東京ダート1400mの傾向|コースの特徴と狙い方

東京ダート1400mは、前を行く馬に楽をさせてくれないコースです。
ダート1400mの中でも差しが届きやすい。
2018年から2026年までのJRA実測データで見ていきます。
※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV
- コース
- 東京・ダート1400m
- 1番人気の複勝率
- 62.9%
- 三連複 万馬券率
- 35.3%
- 集計レース数
- 805レース
まず押さえる特徴
脚質:前が有利、でも前が「楽」ではない
ダートの短距離なので、基本は前が有利です。
ただし、全国のダート1400〜1700m戦と比べると、逃げ・先行馬の複勝率は低めで、前が残り切りません。
逆に後方勢は、平均を上回ります。差し・追い込みが他場より通用するコースです。
| 位置取り | 出走数 | 東京ダ1400 | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 逃げ・先行 | 2,875 | 35.6% | 42.4% |
| 好位 | 3,141 | 24.5% | 25.3% |
| 中団 | 3,130 | 12.9% | 11.8% |
| 後方 | 3,347 | 6.5% | 5.3% |
ペース:1ハロンごとの平均ラップ
入りが速く、終いは脚が上がります。
前は最後まで楽ができず、差しに余地が生まれるコースです。
枠順:外がやや有利(馬場を問わず)
内枠(1〜4枠)より外枠(5〜8枠)のほうがやや上です。
良馬場でも道悪でも外が上で、馬場状態が変わっても傾向は大きく変わりません。
| 馬場 | 内枠(1-4) | 外枠(5-8) | 目立つ側 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 18.8% | 19.9% | 外がやや有利 |
| 良馬場 | 18.9% | 19.7% | 外がやや有利 |
| 道悪 | 18.5% | 20.1% | 外が有利 |
開催が進むと外枠の利きが薄れる
序盤は外枠が利きますが、終盤には内外の差が小さくなります。
後半は内枠の巻き返しも意識したいところです。
| 開催時期 | 内枠の有利・不利 |
|---|---|
| 序盤(1〜2日目) | 外枠が有利 |
| 中盤(3〜6日目) | 内外ほぼ互角 |
| 終盤(7日目以降) | 内外ほぼ互角 |
荒れ度:配当は平均どおり
三連複の平均配当は26,741円。
万馬券が出る割合は、全JRA競馬場の平均とほぼ同じです。
距離ローテ:距離を詰めてきた馬が走る
短縮ローテがやや優勢です。前走で長い距離を使っていた馬を軽視しないほうが良いコースです。
| 前走からの距離変更 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 200m超の短縮 | 1,374 | 16.9% | 16.2% |
| 200m以内の短縮 | 1,384 | 21.2% | 22.0% |
| 同じ距離 | 4,582 | 24.1% | 25.1% |
| 200m以内の延長 | 3,752 | 15.2% | 16.5% |
| 200m超の延長 | 240 | 7.5% | 13.5% |
馬体重:馬格による差は小さい
馬格の大小で有利不利は出ていません。
| 馬体重 | 出走数 | このコース | 全JRA競馬場 同距離帯 |
|---|---|---|---|
| 439kg以下 | 1,378 | 11.2% | 14.1% |
| 440〜479kg | 5,532 | 18.4% | 19.8% |
| 480〜519kg | 4,677 | 21.9% | 22.6% |
| 520kg以上 | 906 | 23.6% | 24.0% |
好走しやすい血統
このコースで複勝率が高い種牡馬です。特定の血に好走が偏っており、父を見るだけでも取捨の手掛かりになります。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- モズアスコット 14-5-6-25 複勝率 50.0%
- Speightstown 7-9-3-22 複勝率 46.3%
- ナダル 5-9-8-27 複勝率 44.9%
- シニスターミニスター 36-25-32-203 複勝率 31.4%
- カレンブラックヒル 10-17-13-89 複勝率 31.0%
クロス(インブリード)でみる血統の傾向
