岡田祥嗣騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

岡田祥嗣騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

岡田祥嗣騎手は近年の騎乗数が大きく減っており、後半は単勝回収率で評価しにくい区分が多くなっています。複勝率と同人気帯の複勝率の平均との差を中心に、JRA10場・平地の実測データで条件ごとに整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20161434.9%16.1%122.0%9.4
20171323.0%13.6%26.0%9.5
20181525.9%12.5%120.3%9.8
20191654.2%17.6%79.0%9.0
20201022.9%7.8%215.1%10.2
2021890.0%9.0%0.0%9.5
2022571.8%19.3%5.3%10.1
2023170.0%0.0%0.0%11.5
2024180.0%16.7%0.0%10.4
2025200.0%0.0%0.0%11.4
2026180.0%16.7%0.0%9.8

※2026年は8月9日までの集計です。

岡田祥嗣騎手は人気薄への騎乗が中心で、近年は騎乗数も少なくなっています。年別の数字が少数の結果に左右されやすいため、以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、騎乗数も見ながら条件ごとに判断します。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1016.9%9.9%57.8%−3.2%
芝 1401〜1800m853.5%10.6%313.5%−1.9%
芝 1801〜2200m600.0%8.3%0.0%−4.0%
ダート 〜1400m2313.5%13.9%55.9%+0.5%
ダート 1401〜1800m1845.4%19.0%125.3%+1.5%
ダート 1801〜2200m287.1%21.4%203.6%−0.3%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m110.0%9.1%0.0%−2.5%
芝 1401〜1800m290.0%13.8%0.0%+5.9%
芝 1801〜2200m160.0%0.0%0.0%−10.6%
ダート 〜1400m591.7%10.2%5.1%−0.5%
ダート 1401〜1800m880.0%13.6%0.0%+0.7%

距離別で前半・後半のどちらでも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは ダートの1401〜1800m です。 ダートの1400m以下 はいちばん多く乗った距離帯で、前半はわずかに人気以上、後半はわずかに人気以下の成績でした。

後半で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件は 芝の1401〜1800m ですが、前半は同人気帯の複勝率の平均を下回っていた区分です。反対に 芝の1801〜2200m は、どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件でした。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
福島110.0%0.0%0.0%−19.9%
新潟1811.1%33.3%203.9%+11.5%
東京150.0%6.7%0.0%−2.3%
中京1172.6%17.1%25.6%+0.9%
京都2015.0%12.9%147.7%−1.6%
阪神2265.8%14.2%162.1%+0.9%
小倉982.0%11.2%11.9%−3.8%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
中京520.0%7.7%0.0%−5.3%
京都230.0%4.3%0.0%−2.3%
阪神921.1%17.4%3.3%+5.4%
小倉350.0%5.7%0.0%−5.9%

騎乗の中心は阪神京都・中京・小倉の4場で、このうち前半・後半のどちらでも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは 阪神 だけです。前半は主戦場で、単勝回収率も高い数字でした。

京都 と 小倉 はどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回っています。京都は前半の単勝回収率が高い一方、複勝率は同人気帯の複勝率の平均を下回りました。 中京 は前半は人気以上の成績でしたが後半は人気以下の成績へ変わっています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1933.6%10.4%161.9%−2.0%
芝 稍重454.4%6.7%15.1%−7.7%
芝 道悪128.3%8.3%46.7%−5.0%
ダート 良2523.6%17.1%31.5%+0.6%
ダート 稍重1147.0%15.8%183.2%+1.5%
ダート 道悪783.8%15.4%164.5%+0.9%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良530.0%13.2%0.0%+2.5%
ダート 良980.0%11.2%0.0%+0.2%
ダート 稍重342.9%17.6%8.8%+2.9%
ダート 道悪240.0%4.2%0.0%−8.6%

馬場状態で前半・後半のどちらでも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは ダートの稍重 と ダートの良 です。ダートの稍重は前半の単勝回収率も高く、ダートの良は同人気帯の複勝率の平均を上回る幅こそ小さいものの、いちばん多く乗る区分です。

