古川吉洋騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

古川吉洋騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

古川吉洋騎手は1996年にデビューし、長年にわたり第一線で騎乗を続けてきたベテラン騎手です。JRA10場・平地の実測データで、条件ごとの得意・苦手を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20164904.7%14.5%147.3%9.2
20174977.2%20.3%84.3%8.5
20184996.0%17.0%77.3%8.1
20194656.2%18.3%59.4%8.4
20204493.8%17.1%42.1%8.5
20214303.0%14.7%46.2%9.0
20223934.3%17.6%121.9%9.2
20233694.3%17.1%96.4%9.2
20244432.9%12.6%77.0%10.0
20254825.6%17.2%100.4%8.9
20262624.2%11.8%49.4%8.7

※2026年は8月9日までの集計です。

古川吉洋騎手は8〜9番人気の馬に乗る機会が多く、勝率や複勝率そのものだけでは得意条件を判断しにくい騎手です。以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半・後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m4716.4%15.1%78.6%−1.6%
芝 1401〜1800m3943.3%18.8%149.3%+2.7%
芝 1801〜2200m2173.2%13.4%54.5%−1.7%
芝 2201m〜864.7%19.8%100.5%+4.2%
ダート 〜1400m5166.2%14.3%60.4%−1.7%
ダート 1401〜1800m6236.4%22.0%52.1%+0.6%
ダート 1801〜2200m828.5%18.3%223.8%+1.3%
ダート 2201m〜1118.2%18.2%83.6%−10.4%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m4003.8%13.8%147.7%+0.2%
芝 1401〜1800m3613.9%13.6%144.3%−0.6%
芝 1801〜2200m3006.3%23.7%73.6%+5.5%
芝 2201m〜965.2%19.8%43.1%−0.9%
ダート 〜1400m5133.9%14.0%55.1%−0.3%
ダート 1401〜1800m6113.4%14.4%52.7%−0.8%
ダート 1801〜2200m862.3%9.3%7.6%−7.1%
ダート 2201m〜128.3%25.0%27.5%−0.6%

距離別では前半・後半とも人気以上だった区分がありません。期間によって得意な距離が入れ替わっています。

唯一、ダート1400m以下は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。近年はダートの中距離も数字を落としています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌2985.4%19.1%29.2%−1.1%
函館2856.3%19.6%63.9%−2.0%
福島4314.0%27.9%71.6%+4.9%
新潟797.6%24.1%39.0%+4.0%
東京796.3%11.4%87.0%+0.5%
中山229.1%13.6%65.0%−4.4%
中京1956.7%16.9%107.0%−1.1%
京都6986.0%17.6%75.6%+0.9%
阪神5353.6%13.5%142.7%−1.1%
小倉1664.8%21.1%46.9%+0.6%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌3794.0%14.2%55.2%−1.1%
函館3373.9%13.9%74.3%−2.2%
福島955.3%17.9%52.6%+1.1%
新潟717.0%18.3%63.2%−2.7%
東京280.0%0.0%0.0%−10.3%
中山175.9%17.6%37.1%+5.3%
中京3783.4%15.3%82.1%+1.0%
京都3853.9%11.9%74.4%−2.0%
阪神5104.1%17.8%75.0%+2.2%
小倉1795.0%20.1%250.3%+3.6%

競馬場では福島と小倉が前半・後半とも人気以上の成績です。

反対に札幌と函館は両方の期間で人気以下でした。同じ北海道2場で人気以下の成績が続いています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良8955.0%15.8%122.4%−0.3%
芝 稍重1822.2%14.8%11.6%−1.1%
芝 道悪915.5%25.3%51.1%+7.4%
ダート 良7316.6%18.3%63.0%−0.6%
ダート 稍重2727.4%20.2%103.5%+0.7%
ダート 道悪2295.7%17.0%37.9%−1.2%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良8644.2%15.6%99.1%+0.8%
芝 稍重2034.9%17.2%168.6%+0.8%
芝 道悪907.8%26.7%194.9%+7.9%
ダート 良8194.2%13.4%65.1%−1.5%
ダート 稍重2162.8%12.5%22.8%−1.7%
ダート 道悪1872.1%18.2%17.1%+1.9%

