和田竜二騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

和田竜二騎手の得意・苦手条件|競馬場・距離・芝ダート別に実測

和田竜二騎手は1996年にデビューし、テイエムオペラオーとのコンビをはじめ数々の大レースで結果を残してきたベテラン騎手です。JRA10場・平地の実測データで、条件ごとの得意・苦手を整理しました。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

騎乗勝率複勝率単勝回収率平均人気
20169687.1%25.0%79.1%7.0
20171,0199.4%27.7%88.4%6.0
20188358.5%26.7%62.5%6.1
20199207.2%25.2%60.7%6.1
20208457.1%27.6%77.7%6.5
20218215.8%22.2%50.0%6.6
20228905.5%24.8%45.2%6.9
20238565.1%20.3%46.2%7.4
20245936.1%20.7%93.0%7.3
20255143.7%18.7%43.8%8.1
2026160.0%12.5%0.0%9.2

※2026年は8月9日までの集計です。

和田竜二騎手は平均して6〜8番人気の馬に乗ることが多い騎手です。以下では同じ人気の馬全体との複勝率の差を使い、前半・後半に分けて条件ごとの成績を見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、騎乗が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

距離でみる騎乗

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m7347.8%27.4%58.9%+2.3%
芝 1401〜1800m8807.7%26.1%103.1%+2.0%
芝 1801〜2200m5408.1%23.7%77.3%−1.3%
芝 2201m〜1487.4%28.4%50.5%+1.0%
ダート 〜1400m1,1137.0%24.1%64.4%−1.2%
ダート 1401〜1800m9958.3%28.2%67.6%+0.6%
ダート 1801〜2200m17511.4%34.3%100.2%+8.0%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m5184.1%19.7%53.8%+0.1%
芝 1401〜1800m6516.1%22.9%61.0%+0.8%
芝 1801〜2200m4495.3%23.2%35.8%0.0%
芝 2201m〜1229.8%35.2%145.4%+7.0%
ダート 〜1400m8924.4%19.8%36.4%−1.3%
ダート 1401〜1800m8825.9%21.7%64.7%−1.7%
ダート 1801〜2200m1754.6%18.3%43.9%−3.1%

距離では芝に強みが出ています。芝1400m以下・1401〜1800m・2201m以上は前半・後半とも人気以上の成績です。

反対にダートは1400m以下が両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回り、1401m以上も近年は人気以下の成績が目立ちます。

競馬場でみる騎乗

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌128.3%50.0%48.3%+24.6%
福島4511.1%26.7%65.6%−3.5%
新潟935.4%21.5%103.0%−4.7%
東京2394.2%20.5%69.1%+2.0%
中山1267.9%23.8%108.6%+5.9%
中京4789.8%29.9%73.5%+2.8%
京都1,4837.6%25.2%77.8%−0.3%
阪神1,5838.0%26.1%64.6%+0.2%
小倉5258.6%31.4%84.5%+2.6%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌397.7%20.5%35.1%+0.6%
函館345.9%11.8%19.7%−9.3%
新潟1205.0%18.3%56.2%−1.7%
東京1334.5%13.5%59.3%−3.3%
中山644.7%12.5%103.9%−6.7%
中京7864.1%22.0%48.2%−2.3%
京都7126.3%20.5%71.1%+1.2%
阪神1,4215.4%23.6%47.8%+0.9%
小倉3775.8%21.8%50.1%−2.6%

得意な競馬場は阪神です。騎乗数が最も多いなかで、前半・後半とも人気以上に走らせています。

京都も後半は人気以上の成績です。一方、東京・中山・中京・小倉は前半の人気以上の成績から後半に数字を落としています。

馬場状態でみる騎乗

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,7277.2%25.1%71.9%+0.5%
芝 稍重34810.1%27.6%132.8%+2.4%
芝 道悪2278.8%31.3%56.3%+5.1%
ダート 良1,2927.7%25.8%64.3%−0.6%
ダート 稍重5267.4%27.4%63.3%+0.5%
ダート 道悪4679.4%28.7%87.3%+2.8%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良1,3495.2%22.9%57.4%+1.0%
芝 稍重2566.6%23.8%45.7%+1.7%
芝 道悪1357.4%20.7%91.0%−2.2%
ダート 良1,2545.0%21.6%56.3%−0.7%
ダート 稍重3895.9%20.3%49.3%−1.8%
ダート 道悪3074.2%16.3%24.0%−5.6%

