高田潤騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

高田潤騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

高田潤騎手は近年の平地騎乗が少なく、データの大半が前半に集まっています。JRA10場・平地の実測データから、平地で騎乗数が確保できた条件を中心に整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
2016486.2%18.8%101.7%9.1
2017365.6%22.2%121.7%9.8
2018521.9%1.9%92.3%11.6
2019380.0%7.9%0.0%10.7
2020120.0%0.0%0.0%9.2
202120.0%0.0%0.0%16.0
202210.0%0.0%0.0%15.0
202320.0%0.0%0.0%6.0
2024616.7%33.3%96.7%8.8
202530.0%0.0%0.0%9.0
202620.0%0.0%0.0%12.0

※2026年は8月9日までの集計です。

高田潤騎手は平地での騎乗数が少なく、年によってはごく少数の騎乗しかありません。そのため年別の勝率・複勝率や平均人気はぶれやすく、以下では騎乗数も確認しながら、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使って条件ごとに見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m385.3%15.8%133.9%+2.0%
芝 1401〜1800m250.0%8.0%0.0%−3.9%
芝 1801〜2200m303.3%10.0%15.7%−1.6%
ダート 〜1400m234.3%13.0%165.2%+4.6%
ダート 1401〜1800m513.9%13.7%92.2%+1.7%
ダート 1801〜2200m150.0%0.0%0.0%−12.0%

人気以上の成績がいちばん大きいのは ダートの1400m以下 で、単勝回収率も100%を超えていますが、騎乗数は多くありません。 芝の1400m以下 も同人気帯の複勝率の平均を上回り、短い距離の2区分がそろって得意です。ただしいちばん多く乗っている ダートの1401〜1800m は同人気帯の複勝率の平均をわずかに上回る程度にとどまります。

反対に ダートの1801〜2200m と芝の1401〜1800mは同人気帯の複勝率の平均を下回り、距離が延びると数字が落ちています。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
中京296.9%20.7%37.2%+3.7%
京都643.1%10.9%63.9%+0.3%
阪神462.2%4.3%88.9%−5.4%
小倉290.0%10.3%0.0%−0.5%

同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件は 中京 で、複勝率もこの項目でいちばん高い水準です。いちばん多く乗っている 京都 はほぼ同人気帯の複勝率の平均どおりにとどまりました。

反対に 阪神 は同人気帯の複勝率の平均を大きく下回り、複勝率も低い水準です。小倉もわずかに同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良712.8%11.3%74.2%−0.8%
芝 稍重175.9%11.8%17.1%−4.1%
ダート 良553.6%10.9%85.5%+0.3%
ダート 稍重210.0%4.8%0.0%−6.7%
ダート 道悪147.1%21.4%271.4%+9.4%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
ダート 良119.1%18.2%52.7%−0.6%

後半の表に残ったのは ダートの良 だけで、わずかに同人気帯の複勝率の平均を下回っています。前半で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件は ダートの道悪 で、複勝率・単勝回収率とも高い水準でした。

同じ湿ったダートでも稍重は前半で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく下回った条件となっており、水の入り方で成績が異なっています。いちばん多く乗っている芝の良もわずかに同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 先行1414.3%35.7%363.6%+13.3%
芝 差し342.9%11.8%13.8%−3.3%
芝 追込450.0%2.2%0.0%−1.8%
ダート 差し296.9%17.2%162.1%+5.9%
ダート 追込470.0%6.4%0.0%+2.7%

この記事で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件は 芝の先行 ですが、騎乗数は多くありません。 ダートの差し も同人気帯の複勝率の平均を上回り、単勝回収率も高い水準でした。

いちばん多く乗っている ダートの追込 もわずかに同人気帯の複勝率の平均を上回っています。ダートは差し・追込とも人気以上の成績ですが、芝の差し・追込はどちらも同人気帯の複勝率の平均を下回りました。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この0騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬120.0%8.3%0.0%+2.8%
芝 未勝利402.5%5.0%11.8%−5.3%
芝 1勝クラス244.2%25.0%200.0%+10.9%
芝 2勝クラス137.7%7.7%22.3%−10.1%
ダート 未勝利283.6%10.7%146.1%+0.8%
ダート 1勝クラス454.4%11.1%98.0%−0.1%
ダート 2勝クラス140.0%14.3%0.0%+4.5%

