木村哲也厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

木村哲也厩舎の得意条件|距離・競馬場・クラス・休み明け別に実測

木村哲也厩舎はデビュー戦を得意としている厩舎です。JRA10場・平地の実測データで、新馬戦以外も含めて、どんな条件を得意としているのかを見ていきます。

※過去のレース結果等のデータを独自の条件で集計・分析し、記事として編集しています。
出典:TARGET frontier JV

年別成績の推移

出走勝率複勝率単勝回収率平均人気
201624914.9%37.3%66.6%5.0
201720216.3%38.6%66.4%4.6
201821621.3%43.1%70.4%3.8
201922316.1%41.3%81.2%4.0
202023614.4%36.0%67.1%4.3
202116416.5%42.1%99.6%4.0
202218917.5%43.4%102.8%3.9
202320921.1%42.6%72.6%4.0
202420018.0%40.0%56.9%4.0
202518822.9%46.3%76.8%3.8
202610512.4%31.4%50.7%3.9

※2026年は8月9日までの集計です。

出走馬の平均人気は4番人気前後と高い支持を集める美浦の厩舎です。勝率や複勝率も高い水準にありますが、人気を集めているぶん、その数字だけでは評価しにくいです。そこで、以下では同人気帯の複勝率の平均との差を使い、前半と後半に分けて条件ごとに見ていきます。

勝率は1着率、複勝率は3着以内率です。
「人気以上に走らせているか」は、同じ条件・同じ人気の馬全体の複勝率とのです。例えば+5.0%は、複勝率そのものではなく「その平均より複勝率が5.0%高い」という意味です。プラスなら平均より上、マイナスなら下になります。同じ人気の馬が50頭に満たない条件では、人気を6つの帯(1番・2番・3番・4〜5番・6〜9番・10番人気以下)にまとめた平均と比べています。
単勝回収率は、その条件をすべて100円ずつ買った場合の回収率です。

※条件別の各表では、出走が10以下の区分は未記載です。
※「道悪」は重・不良を指します。

レース間隔でみる仕上げ

レース間隔|前半(2016〜2020年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走12621.4%53.2%73.7%+7.1%
連闘〜中2週9512.6%34.7%44.0%−2.8%
中3〜中8週39917.8%38.8%72.6%+0.1%
休み明け
(約2〜6か月)
41415.2%37.0%71.3%−0.1%
休み明け
(半年以上)
4323.3%46.5%132.3%+13.7%
レース間隔|後半(2021〜2026年)
レース間隔出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
初出走9433.0%63.8%92.9%+9.8%
連闘〜中2週4020.0%47.5%60.2%−1.7%
中3〜中8週31420.1%42.0%88.2%+1.6%
休み明け
(約2〜6か月)
52016.2%40.0%70.2%+0.6%
休み明け
(半年以上)
6711.9%23.9%85.7%−7.4%

レース間隔別でどちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を大きく上回るのがデビュー戦です。また、レース間隔を空けても成績は落ちていません。

※レース間隔は前走からの日数です。地方交流・海外・障害も前走として数えますが、出走取消・発走除外で実際には走らなかった出走は数えていません。集計の始まりより前にデビューした馬は、それ以前の出走歴が分からないため対象外で、この69走はこの表に含みません。

休み明け初戦とその次走

休み明けとその次走|前半(2016〜2020年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
45716.0%37.9%77.0%+1.2%
その次走
(叩き2戦目)
20515.1%36.1%61.0%+0.9%
休み明けとその次走|後半(2021〜2026年)
休み明けとその次走出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
休み明け初戦
(2か月以上あき)
58715.7%38.2%71.9%−0.3%
その次走
(叩き2戦目)
21019.0%41.4%75.2%+1.5%

休み明け初戦と、その後2か月以内の次走は、どちらもほぼ人気通りの成績です。

※「休み明け初戦」は前走から2か月以上あけて使ってきた出走、「その次走」はその初戦のあと2か月以内に続けて使われた出走です。それぞれを別々に集計したもので、同じ馬どうしを1対1で突き合わせた数字ではありません。※どちらにも当たらない722走はこの表に含みません。