芝の良・稍重が安定しています。どちらも前半・後半とも人気以上の成績です。

ダートの良は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。道悪は芝・ダートとも近年に数字を落としています。

位置取りでみる騎乗

位置取り(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ14319.6%45.5%221.8%+4.1%
芝 先行88210.4%33.6%104.6%−0.2%
芝 差し8185.7%21.4%54.8%−0.8%
芝 追込4542.9%14.1%31.8%+2.6%
ダート 逃げ14320.3%41.3%159.7%−7.5%
ダート 先行99611.7%39.5%89.6%−0.9%
ダート 差し7544.5%18.4%56.8%−0.4%
ダート 追込3920.5%5.1%5.8%−2.2%
位置取り(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
位置取り(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 逃げ10810.2%30.6%193.0%−5.0%
芝 先行6067.8%29.5%64.1%−1.1%
芝 差し6864.5%20.8%55.2%+0.7%
芝 追込3362.4%12.8%11.5%+2.8%
ダート 逃げ13612.5%35.3%103.8%−9.0%
ダート 先行7448.6%32.7%92.6%−4.0%
ダート 差し7182.5%13.2%19.8%−2.4%
ダート 追込3520.0%4.0%0.0%−2.1%

ダートは逃げ・先行・差し・追込の4区分すべてで、前半・後半とも人気以下の成績です。

芝では追込だけが両方の期間で人気以上の成績でした。複勝率自体は低いため、追込なら好走率が高いという意味ではなく、同じ人気の馬よりは走れているというデータです。

※ここでの「位置取り」は、レース結果のコーナー通過順からその競走での位置取りを機械的に振り分けたものです。事前に予想された脚質ではありません。コーナーのない新潟の直線1000mには通過順が存在しないため、この9騎乗は表から除外しています。

クラスでみる騎乗

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬3098.1%30.4%87.2%+4.9%
芝 未勝利6839.7%28.3%84.6%+1.7%
芝 1勝クラス5086.9%23.2%52.8%−1.8%
芝 2勝クラス3258.3%27.4%119.9%+2.6%
芝 3勝クラス1567.1%27.6%76.2%+2.3%
芝 オープン特別・
リステッド
1106.4%24.5%56.3%−3.8%
芝 重賞2114.3%17.5%69.3%+0.1%
ダート 新馬14110.6%25.5%114.8%−2.5%
ダート 未勝利8607.6%27.7%44.3%−0.4%
ダート 1勝クラス6788.6%27.0%79.6%+0.1%
ダート 2勝クラス3386.2%22.5%60.2%−1.1%
ダート 3勝クラス1446.9%29.2%126.1%+6.7%
ダート オープン特別・
リステッド
9013.3%31.1%109.4%+7.2%
ダート 重賞342.9%23.5%14.1%+0.3%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬2296.1%25.8%55.6%+3.9%
芝 未勝利5216.0%24.4%89.3%+1.9%
芝 1勝クラス3276.4%25.4%48.4%+1.2%
芝 2勝クラス2425.4%21.1%41.3%−2.4%
芝 3勝クラス1564.5%23.7%42.8%+3.4%
芝 オープン特別・
リステッド
886.8%19.3%58.3%−4.1%
芝 重賞1772.8%13.6%25.4%−2.3%
ダート 新馬1347.5%25.4%83.1%+2.7%
ダート 未勝利7095.5%22.4%61.0%−1.7%
ダート 1勝クラス5445.7%23.3%52.4%−0.2%
ダート 2勝クラス3034.6%16.8%36.6%−3.3%
ダート 3勝クラス1532.6%11.1%15.6%−6.9%
ダート オープン特別・
リステッド
841.2%11.9%9.6%−5.1%
ダート 重賞230.0%8.7%0.0%−3.8%

