丹内祐次騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

丹内祐次騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

丹内祐次騎手は2004年にデビューし、長年にわたり関東を中心に騎乗を続けてきたベテラン騎手です。近年は人気以上に走らせる条件が広がっており、JRA10場・平地の実測データで詳しく見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20165243.8%14.5%70.8%9.2
20175724.9%17.3%92.6%8.6
20185912.0%11.0%75.6%10.0
20196534.1%18.7%48.4%8.5
20207184.0%17.3%32.8%8.3
20217545.0%22.7%58.3%8.1
20228028.0%25.9%96.4%7.1
20238616.2%24.9%64.0%7.1
20249067.7%26.6%76.5%6.1
20251,0059.5%29.8%69.7%5.7
202658410.1%28.8%83.5%5.8

※2026年は8月9日までの集計です。

近年は騎乗馬の平均人気が上がり、成績も伸びています。人気馬への騎乗が増えた影響を除くため、同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、前半・後半に分けて見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m6185.0%20.1%77.6%+1.2%
芝 1401〜1800m5812.4%14.5%36.7%−0.3%
芝 1801〜2200m4355.3%16.8%72.4%+0.4%
芝 2201m〜1395.8%20.1%104.3%+0.4%
ダート 〜1400m4993.0%13.0%24.6%−0.2%
ダート 1401〜1800m7113.1%14.2%82.8%−1.4%
ダート 1801〜2200m382.6%13.2%9.5%−4.6%
ダート 2201m〜375.4%16.2%83.0%+0.5%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m9148.5%29.3%72.3%+2.3%
芝 1401〜1800m8646.5%24.8%66.0%+0.9%
芝 1801〜2200m6789.6%28.9%78.8%+2.4%
芝 2201m〜2299.6%29.7%80.8%+0.5%
ダート 〜1400m8307.0%22.0%83.2%−1.1%
ダート 1401〜1800m1,2906.8%26.4%69.1%+0.9%
ダート 1801〜2200m306.7%10.0%52.7%−4.7%
ダート 2201m〜7713.0%36.4%123.6%+7.9%

距離では芝に強みがあります。芝1400m以下・1801〜2200m・2201m以上は前半・後半とも人気以上の成績です。

ダートでは2201m以上だけが両方の期間で人気以上の成績ですが、騎乗数が少ないため参考程度です。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌4085.6%17.2%77.1%−2.4%
函館4025.2%20.9%67.8%−0.7%
福島3803.9%17.6%61.2%+0.2%
新潟3424.1%16.7%50.4%−0.9%
東京3221.2%6.5%22.7%−3.2%
中山6252.1%13.4%74.9%+0.9%
中京1145.3%15.8%54.0%+3.8%
京都372.7%13.5%9.7%+0.2%
阪神901.1%8.9%27.4%−3.5%
小倉3385.3%21.3%81.5%+2.9%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌7028.8%31.2%119.2%+3.7%
函館6936.6%31.2%46.2%+3.2%
福島44010.9%31.4%69.1%−3.1%
新潟57710.4%33.4%70.8%+3.8%
東京3094.9%13.6%105.7%−1.6%
中山1,2726.1%19.7%74.2%+0.3%
中京785.1%17.9%33.3%−3.0%
京都871.1%20.7%7.1%+4.2%
阪神502.0%12.0%21.2%−6.3%
小倉7049.2%29.1%65.6%+1.3%

近年は札幌・函館新潟で大きく数字を伸ばしています。特に北海道2場は前半の人気以下の成績から後半は人気以上の成績に変わりました。

前半・後半を通して安定しているのは小倉・中山・京都です。中山は騎乗数も多く、比較的信頼できるデータです。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,3534.1%17.4%57.6%+0.3%
芝 稍重2995.4%19.4%115.0%+2.5%
芝 道悪1213.3%13.2%24.4%−5.2%
ダート 良7823.3%14.5%42.7%0.0%
ダート 稍重2723.7%13.2%140.3%−1.8%
ダート 道悪2311.7%12.1%13.2%−3.3%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,9378.2%27.7%75.9%+1.8%
芝 稍重5109.4%29.0%52.9%+0.2%
芝 道悪2386.3%26.1%88.8%+2.6%
ダート 良1,3816.8%24.4%79.5%+0.2%
ダート 稍重4276.6%27.2%70.7%+0.4%
ダート 道悪4198.6%24.3%70.1%+0.7%

近年は馬場状態を問わず好成績です。後半は芝・ダートの6区分すべてで同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

前半・後半とも安定しているのは芝の良・稍重です。道悪も近年は大きく数字を伸ばしています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ15815.8%36.7%202.8%+0.9%
芝 先行6175.7%26.1%80.0%+0.2%
芝 差し5852.1%11.3%35.0%−3.4%
芝 追込3780.5%4.0%25.7%−1.9%
ダート 逃げ819.9%32.1%137.0%−4.6%
ダート 先行3727.3%28.2%143.7%−0.4%
ダート 差し4350.9%8.5%18.9%−2.3%
ダート 追込3970.3%2.3%4.7%−1.8%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ17922.3%51.4%215.9%+4.4%
芝 先行1,04212.8%38.5%108.2%+2.0%
芝 差し8923.8%20.7%33.8%−2.1%
芝 追込5171.4%9.5%13.9%−0.3%
ダート 逃げ18425.0%53.8%164.7%+3.8%
ダート 先行86511.0%39.7%132.4%−0.4%
ダート 差し7452.3%12.2%32.9%−4.6%
ダート 追込4330.0%5.1%0.0%−0.8%

