小林美駒騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

小林美駒騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

小林美駒騎手は2023年から騎乗し、現在も見習騎手の減量期間中です。福島や前に付けたときの成績が目立ちます。JRA10場・平地の実測データで、現時点の得意条件と苦手条件を整理しました。なお、女性騎手は見習の減量が明けたあとも平地では2kg減が続きます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20232853.5%17.5%30.6%8.7
20242687.1%15.7%108.4%8.1
20254528.2%23.5%93.5%7.2
202626811.2%23.5%86.2%6.8

※2026年は8月9日までの集計です。

小林美駒騎手はまだ騎乗歴が短く、年別の勝率や複勝率だけで得意条件を決めるのは早い段階です。以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使って、現時点の条件別成績を見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。
※この騎手は現在も見習騎手の減量期間中です。負担重量が軽い状態の成績しかないため、期間を分けずにまとめています。減量が明けたあとの成績はまだ分かりません。
※女性騎手は、見習としての減量が終わったあとも、平地では2kg減が続きます。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m2848.5%22.5%98.8%+0.6%
芝 1401〜1800m1704.7%12.9%72.2%−2.0%
芝 1801〜2200m1033.9%17.5%103.3%+3.6%
芝 2201m〜240.0%4.2%0.0%−9.4%
ダート 〜1400m3489.5%25.9%62.3%−0.5%
ダート 1401〜1800m3328.1%19.9%91.7%−0.6%

芝1801〜2200mで一番大きく人気以上に走らせています。芝1400m以下もわずかに人気以上の成績です。

騎乗の中心であるダート1400m以下は複勝率そのものは高いものの、人気との比較ではほぼ平均通りです。芝2201m以上は数字を落としています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌13614.0%35.3%94.9%+3.1%
函館1947.7%23.7%97.8%−0.8%
福島19612.2%24.5%206.9%+4.3%
新潟2197.3%21.9%51.8%−0.3%
東京701.4%7.1%11.6%−3.9%
中山2373.4%15.6%17.3%−2.6%
中京521.9%1.9%13.7%−12.2%
小倉1666.6%15.7%80.5%−2.5%

福島が一番目立つ強みです。単勝回収率は206.9%で、同人気帯の複勝率の平均も上回っています。

札幌も好成績です。一方、騎乗の多い中山や東京、小倉では人気以下の成績でした。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良4296.8%17.7%103.4%−0.2%
芝 稍重1146.1%21.1%58.1%+0.1%
芝 道悪380.0%13.2%0.0%−2.8%
ダート 良4519.1%22.0%86.5%−1.4%
ダート 稍重1318.4%25.2%56.9%+0.2%
ダート 道悪1107.3%21.8%51.3%+0.4%

馬場状態ごとの成績は大きく変わりません。

ダートの道悪・稍重、芝の稍重はわずかに人気以上ですが、芝の良・ダートの良も同人気帯の複勝率の平均を大きく下回る成績ではありません。馬場状態だけで評価を大きく変える必要はなさそうです。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ8422.6%42.9%287.1%+5.4%
芝 先行1659.1%26.1%159.2%−1.6%
芝 差し971.0%13.4%3.2%−2.4%
芝 追込2160.0%2.8%0.0%−3.1%
ダート 逃げ10026.0%49.0%219.4%+1.9%
ダート 先行18115.5%44.2%132.9%+4.4%
ダート 差し1553.2%14.8%34.9%−2.1%
ダート 追込2560.4%1.6%2.8%−5.2%

前に付けたときが大きな強みです。芝の逃げは複勝率42.9%、ダートの逃げは49.0%、ダートの先行は44.2%でした。

反対に差し・追込では芝・ダートとも数字を落としており、特にダートの追込は複勝率1.6%です。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この19騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬484.2%14.6%16.7%−1.1%
芝 未勝利2926.5%19.2%94.0%0.0%
芝 1勝クラス1815.5%18.2%100.4%0.0%
芝 2勝クラス429.5%19.0%75.0%+1.0%
ダート 新馬244.2%16.7%5.8%−7.8%
ダート 未勝利34510.1%24.1%71.0%+0.3%
ダート 1勝クラス2738.1%22.3%93.4%−2.0%
ダート 2勝クラス444.5%18.2%44.8%+0.5%