クラスでも安定した人気以上の成績は芝に集まっています。芝の新馬・未勝利・3勝クラスは前半・後半とも人気以上の成績です。

一方、芝のオープン特別・リステッドは両方の期間で人気以下です。ダートの上級条件も近年は数字を落としています。

人気帯でみる騎乗

人気|前半(2016〜2020年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気33627.4%64.6%67.9%+0.3%
2番人気38218.1%52.6%77.2%+1.3%
3番人気45211.9%40.5%74.9%−1.2%
4〜5番人気9198.6%30.7%83.5%+1.2%
6〜9番人気1,5743.5%16.5%65.7%+0.6%
10番人気以下9241.4%7.5%80.1%+1.9%
人気|後半(2021〜2026年)
人気騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気16724.6%63.5%57.2%−1.6%
2番人気24019.6%51.2%78.7%−1.0%
3番人気30410.2%40.1%55.8%−1.5%
4〜5番人気6586.7%30.1%67.6%−0.1%
6〜9番人気1,3161.9%14.5%46.7%−1.1%
10番人気以下1,0050.8%5.8%47.0%+0.8%

人気帯では10番人気以下だけが前半・後半とも人気以上の成績です。

3番人気は両方の期間で同人気帯の複勝率の平均を下回りました。近年は上位人気でも人気以上の数字が出にくくなっています。

乗り替わり・テン乗りでみる騎乗

騎乗のつながり|前半(2016〜2020年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1,0238.2%32.5%49.7%0.0%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
5359.7%29.7%100.9%+2.5%
テン乗り1,1127.4%21.8%53.6%−1.5%
騎乗のつながり|後半(2021〜2026年)
騎乗のつながり騎乗勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
継続騎乗1,1557.2%26.6%47.3%−1.5%
乗り替わり
(騎乗経験あり)
7244.0%16.3%33.1%−3.2%
テン乗り1,1564.2%19.6%62.5%+0.4%

騎乗のつながりは、前半と後半で評価が変わっています。

近年はテン乗りが人気以上の成績へ変わる一方、継続騎乗と過去に騎乗した馬への乗り替わりは同人気帯の複勝率の平均を下回っています。

※デビュー戦はどの騎手にとっても初騎乗になるため、この表からは外しています。集計の始まりより前にデビューした馬も、それ以前の騎乗歴が分からないため対象外です。
※この2つに該当する2,572騎乗を除外しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率100%を超えたのは3条件でした。100%超でも、大穴1頭で押し上がった数字なら再現性はありません。前後半への分割、高配当の除外、引き直しの3方向から、その3つが崩れないかを確認します。片方の期間だけで超えた条件は追いません。

条件騎乗単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
位置取り 芝 逃げ251209.4%221.8%
(143騎乗)
193.0%
(108騎乗)
176.6%102.4%113.4〜329.0%
位置取り ダート 逃げ279132.4%159.7%
(143騎乗)
103.8%
(136騎乗)
117.5%77.2%80.6〜192.7%
競馬場 中山190107.0%108.6%
(126騎乗)
103.9%
(64騎乗)
81.4%35.0%43.3〜187.8%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の騎乗をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

確認をすべて通過したのは芝の逃げですが、位置取りは発馬後の展開で決まるため、事前の買い条件にはできません。ダートの逃げと中山も高い回収率でしたが、高配当を除外すると大きく下がりました。

まとめ

  • 距離・馬場・クラスの安定した人気以上の成績は芝に集まっています。 芝の1400m以下と1401〜1800m、芝の良・稍重、芝の新馬・未勝利・3勝クラスがいずれも前半・後半とも人気以上の成績です。
  • 得意な競馬場は阪神です。 騎乗数が多いなかで前半・後半とも人気以上に走らせています。
  • ダートは位置取りを問わず人気以下の成績です。 前半・後半とも人気以下の成績です。
  • 人気帯では10番人気以下で前半・後半とも人気以上の成績でした。
  • 近年はテン乗りで数字を伸ばしています。 近年はテン乗りが人気以上の成績へ変わる一方、継続騎乗と過去に騎乗した馬への乗り替わりは人気以下の成績です。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、和田竜二騎手の延べ8,277騎乗)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。