J.モレイラ騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

J.モレイラ騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

J.モレイラ騎手は短期免許で来日して騎乗する騎手です。芝の距離帯や馬場状態、テン乗りを含む騎乗のつながりで幅広く人気以上の成績を残しています。JRA10場・平地の実測データを前半・後半に分けて整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20165332.1%67.9%106.8%2.0
20175127.5%51.0%84.3%2.2
201821635.2%61.6%100.9%2.0
202317126.9%57.3%85.6%2.4
202412924.8%53.5%66.1%2.4
202511031.8%66.4%95.7%1.9

J.モレイラ騎手は平均人気が2番人気前後で、集計期間を通して上位人気の馬への騎乗が中心です。単純な複勝率だけでは「人気以上に走らせているか」が分からないため、以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使って条件ごとに見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m4438.6%63.6%113.9%+11.0%
芝 1401〜1800m9227.2%57.6%71.3%+4.0%
芝 1801〜2200m4242.9%59.5%119.3%+6.3%
芝 2201m〜1942.1%68.4%127.9%+16.6%
ダート 〜1400m3928.2%66.7%61.8%+11.6%
ダート 1401〜1800m7330.1%60.3%110.5%+4.0%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2025年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m4427.3%52.3%100.5%+5.9%
芝 1401〜1800m11128.8%66.7%83.4%+11.9%
芝 1801〜2200m6926.1%58.0%98.1%+6.3%
芝 2201m〜2920.7%55.2%48.6%+6.4%
ダート 〜1400m5726.3%54.4%75.6%−0.6%
ダート 1401〜1800m8231.7%54.9%78.2%+3.6%
ダート 1801〜2200m1520.0%53.3%58.7%+0.9%

芝は4つの距離帯すべてが、両方の期間で人気以上の成績です。騎乗がいちばん多い 芝の1401〜1800m は複勝率が前半57.6%から後半66.7%まで伸びました。芝の1801〜2200mは前半・後半で同人気帯の複勝率の平均を上回る幅までそろっています。芝の2201m以上も人気以上の成績ですが、騎乗数が少なく参考程度に見てください。

ダートは成績に差があります。 1401〜1800m は両方の期間で人気以上の成績ですが、1400m以下は前半は人気以上でしたが、後半は人気以下の成績へ変わりました。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌16935.5%62.1%110.5%+7.2%
東京6921.7%56.5%53.9%+3.2%
中山2437.5%66.7%87.9%+11.4%
京都4139.0%58.5%126.8%+6.0%
競馬場|後半(2021〜2025年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌4621.7%50.0%65.0%+4.4%
東京14829.7%56.8%87.1%+2.0%
中山9534.7%69.5%97.6%+14.3%
中京1533.3%73.3%136.7%+25.0%
京都4025.0%60.0%75.5%+11.7%
阪神6616.7%48.5%52.7%−3.2%

札幌・東京中山・京都 の4場が、両方の期間で人気以上の成績です。差がいちばん大きいのは 中山 で、後半にかけてさらに広がりましたが、数がまとまるのは後半からになります。

騎乗の中心は前半の札幌から後半の東京へ移り、東京は騎乗数が厚くなった一方で差はそれほど大きくありません。京都は後半に同人気帯の複勝率の平均を上回る幅が広がりました。表に出た場で同人気帯の複勝率の平均を下回ったのは 阪神 だけです。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良15731.2%59.9%86.6%+7.1%
芝 稍重3450.0%67.6%142.9%+13.1%
ダート 良8532.9%61.2%110.4%+5.9%
ダート 稍重2722.2%63.0%52.2%+8.3%
ダート 道悪1145.5%63.6%177.3%+8.5%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2025年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良23028.7%60.9%91.3%+9.1%
芝 稍重219.5%61.9%41.0%+12.0%
ダート 良11327.4%55.8%72.1%+2.6%
ダート 稍重3537.1%57.1%102.3%+3.8%

馬場状態は、表に出た区分がすべて人気以上の成績です。中心は 芝の良 で、前半・後半ともほぼ同じ水準の複勝率でした。差がいちばん大きいのは 芝の稍重 ですが、騎乗数が少なく参考程度に見てください。