一番はっきりした強みは芝の道悪です。前半・後半ともほぼ同じ幅で人気以上に走らせており、複勝率も25%を超えています。

ダートの良馬場は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ10113.9%21.8%660.7%−5.7%
芝 先行3187.9%28.0%65.4%+1.3%
芝 差し3793.4%16.9%42.3%+0.6%
芝 追込3620.6%4.4%35.2%−0.9%
ダート 逃げ7316.4%41.1%127.4%−4.0%
ダート 先行29715.8%42.4%133.2%+5.0%
ダート 差し4124.4%13.6%66.6%−0.7%
ダート 追込4500.9%3.6%14.6%−1.5%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ989.2%31.6%284.0%+1.4%
芝 先行2457.8%30.2%138.2%+2.1%
芝 差し3405.3%20.3%186.4%+4.5%
芝 追込4721.5%4.2%26.1%−0.6%
ダート 逃げ5710.5%31.6%125.4%−0.7%
ダート 先行21710.1%35.5%132.0%+1.8%
ダート 差し4142.9%15.0%31.9%+1.6%
ダート 追込5340.7%2.6%23.3%−1.2%

ダートの先行が大きな強みです。前半・後半とも人気以上に走らせ、単勝回収率も両方の期間で100%を超えています。

芝では先行と差しが両方の期間で人気以上の成績です。一方、ダートの逃げは前半・後半とも人気以下でした。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この10騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1194.2%15.1%17.8%−3.0%
芝 未勝利3513.1%14.0%146.0%−0.7%
芝 1勝クラス3096.5%19.1%126.9%+3.0%
芝 2勝クラス1863.2%13.4%64.2%−2.0%
芝 3勝クラス666.1%15.2%26.1%−4.0%
芝 オープン特別・
リステッド
728.3%34.7%122.6%+12.0%
芝 重賞653.1%7.7%19.1%−4.2%
ダート 新馬698.7%15.9%52.0%−3.6%
ダート 未勝利4695.8%20.3%47.0%+1.1%
ダート 1勝クラス3776.1%19.4%58.9%−0.4%
ダート 2勝クラス1817.2%16.0%105.5%−2.5%
ダート 3勝クラス697.2%13.0%56.2%−2.7%
ダート オープン特別・
リステッド
468.7%13.0%91.3%−1.2%
ダート 重賞2114.3%23.8%374.3%−0.5%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬900.0%7.8%0.0%−6.9%
芝 未勝利3554.2%15.5%111.5%+1.1%
芝 1勝クラス2963.7%12.8%150.4%−2.0%
芝 2勝クラス1758.0%24.0%195.7%+5.2%
芝 3勝クラス1144.4%24.6%109.6%+6.4%
芝 オープン特別・
リステッド
634.8%20.6%22.5%+5.0%
芝 重賞647.8%17.2%79.8%+6.2%
ダート 新馬643.1%10.9%55.2%−1.4%
ダート 未勝利4903.9%15.9%53.5%+0.2%
ダート 1勝クラス3421.8%10.5%17.2%−4.5%
ダート 2勝クラス1666.6%18.7%127.7%+3.5%
ダート 3勝クラス844.8%11.9%21.4%−2.1%
ダート オープン特別・
リステッド
653.1%10.8%43.2%−4.6%
ダート 重賞110.0%18.2%0.0%+9.2%

クラス別では芝のオープン特別・リステッドが同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回る成績ですが、騎乗数が少ないため参考程度です。

騎乗数の多いダート未勝利は両方の期間でわずかに人気以上の成績です。一方、新馬戦は芝・ダートとも人気以下でした。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気9540.0%73.7%110.0%+9.4%
2番人気11823.7%52.5%100.9%+1.2%
3番人気12211.5%42.6%70.7%+0.9%
4〜5番人気2896.6%28.4%58.5%−1.4%
6〜9番人気7693.6%14.7%88.0%−0.4%
10番人気以下1,0070.8%4.0%83.0%−0.8%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気5625.0%62.5%81.8%−2.6%
2番人気8417.9%51.2%73.1%−1.1%
3番人気10615.1%53.8%88.9%+12.1%
4〜5番人気2647.2%30.7%72.4%+0.5%
6〜9番人気7133.1%13.5%70.7%−1.4%
10番人気以下1,1561.0%4.6%94.4%+0.2%

