タワーオブロンドン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

タワーオブロンドン産駒の得意・苦手条件|距離・コース・馬場・脚質・クラス別に実測

タワーオブロンドンの産駒が中央で走り始めたのは2024年です。産駒数も増え、出走がいちばん多い条件と、人気以上に走れる条件がずれている、という扱いの難しさが見えてきました。どの条件で人気以上に走り、どこで足りないのかを、距離・コース・馬場・脚質・クラスの5つの軸から実測でまとめます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

対象
JRA10場・平地(芝・ダート)
集計期間
2024〜2026年
産駒の出走
延べ818走(123頭)
初出走の年
2024年

タワーオブロンドン産駒の現在地

初めて産駒が走ったのは2024年。2025年には440走を数え、2026年も8月までに244走に達しました。出走は芝の短距離にいちばん多く集まり、ダートにもまとまった数が回っています。これから頭数が増えていく血なので、ここに挙げる傾向も変わる可能性があります。

産駒の出走
2024年134
2025年440
2026年244

延べ出走数。2026年は8月までの集計です。

以下、複勝率=3着以内率です。「人気以上に走れているか」は、同じ人気で走った馬全体の複勝率との差です。プラスならその条件で人気以上に走れている、マイナスなら人気ほど走れていない、という意味になります。この記事の「道悪」は重・不良を指します。
出走頭数が少ない血統は成績が偏りやすいため参考値としてご覧ください。出走頭数10頭以下は未記載です。

距離でみる産駒

距離出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 〜1400m33621.1%-3.3
芝 1401〜1800m9719.6%+1.3
ダート 〜1400m29119.9%-1.6
ダート 1401〜1800m8528.2%+4.5

出走がいちばん多いのは芝の1400m以下ですが、ここは複勝率21.1%で人気には届いていません。産駒がそろって送り込まれる条件が、そのまま得意条件になっていない形です。人気以上に走れているのはダートの1401〜1800mで28.2%。距離帯のなかでいちばん大きな上積みです。同じダートでも1400m以下は19.9%で、砂なら短いところより中距離を選びたいところ。

コースでみる産駒

コース出走複勝率人気以上に
走れているか
東京・ダート1600m1540.0%+23.9
中京・ダート1400m2339.1%+19.4
中山・芝1600m1643.8%+18.6
京都・芝1400m2236.4%+12.8
福島・ダート1150m2035.0%+10.9
東京・ダート1400m240.0%-16.1
阪神・ダート1200m166.2%-12.6
函館・芝1200m3716.2%-11.7
中京・ダート1200m1612.5%-10.8
阪神・ダート1400m229.1%-10.7

ダートの当たり外れが大きく出ています。東京の1600mが40.0%、中京の1400mが39.1%、福島の1150mが35.0%。その一方で東京のダート1400mは24走してまだ3着以内がなく、阪神の1400mも9.1%です。同じ1400mでも中京と東京・阪神で真っ二つに割れました。芝では中山の1600mが43.8%、京都の1400mが36.4%と数字を残し、函館の1200mは16.2%で人気に届いていません。

※コース別は出走が散らばるため、出走の少ないコースほど数字の振れが大きくなります。出走の列とあわせて見てください。

馬場状態でみる産駒

馬場出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 良34821.0%-3.1
芝 稍重6118.0%-3.3
芝 道悪3122.6%-0.8
ダート 良26321.7%-1.1
ダート 稍重7922.8%+2.7
ダート 道悪3619.4%-1.2

馬場では評価がほとんど動きません。芝は良で21.0%、稍重で18.0%、道悪でも22.6%と、いずれも2割前後で並びます。ダートも良の21.7%、稍重の22.8%、道悪の19.4%と同じような並びです。人気との比較でわずかに上積みが出るのはダートの稍重ですが、手を入れるほどの差ではありません。雨が降っても、この血の評価は据え置いてよさそうです。

脚質でみる産駒

脚質出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 逃げ4231.0%-9.7
芝 先行13733.6%-2.5
芝 差し14817.6%-4.8
芝 追込961.0%-5.3
ダート 逃げ3751.4%+6.1
ダート 先行12631.7%-9.1
ダート 差し12715.0%+1.4
ダート 追込884.5%-0.6

前に行けたときの数字は出ます。ダートで逃げれば51.4%、芝で先行すれば33.6%。ただし人気との比較では話が変わり、ダートの先行は31.7%を残しながら人気を大きく下回りました。同じ砂でも差しに回ったほうが人気との比較では上を行きます。はっきり苦しいのは芝の追込で、96走を数えてなお1.0%。芝で後ろからになった産駒は、期待しにくい形です。

クラスでみる産駒

クラス出走複勝率人気以上に
走れているか
芝 新馬8515.3%-8.3
芝 未勝利22019.1%-1.2
芝 1勝クラス8820.5%-4.6
芝 オープン特別・リステッド1233.3%-0.7
芝 重賞2536.0%+11.2
ダート 新馬277.4%-11.5
ダート 未勝利27623.2%+1.9
ダート 1勝クラス7222.2%-3.8

新馬戦の数字が低い血です。芝の新馬は15.3%で、人気を大きく下回りました。ダートの新馬も7.4%と苦しい数字です。新馬戦より数字が上なのは未勝利で、ダートの未勝利は23.2%。人気との比較でもプラスです。目を引くのは芝の重賞の36.0%で、1勝クラスの20.5%より高い数字が出ました。ただし走ったのはまだ25回です。

まとめ

  • 産駒が走り始めたのは2024年。出走は芝の短距離にいちばん多く集まっています。
  • 出走の多い条件と、走る条件がずれています。芝の1400m以下は21.1%で人気に届きません。
  • 人気以上に走るのはダートの1401〜1800m。28.2%で、距離帯のなかではいちばん大きな上積みです。
  • 馬場では評価が動きません。芝もダートも、良・稍重・道悪がそろって2割前後で並びます。
  • 新馬戦の数字が低い。芝の新馬は15.3%で、ダートの未勝利では23.2%です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2024〜2026年、タワーオブロンドン産駒の出走延べ818走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。