M.ディー騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

M.ディー騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

M.ディー騎手は短期免許で来日して騎乗する騎手で、集計対象293騎乗のうち211騎乗がテン乗りです。JRA10場・平地の実測データで条件ごとの差を整理しました。集計期間が短いため、前半・後半には分けていません。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20251283.9%19.5%37.7%6.5
20261658.5%24.2%56.5%5.9

※2026年は8月9日までの集計です。

M.ディー騎手は集計対象が2025〜2026年の2年間で、平均人気は6番人気前後です。期間が短いため年別の上下を深く読みすぎず、以下では対象期間全体を使い、同じ人気の馬全体との複勝率の差から条件ごとに見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※集計対象の期間が短く、前半・後半に分けると各期間の騎乗が少なくなりすぎるため、期間を分けずにまとめています。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|全期間(2025年〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m287.1%25.0%29.3%−3.1%
芝 1401〜1800m563.6%16.1%67.9%−6.7%
芝 1801〜2200m2810.7%39.3%126.1%+8.8%
芝 2201m〜254.0%20.0%21.2%−2.9%
ダート 〜1400m619.8%26.2%35.1%−0.2%
ダート 1401〜1800m694.3%14.5%27.8%−12.4%
ダート 1801〜2200m258.0%28.0%56.8%+3.1%

距離別でいちばん得意なのは 芝の1801〜2200m で、同人気帯の複勝率の平均を8.8%上回りました。ただし28騎乗と多くありません。

反対にいちばん苦手なのは ダートの1401〜1800m です。69騎乗と距離別でもっとも騎乗が多い区分でありながら同人気帯の複勝率の平均を大きく下回りました。 芝の1401〜1800m も同様に同人気帯の複勝率の平均を下回っており、中距離未満の区分は芝・ダートとも数字が伸びていません。

競馬場でみる騎乗

競馬場|全期間(2025年〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
東京2266.2%19.5%50.7%−5.3%
中山468.7%28.3%45.9%−2.0%
中京156.7%40.0%40.0%+6.1%

騎乗は東京・中山・中京に集中し、なかでも 東京 が226騎乗と全体の大半を占めます。ただし東京は同人気帯の複勝率の平均を下回っており、騎乗の中心にしている場で、同じ人気の馬全体には届いていません。

中山 は東京より人気との比較で成績が良く、同人気帯の複勝率の平均を下回る幅も小さめでした。 中京 は同人気帯の複勝率の平均を上回っていますが15騎乗と少なく、来日の時期によって乗る場が変わるため、この少なさのまま受け取れる区分ではありません。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|全期間(2025年〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1115.4%22.5%69.0%−3.1%
芝 稍重248.3%25.0%42.5%−1.0%
ダート 良547.4%27.8%53.3%−0.8%
ダート 稍重596.8%16.9%24.2%−9.1%
ダート 道悪437.0%18.6%27.2%−5.3%

馬場別で騎乗がいちばん多いのは 芝の良 (111騎乗)で、同人気帯の複勝率の平均をやや下回る程度です。ダートも良のときはほぼ同水準ですが、水を含むと数字が落ちます。

ダートの稍重 は馬場別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件で、単勝回収率も低い水準でした。 ダートの道悪 も同人気帯の複勝率の平均を下回っています。同じダートでも、良のときと水を含んだときで結果が分かれています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|全期間(2025年〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 先行3910.3%30.8%173.3%−0.7%
芝 差し437.0%25.6%32.3%+0.8%
芝 追込470.0%10.6%0.0%−3.9%
ダート 逃げ147.1%42.9%85.0%+7.5%
ダート 先行5115.7%39.2%72.2%−4.1%
ダート 差し543.7%11.1%11.3%−10.0%
ダート 追込370.0%2.7%0.0%−5.4%

位置取りで目を引くのは 芝の先行 です。39騎乗で単勝回収率173.3%は位置取りの表で唯一100%を超えましたが、複勝率で見ると同人気帯の複勝率の平均とほぼ同じ水準にとどまります。

