城戸義政騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

城戸義政騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

城戸義政騎手は、近年になるほど人気薄の馬に乗る機会が増えている騎手です。全体の複勝率が下がるなかでも残った得意条件を、JRA10場・平地の実測データで整理しました。なお、見習騎手として負担重量が軽かった2016年1月〜2018年3月の764騎乗は集計から除いています。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20181794.5%15.6%49.8%9.1
20191473.4%11.6%55.4%9.7
20201751.1%10.9%17.2%10.5
20211902.1%9.5%15.6%11.0
20221912.1%9.9%47.3%11.2
20231341.5%9.0%4.6%11.1
2024971.0%5.2%4.5%11.8
20251150.9%5.2%35.9%11.6
2026790.0%3.8%0.0%11.5

※2026年は8月9日までの集計です。

この記事では減量が明けた2018年3月以降だけを対象にしています。人気の水準が時期によって違うため、同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半・後半とも残った条件を重く見ます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手には見習騎手として負担重量が軽くなる期間がありました。負担重量の条件が違うため、減量期間(2016年1月〜2018年3月)の764騎乗は集計から除いています。この記事の数字は、すべて減量が明けたあとのものです。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2018年〜2022年5月19日)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1563.2%9.0%38.8%−2.1%
芝 1401〜1800m570.0%7.0%0.0%−1.5%
芝 1801〜2200m551.8%14.5%137.1%+4.8%
芝 2201m〜220.0%18.2%0.0%+5.0%
ダート 〜1400m2373.0%10.5%43.6%−1.7%
ダート 1401〜1800m2173.2%12.0%29.6%−1.2%
ダート 1801〜2200m267.7%26.9%31.5%+11.6%
距離(芝ダ別)|後半(2022年5月20日〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m770.0%6.5%0.0%−2.5%
芝 1401〜1800m521.9%7.7%79.4%−2.0%
芝 1801〜2200m340.0%0.0%0.0%−8.8%
ダート 〜1400m1620.0%5.6%0.0%−1.9%
ダート 1401〜1800m1681.8%8.9%6.2%−1.6%
ダート 1801〜2200m283.6%14.3%32.5%+5.0%

ダート1801〜2200mは前半・後半とも人気以上の成績ですが、騎乗数が少ないため参考程度です。

騎乗の多いダート1400m以下・1401〜1800mは後半に人気以下の成績となっています。芝も1800m以下では両方の期間で人気以下の成績でした。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2018年〜2022年5月19日)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌375.4%21.6%94.1%+10.1%
函館504.0%6.0%63.4%−10.2%
福島585.2%13.8%18.1%−1.9%
新潟921.1%17.4%2.3%+3.3%
東京120.0%8.3%0.0%−8.7%
中京1493.4%8.7%33.7%−1.5%
京都1023.9%14.7%58.4%+3.4%
阪神1701.2%10.0%4.8%−0.8%
小倉1002.0%8.0%83.7%−3.2%
競馬場|後半(2022年5月20日〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
福島205.0%20.0%15.0%+3.3%
新潟365.6%19.4%20.8%+4.9%
中京1140.9%7.0%8.0%−1.4%
京都1270.0%2.4%0.0%−5.4%
阪神1400.0%6.4%0.0%−2.5%
小倉761.3%6.6%54.3%−0.8%

得意な競馬場は新潟です。前半・後半とも人気以上に走らせ、複勝率も17.4%・19.4%と大きく変わっていません。

一方、騎乗の中心である阪神は両方の期間で人気以下です。京都は後半に大きく数字を落としました。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2018年〜2022年5月19日)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良2002.5%9.5%62.0%−0.7%
芝 稍重551.8%16.4%21.6%+5.3%
芝 道悪350.0%5.7%0.0%−4.8%
ダート 良2943.4%12.6%35.1%−1.1%
ダート 稍重1034.9%11.7%65.2%+0.8%
ダート 道悪901.1%12.2%6.1%−0.4%
馬場(芝ダ別)|後半(2022年5月20日〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1320.8%4.5%31.3%−4.2%
芝 稍重340.0%5.9%0.0%−3.7%
ダート 良2410.4%5.8%1.8%−2.3%
ダート 稍重711.4%11.3%4.4%+0.2%
ダート 道悪464.3%13.0%26.3%+1.9%

ダートの稍重が前半・後半とも人気以上の成績です。道悪も後半は人気以上の成績へ変わりました。

反対に騎乗数の多いダートの良は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回り、複勝率も12.6%から5.8%まで下がっています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2018年〜2022年5月19日)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ417.3%29.3%229.8%+4.0%
芝 先行783.8%17.9%53.5%−0.5%
芝 差し690.0%2.9%0.0%−4.9%
芝 追込900.0%1.1%0.0%−2.9%
ダート 逃げ2814.3%35.7%92.1%+1.2%
ダート 先行1076.5%31.8%62.7%+0.9%
ダート 差し1502.7%8.0%43.8%−1.9%
ダート 追込2020.5%2.0%8.5%−1.1%
位置取り(芝ダ別)|後半(2022年5月20日〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ140.0%0.0%0.0%−18.2%
芝 先行293.4%3.4%142.4%−8.2%
芝 差し460.0%13.0%0.0%+1.2%
芝 追込760.0%1.3%0.0%−1.8%
ダート 逃げ137.7%15.4%23.8%−10.4%
ダート 先行712.8%29.6%10.4%+4.5%
ダート 差し931.1%2.2%9.8%−6.0%
ダート 追込1810.0%1.7%0.0%−0.3%