ダートは良・稍重とも両方の期間で人気以上の成績ながら、後半にかけて差が縮んでいます。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ1163.6%90.9%167.3%+18.1%
芝 先行7042.9%71.4%127.7%+11.9%
芝 差し8727.6%55.2%67.8%+5.8%
芝 追込2924.1%37.9%80.3%+5.4%
ダート 逃げ1747.1%82.4%160.6%+14.7%
ダート 先行8334.9%67.5%112.9%+2.5%
ダート 差し1910.5%31.6%33.7%−6.7%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2025年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 先行7926.6%60.8%66.6%+1.2%
芝 差し12527.2%65.6%91.0%+18.8%
芝 追込3915.4%33.3%53.6%+0.8%
ダート 逃げ1346.2%84.6%113.1%+13.6%
ダート 先行8632.6%58.1%89.2%−3.4%
ダート 差し4723.4%55.3%57.4%+12.9%
ダート 追込110.0%0.0%0.0%−18.7%

芝は表に出た区分がすべて、同人気帯の複勝率の平均を上回っています。いちばん厚いのは 芝の差し で、後半の同人気帯の複勝率の平均を上回る幅は位置取り別で最大でした。 芝の先行 は後半に差が縮み、芝の逃げは前半だけ表に出ています。

ダートで両方の期間そろって人気以上なのは 逃げ だけで、騎乗数は少なく参考程度に見てください。ダートの先行とダートの差しは、前半と後半で成績が異なっています。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この0騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬2948.3%75.9%139.3%+18.1%
芝 未勝利5238.5%69.2%100.8%+9.7%
芝 1勝クラス4734.0%55.3%90.0%+1.4%
芝 2勝クラス3132.3%64.5%96.5%+14.5%
芝 3勝クラス1127.3%45.5%79.1%+4.2%
芝 重賞2119.0%42.9%64.3%+3.9%
ダート 未勝利4940.8%61.2%115.5%−1.8%
ダート 1勝クラス3930.8%64.1%95.1%+10.5%
ダート 2勝クラス1931.6%68.4%136.3%+22.9%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2025年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬2615.4%69.2%30.0%+7.8%
芝 未勝利7123.9%62.0%64.2%+7.2%
芝 1勝クラス4131.7%68.3%95.1%+15.3%
芝 2勝クラス4037.5%67.5%143.8%+18.2%
芝 3勝クラス205.0%20.0%10.0%−23.9%
芝 オープン特別・
リステッド
1136.4%63.6%79.1%+8.6%
芝 重賞4431.8%56.8%131.8%+16.9%
ダート 新馬1216.7%58.3%48.3%+5.0%
ダート 未勝利4639.1%65.2%101.7%+5.4%
ダート 1勝クラス4320.9%51.2%52.8%−1.9%
ダート 2勝クラス2429.2%50.0%78.8%+3.8%
ダート 3勝クラス2227.3%59.1%82.7%+13.9%

芝の新馬・未勝利・1勝クラス・2勝クラス・重賞の5区分が、両方の期間で人気以上の成績です。幅がそろって大きいのは 芝の2勝クラス で、複勝率は前半64.5%・後半67.5%でした。 芝の重賞 も後半に大きく伸びています。

ダートの2勝クラスも両方の期間で人気以上の成績ですが、騎乗数が少なく参考程度に見てください。目立つ例外が 芝の3勝クラス で、前半は人気以上でしたが、後半は大きな人気以下の成績へ変わりました。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気15241.4%71.1%84.9%+6.7%
2番人気8236.6%64.6%132.1%+13.3%
3番人気5217.3%46.2%89.0%+4.4%
4〜5番人気2025.0%50.0%169.5%+17.7%
6〜9番人気130.0%0.0%0.0%−19.4%
人気|後半(2021〜2025年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気17642.0%74.4%87.4%+9.3%
2番人気10726.2%68.2%98.0%+16.0%
3番人気5712.3%36.8%70.7%−4.8%
4〜5番人気476.4%23.4%46.2%−7.4%
6〜9番人気224.5%18.2%73.6%−0.2%

1番人気と2番人気は前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

人気を背負ったときでもさらに数字を上積みしており、上位人気で安定しています。3番人気以下は期間によって評価が変わり、人気薄は騎乗数自体が少ないため判断しにくいデータです。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗2729.6%66.7%78.1%+11.4%
テン乗り14235.2%62.7%93.0%+6.9%
騎乗のつながり|後半(2021〜2025年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗4035.0%62.5%91.8%+9.0%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
3327.3%57.6%83.3%+5.1%
テン乗り25927.8%59.1%86.3%+8.1%