芝の良 は前半は人気以下の成績でしたが後半は人気以上の成績へ変わりました。反対に ダートの道悪 は前半は人気以上でしたが、後半は同人気帯の複勝率の平均を下回り、 芝の稍重 は前半から大きく同人気帯の複勝率の平均を下回っています。同じ水の入った馬場でも、稍重のダートと道悪のダートで成績が異なります。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ137.7%23.1%563.1%+0.6%
芝 先行5311.3%20.8%404.3%−4.2%
芝 差し792.5%8.9%28.9%−5.5%
芝 追込1030.0%1.9%0.0%−1.9%
ダート 逃げ2015.0%55.0%540.0%+16.4%
ダート 先行8213.4%34.1%255.7%−1.0%
ダート 差し1262.4%15.1%46.8%+1.9%
ダート 追込2161.4%6.9%18.5%+2.5%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 差し140.0%21.4%0.0%+12.8%
芝 追込310.0%6.5%0.0%+3.2%
ダート 先行195.3%21.1%15.8%−4.1%
ダート 差し520.0%23.1%0.0%+11.6%
ダート 追込790.0%1.3%0.0%−2.8%

位置取りで前半・後半のどちらでも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは ダートの差し です。この記事のなかでいちばん安定した人気以上の成績でした。 ダートの逃げ は前半に大きな人気との比較で好成績ですが、騎乗は多くありません。

一方で ダートの先行 は複勝率こそ高いものの、同人気帯の複勝率の平均には届いていません。 芝の先行 も同じように、単勝回収率だけが大きく出ている一方で同人気帯の複勝率の平均には届きませんでした。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この3騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬244.2%16.7%215.0%+3.8%
芝 未勝利1073.7%8.4%149.3%−3.3%
芝 1勝クラス763.9%10.5%49.2%−3.8%
芝 2勝クラス234.3%8.7%12.6%−8.4%
ダート 新馬248.3%16.7%193.3%+4.7%
ダート 未勝利1744.0%12.6%93.7%−0.8%
ダート 1勝クラス1334.5%20.3%59.2%+0.8%
ダート 2勝クラス624.8%21.0%180.8%+7.0%
ダート 3勝クラス365.6%16.7%45.6%−1.0%
ダート オープン特別・
リステッド
140.0%7.1%0.0%−6.7%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 未勝利350.0%11.4%0.0%+4.3%
ダート 未勝利851.2%10.6%3.5%−0.6%
ダート 1勝クラス380.0%18.4%0.0%+2.7%

クラス別で前半・後半のどちらでも同人気帯の複勝率の平均を上回ったのは ダートの1勝クラス です。前半に人気以上の成績が大きいのは ダートの2勝クラス ・ ダートの新馬 ・ 芝の新馬 で、いずれも少ない騎乗ながら高い数字が出ました。

芝の未勝利 は前半は人気以下でしたが、後半は人気以上の成績へ変わっています。騎乗の中心である ダートの未勝利 はどちらの期間もわずかに同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気1729.4%70.6%78.2%+6.3%
2番人気323.1%34.4%12.2%−17.0%
3番人気2412.5%54.2%89.2%+12.4%
4〜5番人気639.5%27.0%87.9%−2.4%
6〜9番人気2064.4%13.6%122.3%−1.8%
10番人気以下3521.7%4.5%112.4%+0.4%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
4〜5番人気210.0%23.8%0.0%−7.7%
6〜9番人気680.0%20.6%0.0%+6.6%
10番人気以下1210.0%3.3%0.0%−0.7%

人気帯では前半・後半の両方で安定して人気以上だった区分がありません。

後半に人気との比較で好成績になる人気帯もありますが、近年は騎乗数自体が少なく、単独の人気帯を明確な傾向として評価できる材料は十分ではありません。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1935.7%15.5%102.0%−2.4%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
345.9%23.5%75.3%+6.6%
テン乗り1561.9%8.3%96.9%−2.6%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗861.2%17.4%3.5%+0.8%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
160.0%12.5%0.0%+3.8%
テン乗り610.0%8.2%0.0%+0.1%

乗り替わり(騎乗経験あり) が前半・後半のどちらでも同人気帯の複勝率の平均を上回りました。ただし騎乗は多くありません。 継続騎乗 は前半は人気以下でしたが、後半は同人気帯の複勝率の平均を上回り、この表でいちばん多い区分です。