クラス別では大きな得意条件がありません。

芝・ダートの2勝クラスなどに小さな人気以上の成績はありますが、騎乗の中心であるダート未勝利はほぼ人気通りです。新馬戦は芝・ダートとも人気以下でした。

人気帯でみる騎乗

人気|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気8137.0%66.7%102.1%+1.9%
2番人気7618.4%44.7%85.7%−7.1%
3番人気9612.5%39.6%73.0%−2.1%
4〜5番人気1928.3%29.7%72.8%−0.2%
6〜9番人気3974.5%14.9%98.3%−0.1%
10番人気以下4311.4%4.4%65.7%−0.3%

人気帯全体では明確な傾向はありません。

1番人気は人気以上の成績ですが、2番人気・3番人気では数字を落としています。4番人気以下はほぼ人気通りで、特定の人気帯だけを特徴として見るのは難しいデータです。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|全期間(減量期間中・2023年〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗2947.8%24.5%75.7%−1.7%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
12910.9%20.9%101.8%−1.1%
テン乗り6607.3%19.7%79.3%−0.1%

継続騎乗・乗り替わり・テン乗りで大きな差はありません。

全体の半分を占めるテン乗りもほぼ人気通りで、初めて乗る馬だから大きく評価を下げる必要はなさそうです。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する190騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えたのは10条件でした。大穴1頭で押し上がった数字なら再現性はありません。回収率のぶれを見るため、高配当を除いたときの回収率と、引き直したときのぶれ幅を並べます。

条件騎乗単勝回収率最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ84287.1%206.3%89.1%115.7〜513.1%
位置取り ダート 逃げ100219.4%168.3%92.8%105.0〜366.1%
競馬場 福島196206.9%172.1%94.4%105.2〜331.0%
位置取り 芝 先行165159.2%115.5%43.5%58.4〜292.7%
位置取り ダート 先行181132.9%119.2%75.0%76.9〜198.1%
馬場 芝 良429103.4%86.6%45.7%52.2〜168.2%
距離 芝 1801〜2200m103103.3%35.7%0.0%6.9〜266.8%
人気 1番人気81102.1%98.1%83.7%71.4〜133.3%
騎乗のつながり 乗り替わり(騎乗経験あり)129101.8%77.3%36.0%43.5〜176.0%
クラス 芝 1勝クラス181100.4%60.3%16.9%28.8〜204.9%

※この記事は集計期間を前半・後半に分けていないため、期間を二分した再現性の確認は行っていません。

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

芝の逃げ・ダートの逃げ・福島はぶれ幅の下限まで100%を上回りましたが、高配当上位5件を除外するといずれも100%を下回りました。

逃げは発馬後の展開で決まる位置取りのため、事前には分からない参考情報です。福島は196騎乗と比較的母数があり、今後も確認しやすい条件です。

まとめ

  • 前に付けたときの成績が良く、差し・追込では数字を落としています。 ダートの逃げは複勝率49.0%だった一方、ダートの追込は1.6%でした。
  • 競馬場では福島が一番目立つ強みです。 単勝回収率は206.9%で、同人気帯の複勝率の平均も上回っています。
  • 馬場状態や乗り替わりによる差は大きくありません。 全体の半分を占めるテン乗りもほぼ人気通りで、芝・ダートの良馬場も同人気帯の複勝率の平均を大きく下回ってはいません。
  • 人気帯には現時点で明確な傾向がありません。
  • ここまでの数字はすべて減量のある状態での成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2023年〜2026年8月9日、小林美駒騎手の延べ1,273騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。