テン乗り でも同人気帯の複勝率の平均を上回ります。初めて騎乗する馬での騎乗はこの表の大半を占め、複勝率は前半62.7%・後半59.1%でした。差がいちばん大きいのは 継続騎乗 ですが、騎乗数は少なく参考程度に見てください。乗り替わりで過去に騎乗した馬に戻ったときは後半だけ表に出て、人気以上の成績でした。表に出た区分はどれも人気以上で、初めて乗る馬でも人気との比較で成績を落としていません。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する220騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は16ありました。片方の期間だけで超えたものは追わず、前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向にかけて、大穴1頭に頼らずに100%を保てるかを確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2025年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ21236.7%167.3%
(11騎乗)
313.0%
(10騎乗)
167.5%123.1%122.4〜403.3%
競馬場 中京23140.4%147.5%
(8騎乗)
136.7%
(15騎乗)
110.9%36.1%57.0〜236.5%
位置取り ダート 逃げ30140.0%160.6%
(17騎乗)
113.1%
(13騎乗)
111.4%71.2%73.3〜220.0%
クラス 芝 2勝クラス71123.1%96.5%
(31騎乗)
143.8%
(40騎乗)
101.7%76.8%74.2〜183.7%
人気 2番人気189112.8%132.1%
(82騎乗)
98.0%
(107騎乗)
110.4%101.4%88.3〜138.3%
クラス 芝 重賞65110.0%64.3%
(21騎乗)
131.8%
(44騎乗)
95.2%67.8%63.8〜162.5%
騎乗のつながり 乗り替わり(騎乗経験あり)42109.8%206.7%
(9騎乗)
83.3%
(33騎乗)
98.3%56.2%59.5〜166.0%
クラス ダート 未勝利95108.8%115.5%
(49騎乗)
101.7%
(46騎乗)
101.6%80.8%76.7〜144.1%
距離 芝 〜1400m88107.2%113.9%
(44騎乗)
100.5%
(44騎乗)
89.8%69.6%67.3〜156.6%
距離 芝 1801〜2200m111106.1%119.3%
(42騎乗)
98.1%
(69騎乗)
97.5%80.1%73.5〜142.1%
クラス ダート 2勝クラス43104.2%136.3%
(19騎乗)
78.8%
(24騎乗)
83.6%48.2%51.4〜167.9%
馬場 芝 稍重55104.0%142.9%
(34騎乗)
41.0%
(21騎乗)
96.5%71.4%64.5〜146.0%
馬場 ダート 道悪20103.0%177.3%
(11騎乗)
12.2%
(9騎乗)
67.4%7.3%26.0〜200.0%
競馬場 京都81101.5%126.8%
(41騎乗)
75.5%
(40騎乗)
92.8%70.9%65.8〜140.9%
位置取り ダート 先行169100.8%112.9%
(83騎乗)
89.2%
(86騎乗)
96.7%82.7%75.4〜127.7%
競馬場 札幌215100.8%110.5%
(169騎乗)
65.0%
(46騎乗)
96.7%86.3%78.7〜124.2%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は16ありました。片方の期間だけで超えたものは追わず、前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向にかけて、大穴1頭に頼らずに100%を保てるかを確かめます。

16条件のうち、今回の確認方法すべてで100%を上回ったのは 位置取りの芝の逃げ だけで、最高配当1件を除外しても、高配当上位5件を除外しても、ぶれ幅の下限を見ても100%を超えています。ただし騎乗数はごくわずかで、後半の表には出ていません。逃げは発馬後の展開で決まる位置取りのため、事前の買い条件にはできません。母数の大きい条件では 2番人気 が高配当上位5件を除外しても100%を上回りましたが、後半だけで見ると100%を割り、ぶれ幅の下限も100%を下回ります。騎乗のいちばん多い 札幌 も全期間では100%を超えたものの、後半は大きく下がりました。芝の重賞と芝の2勝クラスも、前半だけで見ると100%を割ります。

まとめ

  • 芝は4つの距離帯すべてが両方の期間で人気以上の成績です。 騎乗のいちばん多い芝の1401〜1800mは複勝率が前半57.6%・後半66.7%でした。
  • クラスでは芝の2勝クラスが同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回りました。 複勝率は前半64.5%・後半67.5%です。
  • 札幌・東京・中山・京都の4場が両方の期間で人気以上の成績です。 騎乗の中心は前半の札幌から後半の東京へ移りました。
  • テン乗りでも数字が落ちません。 複勝率は前半62.7%・後半59.1%と、どちらの期間も同人気帯の複勝率の平均を上回りました。
  • 1番人気・2番人気でも同人気帯の平均以上に走らせています。 前半・後半とも人気以上の成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、J.モレイラ騎手の延べ730騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。