テン乗り も前半は人気以下でしたが、後半は人気以上の成績へ変わっていますが、複勝率はどちらの期間も低い水準にとどまっています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する367騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は17ありました。前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向から、大穴1頭で押し上がった数字ではないかを確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
クラス 芝 3勝クラス13563.1%1045.7%
(7騎乗)
0.0%
(6騎乗)
0.0%0.0%0.0〜1689.2%
位置取り ダート 逃げ26415.4%540.0%
(20騎乗)
0.0%
(6騎乗)
173.6%0.0%0.0〜1043.1%
位置取り 芝 逃げ20366.0%563.1%
(13騎乗)
0.0%
(7騎乗)
0.0%0.0%0.0〜1098.0%
位置取り 芝 先行63340.2%404.3%
(53騎乗)
0.0%
(10騎乗)
117.1%5.0%18.3〜882.5%
距離 芝 1401〜1800m114233.8%313.5%
(85騎乗)
0.0%
(29騎乗)
110.4%0.0%0.0〜561.4%
位置取り ダート 先行101210.6%255.7%
(82騎乗)
15.8%
(19騎乗)
148.8%39.4%62.8〜400.9%
クラス 芝 新馬31166.5%215.0%
(24騎乗)
0.0%
(7騎乗)
0.0%0.0%0.0〜499.4%
クラス ダート 2勝クラス70160.1%180.8%
(62騎乗)
0.0%
(8騎乗)
69.9%0.0%0.0〜396.7%
距離 ダート 1801〜2200m37154.1%203.6%
(28騎乗)
0.0%
(9騎乗)
3.9%0.0%0.0〜458.4%
競馬場 新潟24152.9%203.9%
(18騎乗)
0.0%
(6騎乗)
63.5%0.0%0.0〜397.9%
クラス ダート 新馬32145.0%193.3%
(24騎乗)
0.0%
(8騎乗)
30.3%0.0%0.0〜405.6%
馬場 ダート 稍重148143.2%183.2%
(114騎乗)
8.8%
(34騎乗)
100.7%20.2%43.0〜274.9%
競馬場 京都224132.5%147.7%
(201騎乗)
0.0%
(23騎乗)
100.3%15.3%39.5〜250.2%
馬場 芝 良246127.0%161.9%
(193騎乗)
0.0%
(53騎乗)
69.7%5.5%18.2〜281.4%
馬場 ダート 道悪102125.8%164.5%
(78騎乗)
0.0%
(24騎乗)
63.1%0.0%0.0〜307.8%
競馬場 阪神318116.1%162.1%
(226騎乗)
3.3%
(92騎乗)
71.8%20.1%31.4〜234.2%
クラス 芝 未勝利142112.5%149.3%
(107騎乗)
0.0%
(35騎乗)
12.8%0.0%2.7〜320.9%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は17ありました。前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向から、大穴1頭で押し上がった数字ではないかを確かめます。

2021年から先の勝ち星が2022年の1勝だけのため、17条件の後半はほとんどが0.0%です。前半だけで見て高いのは 芝の先行 で、最高配当1件を除いても高い水準を保ちましたが、高配当上位5件を除くとほとんど残りません。騎乗数のいちばん多い 阪神 は前半の回収率が高いものの、最高配当1件を除くと大きく下がります。 ダートの稍重 は最高配当1件を除いても100%をわずかに超えましたが、ぶれ幅の下限は大きく下回ります。位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。

まとめ

  • ダートの差しが前半・後半とも人気以上の成績です。 複勝率は前半15.1%・後半23.1%でした。
  • 競馬場は阪神だけが両方の期間で人気以上の成績です。 複勝率は前半14.2%・後半17.4%で、京都・小倉はどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を下回りました。
  • ダートの稍重も両方の期間で人気以上の成績です。 前半は複勝率15.8%・単勝回収率183.2%でした。
  • 前半の新馬戦は芝・ダートとも高い数字です。 複勝率はどちらも16.7%で、単勝回収率は芝215.0%・ダート193.3%でした。
  • 2021年から先の勝ち星は2022年の1勝だけです。 表に出た条件の後半の単勝回収率はほとんど0.0%で、後半の評価は複勝率と差だけで見ることになります。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、岡田祥嗣騎手の延べ913騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。