クロス(インブリード)は、同じ祖先が父方と母方の両方に入っている配合のことです。
たとえばブライアンズタイム 2×4なら、父方をさかのぼって2代前と、母方をさかのぼって4代前に、同じブライアンズタイムがいます。
東京ダート1400mを走った馬について、5代前までに入っているクロスの祖先ごとに成績をまとめました。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。出走数は延べ頭数で、同じ馬の同じ祖先は1回の出走につき1回だけ数えています。世代は最も多かった配合の位置。
複勝率が高いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ブライアンズタイム 2×4 | 35 | 4-7-7-17 | 51.4% |
| ダマスカス 5×5 | 70 | 7-10-6-47 | 32.9% |
| エーピーインディ 3×4 | 49 | 7-3-6-33 | 32.7% |
| ファピアノ 5×4 | 81 | 8-10-7-56 | 30.9% |
| キングマンボ 3×4 | 69 | 7-8-6-48 | 30.4% |
いちばん高いのはブライアンズタイムのクロスです。出走数は多くありませんが、無視できない大きさです。
複勝率が低いクロス
| クロス(祖先) | 出走数 | 着別度数 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| ノーザンテースト 4×4 | 185 | 3-12-4-166 | 10.3% |
| ターントゥ 5×5 | 52 | 1-1-4-46 | 11.5% |
| デインヒル 4×4 | 33 | 1-0-3-29 | 12.1% |
ノーザンテースト・ターントゥのクロスは、このコースでは複勝率が伸びていません。出走数のわりに3着以内が少なく、人気になっているときは評価を一段下げたいところです。
出走数が数十頭にとどまる系統も含みます。頭数と合わせて見てください。
複勝率が高い騎手
このコースでの複勝率が高い騎手です。ただし抜けた存在はおらず、乗り役より馬の力を見たいコースです。
並び順は複勝率で、勝ち切るかどうかは別の話なので勝率も並べています。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- モレイラ 6-6-2-12 複勝率 53.8%/勝率 23.1%
- 川田将雅 16-9-9-33 複勝率 50.7%/勝率 23.9%
- ルメール 65-31-32-135 複勝率 48.7%/勝率 24.7%
- レーン 20-15-8-56 複勝率 43.4%/勝率 20.2%
- C.デム 2-2-2-8 複勝率 42.9%/勝率 14.3%
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
人気以上に走らせる騎手
馬の人気を差し引いても、実力で上振れさせている騎手です。
人気のない馬でも複勝圏に押し上げるタイプで、人気薄の一発を狙うなら注目です。
数字は着別度数(1着-2着-3着-着外)。
- 水口優也 3-1-3-11 平均7.2番人気の馬で複勝率 38.9%(人気どおりなら22.7%)
- ゴンサル 1-1-2-8 平均7.1番人気の馬で複勝率 33.3%(人気どおりなら23.1%)
- ドイル 0-2-2-9 平均7.4番人気の馬で複勝率 30.8%(人気どおりなら21.4%)
- 斎藤新 4-2-3-22 平均8.0番人気の馬で複勝率 29.0%(人気どおりなら20.8%)
※ 対象となるレース・頭数が少ないため、参考程度に見てください。
同コース好走歴のある馬に注目
このコースで過去に3着以内の実績がある馬は、次に走ったときの複勝率が28.1%。リピーターに注目です。
東京ダート1400mは同じ顔ぶれが何度も上位に来るコースです。コース実績のある馬は、迷ったときの後押しになります。
まとめ:買い方の指針
- 基本は前有利です。ただし他場より差しが届くので、中位差しの人気薄も軽視できません。
- 枠は外がやや有利です。外枠の馬を一段高く見たいところです。
- 同コース好走歴のあるリピーターを素直に信頼できます。
本記事の数字は2018〜2026年のJRA東京ダート1400m・正常完走レースの実測値です(出走延べ12,493頭/805レース)。AI予想とは独立した過去傾向の分析であり、的中を保証するものではありません。







