河原田菜々騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

河原田菜々騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

河原田菜々騎手は2023年から騎乗し、現在も見習騎手の減量期間中です。函館や前に付けたときの成績が比較的良く、JRA10場・平地の実測データで現時点の傾向を整理しました。女性騎手は見習の減量が明けたあとも平地では2kg減が続きます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20233373.9%12.8%70.3%9.7
20243661.9%9.3%19.9%9.7
20252731.5%5.9%13.2%11.0
20262513.2%12.4%31.8%9.9

※2026年は8月9日までの集計です。

河原田菜々騎手は人気薄の馬に乗る機会が多く、勝率や複勝率そのものでは評価しにくい騎手です。以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使って、現時点の条件別成績を見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は現在も見習騎手の減量期間中です。負担重量が軽い状態の成績しかないため、期間を分けずにまとめています。減量が明けたあとの成績はまだ分かりません。
※女性騎手は、見習としての減量が終わったあとも、平地では2kg減が続きます。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2612.7%12.6%30.4%−1.6%
芝 1401〜1800m1580.0%5.1%0.0%−5.5%
芝 1801〜2200m1112.7%12.6%57.1%+2.6%
芝 2201m〜130.0%0.0%0.0%−12.2%
ダート 〜1400m3352.7%9.6%27.5%−2.3%
ダート 1401〜1800m3193.8%11.0%58.5%−1.2%
ダート 1801〜2200m273.7%7.4%14.8%−6.7%

距離で人気以上なのは芝1801〜2200mです。

一方、騎乗の中心であるダート1800m以下と芝1400m以下は人気以下の成績です。特に芝1401〜1800mで数字を落としています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌326.2%18.8%36.9%−0.8%
函館586.9%24.1%74.5%+7.4%
福島831.2%16.9%7.1%+0.7%
新潟1303.1%11.5%25.3%−0.6%
中京2524.0%11.5%60.4%−1.6%
京都2120.5%5.2%2.7%−4.3%
阪神1921.6%8.3%45.8%−1.9%
小倉2662.6%7.1%32.2%−5.2%

函館が一番良い成績です。複勝率24.1%で、同人気帯の複勝率の平均を上回っています。福島も人気以上の成績です。

反対に騎乗の多い小倉と京都では数字を落としており、中京・阪神・新潟も人気以下でした。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良3961.5%10.9%26.2%−1.1%
芝 稍重1013.0%8.9%22.0%−4.1%
芝 道悪462.2%6.5%36.7%−7.3%
ダート 良4542.6%9.3%21.5%−2.6%
ダート 稍重1054.8%10.5%62.7%−1.5%
ダート 道悪1254.0%12.8%95.4%−0.5%

ダートは水を含んだときの方が数字が良く、道悪では複勝率12.8%・単勝回収率95.4%でした。

芝は逆に道悪で大きく数字を落としています。ただし6区分すべて人気との比較では人気以下の成績です。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ368.3%25.0%176.1%−3.4%
芝 先行986.1%26.5%73.5%+1.6%
芝 差し1660.0%6.0%0.0%−5.5%
芝 追込2260.0%2.2%0.0%−1.6%
ダート 逃げ4816.7%25.0%337.3%−10.4%
ダート 先行1158.7%29.6%64.8%+0.5%
ダート 差し1900.5%7.9%8.2%−1.8%
ダート 追込3310.9%2.4%9.3%−0.9%

前に付けたときが強みです。芝の先行とダートの先行はどちらも人気以上に走らせています。

ダートの逃げは単勝回収率337.3%と高い一方、同じように逃げた馬全体の複勝率には届いていません。差し・追込も全体的に厳しい成績です。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この17騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬513.9%9.8%42.0%−1.2%
芝 未勝利3061.6%9.8%20.8%−1.1%
芝 1勝クラス1631.2%9.8%31.8%−3.6%
芝 2勝クラス160.0%12.5%0.0%−2.1%
ダート 新馬329.4%9.4%381.2%+0.3%
ダート 未勝利3513.4%10.0%26.7%−1.0%
ダート 1勝クラス2512.8%11.6%26.7%−2.3%
ダート 2勝クラス500.0%4.0%0.0%−5.8%

クラスで人気以上なのはダート新馬です。ただし単勝回収率381.2%は少数の高配当に押し上げられています。

未勝利は芝・ダートともほぼ人気通りですが、1勝・2勝クラスでは人気以下の成績が大きくなっています。

人気帯でみる騎乗

人気|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1421.4%64.3%62.1%−0.5%
2番人気2714.8%51.9%68.9%0.0%
3番人気4012.5%35.0%71.7%−6.7%
4〜5番人気9710.3%28.9%101.9%−0.1%
6〜9番人気3612.2%11.4%36.5%−3.2%
10番人気以下6880.3%2.6%20.2%−1.6%

人気帯では、上位人気から人気薄まで明確な傾向はありません。

2番人気や4〜5番人気はほぼ人気通りですが、騎乗の中心である6〜9番人気・10番人気以下では同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗3073.6%14.7%25.3%−1.4%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
901.1%6.7%17.2%−5.6%
テン乗り5742.3%8.4%29.9%−2.6%

継続騎乗・乗り替わり・テン乗りの3区分すべてで人気以下の成績です。

そのなかでは継続騎乗が最も良く、複勝率14.7%でした。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する256騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は4つでした。回収率が1頭の大穴で押し上がっていないかを見るため、高配当を除いたときの回収率と、引き直したときのぶれ幅を並べます。

条件騎乗単勝回収率最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス ダート 新馬32381.2%98.1%0.0%0.0〜1027.5%
位置取り ダート 逃げ48337.3%149.6%32.3%61.5〜782.1%
位置取り 芝 逃げ36176.1%46.6%0.0%0.0〜469.7%
人気 4〜5番人気97101.9%85.3%39.1%43.9〜169.6%

※この記事は集計期間を前半・後半に分けていないため、期間を二分した再現性の確認は行っていません。

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

ダート新馬は単勝回収率381.2%ですが、最高配当1件を除外すると98.1%、高配当上位5件を除外すると0.0%になります。

ダートの逃げや芝の逃げも高配当の影響が大きく、4〜5番人気も最高配当1件を除くと100%を下回りました。

まとめ

  • 競馬場では函館が一番良い成績です。 複勝率24.1%で同人気帯の複勝率の平均を上回っており、福島も人気以上の成績です。
  • 前に付けたときに数字が出ています。 芝の先行とダートの先行はどちらも人気以上に走らせており、差し・追込は全体的に厳しい成績です。
  • ダートは道悪、芝は良馬場寄りの方が成績は良くなっています。 単勝回収率95.4%でした。
  • 人気帯には明確な傾向がありません。
  • ここまでの数字はすべて減量のある状態での成績です。 女性騎手は見習の減量が明けたあとも平地では2kg減が続きます。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023年〜2026年8月9日、河原田菜々騎手の延べ1,227騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。