人気帯では明確な傾向がありません。

6〜9番人気は前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回り、10番人気以下は後半にわずかに人気以上の成績へ変わりました。単独で人気以上だった人気帯もありますが、特徴としては参考程度です。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗6147.7%23.9%76.6%+1.4%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
2145.6%14.0%71.4%−5.3%
テン乗り5224.4%13.8%120.7%−0.6%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗8286.8%22.1%78.1%+2.0%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
3482.9%12.6%42.6%−1.2%
テン乗り8072.7%11.2%125.9%−0.9%

継続騎乗が安定しています。前半・後半とも人気以上の成績で、複勝率も3区分の中で最も高くなっています。

過去に騎乗した馬への乗り替わりは両方の期間で人気以下でした。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,446騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間では単勝回収率100%超が17条件ありました。片方の期間だけで超えた条件は追わず、この17が大穴1頭で押し上がった数字でないかを、前後半への分割・高配当の除外・引き直しの3方向から確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ199475.2%660.7%
(101騎乗)
284.0%
(98騎乗)
267.5%92.7%127.3〜1004.6%
クラス ダート 重賞32245.6%374.3%
(21騎乗)
0.0%
(11騎乗)
14.2%0.0%0.0〜719.1%
競馬場 小倉345152.4%46.9%
(166騎乗)
250.3%
(179騎乗)
81.3%25.6%33.2〜335.3%
距離 芝 1401〜1800m755146.9%149.3%
(394騎乗)
144.3%
(361騎乗)
92.0%30.1%40.3〜299.0%
クラス 芝 1勝クラス605138.4%126.9%
(309騎乗)
150.4%
(296騎乗)
115.8%58.4%68.5〜225.0%
位置取り ダート 先行514132.7%133.2%
(297騎乗)
132.0%
(217騎乗)
112.8%76.1%80.7〜197.6%
クラス 芝 未勝利706128.7%146.0%
(351騎乗)
111.5%
(355騎乗)
69.9%21.6%25.7〜286.5%
クラス 芝 2勝クラス361128.0%64.2%
(186騎乗)
195.7%
(175騎乗)
80.4%33.5%43.1〜252.3%
位置取り ダート 逃げ130126.5%127.4%
(73騎乗)
125.4%
(57騎乗)
104.7%39.4%53.0〜215.4%
騎乗のつながり テン乗り1,329123.9%120.7%
(522騎乗)
125.9%
(807騎乗)
92.6%42.2%53.0〜216.3%
馬場 芝 道悪181122.6%51.1%
(91騎乗)
194.9%
(90騎乗)
59.7%22.7%29.7〜275.6%
クラス ダート 2勝クラス347116.1%105.5%
(181騎乗)
127.7%
(166騎乗)
88.4%43.5%53.3〜197.3%
距離 ダート 1801〜2200m168113.1%223.8%
(82騎乗)
7.6%
(86騎乗)
66.8%7.8%13.6〜253.8%
馬場 芝 良1,759110.9%122.4%
(895騎乗)
99.1%
(864騎乗)
87.3%52.8%59.0〜181.3%
位置取り 芝 差し719110.4%42.3%
(379騎乗)
186.4%
(340騎乗)
76.3%40.2%45.9〜202.9%
距離 芝 〜1400m871110.3%78.6%
(471騎乗)
147.7%
(400騎乗)
90.6%49.6%56.7〜177.3%
競馬場 阪神1,045109.6%142.7%
(535騎乗)
75.0%
(510騎乗)
69.9%34.8%41.0〜212.1%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

芝の逃げやダートの先行など高い回収率の条件はありますが、高配当上位5件を除外すると100%を下回ります。位置取りは事前に確定しない点にも注意が必要です。

まとめ

  • 芝の道悪が一番安定した強みです。 前半・後半とも人気以上の成績でした。
  • ダートは逃げより先行で数字が出ています。 ダートの先行は前半・後半とも人気以上で、単勝回収率も両期間で100%を超えています。
  • 競馬場では福島と小倉が好成績です。 反対に札幌と函館は前半・後半とも人気以下でした。
  • 新馬戦は芝・ダートとも人気以下でした。 騎乗数の多いダート未勝利は前半・後半ともわずかに人気以上の成績です。
  • 継続騎乗で人気以上に走らせています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、古川吉洋騎手の延べ4,779騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。