前に行ったときが得意です。芝の逃げ・先行は前半・後半とも人気以上に走らせています。

一方、差し・追込は芝・ダートの4区分すべてで両方の期間とも人気以下の成績です。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この90騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬1494.0%12.8%77.5%−0.7%
芝 未勝利6093.4%15.6%37.5%−0.5%
芝 1勝クラス6075.9%24.1%76.3%+3.4%
芝 2勝クラス1973.0%12.7%112.6%−1.8%
芝 3勝クラス634.8%9.5%38.1%−6.4%
芝 オープン特別・
リステッド
812.5%13.6%55.7%−3.1%
芝 重賞673.0%10.4%81.6%−1.5%
ダート 新馬684.4%14.7%49.3%+0.5%
ダート 未勝利5442.2%14.0%70.4%−1.0%
ダート 1勝クラス4773.8%13.0%45.1%−2.3%
ダート 2勝クラス1263.2%12.7%64.3%+0.4%
ダート 3勝クラス375.4%13.5%41.4%+2.1%
ダート オープン特別・
リステッド
234.3%30.4%80.4%+10.9%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬2243.1%16.1%36.5%−4.6%
芝 未勝利8918.5%29.2%52.0%+2.1%
芝 1勝クラス83010.4%33.5%87.7%+4.0%
芝 2勝クラス3677.4%26.2%84.9%0.0%
芝 3勝クラス13610.3%23.5%116.8%+0.4%
芝 オープン特別・
リステッド
1125.4%20.5%143.2%−2.6%
芝 重賞1254.0%16.8%37.6%+1.3%
ダート 新馬956.3%17.9%102.0%−6.5%
ダート 未勝利9267.5%27.0%58.4%+0.4%
ダート 1勝クラス7467.9%27.3%95.2%+2.0%
ダート 2勝クラス2985.7%18.5%83.8%−1.7%
ダート 3勝クラス993.0%22.2%37.3%+1.1%
ダート オープン特別・
リステッド
565.4%10.7%76.1%−7.5%

クラスでは芝の1勝クラスが一番安定しています。騎乗数も多く、前半・後半とも人気以上の成績です。

ダートの3勝クラスも両方の期間で人気以上の成績です。近年は芝の未勝利やダート1勝クラスでも数字を伸ばしています。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気6921.7%62.3%55.4%−2.0%
2番人気12415.3%53.2%67.4%+1.9%
3番人気14615.1%44.5%94.0%+2.8%
4〜5番人気4045.2%26.5%55.3%−2.8%
6〜9番人気9522.8%14.8%57.2%−0.3%
10番人気以下1,3630.9%4.7%64.0%+0.1%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気44128.3%61.5%72.6%−3.7%
2番人気43914.4%52.6%59.8%+0.4%
3番人気38310.2%42.6%60.8%+0.9%
4〜5番人気8978.6%34.3%75.5%+3.8%
6〜9番人気1,5573.7%16.8%75.7%+1.2%
10番人気以下1,1951.5%5.5%81.5%+0.6%

人気帯は方向がそろっていません。1番人気は前半・後半とも同人気帯の複勝率の平均を下回る一方、2番人気・3番人気では両方の期間で人気以上の成績です。

10番人気以下も人気以上の成績ですが、人気帯全体を通した明確な傾向とは言いにくいデータです。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗7705.3%22.9%54.6%+0.5%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
3974.3%16.9%50.7%0.0%
テン乗り7322.6%11.3%69.8%−1.9%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1,6309.3%33.1%70.3%+2.3%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
9286.2%23.7%57.6%+1.3%
テン乗り1,7137.6%24.4%78.6%+0.6%

継続騎乗が安定しています。前半・後半とも人気以上の成績です。

近年は乗り替わりとテン乗りも人気以上の成績へ変わり、後半は3区分すべてで人気以上に走らせています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する1,800騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えた条件は6つでした。片方の期間だけで超えた条件は追わず、この6つについて前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向から、数レースの高配当に支えられた数字ではないかを確かめます。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ337209.8%202.8%
(158騎乗)
215.9%
(179騎乗)
180.1%119.2%127.7〜314.9%
位置取り ダート 逃げ265156.2%137.0%
(81騎乗)
164.7%
(184騎乗)
136.7%96.2%98.6〜225.3%
位置取り ダート 先行1,237135.8%143.7%
(372騎乗)
132.4%
(865騎乗)
112.0%92.7%90.4〜197.8%
距離 ダート 2201m〜114110.4%83.0%
(37騎乗)
123.6%
(77騎乗)
81.4%26.3%38.5〜204.1%
クラス 芝 オープン特別・リステッド193106.5%55.7%
(81騎乗)
143.2%
(112騎乗)
66.2%14.3%26.1〜220.0%
競馬場 札幌1,110103.7%77.1%
(408騎乗)
119.2%
(702騎乗)
92.7%69.7%69.0〜144.7%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

確認をすべて通過したのは芝の逃げですが、位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。ダートの逃げや先行も高い回収率でしたが、高配当を除外すると100%を下回ります。

まとめ

  • 近年は札幌・函館・新潟で成績を伸ばしています。 特に北海道2場は前半の人気以下の成績から後半は人気以上の成績に変わりました。
  • 前に行ったときが強く、芝の逃げ・先行は前半・後半とも人気以上の成績です。 一方、差し・追込は芝・ダートの4区分すべてで両方の期間とも人気以下の成績です。
  • 近年は馬場状態を問わず好成績です。
  • クラスでは芝の1勝クラスが安定しています。 騎乗数も多く、前半・後半とも人気以上の成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、丹内祐次騎手の延べ7,970騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。