ダートの先行 も複勝率自体は高いものの、人気馬に乗る機会が多い区分のため同人気帯の複勝率の平均には届きませんでした。反対に ダートの差し は位置取りで同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件です。追込は芝・ダートとも勝ちがありません。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この0騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|全期間(2025年〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 未勝利464.3%26.1%19.1%−0.5%
芝 1勝クラス2913.8%34.5%170.0%+6.5%
芝 2勝クラス200.0%5.0%0.0%−26.0%
芝 3勝クラス137.7%15.4%18.5%−9.0%
芝 重賞160.0%18.8%0.0%+4.5%
ダート 未勝利729.7%29.2%57.4%−2.3%
ダート 1勝クラス372.7%16.2%3.5%−11.9%
ダート 2勝クラス214.8%14.3%13.8%−9.1%
ダート 3勝クラス1315.4%15.4%71.5%−0.5%
ダート オープン特別・
リステッド
110.0%9.1%0.0%−5.3%

クラス別でいちばん得意なのは 芝の1勝クラス (29騎乗)で、同人気帯の複勝率の平均を上回り、単勝回収率も170.0%と高めでした。騎乗がいちばん多いのは ダートの未勝利 (72騎乗)で、同人気帯の複勝率の平均をわずかに下回る程度です。

数字が伸びていないのは ダートの1勝クラス (37騎乗)で、同人気帯の複勝率の平均を大きく下回り、単勝回収率も低い水準にとどまります。芝の2勝クラスもクラス別で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件ですが、騎乗は多くありません。

人気帯でみる騎乗

人気|全期間(2025年〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気2025.0%60.0%55.5%−4.7%
2番人気1926.3%47.4%106.3%−4.5%
3番人気296.9%34.5%39.7%−7.2%
4〜5番人気746.8%17.6%53.2%−12.5%
6〜9番人気1011.0%14.9%32.8%−1.6%
10番人気以下502.0%12.0%52.6%+6.9%

1〜9番人気はすべて同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

10番人気以下だけは人気以上の成績ですが、単独の人気帯だけで明確な傾向とは判断しにくい数字です。全体としては上位から中位人気で同人気帯の複勝率の平均を上回れていません。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|全期間(2025年〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗3815.8%36.8%117.9%+5.7%
テン乗り2115.7%19.9%44.7%−4.9%

騎乗のつながりでは 継続騎乗 (38騎乗)が同人気帯の複勝率の平均を上回りました。単勝回収率も117.9%です。

ただし騎乗の大半は テン乗り で、211騎乗と全体の7割を超え、こちらは同人気帯の複勝率の平均を下回っています。短期免許で来日するたびに新しい馬に乗る騎乗構成が、この表からも読み取れます。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する39騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間の単勝回収率100%超は5条件です。この5つについて、大穴1頭に押し上げられた数字でないかを、高配当の除外と引き直しの2つのやり方で確かめます。

条件騎乗単勝回収率最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 先行39173.3%90.8%0.0%5.6〜410.5%
クラス 芝 1勝クラス29170.0%57.9%0.0%16.9〜432.1%
距離 芝 1801〜2200m28126.1%33.3%0.0%0.0〜337.5%
騎乗のつながり 継続騎乗38117.9%50.0%7.0%18.2〜276.9%
人気 2番人気19106.3%78.9%0.0%28.9〜195.8%

※この記事は集計期間を前半・後半に分けていないため、期間を二分した再現性の確認は行っていません。

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間の単勝回収率100%超は5条件です。この5つについて、大穴1頭に押し上げられた数字でないかを、高配当の除外と引き直しの2つのやり方で確かめます。

いちばん高い 芝の先行 (173.3%)は、最高配当1件を除くと90.8%、高配当上位5件を除くと0.0%まで下がり、39騎乗のうち少数の的中で数字ができています。 芝の1勝クラス (170.0%)や 芝の1801〜2200m (126.1%)も、高配当を除くと同じように大きく崩れました。 継続騎乗 (117.9%)は高配当上位5件を除いても0%にならなかった唯一の条件ですが、それでも7.0%まで下がります。最高配当1件を除いた時点で50.0%です。2番人気(106.3%)は19騎乗と母数が小さく、ぶれ幅も大きく広がりました。

まとめ

  • 芝で先行したときの単勝回収率は173.3% ですが、高配当上位5件を除くと0.0%になる、39騎乗の数字です。 反対に ダートの差し は位置取りで同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件です。
  • ダートは距離で成績に差があります。 ダートの1801〜2200m(25騎乗)は同人気帯の複勝率の平均を上回る一方、いちばん騎乗の多いダートの1401〜1800m(69騎乗)は複勝率14.5%で大きく下回りました。
  • 継続騎乗は複勝率36.8%。 38騎乗と少ないものの、211騎乗を占めるテン乗り(複勝率19.9%)より高い数字です。
  • 1〜9番人気では同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2025年〜2026年8月9日、M.ディー騎手の延べ293騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。