芝の1勝クラス がこの項目で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件で、単勝回収率も高い水準でした。ダートの2勝クラスと芝の新馬も同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

いちばん多く乗っている ダートの1勝クラス はほぼ同人気帯の複勝率の平均どおりでした。同じ芝でもクラスによって差があり、芝の2勝クラスと芝の未勝利は同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
4〜5番人気147.1%21.4%43.6%−6.1%
6〜9番人気510.0%5.9%0.0%−8.2%
10番人気以下1082.8%7.4%117.5%+3.3%

騎乗の中心は10番人気以下で、この人気薄の区分では同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

一方、6〜9番人気・4〜5番人気では人気との比較では成績を落としており、上位人気は騎乗数が少なく表に出ていません。人気薄での成績がこの項目の特徴です。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗671.5%4.5%61.0%−4.5%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
110.0%9.1%0.0%−3.0%
テン乗り170.0%0.0%0.0%−7.3%

騎乗のつながりは3区分とも人気以下の成績です。

いちばん多い 継続騎乗 も同人気帯の複勝率の平均を下回り、 テン乗り と乗り替わり(騎乗経験あり)はさらに同人気帯の複勝率の平均を下回りました。この項目に得意条件はありません。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する92騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は9ありました。大穴1頭で押し上がった数字を外すため、前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向から100%超が崩れないか確認します。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
競馬場 福島11436.4%480.0%
(10騎乗)
0.0%
(1騎乗)
0.0%0.0%0.0〜1309.1%
位置取り 芝 先行14363.6%363.6%
(14騎乗)

(0騎乗)
22.3%0.0%0.0〜1070.0%
馬場 ダート 道悪15253.3%271.4%
(14騎乗)
0.0%
(1騎乗)
0.0%0.0%0.0〜760.0%
クラス 芝 1勝クラス24200.0%200.0%
(24騎乗)

(0騎乗)
0.0%0.0%0.0〜600.0%
距離 ダート 〜1400m24158.3%165.2%
(23騎乗)
0.0%
(1騎乗)
0.0%0.0%0.0〜475.0%
位置取り ダート 差し32146.9%162.1%
(29騎乗)
0.0%
(3騎乗)
19.7%0.0%0.0〜421.6%
クラス ダート 未勝利32145.9%146.1%
(28騎乗)
145.0%
(4騎乗)
18.7%0.0%0.0〜419.7%
距離 芝 〜1400m38133.9%133.9%
(38騎乗)

(0騎乗)
7.8%0.0%0.0〜394.2%
人気 10番人気以下118107.5%117.5%
(108騎乗)
0.0%
(10騎乗)
67.4%0.0%0.0〜244.8%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は9ありました。大穴1頭で押し上がった数字を外すため、前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向から100%超が崩れないか確認します。

全期間で単勝回収率100%を超えた9条件のうち8つは、後半のデータがほとんど無いため回収が前半だけに集中しています。 福島 は全体でいちばん高い数字でしたが、最高配当1件を除外すると0.0%まで下がりました。 芝の先行 も最高配当1件の除外で大きく下がっています。位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。いちばん騎乗数の多い 10番人気以下 も、最高配当1件を除外すると水準を保てず、高配当上位5件を除外すると0.0%でした。9条件すべてでぶれ幅の下限も0.0%です。

まとめ

  • 平地の騎乗は前半に集まり、後半の表はほとんど出ません。 以下の数字は前半に限った傾向として読んでください。
  • 芝で先行したときがこの記事で同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件です。 複勝率35.7%でしたが、騎乗数は多くありません。
  • クラスでは芝の1勝クラスが同人気帯の複勝率の平均を最も大きく上回った条件です。 複勝率25.0%で、反対に芝の2勝クラスは同人気帯の複勝率の平均を下回りました。
  • 同じ湿ったダートでも道悪と稍重で成績が異なります。 道悪は複勝率21.4%まで上がりましたが、稍重は同人気帯の複勝率の平均を下回りました。
  • 単勝回収率が全体で100%を超えた9条件は、いずれも確認を通っていません。 ぶれ幅の下限は9条件すべてで0.0%でした。
  • 人気薄の10番人気以下では同人気帯の複勝率の平均を上回っています。 一方、6〜9番人気・4〜5番人気では人気との比較では成績を落としており、上位人気は騎乗数が少なく表に出ていません。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、高田潤騎手の延べ202騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。