きく分かれています。ダートの未勝利も15.0%と似た水準にとどまりました。その上のクラスは、勝ち上がる頭数がそろうのを待つ段階です。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2025年。使われているのは芝の短いところが中心です。
  • 距離は芝なら1400m以下で20.8%。芝の1401〜1800mに延びると12.2%まで落ちます。
  • 馬場は芝の稍重が4.0%と崩れる一方、ダートは稍重の27.6%が最も高い数字でした。
  • 脚質は逃げれば芝で40.0%。芝の先行に下がると人気ほど走れていません。
  • クラスは芝の新馬が24.5%。芝の未勝利の15.8%とのギャップが現時点の注意点です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2025〜2026年、ダノンスマッシュ産駒の出走延べ352走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。