距離でみる成績

距離(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m1319.9%35.9%37.1%−1.9%
芝 1401〜1800m37720.2%43.0%79.9%+2.3%
芝 1801〜2200m19415.5%39.2%60.0%−1.0%
芝 2201m〜11116.2%36.9%69.5%−0.5%
ダート 〜1400m8914.6%25.8%83.3%−4.8%
ダート 1401〜1800m19116.8%41.9%74.8%+1.3%
ダート 1801〜2200m2711.1%37.0%109.6%+5.7%
距離(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
距離(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 〜1400m14613.0%39.7%99.0%+2.9%
芝 1401〜1800m42919.1%45.5%79.6%+1.8%
芝 1801〜2200m14922.8%45.6%64.7%−0.6%
芝 2201m〜8823.9%48.9%71.7%+4.8%
ダート 〜1400m7312.3%27.4%38.6%−9.5%
ダート 1401〜1800m15419.5%34.4%93.5%−4.3%
ダート 1801〜2200m156.7%20.0%20.0%−15.5%

距離の中心は芝の1401〜1800mで、どちらの期間でもこの厩舎でいちばん出走が多い距離帯です。また、同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

一方、近年はダートの各距離で同人気帯の複勝率の平均を下回っており、ダートの成績はあまり良くありません。

競馬場でみる成績

競馬場|前半(2016〜2020年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌4422.7%52.3%56.1%+6.6%
函館3826.3%50.0%217.6%+12.6%
福島8315.7%28.9%90.5%−2.7%
新潟14119.9%45.4%101.2%+6.4%
東京37416.3%40.6%64.3%0.0%
中山33615.2%37.5%51.8%−0.9%
中京296.9%20.7%53.1%−5.2%
京都3915.4%38.5%56.9%−2.9%
阪神3215.6%37.5%44.1%−0.7%
競馬場|後半(2021〜2026年)
競馬場出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
札幌339.1%33.3%21.2%−11.3%
函館147.1%28.6%10.0%−7.0%
福島5014.0%38.0%89.0%+5.7%
新潟10522.9%48.6%127.4%+5.7%
東京46823.9%47.4%84.1%+2.4%
中山26314.1%37.6%73.3%−1.7%
中京3611.1%30.6%30.6%−6.9%
京都3016.7%26.7%105.0%−10.5%
阪神515.9%27.5%9.6%−8.2%

競馬場別では新潟が、どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回りました。出走がいちばん多い東京は、前半はほぼ人気通り、後半は人気以上の成績です。

馬場状態でみる成績

馬場(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良65417.1%40.8%67.0%+1.9%
芝 稍重10813.9%36.1%64.6%−4.9%
芝 道悪5119.6%39.2%69.0%+0.4%
ダート 良17517.7%38.3%92.2%+1.8%
ダート 稍重7512.0%32.0%61.6%−5.4%
ダート 道悪6314.3%38.1%64.1%+1.3%
馬場(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
馬場(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 良66620.3%45.8%79.7%+3.0%
芝 稍重10514.3%42.9%91.4%−0.4%
芝 道悪4114.6%34.1%46.1%−3.2%
ダート 良16415.2%30.5%77.4%−7.5%
ダート 稍重4413.6%22.7%65.0%−10.5%
ダート 道悪3525.7%45.7%56.3%+3.2%

出走がいちばん集まる芝の良馬場が、そのまま安定した得意条件になっています。どちらの期間でも同人気帯の複勝率の平均を上回りました。

ダートの道悪も両期間で人気以上の成績ですが、出走数が少ないので参考程度です。

クラスでみる成績

クラス(芝ダ別)|前半(2016〜2020年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬10422.1%55.8%78.6%+7.4%
芝 未勝利18719.8%39.6%79.9%+1.1%
芝 1勝クラス22218.0%42.3%77.4%+5.3%
芝 2勝クラス14312.6%30.8%45.1%−8.3%
芝 3勝クラス4316.3%34.9%51.6%−4.9%
芝 オープン特別・
リステッド
2010.0%45.0%16.5%+4.3%
芝 重賞9410.6%34.0%53.7%−1.3%
ダート 新馬2218.2%40.9%50.5%+2.3%
ダート 未勝利11316.8%40.7%127.3%+3.2%
ダート 1勝クラス9612.5%29.2%48.0%−2.2%
ダート 2勝クラス4318.6%34.9%66.7%−5.3%
ダート 3勝クラス2619.2%61.5%54.6%+14.0%
クラス(芝ダ別)|後半(2021〜2026年)
クラス(芝ダ別)出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
芝 新馬7934.2%65.8%77.2%+7.6%
芝 未勝利12924.8%56.6%69.4%+6.7%
芝 1勝クラス18219.2%49.5%73.4%+7.0%
芝 2勝クラス10019.0%44.0%82.4%−0.1%
芝 3勝クラス10611.3%30.2%138.3%−3.5%
芝 オープン特別・
リステッド
4610.9%30.4%30.0%−1.3%
芝 重賞17015.3%34.7%69.8%−0.4%
ダート 新馬1526.7%53.3%175.3%+14.0%
ダート 未勝利7917.7%38.0%87.3%−3.2%
ダート 1勝クラス7216.7%25.0%69.3%−12.0%
ダート 2勝クラス3910.3%20.5%26.7%−14.3%
ダート 3勝クラス156.7%26.7%10.0%−14.3%
ダート オープン特別・
リステッド
1513.3%26.7%38.7%+2.5%