ダートの先行が一番安定しています。前半・後半とも人気以上の成績で、複勝率は31.8%・29.6%でした。

芝・ダートの逃げは前半に数字が出ていましたが、後半は人気以下へ変わっています。差し・追込も全体的に厳しい成績です。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この19騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2018年〜2022年5月19日)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬287.1%17.9%298.9%+5.6%
芝 未勝利1310.8%6.9%14.3%−0.5%
芝 1勝クラス761.3%14.5%9.1%+1.3%
芝 2勝クラス240.0%4.2%0.0%−5.2%
芝 3勝クラス1414.3%21.4%190.0%+5.0%
ダート 新馬290.0%6.9%0.0%−4.5%
ダート 未勝利2612.7%13.4%18.9%+0.6%
ダート 1勝クラス1304.6%12.3%45.0%−2.3%
ダート 2勝クラス348.8%8.8%200.3%−2.1%
ダート 3勝クラス230.0%13.0%0.0%+4.1%
クラス(芝ダ別)|後半(2022年5月20日〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬270.0%14.8%0.0%+7.5%
芝 未勝利710.0%2.8%0.0%−5.8%
芝 1勝クラス422.4%7.1%98.3%−2.8%
芝 2勝クラス150.0%0.0%0.0%−8.4%
ダート 新馬250.0%12.0%0.0%+1.7%
ダート 未勝利1970.5%5.1%1.5%−2.1%
ダート 1勝クラス1062.8%13.2%15.7%+1.3%
ダート 2勝クラス180.0%5.6%0.0%−1.0%

芝の新馬は前半・後半とも人気以上の成績です。

一方、騎乗の中心であるダート未勝利は前半の人気以上の成績から後半は人気以下へ変わりました。芝未勝利は両方の期間で人気以下の成績です。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2018年〜2022年5月19日)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1127.3%54.5%67.3%−9.9%
2番人気2015.0%65.0%46.0%+13.4%
3番人気229.1%45.5%50.9%+3.7%
4〜5番人気585.2%29.3%52.4%0.0%
6〜9番人気2144.2%15.9%68.8%+1.0%
10番人気以下4520.4%2.2%23.5%−1.8%
人気|後半(2022年5月20日〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
3番人気119.1%36.4%40.0%−5.2%
4〜5番人気270.0%25.9%0.0%−4.0%
6〜9番人気1081.9%13.0%46.7%−1.6%
10番人気以下3750.0%1.6%0.0%−2.1%

後半に表へ出た人気帯はすべて同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

前半は2番人気などで数字が出ていますが、騎乗数は多くありません。騎乗の中心である10番人気以下は両方の期間で人気以下の成績です。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2018年〜2022年5月19日)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗2514.8%19.1%50.6%+2.5%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
952.1%9.5%29.2%−3.3%
テン乗り2400.8%6.7%9.8%−1.6%
騎乗のつながり|後半(2022年5月20日〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1882.1%10.6%10.4%−2.6%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
670.0%6.0%0.0%−1.0%
テン乗り1140.9%2.6%36.2%−3.5%

複勝率そのものは継続騎乗が3区分で最も高いものの、後半は人気以下へ変わりました。

テン乗りと、過去に騎乗した馬への乗り替わりは両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する352騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えたのは5条件でした。片方の期間だけで超えた数字は追わず、この5つについて前半と後半に分けた回収率、高配当を除いたときの回収率、引き直したときのぶれ幅を並べます。大穴1頭で押し上がった数字なら再現性はありません。

条件騎乗単勝回収率2018年〜2022年5月19日2022年5月20日〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
競馬場 中山12257.5%441.4%
(7騎乗)
0.0%
(5騎乗)
0.0%0.0%0.0〜772.5%
位置取り 芝 逃げ55171.3%229.8%
(41騎乗)
0.0%
(14騎乗)
34.8%0.0%0.0〜476.2%
クラス 芝 新馬55152.2%298.9%
(28騎乗)
0.0%
(27騎乗)
15.4%0.0%0.0〜441.5%
クラス ダート 2勝クラス52131.0%200.3%
(34騎乗)
0.0%
(18騎乗)
71.4%0.0%0.0〜313.8%
クラス 芝 3勝クラス21126.7%190.0%
(14騎乗)
0.0%
(7騎乗)
59.5%0.0%0.0〜323.3%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で回収率100%を超えた条件は、いずれも後半では0.0%でした。

芝の逃げや芝新馬も前半は高い回収率でしたが、最高配当1件を除外するだけで大きく数字を落としています。

まとめ

  • ダートの先行が一番安定した強みです。 前半・後半とも人気以上の成績で、複勝率は31.8%・29.6%でした。
  • 競馬場では新潟が前半・後半とも好成績です。 一方、騎乗の中心である阪神は前半・後半とも人気以下です。
  • 芝の新馬も両方の期間で人気以上に走らせています。 一方、騎乗の中心であるダート未勝利は前半の人気以上の成績から後半は人気以下へ変わりました。
  • ダートは良馬場より稍重で数字が出ています。 前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 騎乗の中心である10番人気以下は前半・後半とも人気以下の成績です。 後半に表へ出た人気帯はすべて同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2018年〜2026年8月9日、城戸義政騎手の延べ1,307騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。