強みがはっきり出るのは芝の新馬から1勝クラスまでです。新馬・未勝利・1勝クラスはいずれも両期間で同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

一方、2勝クラス以上になると、同人気帯の複勝率の平均を下回る区分が多くなっています。

人気帯でみる成績

人気|前半(2016〜2020年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気29139.5%69.4%87.9%+5.1%
2番人気17217.4%55.8%71.6%+4.5%
3番人気14011.4%44.3%63.6%+2.6%
4〜5番人気1828.2%26.4%74.3%−3.7%
6〜9番人気2283.9%12.7%65.6%−3.4%
10番人気以下1130.9%3.5%34.1%−1.7%
人気|後半(2021〜2026年)
人気出走勝率複勝率単勝
回収率
人気以上に
走らせているか
1番人気32736.7%67.6%74.0%+2.5%
2番人気19720.8%53.8%75.9%+1.6%
3番人気10013.0%34.0%69.1%−7.6%
4〜5番人気1439.1%30.8%88.6%+0.2%
6〜9番人気2013.0%14.4%45.4%−1.5%
10番人気以下873.4%6.9%163.3%+1.6%

人気帯では、1番人気・2番人気の上位人気で、同人気帯の複勝率の平均を上回っています。その下の人気帯は傾向がそろわず、人気を背負った馬で比較的好走しています。

単勝回収率が100%を超えた条件を確かめる

全期間で単勝回収率が100%を超えたのは7条件です。片方の期間だけで超えた条件は追わず、この7条件について、期間を分けても残るか、高配当を除いても残るかの2点を確かめます。

条件出走単勝回収率2016〜2020年2021〜2026年最高配当
1件を除外
高配当上位
5件を除外
ぶれ幅(95%)
競馬場 函館52161.7%217.6%
(38出走)
10.0%
(14出走)
111.6%23.0%36.2〜325.0%
クラス 芝 3勝クラス149113.3%51.6%
(43出走)
138.3%
(106出走)
71.6%28.6%30.0〜232.5%
競馬場 新潟246112.4%101.2%
(141出走)
127.4%
(105出走)
87.2%66.5%65.7〜177.9%
クラス ダート 重賞11111.8%0.0%
(3出走)
153.8%
(8出走)
77.0%0.0%0.0〜229.1%
クラス ダート 未勝利192110.9%127.3%
(113出走)
87.3%
(79出走)
91.3%58.4%61.8〜172.7%
レース間隔 休み明け(半年以上)110103.9%132.3%
(43出走)
85.7%
(67出走)
76.9%44.3%49.1〜179.1%
クラス ダート 新馬37101.1%50.5%
(22出走)
175.3%
(15出走)
70.8%19.4%30.5〜193.8%

「ぶれ幅(95%)」は、同じ条件の出走をくじ引きのように引き直す作業を2万回くり返し、出てきた回収率の真ん中95%が収まった範囲です。下限が100%を下回る場合は、同じデータから引き直しても100%未満になるケースが含まれるため、安定した100%超とは扱いません。

全期間で単勝回収率100%を超えた7条件のなかで、いちばん安定していたのは新潟です。前半101.2%・後半127.4%と、期間を分けてもどちらも100%を超えましたが、最高配当1件を除外すると87.2%まで下がりました。

回収率の数字がいちばん高い函館は、前半217.6%だった一方、後半は10.0%です。全体の高さは前半の高配当の影響が大きく出ています。

まとめ

  • デビュー戦がいちばん大きな強みです。 初出走では同人気帯の複勝率の平均を大きく上回っています。
  • 休み明け初戦と次走に大きな差はありません。 休み明けを理由に大きく評価を下げる数字ではありません。
  • 芝の新馬から1勝クラスまでが強みです。 特に新馬で人気以上の成績が目立ちます。
  • 新潟は期間を分けても人気以上の成績です。
  • 芝の良馬場は出走がいちばん多い得意条件です。
  • 1〜2番人気の上位人気で、同人気帯の複勝率の平均を上回っています。

本記事の数字はJRA10場・平地(芝・ダート)の実測値です(2016年〜2026年8月9日、木村哲也厩舎の延べ2,181走)。AI予想とは独立した過去傾向の分析で、的中を保証するものではありません。